データベースエンジニアの面白さとは?やりがいや魅力も紹介

IT系の職種の中でも、データベースエンジニアをはじめとするインフラ系の職種は縁の下の力持ちポジションで地味な印象を持たれがちです。

そのため、データベースエンジニアに興味を持っていても、

「地味だから長続きするか心配…」
「データベースの操作が得意・好きだけど仕事にしたいかと言われると微妙…」

など考えている方もいるのではないでしょうか。

確かにデータベースエンジニアは縁の下の力持ちポジションで、開発のように仕事のゴール地点がわかりにくく、やりがいを見つけにくい仕事ではあります。

しかし、高年収が期待できる、最新技術に触れられるなど、他の職種ではあまり経験できないような経験を積める環境の職種であるのも事実。しっかりやりがいや魅力を見つけてデータベースエンジニアとして活躍できれば、同世代のエンジニアよりも高待遇で働けるでしょう。

そこで今回は、データベースエンジニアの仕事の面白さや魅力、やりがいについて解説します。

データベースエンジニアについて網羅的に理解したい方は、以下の記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。

今更聞けない!データベースエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性、資格も紹介

目次

データベースエンジニアの仕事の面白さ

データベースエンジニアの仕事自体、地味と言われがちですが、どんな面白さのある仕事なのでしょうか。まずはデータベースエンジニアの仕事の面白さを以下2つ紹介します。

それぞれの面白さについて以下で見ていきましょう。

課題が解決できたときのスッキリ感が気持ち良い

データベースエンジニアは地道な作業を繰り返すので、その分できたときの達成感・スッキリ感が大きいです。

データベースエンジニアの仕事は微調整の繰り返し。地道な作業を繰り返す分、ストレスが溜まりやすいでしょう。

しかし、時間をかけて少しずつ微調整を繰り返してベストパフォーマンスに持ち込めたときの達成感も人一倍と言えます。

このようにデータベースエンジニアは、自分がイメージしていた通りのものができあがったときのスッキリ感・達成感が大きい仕事です。

地道にデータベースの質を上げていく作業が楽しい

先ほども解説した通り、データベースエンジニアの仕事は地道な作業の積み重ねです。地道な作業ですが、人によってはその工程すらも楽しく感じるでしょう。

この点に関しては、データベースエンジニアになってから面白さを理解できるというよりも、生まれ持った気質の部分が大きいです。

小さい頃から地道にコツコツ取り組む作業が好きな人や、大役を任されるよりも裏方作業が好きな人だとデータベースエンジニアの仕事も楽しめるでしょう。

データベースエンジニアの仕事のやりがい

データベースエンジニアの仕事は大変な分やりがいも大きい仕事です。具体的にはどんなやりがいがあるのでしょうか。

次は、データベースエンジニアの仕事のやりがいを以下3つ紹介します。

それぞれのやりがいについて、以下で詳しく解説していきますね。

開発チームの主要メンバーになれる

データベースエンジニアは基本的に1チームに1人です。そのため、開発の現場ではデータベースの専門家としてチームを引っ張る立ち場を任されます。

責任が大きくプレッシャーもあるでしょうが、主要メンバーとしてプロジェクトに携われば達成感も大きいでしょう。

また、主要メンバーとしてプロジェクトに関わった経験があれば、後々の仕事の獲得のしやすさにもプラスの影響があります。

データベースエンジニアならプロジェクトの主要メンバーになりやすく、経験を積めば積むほどやりがいのある仕事に挑戦できるでしょう。

人から頼られることで充実感が得られる

データベースエンジニアはいわばプロジェクトにおけるデータベースの責任者です。

チーム内のデータベースの専門家は自分ひとりだけなので、チームの人からデータベースに関する質問を受け付ける立場となります。

人から頼られて嫌な気分になる人はなかなかいないでしょう。

データベースエンジニアなら、チームの人をはじめ、周りの人から頼られる経験をたくさん積むことができるポジションです。

人から頼られる、自分がリーダーシップを取っているという立場になることで仕事に充実感を得られるでしょう。

最新の技術に触れられる

データベースは古くから使われているシステムから、最新のシステムまでどんなシステムにも欠かせないものです。

最新のものだとクラウド化が進んでいるのでクラウドの知識は求められますが、それでもデータベースエンジニアとしての経験をフルに生かして活躍できます。

開発系の職種だと、トレンド技術に携われるかどうかは会社の方針や、本人のスキルによる部分が大きいです。

人によってはいつまでも古い技術を使った開発しかできないこともあります。

それに対してデータベースエンジニアはどんな分野でも需要があるので、トレンド技術にも携わりやすく、頑張り次第でトレンド分野の案件にもたくさん参画できます。

データベースエンジニアの仕事の魅力

データベースエンジニアの仕事は仕事そのものだけでなく待遇面でも魅力的です。それでは、データベースエンジニアの仕事の魅力を3つ紹介します。

それぞれの魅力について以下で見ていきましょう。

同世代よりも高年収が期待できる

