いま、ITエンジニアは注目が集まってきている職種の1つです。エンジニアという言葉も、これまでより身近に感じられるようになってきましたよね。
IT業界が発達するにつれて、エンジニアが活躍できる市場が広がり需要も高まってきています。調べてみても、エンジニア職種は20種類以上にも分かれているんですね。
中でも、バックエンドエンジニアは需要が高いエンジニア職種の1つです。バックエンドエンジニアは、知識や技術のトレンドが急速に変化するWeb業界で必要とされる職種なんです。
バックエンドエンジニアについて知りたい人の中には、
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「実際、バックエンドエンジニアって稼げる?」
「バックエンドエンジニアの年収は、他のエンジニアと比べて高いの?」
「将来性もある職種なの?」
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など疑問に思ったことはありませんか?
仕事において、年収はもっとも大切な要素でもあります。どんなにやりがいがあったとしても、あなたが望む収入が得られなければ仕事を続けていくのは難しいですよね。
そこで今回は、バックエンドエンジニアの年収について解説していきます。他のエンジニアとの年収の比較や、バックエンドエンジニアとして収入をあげる方法も紹介していきますね。
バックエンドエンジニアの年収について知りたい方は、本記事を参考にしてください。
またバックエンドエンジニアについて、網羅的に理解したい人は以下の記事で詳しく解説していますのでどうぞ。
→【完全保存版】バックエンドエンジニアの仕事とは?年収やスキルも紹介
バックエンドエンジニアの平均年収は約500万円
結論から言うと、バックエンドエンジニアの平均年収は500万円前後(2021年5月時点)です。IT業界のエンジニアの平均年収も約500万円なので、エンジニアの中でも平均に位置しています。
ただ、バックエンドエンジニアの年収は経験が大きく影響するんですね。経験やスキルによって年収が左右されるのは、多くのエンジニア職種でも同様です。
500万円前後というのも、あくまで平均年収です。企業によってはバックエンドエンジニアに800万円以上の年収を提示しているところもあれば、新卒や経験が浅ければ300万円台の場合もあるんですね。
バックエンドエンジニアが活躍するWeb業界・Webコンテンツは、これからも発展傾向にあり需要も高まっていきます。だからこそ、あなたの意欲やスキル次第ではバックエンドエンジニアとして高収入を狙うこともできるんですね。
ただ、知識や技術のトレンドが急速に変化するのがWeb業界の特徴です。バックエンドエンジニアとして収入を上げていくためには、常に新しい言語や情報のキャッチアップをしていく必要があります。
バックエンドエンジニアと他エンジニアでの年収の違い
実際、バックエンドエンジニアの年収が他のエンジニアと比べて高いのか気になりますよね。同じエンジニア職種の中では、より高い収入の職種に就きたいはず。
ここでは、バックエンドエンジニアの平均年収が他のエンジニアと比べて高いのか解説していきます。さっそく、それぞれ紹介していきますね。
職種 | 平均年収 |
バックエンドエンジニア | 500万円前後 |
フロントエンドエンジニア | 550万円前後 |
マークアップエンジニア | 450万円前後 |
データベースエンジニア | 500万円前後 |
システムエンジニア | 550万円前後 |
それぞれのエンジニアの平均年収は上記のようになっています。多少の違いはあっても、大きな差はないんですね。
やはり、先ほども紹介しましたがエンジニアの収入はスキルや経験によって大きく左右されます。どのエンジニアになるのかということよりも、1つのエンジニアの中で年収やキャリアップをしていくことが大切なんですね。
バックエンドエンジニアの平均年収【年齢・スキル・雇用形態別】
バックエンドエンジニアの年収を左右するのに、大きな要素の1つであるスキル。ただ、年収を左右するのはスキルだけではないんです。
ここでは、バックエンドエンジニアエンジニアの平均年収を、
- 年齢による年収の違い
- スキルによる年収の違い
- 雇用形態による年収の違い
上記の3点で解説していきます。あなたの収入を上げていく上でも大切なポイントになるので、チェックしてみてくださいね。
それではさっそく、それぞれ詳しく紹介していきます。
年齢による年収の違い
バックエンドエンジニアの年収は、年齢によっても大きく左右される傾向にあります。これは他のエンジニアにも同様に言えることなんですね。
