Webエンジニアは現在とても需要があり、転職市場でも人気の転職先となっています。これからWebeエンジニアへと転職や就職を考えている方の中には、
「Webエンジニアになるために資格って必要なの?」
「Webエンジニアが資格を取得するメリット、デメリットってない?」
「Webエンジニアにおすすめの資格を知りたい!」
などあなたはこのような悩みや疑問を抱えていませんか?
Webエンジニアを目指す上で、転職や就職時に有利になる資格があるならしっかり抑えておきたいですよね。また独学で勉強される方はおすすめの勉強方法も知りたいでしょう。
そこで今回は、Webエンジニアに資格は必要なのか?おすすめ資格8選を紹介!資格を取得するメリット・デメリット、おすすめの勉強法まで解説します。
この記事を読めば、Webエンジニアに資格が必要な理由からあなたのレベルに合った最適な資格を理解することができますよ。
それでは参ります。
Webエンジニアに資格は必要?
Webエンジニアのような。IT系の職業には資格がたくさんあって国家資格だけでも10個は超えるんですよね。
「そんなに多くの資格は取れないよ…」と思うかもしれませんが、そもそもWebエンジニアになるためには資格が絶対必要というわけではありません。
Webエンジニアに必要なのは、現場で通用するスキルです。資格を持っているから安心ではなく、現場で使えない資格を取得しても意味がないので注意しましょう。
とはいえ、資格が全く役に立たないのかというとそうではなく、転職するときやエンジニアとしてレベルアップした証明に役に立ちます。
資格+実戦で通用するスキルを持つと、どんな場所でも通用する人材になりますよ。
Webエンジニアが資格を取得する3つのメリット
「資格が必要ないなら意味ないのでは?」
「資格を取ってメリットはあるの?」
あなたはこう感じていませんか?
Webエンジニアには資格を持つ必要性は絶対ではありませんが、持っておくことでメリットもあります。メリットは3つです。
- スキルの証明になる
- 給料が上がる
- 関連知識が手に入る
それぞれ解説しますね。
知識の証明になる
まず、知識の証明になります。
例えば「HTML5プロフェッショナル認定試験」の資格を持っている場合は、Webコンテンツ開発の知識を一通り持っていると思われます。
その人が現場で動けるか動けないかはいったん置いといて、知識があることで現場でも理解しやすく即戦力となって働ける確率が上がります。
即戦力が欲しい企業にとっては、雇いたい人材になるのです。
給料が上がる
2つ目に、給料が上がるです。
実際に資格を取得して給料が上がったという口コミが多くありました。
しかし、これは企業によります。企業によって上がるところもあれば上がらないところもあるのです。
そして、給料が上がるといっても月に1,000円程度で大幅に給料が変わるわけではないので、注意しましょう。
関連知識を取得できる
3つ目に関連知識が手に入ることです。
関連知識とは、Webエンジニアでスマホアプリの資格を持ったときには「Webの開発の知識+スマホアプリ開発の知識」2つが身についています。
いざ、自分の会社が「今度はスマホアプリ開発に方針を変えよう!」としたときは、あなたの「スマホアプリ開発の知識」が活きますよね。
資格試験に合格しようが、合格しまいが1つより2つの知識、2つより3つの知識を持っている方が重宝されます。
Webエンジニアはプログラマーなどの簡単な作業は無くなっていくと言われていますので、知識を身につけて、時代を生き残るWebエンジニアになりましょう。
Webエンジニアが資格を取得する3つのデメリット
次は、Webエンジニアが資格を取得する3つのデメリットを紹介します。
「資格のデメリットってなんだろう?」
「資格ってデメリットなさそう」
しかし、資格を取ることにもデメリットはあり、それは以下の3つになります。
- 必要のない資格を取ってしまうこともある
- 勉強に時間がかかる
- 途中で挫折する
デメリットをしっかり理解しないと、やみくもに資格をとってしまい必要のない資格をとってしまいます。なので、資格を取る前に今から取る資格は必要か必要でないかしっかり考えてくださいね。
必要のない資格を取ってしまうこともある
