「ネットワークエンジニアはやめとけって本当?」
「今の仕事、正直きつい。このまま続けていいのかな」
検索するとネガティブな声が目立つだけに、この道を選んでいいのか、続けていいのか不安になりますよね。
結論からいえば「やめとけ」の理由の大半は職種そのものではなく、担当フェーズと働く環境の問題です。つまり、案件や職場の選び方しだいで変えられます。
そこで本記事では、ネットワークエンジニアがやめとけ・きついと言われる5つの理由と実態を紹介します。あわせて、つらさを回避する働き方や向き不向きも解説するので、ぜひ参考にしてください。
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【結論】「ネットワークエンジニアやめとけ」は全員に当てはまるわけではない

「ネットワークエンジニアはやめとけ」という声は、主に夜勤や障害対応といった運用・監視フェーズのつらさから来ています。つまり、職種全体ではなく、キャリア初期に担当することが多い業務範囲の話です。
実際、同じネットワークエンジニアでも、設計・構築を担う立場になれば日中中心の働き方が基本になり、報酬水準も大きく変わります。
フリーランス市場では、ネットワークの設計・構築案件が月単価60〜90万円で募集されており、専門性が正当に評価される市場は存在します。
やめとけと言われる理由が「自分の許容できないもの」なのか「フェーズを変えれば解消するもの」なのか。本記事で切り分けながら判断していきましょう。
ネットワークエンジニアがやめとけ・きついと言われる5つの理由と実態
ネットワークエンジニアがやめとけ・きついと言われる理由は、次の5つに集約されます。

それぞれ、どこまでが実態なのかとあわせて見ていきましょう。
夜勤・オンコールで生活リズムが崩れやすい
ネットワークは24時間365日止められないため、運用・監視の現場では交代制の夜勤や、休日の呼び出し対応(オンコール)が発生します。機器の交換やメンテナンスも、利用者の少ない深夜帯に組まれるのが一般的です。
夜勤明けに眠れず、土日の予定も入れづらい。この生活リズムの崩れが「きつい」「つらい」と言われる最大の理由です。
ただし、夜勤が集中するのは運用・監視フェーズです。設計・構築の担当になれば日中の業務が中心になり、切り替え作業などの深夜対応は限定的になります。
夜勤のつらさは、職種を続ける限り一生続くものではありません。
障害対応の責任とプレッシャーが重い
ネットワークの障害は、社内システムやサービス全体を止めてしまいます。復旧を待つ大勢の関係者から原因特定を急かされ、直るまで帰れない状況もあり、精神的なプレッシャーは小さくありません。
自分のミスではない障害でも矢面に立つことになるため「気が休まらない」と感じる人が多いのも事実です。
一方で、障害対応の負荷は体制に大きく左右されます。切り分け手順や連絡体制が整った現場では、ひとりで抱え込む場面は限られます。
また、障害対応で積んだ経験はトラブルシューティング能力として評価され、上位工程へ進む武器になる側面もあります。
運用・監視のルーティンワークでスキルが停滞しやすい
運用・監視の業務は、手順書に沿った定期作業やアラートの監視が中心です。決まった作業の繰り返しが続くため「何年やっても成長している実感がない」という停滞感が、やめとけと言われる理由になっています。
仕事についていけないというより、簡単すぎて先が見えないことに悩む人が多いのがこの職種の特徴です。
ただし、これもフェーズの問題です。設計・構築では案件ごとに要件が異なり、新しい技術の検証も日常的に発生します。
ルーティンワークへの不満は「この職種をやめるべきサイン」ではなく「次のフェーズへ進むべきサイン」と捉えるのが正確です。
運用・保守にとどまると年収が上がりにくい
運用・監視の業務は交代要員を確保しやすく、下請け企業が担当することも多いため、給与水準が低く抑えられがちです。何年続けても昇給の幅が小さく「給料が上がらない」という不満につながっています。
実際の市場でも、フェーズによる差は明確です。フリーランス向けの案件では、ネットワークを含む社内インフラの運用・管理が月単価40万円台です。
一方、設計・構築の案件は月単価60〜90万円で募集されています。年収が上がらない原因は、職種ではなく「単価の低いフェーズにとどまっていること」にあります。
クラウド化で「仕事がなくなる」と言われやすい
「クラウドの普及で物理的なネットワーク機器が減り、ネットワークエンジニアはオワコン」という声も、やめとけと言われる理由のひとつです。
実態は、仕事がなくなるのではなく、仕事の置き場が変わっています。クラウド上にもネットワークの設計は必ず存在し、拠点とクラウドをどうつなぐかという設計需要はむしろ増えています。
通信の仕組みを理解した人材は、クラウド環境でも変わらず必要とされる存在です。
なくなりやすいのは、機器の設定作業だけを担うポジションです。将来性への不安は、クラウドを学ばずに現状へとどまる場合のリスクと言い換えられます。
ネットワークエンジニアに向いていない人・向いている人