データベースエンジニアは同世代のエンジニアよりも稼げる可能性が高いです。ITエンジニア全体の平均年収はDODAの調査によると452万円。

それに対してデータベースエンジニアの平均年収は505.7万円です。全体よりも50万円以上平均年収が高く、IT業界でも年収の高い仕事とわかります。

加えて、データベースに加えてトレンドのAIやクラウドの知識を身に着ければ800万円以上、頑張り次第では1,000万円以上も夢ではありません。

データベースエンジニアはIT業界でも特に稼げる仕事と言え、これだけでも目指す価値は大きいでしょう。

データベースエンジニアの平均年収を独自調査し、解説しています。気になる人は、以下の記事をチェックしてみてください。

最高900万!?データベースエンジニアの平均年収を公開!年齢別やキャリアパスも紹介

キャリアの選択肢が様々

ITエンジニアはある程度経験を積むと、プエオジェクトマネージャーなど管理職に進むのが一般的です。

もちろんデータベースエンジニアも管理職に進む人が多いですが、それ以外の選択肢も選ぶことができます。

例えば、インフラ、クラウドを強化してインフラ全般を担当できるインフラエンジニア、クラウドエンジニアを目指したり、開発の経験を積んでシステムエンジニアになったりとキャリアの選択肢は様々です。

しかもデータベースの知識はどんな技術にも欠かせません。そこでデータベースに関する深い知識を持ってキャリアチェンジすれば、どんな場所でも活躍できるでしょう。

今後のキャリアの選択肢も踏まえ、データベースエンジニアに将来性があるのか?について解説していますので、より詳しく知りたい人は以下の記事をどうぞ。

需要ない?データベースエンジニアの将来性と必須スキル、キャリアパス、平均年収なども紹介

勤務地が大都市圏になりやすい

データベースエンジニアは大規模なデータセンターが主な勤務先となります。そのため、勤務地が東京や大阪、愛知など大都市圏になりやすいです。

データベースエンジニアを雇うような大規模なサービスを運営する企業だと、地方に支社を持っていて、キャリアアップのことを考えると転勤を断れないケースも多いです。

しかし、データベースエンジニアが働くデータセンターがあるのは主に大都市圏なので、万が一転勤になったとしても田舎に行くケースは少ないでしょう。

したがって、データベースエンジニアはできるだけ都会で生活したい人にとっても嬉しい待遇が整っていると言えます。

ただデータベースエンジニアは面白いだけの仕事ではない

データベースエンジニアの仕事の面白さを紹介しましたが、当然面白いだけではありません。

むしろ「きつい、辛い」という声が多い仕事であり、目指すならきつさも理解しておくべきです。

データベースエンジニアがきついと言われる理由は、チームで一人なので孤独、失敗が許されず責任の重い仕事であるなどが挙げられます。

それにクラウドの普及により、これまでのデータベースだけのスキルだけでは通用しなくなってきているのも事実です。

そのため、データベースエンジニアとして働くにはこれらの辛さを把握し、本当に自分に適性があるかをよく考えたうえで目指す必要があるでしょう。

本当にデータベースエンジニアはきついの?と疑問に思っている人は、以下の記事で仕事内容などからきつい理由などを解説していますので、詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。

孤独で責任重大?データベースエンジニアがきつい3つの理由と将来性について解説

データベースエンジニアの適性がある人は?

データベースエンジニアに大切なのが、地道な作業に耐えられる、できれば地道な作業が好きな性格であることです。

データベース運用におけるログ監視などは地味な作業を毎日繰り返す必要があります。そこで飽きて作業が雑になると、大きなミスに繋がるでしょう。

したがって、地道にコツコツ物事に取り組む姿勢はデータベースエンジニアに欠かせません。

逆にデータベースエンジニアが向かない人は、考えるよりも行動派の人です。

データベースをはじめとするインフラ系の作業は、ちょっとしたミスがシステム全体が停止するなどの大きなトラブルに繋がります。そのため、慎重すぎるくらいの性格の人の方が向いています。

このタイプはどちらかと言うと奇抜な発想が求められる開発職の方が向いている可能性が高いので検討してみてください。

まとめ

データベースエンジニアの仕事のやりがいは、地道にコツコツ積み重ねる作業が大きい分、目標を達成したときのスッキリ感が大きいです。それに、年収や待遇の面でも良い環境で働けることが多いのも魅力的でしょう。

ただ、データベースエンジニアは向き不向きがあり、飽きっぽい人や地道な作業が苦手な人だとなかなかデータベースエンジニアの面白さを理解できないかもしれません。

開発職やデータサイエンティストなど、データベースの知識を活かせる仕事はデータベースエンジニア以外にもたくさんあります。色々な仕事の中から、最も自分に合っている仕事を見つけてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

クラウドエンジニア歴4年。
AWS・Azure・GCPなど主要クラウドは一通り触っているが一番得意なのはAWS。
最近ではTerraformでIaCもやっていて、某AWS書籍で執筆の経験も。三度の飯よりクラウドが好き。

目次