「インフラエンジニアにやりがいってあるの?」
「インフラエンジニアのやりがいについて知りたい!」
「インフラエンジニアにやりがいを感じなければどうすればいいの…?」
インフラエンジニアを未経験から始めた方は特に、「やりがいってあるのかな…」と日々業務をこなしながら感じているのではないでしょうか?
未経験からこの世界に飛び込んだ先は、保守・監視業務で経験を積むことが多く、思い描いていたエンジニアの仕事とは違い愕然してしまう方もいるはず。
しかし、インフラエンジニアの仕事はそれだけではありません。
大手企業のネットワーク全体を設計し管理・運用していく、基盤となる重要な部分に携われるやりがいもインフラエンジニアの仕事にはあります。
そこで今回は、インフラエンジニアのやりがい8選を紹介!「やりがい」を見失っているあなたに、インフラエンジニアの仕事のやりがいと現役エンジニアの口コミも合わせて解説します。
この記事を読めば、未経験から始めて保守・監視業務に従事しているあなたに、インフラエンジニアのやりがいを理解し「頑張ってみよう」と思えるようになりますよ!
それでは参ります。
インフラエンジニアのやりがい8選
インフラエンジニアって「きつい!」とか「つまらない…」なんていう噂をちらほら聞きませんか?
そんな噂を耳にすると、ちょっと不安になってしまうかもしれませんが、やりがいもたくさんありますよ。
ここではインフラエンジニアのやりがいを8つ紹介していきます。

以上8つ、インフラエンジニアのやりがいについてくわしく解説していきますね。
多くの知識・スキルを習得できる
インフラエンジニアをやっていると多くの知識が身に付きます。それは、ネットワークやサーバー、セキュリティなど、複数の分野の専門知識です。
なぜなら、インフラという地盤、土台の部分を一から作っていくエンジニアにとって必要な知識だからです。
個別に学んでいくとなると、かなりの労力が必要ですよね。ですがインフラエンジニアになれば、業務を通して短期間でこれらの知識・スキルを身に付けられるメリットがあります。
あなたの知識欲を満たすうえでも、日々の業務の中でわからなかったことを理解していくというあなたのスキルアップを実感できることで、「やりがい」を感じる人は多いですよ。
責任感や達成感を得ることができる
大企業の大きなネットワークに携わっていることや、インターネット上でたくさんの人が利用するサービスの運用など、スケールの大きいシステムを支えていることでその責任感や達成感を感じる人は多くいます。
なぜなら、もし何らかのトラブルが発生した場合、最悪正常に機能しなくなるケースだってあるからなんです。
そんな時、問題を早急に解決したり、小さな問題のうちに気付きこれに対処できたら、そこには「多くの人が利用しているサービスを守った」という達成感になりますよね。
インフラエンジニアは言わば「縁の下の力持ち」という部分が大きいでしょう。
社会貢献度の高い仕事をしているんだという実感は、「やりがい」となってエンジニアの心の支えになっていると言えますね。
長期的に安定したキャリアプランができる
インフラエンジニアの仕事はなくならない。そう言い切っても良いくらいな時代になっています。
なぜならIT企業の全般が既に社会のインフラとなっているのが今の世の中なのだと言っても過言ではないからです。
また、様々な知識・スキルを持っているインフラエンジニアにとって、そのスキルを活かして他のエンジニアやプログラマーへの転職を考えたとしても、重宝されるでしょう。
長期的に将来を考えたとしても、仕事がなく困るということがない安定した職業に従事できていることも「やりがい」となっていますね。
クライアントとの信頼関係を構築できる
インフラエンジニアはクライアントと直接的なやり取りをするケースが多く、何らかのトラブル発生時の対応によって人から感謝される機会が多いです。
人から感謝されたり、頼られることでやりがいを感じる人も多いでしょう。
なぜならインフラエンジニアは設計段階からクライアントとやり取りをし、運用・保守までを携わることになるので、長期的なお付き合いをすることになるからです。
そうなれば、クライアントとの信頼関係を築くことができますよね。
顧客の声を直接聞くことができるというのは、インフラエンジニアにとって「自分は貢献できている」という実感と「やりがい」を味わえる機会になります。
スケールの大きい仕事ができる
スケールの大きい仕事に携わっているということに「やりがい」を感じる人も多くいますね。
大手企業のネットワークの設計や運用、保守・監視の業務だと、自分より大きなスーパーコンピューターがズラリと立ち並ぶフロアでの仕事になるからです。
上記のような業務は決して、個人で携われるようなものではありません。大きなプロジェクトに携わることができるというのは、インフラエンジニアでしかできないからです。
そのフロアの中で、多くの人たちが問題なくサービスを利用できる環境を管理・維持しているということが、「やりがい」に繋がっているということですね。
需要が高く常に仕事がある
IT関連での仕事の需要はなくなることはありません。
今やインターネットはどこの企業でも活用されており、そんなITインフラを支えるエンジニアの需要は非常に高く、常に人手不足の状態だからです。
