「ネットワークエンジニアは未経験でもなれるの?」
「ネットワークエンジニアを未経験で始めるために必要なことってなに?」
「ネットワークエンジニアを未経験で目指す上での注意点は?」
この記事を訪れたあなたはそのような疑問を持っているのではないでしょうか?
未経験からでもネットワークエンジニアとしてやっていけるのかどうか気になりますよね。
ネットワークエンジニアは人材不足のため、経験がなくても知識やスキルを持っていれば未経験でもネットワークエンジニアになれますよ。
しかし、ネットワークエンジニアになるにもメリット・デメリットは当然あるのでしっかりと理解をした上で目指す方がいいでしょう。
そこで今回は、未経験からネットワークエンジニアになる4STEPを紹介!未経験からネットワークエンジニアを目指すメリット・デメリットから知っておくべき能力まで解説します。
この記事を読めば、ネットワークエンジニアの仕事を未経験から始める上で必要なことがわかりやすく解説されていますので、最後までご覧くださいね。
それでは参ります。
ネットワークエンジニアとは
ネットワークエンジニアとはコンピュータ部品を1つずつ組み合わせてネットワークに繋げる仕事です。
ネットワークに繋がるのも、インターネットに接続できるのもすべてネットワークエンジニアが事前にプログラムを構成しているんですよ。
ネットワークエンジニアの仕事は大きく以下の4つに分かれています。
- 設計
- 構築
- 保守
- 運用
ネットワークを起動させるには上記4つの仕事は欠かせず、どれも専門的な知識が必要になるんですよ。
そのほかにも、クライアントの要望通りに仕事を進めなければならなかったり、トラブルや障害が起きると対処しなければならないんですね。
仕事はたくさんあり大変な部分もありますが、やりがいや魅力もある仕事なんですよ。
ネットワークエンジニアの仕事については以下の記事でも詳しく解説していますので参考にしてみてください。
→ ネットワークエンジニアとはどんな仕事?年収や資格、将来性も簡単に紹介
未経験からネットワークエンジニアを目指す3つのメリット
「未経験から始めるメリットって何があるの?」と思っている方のため、ネットワークエンジニアを目指すメリットについて紹介していきます。
未経験からネットワークエンジニアを目指すメリットは以下の3つです。
- 手順通りにすればできる
- 高収入が手に入る可能性
- スキルアップが目指せる
ネットワークエンジニアを目指すメリットについて具体的にわかりやすく紹介していきますね。
手順通りにすればできる
構築を担当する人は設計書や作業工程、作業方法まで手順書があります。
そのため、構築を担当する際は手順書・設計書を見ながらその通りに作業すれば仕事ができるため未経験でも取り組みやすい仕事なんですよ。
複雑な仕事でも、手順書や設計書通りに同じ仕事を繰り返し行えばミス無く仕事ができます。
仕事覚えが悪いような人でも手順書通りに行うことで覚えやすく、仕事ができるのはメリットの一つとして挙げられるでしょう。
高収入が手に入る可能性
ネットワークエンジニアは年功序列ではなく、実力やスキルが高い方を重視しているため高収入が得やすい職業です。
ネットワークは常に新しいものへと進化しており、年齢が若い方が記憶力もいいのですぐにスキルが身につき即戦力になります。
また大企業で働けるなら、その分もらえる収入も高くなるでしょう。
ネットワークエンジニアは常に人材不足のため知識があれば未経験でも働けますよ。
スキルアップが目指せる
ネットワークエンジニアの仕事を始めた当初は、あまり仕事を任せてもらう機会も少ないため時間を確保しやすくなります。
そのため、確保した時間で勉強したり資格を取得することができるのでスキルアップしやすいんですよね。
また、勉強や資格取得の他に自宅にネットワーク機器を揃えて自分で構築作業を行うこともできるでしょう。
実践形式で構築作業ができれば、知識やスキルもより磨くことができ周りの同僚と差を開くこともできますよね。
上記のように時間を確保して、スキルアップのために有効活用できるのは、未経験者にとっては大きなメリットといえるでしょう。
未経験からネットワークエンジニアを目指す3つのデメリット
未経験からネットワークエンジニアを始めるメリットについて見てきました。
「未経験からでもメリットはあるんだ!」と思っている人も多いのではないでしょうか?
