バックエンドエンジニアの将来性が高いといわれる3つの理由

ITエンジニアの仕事の多くは、一般的に将来性があると言われています。ただ、漠然と将来性があるというだけでは就職や転職を決めきれませんよね。

20種類以上もの職種がある中で、Webコンテンツ制作に欠かせないのがバックエンドエンジニアです。

スマホのアプリやニュースサイトなどのWebコンテンツは急増しており、バックエンドエンジニアの需要は高まってきています。

これからバックエンドエンジニアを目指そうとしている人の中には、


「バックエンドエンジニアに将来性はある?」
「将来性のあるITエンジニアの仕事がしたい!」
「バックエンドエンジニアの年収や、キャリアパスは?」

など、疑問に思う方もいるでしょう。

筆者から言えるのは、数あるITエンジニアの中でもバックエンドエンジニアは将来性の高い仕事だということです。

そこで今回は、バックエンドエンジニアの将来性について解説していきます。年収・キャリアパスや他業種との違いなどをふまえて、なぜ将来性が高いのか紹介していきますね。

バックエンドエンジニアの将来性について知りたい方は、本記事を参考にしてください。

また、バックエンドエンジニアについて深く理解したい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。

【完全保存版】バックエンドエンジニアの仕事とは?年収やスキルも紹介

バックエンドエンジニアには将来性がある

結論から言うと、バックエンドエンジニアの仕事は将来性が高いです。

なぜなら、Webアプリケーション制作においてバックエンドエンジニアは欠かせないポジションだからなんですね。

バックエンドエンジニアは、ユーザーからは見えないバックエンド部分を担当します。バックエンドとは、Webサーバーやデータベースなどコンテンツを制作する上でインフラと言える基盤になる部分です。

バックエンド

活躍する市場が幅広いことからも、バックエンドエンジニアは将来性のある仕事と言えるでしょう。

バックエンドエンジニアの将来性が高い3つの理由

ITエンジニアの中でも、幅広い分野での活躍が期待されるのがバックエンドエンジニアです。だからこそ、バックエンドエンジニアには高い将来性があります。

そこで、バックエンドエンジニアに将来性がある3つの理由を解説していきます。理由としては、

  1. Webアプリケーションの需要は高まり続けているため
  2. バックエンドエンジニアの仕事内容は幅広いため
  3. 大規模な開発にバックエンドエンジニアは欠かせないため

など、3つの理由が挙げられます。それぞれ、詳しく紹介していきますね。

Webアプリケーションの需要は高まり続けているため

将来性がある理由の1つとして、Webアプリケーションの需要が高まっていることが挙げられます。特に、iphoneが普及し始めた2010年以降コンテンツの数や種類は増え続けています。

常にWeb上のサービスやコンテンツを立ち上げるために必要なのが、バックエンドエンジニアです。

バックエンドエンジニアがいなければ、あなたが今も利用しているサービスは使えません。リサーチしたところ、1人あたり100個以上のスマホアプリを使っているんです。

今では、私たちの生活に欠かせない存在となったのがWebコンテンツです。Webコンテンツ制作を担当するバックエンドエンジニアの将来性は、これからも高まっていきます。

バックエンドエンジニアの仕事内容は幅広いため

ITエンジニアの中でも、幅広い分野を担当するのがバックエンドエンジニアです。会社や企業によっては、1つのサービスの運用や管理まで担当することもあるんですよ。

バックエンドエンジニアの主な仕事内容としては、

  • Webアプリケーションの制作
  • サーバー・データベースの構築
  • システムの運用や開発

などが挙げられます。

PHPやPythonなどの主要なプログラミング言語はもちろん、サーバーやデータベースについての知識もバックエンドエンジニアには求められます。

現場で活躍するために必要な知識量は多いですが、だからこそ将来性や活躍が期待される仕事です。

大規模な開発にバックエンドエンジニアは欠かせないため

バックエンドエンジニアの仕事内容は、1つのアプリ制作から大規模なコンテンツ制作までさまざまです。

特に、大規模なコンテンツ制作にはバックエンドエンジニアの存在が欠かせません。開発規模が大きくなるほど、システムやサーバーなどのバックエンド部分の負担が増えます。

多くのユーザーを対象とするSNSの制作など、大規模な開発には必ずバックエンドエンジニアが関わるんですね。

幅広い開発規模に対応できることは、バックエンドエンジニアの需要が高い理由の1つになります。

これからもあらゆるWebコンテンツ制作や大規模な開発に、バックエンドエンジニアの存在は欠かせないでしょう。

バックエンドエンジニアの年収やキャリアパスは?