今は、多くの資格が存在します。その中にはあまり役にたたない資格も存在するのです。
理由は、メディア戦略など「〇〇の資格を取れば、カウンセラーになれる!」という行き過ぎた広告などが多くなったからですね。
例えば、ITパスポートを持っているならWebエンジニアになれるというのはウソで、IT系の人なら70%以上が持っている資格です。
多くの人が持っているので、転職するときの履歴書にITパスポートを持っていることを書いても転職に有利なることはありません。
しかし、ITパスポートはIT系の基礎部分なのでITを理解するためにも取っておきましょうね。
勉強に時間がかかる
資格の勉強をすることは時間がかかります。なぜなら、資格取得する人の多くがテキストのみで独学しているからです。
独学はいいことですがテキストには専門用語がたくさん書かれており、専門用語を理解するだけでも時間がかかりますよね。
結果、1時間かけたのにテキスト1ページしか終わってないこともしばしば。あまりにも時間がかかりすぎてしまい、予定していた試験日までに学習が間に合わないなんてこともあるんですよ。
独学で勉強するには、専門用語の障害を1つずつ乗り越えていかないといけませんね。
途中で挫折する
先述したとおり独学で学習している人が多いからこそ、途中で挫折してしまう人も多いです。挫折すると、せっかく時間やお金をかけて身につけたことが全てムダになってしまいます。
あらためて資格を取ろうとやる気になった時には、学習した内容も忘れており1から知識の覚え直しとなってしまうんですね。
途中で挫折してしまう理由はさまざまですが、以下に大きな原因となり得る理由を紹介しておきますね。
- やろうとしている本が難しい
- いきなり上位資格を取ろうとしている
- とりあえず資格を持ちたい気持ち
- 普段仕事が忙しくて時間が取れない
あなたに当てはまっていませんでしたか?途中で挫折してしまうことで、せっかく費やした時間やお金が無駄にならないよう気をつけましょう。
Webエンジニアにおすすめの資格8選
ここから、Webエンジニアにおすすめの資格8選について紹介します。
初級レベルから上級レベルまでありますが、この資格が取れると自分の知識やスキルのレベルアップにもなりますよ。
転職後も資格取得に挑戦して、給料アップや関連知識を広げるためにやってみましょう。
ITパスポート
ITパスポートは、Webエンジニアの資格というよりかIT系に関わる人たちの資格で、難易度は高くありませんが国家資格でもあります。
持っていることで、転職に有利になるというわけではありませんが、ITの基礎部分になるので未経験の方はここから入ってみるといいでしょう。
この資格を取得することで、昇給する会社もあります。
基本情報技術者試験
情報処理ITエンジニアの基礎に関する資格です。合格率は23〜35%と難易度は少し高めです。
IT業界の定番ともいえる資格で、ITパスポートと同じように基礎知識が問題になっているのでスキルの証明にはなりませんが、転職には有利な資格になります。
プログラマーやインフラエンジニアなどの職種も共通する知識がありますので、取っておいていいでしょう。
応用情報技術者試験
基本情報技術者試験の上位資格です。合格率は20%とかなり難易度は高めですね。
ある程度経験を積んだ人向けの資格になっています。ある程度経験を積んだ人向けなので企業に入ってから資格取得する人もたくさんいます。
スキルアップをしたいという方は取っておきたい資格ですね。
データベーススペシャリスト試験
データベースの技術を活かし、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う人のための国家資格です。
合格率は15%で、こちらも難易度が高い資格になっています。
今、ビッグデータを活用したビジネスが注目を集めています。データベーススペシャリストを取得することは、今の時代は重宝されますよ。
ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークに関する技術を活かし、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う人のための国家資格です。
合格率はなんと14%とかなり難易度は高いんですよね。