ここからは未経験からネットワークエンジニアを目指すデメリットについて紹介します。未経験となると、経験がまったくない状態から始めなければいけませんよね。
そのため経験を積んでいる人たちからすると苦労の方が多いんですよ。ここでデメリットをしっかりと押さえてネットワークエンジニアになるために備えておきましょう。
ネットワークエンジニアのデメリットは以下の3つです。
- 経験できる仕事の幅が広がらない
- 派遣は同じ場所で3年までしか働けない
- 年下の上司の元で働かなければならない場合がある
ネットワークエンジニアのデメリットについて具体的にわかりやすく説明していきますね。
経験できる仕事の幅が広がらない
ネットワークエンジニアは未経験から仕事ができますが、未経験では経験が乏しいため任される仕事も少ないんですね。
未経験でネットワークエンジニアの仕事をするには、職場にいる人たちから指示されるまま仕事をこなします。
言われるがまま作業していると、自分から新しい仕事を覚えようとはしませんよね。そうするといつまで経っても前に進めず仕事の幅も広がらなくなってしまいます。
新しい仕事に挑戦しなければ、知識やスキルが一向に身につかず経験できる仕事の幅も広がらなくなってしまうんですね。
派遣は同じ場所で3年までしか働けない
派遣は同じ職場で3年までという期限が法律で定められています。
派遣法改正法というもので、どれだけ同じ職場にいたいと思っても3年経つと異動しなければならないんです。
ですので同じ職場で成果を出そうと3年経つと職場を追い出されてしまいます。
その場合、正社員になるか新しい職場に異動するか、どちらかを選ばなければならないんですよ。
正社員でないなら3年経つごとに異動しなければいけないためデメリットになってしまうんですね。
年下の上司の元で働かなければならない場合がある
ネットワークエンジニアを未経験から始める場合、上司が年下の場合があるんです。
上司が年下であれば、教えてもらうのも気を使ってしまい、仕事の質問もしづらいですよね。
ネットワークエンジニアとして入社したのは先であっても、年齢は自分より年下であることもあります。
IT業界では若い世代が活躍しているため、自分の上司が年下だったということもあり得ますので理解しおきましょう。
未経験からネットワークエンジニアになるために知っておくべき能力
「ネットワークエンジニアになるために身につけておいた方がいい能力って何があるんだろう?」と思っている人もいるかもしれません。
ここからは、身に着けておくべき能力について紹介していきますね。
ネットワークエンジニアになるために身に着けておくべき能力は以下の3つです。
- ネットワークの知識
- コミュニケーション能力
- その他ITの知識
それぞれの能力について以下でわかりやすく説明していきますね。
ネットワークの知識
インターネットに繋ぐにはどの回線が必要かなどネットワークの知識は多岐にわたります。
事前に知識を知っておかないと、仕事に就いた時にどのような仕組みで成り立っているのかわかりませんよね。
未経験であっても全く知識がなかったら何のためにネットワークエンジニアになるのか疑問に思われるでしょう。
ネットワークエンジニアになるために最新のITの知識を身に着けたり、関連する資格を取得して知識を深めておくのがいいですね。
コミュニケーション能力
ネットワークエンジニアは一人で黙々と作業しているイメージが強いですが、人とのコミュニケーションが重要な仕事なんです。
ネットワークエンジニアはクライアントとコミュニケーションを取り合うことが多い仕事なんです。ミスがあってはいけないため、相手の要望を正確に理解できなければ、大きなトラブルになりかねません。
そのため、円滑に業務を進めるためにもコミュニケーションは必要です。人とコミュニケーションを取るのが苦手な人は、まずは職場の同僚や上司と会話をするところから始めてみましょう。
その他ITの知識
ネットワーク以外の知識も必要になってくるんですね。なぜなら、ネットワークエンジニアは他のエンジニアの人と仕事をする機会が多々あるからです。
他のエンジニアが取り組んでいる仕事の知識についても知っておかなければ仕事がスムーズに進みませんよね。
他のエンジニアの知識と同じく、ネットワークは日々新しいものへと進化しているんです。そのため新しいOSや最新機器について基礎知識をつけておくと仕事に有利ですよ。
ネットワークエンジニアのスキルについては、以下の記事でも詳しく解説していますので参考にしてみてください。
→ 身につけないとやばい!ネットワークエンジニアに求められる必須スキル
未経験からネットワークエンジニアになる4ステップ