例えば、大手企業ではなく中小企業においてもある程度の社員を抱える企業では、会社にあるパソコンはネットワークで繋がっています。
顧客データを含む会社が運用している情報はサーバーで管理されているんですよ。
そんなサーバーやインターネット上のクラウドにおいて設計や構築、運用の仕事はインフラエンジニアが活躍できる場所です。
これからますますIT化が進む社会が予想される今日では、社会から求められる仕事を行えることが「やりがい」になるでしょう。
IT業界でも比較的収入が高い
インフラエンジニアは他のエンジニアと比べると、比較的収入が高いです。
先述したとおり需要が高いにもかかわらず、インフラエンジニアになろうと考える人が少ないからです。収入の高さに「やりがい」を感じる人もいますね。
なぜなら、
「収入が高い=自分の努力の成果・自分の技術やスキルの高さ」
と考える人もいるからです。収入は、目に見える確実な成果の象徴であったり、自分の技術やスキルの高さを証明するのに明白です。
インフラエンジニアにとっては、ある意味唯一無二の証明できる評価であるのが収入なので、ここに「やりがい」を感じる人も少なくありません。
社会的貢献度が高い
インフラエンジニアは社会的貢献度の高い仕事です。
なぜなら、インターネットやネットワークは一般企業だけでなく、医療機関や航空管制などにも利用されているからです。
我々が病気やケガをした際に、命を救う補助をしてくれる機械に深く関りを持っていることもあって、今やなくてはならない存在ですよね。
したがって、社会的貢献度が高く「やりがい」を強く感じることができるでしょう。
現役インフラエンジニアのやりがいを感じている口コミ評判
「実際にインフラエンジニアとして活躍されている方の声を聞きたい!」と思う方もいるでしょう。ここでは現役インフラエンジニア以下3名が感じる「やりがい」を紹介していきますね。
- スープドック・バイオレンシィさん
- 本間豪紀さん
- かねしろさん
それぞれの口コミを紹介していくので、是非参考にしてください。
スープドック・バイオレンシィさんの口コミ
公共向けシステム開発・維持管理をしています。専門分野はインフラ(ネットワーク/サーバー技術)系ですが、プロジェクト全体のマネージャーを務めることが多いです。
僕はお客さん相手の現場のSEなので、お客さんからの反応がダイレクトに返ってくるのがうれしいです。
引用元: スープドック・バイオレンシィさん(Yahoo知恵袋から)
クライアントと直接関わって、感謝されるっていうのは確かに「やりがい」に結びつくと思います。筆者も経験あるので共感するものがあります。
「頑張ってて良かった」って感じる瞬間ですね。
本間豪紀さんのツイート
恐らくエンジニアとして「世の中のインフラを支えている」というのを実際に実感されているからこそのツイートだと感じました。
大きなプロジェクトに参加していると、システムが動き始めた時には感動がありますし、それを維持していくんだという使命感みたいなものが芽生えたりしますよね。
かねしろさんのツイート
かねしろさんの「やりがい」は、「誰かも気づかないところで社会の基盤を支えてる」
ところというのは、特に設備関連の仕事をされている方もそうかもしれません。
直接的にお客さんに関わってはいないエンジニアの方も多くいる中で、声が届かずとも「世の中のITインフラを支えている」という自覚はメンタル面の支えにもなりますよね。
現役インフラエンジニアのやりがいを感じられていない口コミ評判
インフラエンジニアとして活躍されている方の中でも、「やりがい」を感じられていない人もいます。中には「きつい…」とか「つまらない…」と感じる方もいるようですね。
ここではそんな方の口コミも紹介しておきます。
- 西島一浦さんの口コミ
- みるみるさんの口コミ
- 23歳大卒社会人の口コミ
インフラエンジニアの仕事をしていく上で、上記の口コミも参考にしていきましょう。
西島一浦さんの口コミ
西島さんの口コミを見ると、自分の作ったものが上手く動いてこそ達成感を感じられる。
なかなか上手く稼働してくれないこともやはりあるわけで、苦労する一面もあるということですね。インフラエンジニアとしての「難しさ」を感じるツイートです。
みるみる氏さんの口コミ
保守・運用に配属されると、日々の業務に問題がなければ同じことの繰り返しになってしまいます。「つまらない」と感じるのは確かにそうなのかもしれません。
ただ、その中でやれることを見つけてスキルを磨くことをすれば、少しずつ変われるのではと思います。
「資格の勉強をする」「新しいスキルを身に付ける」などがこれに当たるのではないでしょうか。
23歳大卒の社会人の口コミ
先月からIT企業のインフラのエンジニアとして務めています23歳の大卒の社会人です。
エンジニアでは人と話す機会が少なく、自分がやったことに対してお金でしか返ってこない事に全くやりがいを感じれず、ただただ興味のない同じ作業を淡々としているのを物凄く無駄な時間に感じます。
引用元: 23歳大卒の社会人の意見(Yahoo知恵袋から)
まだインフラエンジニアとして始めた頃は、ひょっとしたら単調な作業ばかりが多いので、こう感じるのは無理もないかもしれません。
未経験から始める場合や、あまり初めから過度な期待をしていると、ギャップを感じるかもしれませんね。