あなたが仕事を選ぶ上で、年収やキャリアパスは大切な要素になります。

バックエンドエンジニアとして働くことで、キャリアアップできるかや理想の年収が得られるか確認しておきましょう。

ここでは、バックエンドエンジニアの年収やキャリアパスについて詳しく紹介していきます。また、バックエンドエンジニアが活躍する市場についても解説していきますね。

バックエンドエンジニアの平均年収

職種平均年収
ITエンジニア全体500万円前後
バックエンドエンジニア430万円〜500万円前後
バックエンドエンジニア(フリーランス)720万円〜840万円前後

気になるバックエンドエンジニアの平均年収ですが、430万円〜500万円前後(2021年8月時点)と言われています。

ITエンジニア全体の平均年収も500万円前後なので、エンジニアの中でも平均に位置しています。

しかし、フリーランスのバックエンドエンジニアであれば年収は大きく変化します。月単価70万円の案件を獲得できれば800万円以上の年収を得ることが可能です。

また、会社や企業によってはバックエンドエンジニアに1000万円近くの年収を提示している場所も中にはあるんですよ。

バックエンドエンジニアの年収は、あなたのスキルによって大きく左右されると理解しておきましょう。

また、バックエンドエンジニアの年収についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。

バックエンドエンジニアの平均年収は?他のエンジニアとの比較や年収を上げる方法も合わせて紹介

バックエンドエンジニアの活躍する市場

先ほども紹介しましたが、バックエンドエンジニアが主に活躍する市場はWebコンテンツ制作です。ただ、バックエンドはシステムやサーバーなど幅広い分野を指しています。

バックエンドエンジニアの仕事内容としては、

  • Webサイトやアプリなど、Webコンテンツの制作
  • プログラムの開発
  • Webサーバー・データベースなどの環境整備

などが挙げられます。

バックエンドエンジニアとしてのスキルや知識量によっても、活躍する市場は左右されるでしょう。

バックエンドエンジニアのキャリアパス

結論から言うと、バックエンドエンジニアのキャリアパスはさまざまです。活躍する市場が幅広いバックエンドエンジニアだからこそ、色々なキャリアアップの道を選択できますよ。

バックエンドエンジニアの主なキャリアパスとしては、

バックエンドエンジニアキャリアパス

などが挙げられます。

特に、インフラからバックエンド・フロントエンドの知識やスキルを持ち合わせたフルスタックエンジニアの需要は高くなります。

バックエンドだけでなく、UI/UX設計などフロントエンドのスキルを獲得しておけばキャリアアップの可能性を高められますよ。

バックエンドエンジニアと他業種の違い

「数あるITエンジニアの中から、自分にあった職種を選びたい!」と考えている方もいるでしょう。同じエンジニアであっても、特徴や仕事内容はさまざまですからね。

そこで、バックエンドエンジニアと他業種の違いについて解説していきます。

バックエンドエンジニアの対照的な職種と言われるフロントエンドエンジニアや、職種に迷ったときの選び方についても紹介していきますね。

仕事は、あなたの人生の満足度や幸福度を左右する大事な要素です。他業種との違いもふまえて、キャリアプランを考えてみてください。

サーバーサイドエンジニアとの違い

「バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアって違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?同様に扱われることもありますが、厳密には違うお仕事なんです。

バックエンドエンジニアは、サーバー側の処理を担当することでサーバーサイドエンジニアと呼ばれることがあります。

実際にサーバーの設計や構築をしていない場合でも、一括りにされることがあるんですね。サーバーサイドエンジニアは、サーバーの設計・構築・保守に専門的に関わる職種です。

対してバックエンドエンジニアは、バックエンドシステムの運用・保守する仕事の中でサーバーに関わることがあると理解しておきましょう。

また、サーバーサイドエンジニアについては以下の記事で網羅的に解説しています。気になる方はチェックしてみてくださいね。

【初心者必見】サーバーエンジニアの仕事内容や年収、将来性、資格やスキルも紹介

フロントエンドエンジニアとの違い

バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアは、対照的な職種です。ユーザーに見えないバックエンドに対して、実際に目に触れるのがフロントエンドなんですね。