ただ年齢が高くなったから年収が上がる、というわけではありません。年齢に比例して、実務経験を積んでいることが評価されることで年収に影響しているんですね。
バックエンドエンジニアの平均年収を年齢別に見てみると、
年代 | 平均年収 |
20代 | 300〜400万円 |
30代 | 400〜500万円 |
40代 | 500〜600万円 |
50代〜 | 550〜650万円 |
上記のようになっています。バックエンドエンジニアの年収は、年齢が高くなるにつれて徐々に上がっていくんですね。
バックエンドエンジニアとして実務経験を着実に積み上げていくことで、安定的に収入を底上げしていくことができます。収入に大きな振れ幅がないことは、生活において安心材料の1つですよね。
また、20代だからといって高年収を望めないというわけではありません。あくまで平均なので、1つの指標として参考にしてくださいね。
スキルによる年収の違い
技術職のエンジニアにとって、スキルは年収を左右するもっとも大きなポイントになります。もちろん、バックエンドエンジニアも同様です。
バックエンドエンジニアのスキルは、大きく3段階に分けられます。それぞれ、
- ①言語スキル
- ②フレームワーク
- ③応用スキル(データベース管理・サーバー構築・システム運用)
以上の3つになります。基礎的な言語スキルやフレームワークを扱ってどれだけ仕事を効率化できるかも収入に影響してくるんですね。
また、応用スキルは現場やクライアントの要望に応じて1からコンテンツを制作できる力のことを指します。たとえば、企業の会計システムを開発したのであればそれ以降の運用にも関わっていくんですね。
バックエンドエンジニアのスキルに関しては、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。
→バックエンドエンジニアが習得すべきスキル17選!言語やフレームワーク、ミドルウェア別
雇用形態による年収の違い
バックエンドエンジニアにとって、会社や企業で働くというのも手段の1つです。あなたが案件を獲得することができるのであれば、フリーランスのバックエンドエンジニアとしても働くことができます。
会社に常駐して働いたり、リモートワークやフリーランスなどバックエンドエンジニアの雇用形態はさまざま。この雇用形態によっても、年収の違いがあるんですね。
たとえば業務委託として週5日企業や会社に常駐して働いた場合には、月60万円と提示しているところもあります。年収にして計算すると、720万円と高額ですよね。
ただ、業務委託の場合には1年単位の契約よりも3ヶ月や半年といった短期間のケースが多いんですね。業務委託に限らず、それぞれの雇用形態にはメリットやデメリットがもちろんあります。
フリーランスとしても働くことができるスキルがあれば、働き方の幅を広げることができます。あなたに合った雇用形態があるかどうか、調べてみるのもおすすめですよ。
バックエンドエンジニアとして年収を上げる方法
上記でもお伝えしましたが、バックエンドエンジニアは実務経験やスキル次第で年収を上げることができます。ただ、具体的に何をすれば収入を上げることができるのか気になりますよね。
ここでは、バックエンドエンジニアとして収入を上げる方法として
- 技術力を向上させる
- スキルを身につけてキャリアアップする
- フリーランスとして高単価な案件を獲得する
などが挙げられます。バックエンドエンジニアとして収入を上げるために、それぞれどんなアクションが必要なのか詳しく紹介していきますね。
技術力を向上させる
バックエンドエンジニアの年収を上げる方法の1つが、技術力を向上させることです。バックエンドの豊富な知識とスキルを身につけることができれば、需要が高いWeb業界では十分に仕事をしていくことができます。
さらに、画面設計などのフロントエンドの知識を身につけることができれば収入アップを狙うことができます。主なフロント言語としては、
- HTML
- CSS
- JavaScript
などが挙げられます。
バックエンドとフロントエンドは、Webコンテンツを制作する上で相互に欠かせない存在なんですね。両者の関わりが多いからこそ、フロントエンドの技術を身につけることでプロジェクトの企画や設計にかかわる機会も増えていきます。
よりバックエンドエンジニアとしての知識や技術を磨いていくのに加えて、フロントエンドの領域も身につけられると収入アップの可能性が高まりますよ。
また、バックエンドエンジニアが身につけるべき言語についてさわに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→バックエンドエンジニアに必要な言語7選!フレームワークやライブラリ、必須スキルも紹介