やめとけの理由と実態を踏まえると、向き不向きの判断軸が見えてきます。
ポイントは、性格が合うかどうかに加えて「つらさの原因をフェーズ移行で解消していけるか」まで含めて考えることです。ここでは「続けられるかどうか」の視点で、特徴を整理します。
やめておいたほうがいい人の特徴

まず、不規則な勤務をどうしても許容できず、かつ設計・構築へ進む意思もない人には向いていません。運用フェーズの夜勤を避けられないまま、つらさだけが続いてしまうためです。
また、地道な確認作業が苦痛な人も要注意です。
設計・構築に進んでも、設定値の確認やテストといった正確さが求められる作業はなくなりません。チーム間の連絡・調整が極端に苦手な場合も、障害対応の連携で苦労しやすい傾向があります。
技術の学び直しを避けたい人にも、長く続けるのは難しい職種です。クラウド化の流れの中で現状維持を選ぶと、市場価値が下がる一方になってしまいます。
向いている人の特徴

障害の原因を切り分けていく作業を、パズルのように楽しめる人は向いています。通信が復旧した瞬間の達成感を報酬と感じられるなら、プレッシャーは成長の材料になります。
また、手順どおりの正確な作業が苦にならない人、突発的なトラブルでも冷静に手を動かせる人も、この職種で評価されやすいタイプです。文系出身で活躍している人も多く、経歴よりこうした適性が評価されます。
社会の通信を裏側から支えることに誇りを持てるかどうかも、続けられるかの分かれ目になります。仕事の魅力ややりがいの実例は、次の記事で詳しく紹介しています。

「やめとけ」の理由を回避する3つの働き方
5つの理由の大半は、働き方しだいで回避できます。具体的には、次の3つの方向があります。

設計・構築へ進んで夜勤中心のポジションから離れる
夜勤・ルーティン・低年収という3つのつらさは、設計・構築フェーズへ進むことでまとめて解消に向かいます。運用・監視で身につけたネットワークの土地勘は、設計を学ぶうえでそのまま生きる資産です。
進み方の定番は、資格で体系的な知識を固めつつ、現場で構築案件への参画を希望し続けることです。希望を出しても運用から動けない職場なら、構築現場へ移れる企業への転職も選択肢になります。
とくにネットワーク系の資格は評価の物差しとして浸透しており、運用から構築へ移る際の説得材料になります。実務経験別のおすすめ資格は、次の記事で解説しています。

クラウド・セキュリティのスキルを掛け合わせて市場価値を上げる
ネットワークの知識単体ではなく、クラウドやセキュリティと掛け合わせることで、市場価値は一段上がります。
クラウド上のネットワーク設計や、通信を守るセキュリティ設計は、どちらもネットワークの基礎があってこそ担える領域です。
実際にフリーランス市場では、パブリッククラウドでのネットワーク設計・構築案件が月単価60〜90万円で募集されています。「仕事がなくなる」という不安を「クラウド時代に需要が集まる側へ回る」という戦略に変えられます。
現職で触れる機会がなければ、クラウドの認定資格から始めるのが現実的な一歩です。
フリーランスとして案件を選ぶ側に回る
働く環境そのものを変えたいなら、フリーランスとして案件を選ぶ側に回る方法があります。会社員は配属先を選べませんが、フリーランスは夜勤の有無・リモート可否・担当フェーズを条件にして案件を選べます。
設計・構築の経験があれば、月単価60万円以上の案件が視野に入り、年収換算で会社員時代を上回るケースも少なくありません。稼働日数を調整できる点も、会社員にはない利点です。
収入が案件の継続に左右されるリスクはあるものの、エージェントを活用すれば案件の切れ目は作りにくくなります。
独立までの手順や必要な準備は、次の記事で詳しく解説しています。