未経験からネットワークエンジニアになろうと思っても「どうすればなれるの?」と不安に思いますよね。
ここからは未経験からネットワークエンジニアになる方法をステップ形式で紹介します。
- STEP1:プログラミングを学ぶ
- STEP2:サーバーの知識を身に着ける
- STEP3:セキュリティの知識をつける
- STEP4:実務経験を積む
未経験からネットワークエンジニアになる4ステップについて具体的にわかりやすく説明していきますね。
STEP1:プログラミングを学ぶ
エンジニアにとってプログラミングはとても重要です。プログラミングができなければ仕事になりませんので、しっかりと学んで習得しましょう。
プログラミングにはたくさん種類がありどの言語から習得すればいいのかわかりませんよね。ネットワークエンジニアに必要なプログラミング言語は以下の通りです。
- python
- JavaScript
- Rudy
- Java
上記の4言語はプログラミング初心者におすすめの言語です。ネットワークエンジニアになるにはまず上記の4言語から学んでいきましょう。
STEP2:サーバーの知識を身に着ける
サーバーの専門的な知識はサーバーエンジニアに任せておけばいいのですが、ネットワークに必要になるためネットワークエンジニアにもサーバーの知識は必要です。
サーバーの知識がないとシステムを構築したくてもできませんよね。そうなると仕事に支障をきたしてしまうことになります。
サーバーの知識を身に着けるには専門書がありますが、専門書だけでは知識やスキルは得られません。
専門書を読んだ後に仮想環境構築ソフトウェアを使って実際に構築すれば知識もスキルも得られますよ。
専門的な知識は必要ないにしても、基礎知識だけでも身に着けておくようにしましょう。
STEP3:セキュリティの知識をつける
ネットワークには不正アクセスやサイバー攻撃など悪質な攻撃に合うことが多々あります。脅威に強いシステムにするためにセキュリティの知識が必要になってくるんですね。
セキュリティの知識がないと、ウィルスに犯されてしまい個人情報が流出してしまう可能性もあるんです。
自分が構築したネットにウィルスが入り込んでしまい、個人情報が漏れて大事になってしまうのは嫌ですよね。
セキュリティの知識を身につけたい方のためにおすすめの書籍が「動かして学ぶセキュリティ入門講座」です。
あらゆるセキュリティに対応した1冊になり、実際にツールを使ってセキュリティの勉強もできるため、知識とスキルの両方を学べますよ。
セキュリティの知識をつけて外部からのサイバー攻撃に勝てるように強化していきましょう。
STEP4:実務経験を積む
ネットワークエンジニアに必要な基本的知識が身に着いたところで、次に行うことは実務経験を積むことです。
なぜなら、実務経験を積んでいなければ、仕事を任せてもらえないからです。ネットワークエンジニアに限らずエンジニアはスキルや経験を持っている人に仕事を与えます。
そのため、求められる実績や経験を磨いていきましょう。実務経験を積むには自宅に機器を集めて実際に設計してみる方法がいいですよ。
自分で設計することでネットワークの仕組みをより理解できますからね。
ネットワークエンジニアを未経験で始める上での3つの注意点
「ネットワークエンジニアを未経験で始める上での注意点ってなんだろう?」と思っている方もいるでしょう。
あなたが学んできたものが台無しにならないように、注意点もしっかり理解しておくことが重要です。
ネットワークエンジニアを未経験で始める上での注意点は以下の3つです。
- 様々なエンジニアがあるため間違えないようにする
- 基礎知識をある程度持っておかないと仕事が出来ない
- 他のネットワークエンジニアについていけなくなる可能性がある
未経験で始める上での注意点について具体的にわかりやすく説明していきますね。
様々なエンジニアがあるため間違えないようにする
ネットワークエンジニア以外にもエンジニアはたくさんあり、様々な種類があるんですよ。
そのため違うエンジニアへ行ってしまうと、仕事内容が全く異なってしまい、今まで学んできたネットワークエンジニアの勉強がすべて水の泡になってしまいます。
自分の目指していたものと違う場所で嫌々働き辛い思いをしないためにも、目指すべき進路を間違えないようにしましょう。
未経験であればどのエンジニアに行こうか目移りしてしまいそうですが、ネットワークエンジニアで働くとはっきり決まっているのであれば、一筋に絞ってその道を極めましょう。
基礎知識をある程度持っておかないと仕事が出来ない
未経験でもネットワークの基礎知識を持っておいた方がいいですね。なぜならネットワークエンジニアの仕事は専門性が高い仕事だからです。