スキルを身につけてキャリアアップする
新たにスキルを身につけて、キャリアアップすることができればバックエンドエンジニアの収入を上げることができます。ただ、実際にどのような職種を目指せばいいのか分からなくては困ってしまいますよね。
バックエンドエンジニアの主なキャリアアップ職として、フルスタックエンジニアが挙げられます。フルスタックエンジニアとは、エンジニアが関わるべき作業や業務を1人でこなすことができるエンジニアのことです。
本来、バックエンドやフロントエンドといったようにエンジニアの業務には役割があります。それぞれの専門性に特化するためにも、業務が細分化されているんですね。
しかし、フルスタックエンジニアは多くの分野への知識や技術を兼ね備えています。会社や企業にとっては、複数のエンジニアを雇う必要がないので報酬も高くなる傾向にあるんですね。
バックエンドエンジニアとしてはたらく中で、フルスタックエンジニアを視野に入れて新しい領域の知識や技術を身につけられれば収入アップの可能性が見えてきます。
また、バックエンドエンジニアのロードマップについて詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→【2021完全版】バックエンドエンジニアのロードマップを解説!学習法や参考本も
フリーランスとして高単価な案件を獲得する
Web業界で需要の高いバックエンドエンジニアには、フリーランスの案件も多数存在します。フリーランスのバックエンドエンジニアとして働くのも、働き方の選択肢の1つです。
さらに、フリーランスの案件の中には高単価な案件も存在します。フリーランスエージェントを上手く活用できれば、営業のコストなどを割かずに案件を獲得できる場合もありますよ。
また、自分に合った稼働日数や働き方を選ぶことができるのもフリーランスの魅力ですよね。収入を上げたい!というのも、フリーランスを目指す1つの理由になるはず。
フリーランスのミカタでは、バックエンドエンジニアに向けた案件も紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
[center][btn href=”https://freelance-mikata.com/” class=”cubic1 green-bc shadow”]フリーランスのミカタの
公式サイトはこちら[/btn][/center]
バックエンドエンジニアの将来性はある?
これまで、バックエンドエンジニアの平均年収や収入を上げる方法について紹介してきました。しかし、これからバックエンドエンジニアの需要がなくなってしまっては目指そうとしても不安になってしまいますよね。
結論、バックエンドエンジニアの需要はこれから高まる傾向にあります。需要がなくならない大きな理由として
- Webコンテンツ(Webサイトやアプリケーション)は増え続けている
- Web開発におけるバックエンドの重要度は非常に高い
などが挙げられます。
そもそも、Webコンテンツの開発自体にバックエンドエンジニアの知識や技術が必要になります。加えて、開発されたアプリの維持や修正の役割の多くも、バックエンドエンジニアが担っているんですね。
だからこそ、バックエンドエンジニアの需要は無くなることはありません。ただ、最先端で活躍していくためには新しい知識や技術をキャッチアップし続ける必要があるので注意しておきましょう。
また、バックエンジニアの将来性についてさわに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→バックエンドエンジニアに将来性がある3つの理由!他業種との違いまで
まとめ
今回は、バックエンドエンドエンジニアの年収について解説しました。ITエンジニアの中でも収入が平均に位置するバックエンドエンジニアですが、あなたのスキル次第で収入は大きく左右されます。
バックエンドエンジニアとして働く中でも、フルスタックエンジニアやフロントエンドエンジニアなどのキャリアパスも存在します。バックエンドエンジニアとして収入を上げる方法も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
Webコンテンツの開発において、バックエンドエンジニアは重要な役割を果たすお仕事。だからこそ常に知識や技術を取り入れる習慣や、地道な作業も求められます。
バックエンドエンジニアの年収について知りたい方や、目指そうか悩んでいる方は本記事を参考にしてください。