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| 案件内容(掲載例) | 月単価 | 働き方 |
|---|---|---|
| 社内ネットワークの企画提案〜設計・構築 | 70〜85万円 | リモート中心(週1出社) |
| パブリッククラウドでのネットワーク設計・構築 | 60〜90万円 | 一部リモート |
| WAN高速化装置移転プロジェクトのPM | 70〜85万円 | リモート中心(週2出社) |
| ゲーム開発におけるネットワーク通信システムの設計・開発 | 70〜80万円 | リモート中心(週3出社) |
公開案件だけでなく非公開案件も紹介しているため、スキルや希望条件に合う案件を獲得しやすいのが特徴です。また、単価交渉の代行にも対応しており、希望単価に達しない案件は取引先と交渉します。
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ネットワークエンジニアのやめとけでよくある質問

最後に、ネットワークエンジニアのやめとけでよくある質問にまとめて回答します。
ネットワークエンジニアは底辺・オワコンって本当?
本当ではありません。「底辺」という呼ばれ方は、参入しやすい監視・オペレーター業務の待遇だけを切り取ったものです。
設計・構築やクラウド領域では月単価60〜90万円の案件が募集されており、職種全体の実態とはかけ離れています。
「オワコン」も同様に、機器の設定作業だけを見た評価です。通信の仕組みを理解した人材への需要はクラウド時代も続いており、むしろ設計できる人材は不足しています。
ネガティブな呼び名は、キャリアの入り口だけを見た印象論と考えてよいでしょう。知恵袋などで見かける体験談も、多くは運用フェーズ時代の感想です。
きつさは何年目まで続く?
個人差はあるものの、夜勤やルーティン中心のきつさは、設計・構築へ移るまでの期間と考えるのが実態に近いです。
目安として、監視・運用で2〜3年経験を積み、資格取得とあわせて構築案件へ移っていく人が多い傾向にあります。
逆にいえば、フェーズを変える行動を起こさない限り、きつさは何年目でも続きます。年次ではなく「次のフェーズへ進む準備が整ったかどうか」で区切りを考えてください。
資格学習や構築補助を並行すれば、この2〜3年は我慢の期間ではなく準備期間に変わります。構築へ移った人からは、きつさの質が体力的なものから頭を使う面白さに変わったという声も聞かれます。
仕事についていけないと感じたらどうすべき?
まず、「ついていけない」の中身を切り分けてください。知識不足で作業が理解できないのか、障害対応のプレッシャーがつらいのか、原因によって打ち手が変わります。
知識不足なら、担当業務に直結する資格の学習で基礎から埋めるのが近道です。プレッシャーが原因なら、体制の整った現場への異動や転職で解消できる可能性があります。
なお、配属直後に感じる難しさは、専門用語に慣れていないだけの場合も多いものです。基礎学習と並行しながら数ヶ月は様子を見たうえで、職種を諦める前に環境を変える選択肢から検討してください。
エージェントに相談して、客観的な市場評価を聞いてみるのも有効です。
未経験から目指すのはやめておくべき?
やめておく必要はありません。ネットワークエンジニアは未経験からIT業界に入る入り口として確立しており、監視・運用からスタートして経験を積む道筋も明確です。
入り方の定番は、ネットワーク系の資格を先に取得してから応募する方法と、研修制度のある企業へ入る方法の2つです。未経験者向けの求人も多く、IT職種の中では挑戦しやすい部類に入ります。
ただし、本記事で紹介したとおり、運用フェーズにとどまり続けると、きつさと低年収が続いてしまいます。入り口として選ぶなら「2〜3年で設計・構築へ進む」という出口までセットで計画しておくことが重要です。
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まとめ
ネットワークエンジニアがやめとけ・きついと言われる理由は5つあります。夜勤・障害対応・ルーティンワーク・年収停滞・クラウド化への不安です。
ただし、その大半は職種そのものではなく、運用・監視フェーズと環境の問題です。設計・構築へ進み、クラウドのスキルを掛け合わせれば、日中中心の働き方と月単価60万円以上の市場が見えてきます。
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