下積み時代はエンジニアにはよくあることだということがわかる口コミです。
インフラエンジニアにやりがいを感じられなければ別の道もあり
ここまで読まれてきた方の中には、「やっぱりインフラエンジニアにやりがいを感じられない…」と思う方もいるでしょう。
そのような方は、インフラエンジニア以外の道を考えてみるといいですよ。せっかくエンジニアとして身に付けたスキルや知識を活かして違うエンジニアに目を向けてみるのも、有りではないでしょうか。
インフラエンジニアとして働いた経歴は、他のエンジニアへの転職時には重宝されることが多いので有利になりますよ。
それでは、インフラエンジニア以外の別の道におすすめのエンジニアを3つ紹介しますね。
- フロントエンジニア
- バックエンドエンジニア
- サーバサイドエンジニア
上記3つのエンジニアについて簡単に解説していきます。
フロントエンドエンジニア
エンジニアとして「お客さんとの距離感を身近に感じたい!」と思うならフロントエンドエンジニアがおすすめです。
なぜなら、フロントエンドエンジニアはブラウザやユーザーインタフェースの設計・構築する中で、ユーザーに最大限配慮することが求められ、ユーザーとの距離感を近くに感じることができるからです。
フロントエンドエンジニアは主に、Webデザイナーから上がってきたデザインを元に、HTML、JavaScript、PHPなどの設計や実装、構築、カスタマイズが主な仕事になりますね。
また、自社サービスのユーザーインタフェース設計や実装に関わるエンジニアもいて、重要なスキルとしてモバイル対応ができるエンジニアが重宝されるでしょう。
インフラエンジニアとして働いていた時に感じられなかった、お客さんとの距離感や、自分の仕事がカタチとして表れやすいという面でおすすめのエンジニアです。
フロントエンジニアについてくわしく知りたい方は、こちらの記事を読んで頂ければ網羅的に解説していますので、読んでみてください。
→フロントエンドエンジニアの仕事内容とは?年収や必要なスキル、将来性も紹介
バックエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアとは対照的ではありますが、バックエンドエンジニアもおすすめのエンジニアの一つです。
「自分の仕事に対しての成果、達成感を感じたい!」という人にはもってこいのエンジニアでしょう。
なぜなら、ユーザーとの関わり合いはありませんが、業務範囲を超えた様々なエンジニアや関係者と共にプロジェクトに取り組んでいく仕事になります。
バックエンドエンジニアは、ユーザーの目に触れることはない部分、システムの根本、土台となる部分を支えるエンジニアです。
プロジェクトの立ち上げからリリース後の運用までと、関わる範囲が広い分やり遂げた際、大きな達成感を感じることができるので、その分「やりがい」を感じられるでしょう。
フロントエンドエンジニアと同じくWeb制作関連のエンジニアですが、インフラエンジニアに似ている点が多く、経験が活かせる職種ですね。
バックエンドエンジニアについて関連する記事をご紹介します。くわしく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。
→バックエンドエンジニアの平均年収は?他のエンジニアとの比較や年収を上げる方法も合わせて紹介
サーバサイドエンジニア
「世の中の役に立っている!」ということをもっと身近に感じたい方はサーバーサイドエンジニアがおすすめです。
なぜなら、サーバーサイドエンジニアの仕事で我々が日常で使っているSNSやECサイト関連だからと言えるでしょう。
サーバーサイドエンジニアはWebサイトやアプリ構築におけるサーバ側の仕事です。
具体的に言えば、Webサイトやアプリを連携させたり、データベースの中の情報の検索や保存、変更などを行う処理をコーディングしていきます。
インフラエンジニアが管理する大きなスーパーコンピューターとは違い、身近な存在であるサイトやアプリに関連する仕事です。
裏方の仕事がメインだったとしても、「世の中の役に立っている」という実感を得られるでしょう。
サーバサイドエンジニアについて詳しく知りたい方に関連記事をご紹介します。興味がある方は読んでください。
→【初心者必見】サーバーサイドエンジニアの仕事内容や年収、将来性、資格やスキルも紹介
まとめ
今回の記事では、インフラエンジニアのやりがい8選から現役エンジニアの口コミまで解説させていただきました。
インフラエンジニアのやりがいは以下の8つです。
- 多くの知識・スキルを習得できる
- 責任感や達成感を得ることができる
- 長期的に安定したキャリアプランができる
- クライアントとの信頼関係を構築できる
- スケールの大きい仕事ができる
- 需要が高く常に仕事がある
- IT業界でも比較的収入が高い
- 社会的貢献度が高い
「こんなにやりがいってあるんだ。」と感じた方もいるもしれません。ひょっとしたら、気付いてなかったということもあるのではないでしょうか。
インフラエンジニアだからこそ感じる「やりがい」もあるということを知って頂ければ幸いです。
また、「やりがい」を感じることができず転職を考える方も少なからずいらっしゃるでしょう。
そんなあなたへおすすめの他業種エンジニアもまとめていますので、参考になれば幸いです。