しかし、ネットワークスペシャリストを持っていることで人事評価されたり、転職にも有利になりますよ。
HTML5プロフェッショナル試験
HTMLの最新版HTML5やCSSなどのWebコンテンツ制作に関わる試験で、レベル1とレベル2の2つの試験があります。
- レベル1 HTMLやCSSの静的コンテンツの内容(難易度低)
- レベル2 JAVAscriptなどの動的コンテンツの内容(難易度高)
この資格は、実際に開発などの実務に直結する試験であり、現場からも評価されやすい資格です。プログラミングの練習と一緒に勉強しておくと効率がいいですよ。
ORACLE MASTER Bronze
ORACLEはアメリカのoracle社が開発した、データベース管理システムのことです。
世界的なシェアを誇り、認定資格のORACLE MASTERは世界に通用する資格でしょう。それぞれグレードがあり、Bronze、Silver、Gold、Platinaとレベルアップしていくんですよ。
高レベルになれば、勉強時間も多く必要で半年はかかります。Gold以上は需要が高くなりますよ。
LinuC
Webエンジニアの現場では、開発などで使われるOS「Linux」についての知識を必要になります。
LinuCはレベルが1〜3まであり、レベルが上がるごとにより専門的でより実務的な試験になりますよ。
試験はレベル1の場合、101試験と102試験があり両方を5年以内に合格しないといけません。
レベル1は70%と合格率は高いですが、受験料が16,500円と高いので一発で合格したいですよね。
Webエンジニアの資格取得におすすめの勉強法は?
最後に、資格取得におすすめの勉強法を紹介します。
「勉強しながら資格って難しくないか?」
「時間はあるけどどんな勉強をしたらいいかわからない」
と感じる方がいるかもしれません。
せっかく資格取得するなら合格したいものですが、仕事しながら資格勉強をするのは難しいですよね。しかも、時間が限られているので効率よく勉強したいものです。
今回は、時間を取れる人と、時間に余裕がない人それぞれの勉強法について書いていきますね。
時間を取れる人
資格勉強に時間を取れる人は、しっかりと内容を理解しましょう。おすすめの勉強法は、過去問を数多くこなすことです。
資格の取得は点数が大事です。過去問をやり、正解しているとその部分は理解できているので復習の必要はありませんよね。
間違った問題は何回も取り組みましょう。何回もしていると解き方がわかるようになります。
また、10分以上やってわからない問題は答えを見ましょう。「そんなの勉強している意味ないのでは?」と感じちゃいます。しかし、60分で1問解くより10分で答えを見ながら問題を6問解いた方が、効率はいいですよね。
時間が取れるといっても学生みたく時間に余裕があるわけではないので、効率よく勉強しましょうね。
時間が取れない人
普段時間が取れない人は、時間がある人よりもさらに効率的に勉強に取り組まないといけません。そこでおすすめの勉強法が、「ミニマム勉強法」です。
問題集を解き回答を見ながら解いていく勉強法で、以下の3つの項目に◯をつけます。
- 問題を読むだけでわかった
- 解説を読んだので次は解ける
- 回答をみないとわからなかった
そして、わかるようになったら⚪️→⚫︎に塗りつぶします。
この方法を使うと、試験1ヶ月未満でも問題集を1冊網羅できるんですよね。時間が取れない人は徹底的な効率的勉強法で資格取得を目指すことが大事ですよ。
まとめ
今回は、Webエンジニアに資格は必要?おすすめ資格8選から資格を取得するメリット・デメリット、勉強法まで解説しました。おすすめの資格は以下の8つでしたね。
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- データベーススペシャリスト試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- HTML5プロフェッショナル試験
- ORACLE MASTER Bronze
- LinuC
Webエンジニアに必要な資格はありません。しかし、Webエンジニアとしてレベルアップする手段として資格があります。
資格は就職・転職してからでも取得できます。まずは、現場で使えるスキルを磨きましょう。