基礎知識がないと、仕事をしていても今どんな仕事をしているのかわかりませんよね。勉強しないまま技術だけつけても意味がありません。
形だけ覚えて何の知識もない人は、「なぜネットワークエンジニアになろうと思ったのか?」と思われてしまいますよ。
未経験であるならネットワークエンジニアを1から勉強するところから始めましょう。
他のネットワークエンジニアについていけなくなる可能性がある
未経験のネットワークエンジニアであれば他のエンジニアについていけなくなる可能性があるんです。
未経験者と違い経験者の方は知識やスキル、技術が豊富ですよね。一人で作業する分にはいいのですが、チームを組んで作業する場合、経験者が先々に作業を進めてしまい、未経験者はおいていかれてしまいます。
その結果わけがわからないまま作業が進むため、チームの足を引っ張らないようにしましょう。
未経験のネットワークエンジニアはスキマ時間が多いからこそ、スキマ時間で積極的に勉強し仕事においていかれないようにしましょうね。
ネットワークエンジニアになる前にやっておくべき4つのこと
「ネットワークエンジニアになる前にやっておくことってなんだろう?」
「前準備は何があるのか知りたい!」
このように思っている人もいるのではないでしょうか。
ネットワークエンジニアになる前に以下の4つのことを事前に済ませておきましょう。
- 基礎知識は知っておく
- 仕事ができる環境を作っておく
- スキルアップする時間を作る
- 参考図書を用意しておく
何事にも前準備というものは必要ですよね。準備しておかないといざというときに命取りになってしまうので是非参考にしてくださいね。
1.基礎知識は知っておく
ネットワークはどうやって繋がっているのか、周辺機器についても知っておかないといけません。仕事内容すら知らない状態ではネットワークエンジニアの仕事は厳しいからです。
そのため、未経験からネットワークエンジニアになりたいのであれば、しっかりと基礎知識を持っておいてくださいね。
ネットワークエンジニアは「設計」「構築」「保守」「運用」の4つの工程があります。4つの工程を頭に入れておくだけでも全く知らない人と比べた時に知識があると思われるでしょう。
2.仕事ができる環境を作っておく
仕事ができるスペースを作っておくのは非常に重要です。ネットワークエンジニアはルーターや回線など様々な機器が必要になるからです。
そのため、仕事部屋が綺麗に整っていると仕事に集中できます。
仕事が出来る空間を作っておかないと、作業に集中できなくなってしまいますよね。また余計なことを考えてしまったり、作業から脱線してしまったりする可能性もあります。
いつでも仕事が行えるように仕事が出来る空間を整えておきましょう。
3.スキルアップする時間を作る
スキルアップする時間を確保しておきましょう。ネットワークエンジニアは技術職のため、スキルアップが必要になるんですね。
仕事をしていればその場で身につきますが、未経験からネットワークエンジニアになる場合、スキルを高める時間が必要になってくるんです。
参考図書を読むのも一つの方法ですが、実際にネットワーク機器に触れないと身につかないでしょう。
1から組み立ててようやく理解できるものもあるので、実践してみるのがいいですね。そのため仕事をしていてもスキルアップする時間を確保しておきましょう。
4.参考図書を用意しておく
参考図書は勉強するだけでなく、資料としても使えます。わからないことは本を使って調べられるので便利ですよ。
未経験に限らずネットワークエンジニアの経験者であっても資料として参考図書を現場に持ってきている人もいるんです。
もし参考図書を持っていない場合、わからないままになってしまいますよね。便利な図書がたくさんあるのに一冊も持っていないとなるとスキマ時間に勉強できず、無駄な時間を過ごすことになってしまいます。
ネットワークエンジニアの参考図書については、以下の記事でも詳しく解説していますので参考にしてみてください。
→ ネットワークエンジニアの学習本・参考書おすすめ6選【基礎・実践別】
まとめ
今回は、ネットワークエンジニアは未経験でもなれるのかについて紹介しました。
未経験からネットワークエンジニアになるには、次の4つを知るところから始めましょう。
- STEP1:プログラミングを学ぶ
- STEP2:サーバーの知識を身に着ける
- STEP3:セキュリティの知識をつける
- STEP4:実務経験を積む
未経験からネットワークエンジニアになるために身に着けておいた方がいい知識はたくさんありますが、まずは上記4つの知識を身につけておくと仕事を始める時に役立ちますよ。
ネットワークエンジニアを未経験から始めようと思っている人は、この記事を参考にしてみてくださいね。