フロントエンドエンジニアは、CSS・HTML・JavaScriptなどの言語を用いてWebコンテンツのデザイン部分を主に担当します。

また、マークアップエンジニアやコーダーからキャリアアップを経てフロントエンドエンジニアになるのが一般的です。

バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアは、両方ともWebコンテンツ制作に欠かせないお仕事です。実際の現場で同じプロジェクトを進めることもあるんですよ。

また、バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアの違いについては以下の記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違いを解説!収入やそれぞれの仕事の特徴も紹介

職種に迷った時はどう選ぶべき?

もし、あなたがITエンジニアの職種に迷ったら現状のスキルと照らし合わせてみましょう。

インフラ関連のスキルがあればバックエンドエンジニアに、デザインについての知識があればフロントエンドエンジニアの就職・転職に有利です。

ITエンジニア職種の多くは、スキルや実務経験が評価されれば年収やキャリアアップが可能です。今後、キャリアアップすることを視野に入れて職種を選択しましょう。

たとえば、バックエンドエンジニアとして働く現場でフロントエンドエンジニアと関わることもあります。

スクールに通えば働きながら別のスキルを獲得できるので、まずは現状のスキルに合った職種を選びましょう。

バックエンドエンジニアになるには?

「バックエンドエンジニアになりたい!」と思っても、目指す方法が分からなくては困ってしまいますよね。

多くの知識やスキルの中から、まず何を勉強すればいいのか迷っている方も少なくないはず。

そこで、バックエンドエンジニアになるために必要な言語やスキルを解説していきます。バックエンドエンジニアを目指すためのロードマップも紹介していきますね。

あなたに合った勉強方法で、バックエンドエンジニアになるための学習を進めてみてください。

バックエンドエンジニアになるためのロードマップ

バックエンドエンジニアになるためには、以下の知識やスキルが必要とされています。

バックエンドエンジニアのロードマップ 全体像

上記の知識やスキルを完全に網羅する必要はありませんが、ポイントを押さえて学んでいく必要があるんですね。

プログラミングスキルであればHTML・CSSなどから学習して、PHPやPythonなどの言語も習得する必要があります。

データベースについての知識であれば、MySQLを勉強する必要があるでしょう。

バックエンドエンジニアになるためのロードマップは、以下の記事で詳しく解説しています。それぞれの分野で何から勉強すればいいのか紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

【2021完全版】バックエンドエンジニアのロードマップを解説!学習法や参考本も

バックエンドエンジニアに必要な言語

バックエンドエンジニアに必要な言語と言ってもさまざまですよね。専門とするバックエンドの言語だけでなくフロントエンドの言語なども、バックエンドエンジニアには必要とされます。

また、言語ごとにフレームワークやライブラリを習得できると良いでしょう。

バックエンドエンジニアに必要な主な言語としては、

  • PHP
  • Python
  • Ruby
  • Java
  • JavaScript

などが挙げられます。

会社・企業などによっても求められる言語が変わってきます。もちろん網羅的に習得できるのがベストですが、特に必要とされるのはPHPやPythonなどです。

また、バックエンドエンジニアに必要な言語については以下の記事でも詳しく解説しています。合わせてチェックしてみてください。

バックエンドエンジニアに必要な言語7選!フレームワークやライブラリ、必須スキルも紹介

バックエンドエンジニアに必要なスキル

幅広い分野での活躍が期待されるバックエンドエンジニアだからこそ、必要なスキルもさまざまです。

先ほど紹介した言語に加えて、フレームワーク・ライブラリやミドルウェアに関するスキルも必要とされるんですね。

ミドルウェアに関する知識の中でも、MySQLやApacheは必須スキルと言えます。必要な言語やフレームワークなどと合わせて習得していきましょう。

バックエンドエンジニアに必要なスキルについては、以下の記事で網羅的に解説しています。どのスキルから習得していけばいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

バックエンドエンジニアが習得すべきスキル17選!言語やフレームワーク、ミドルウェア別

おすすめの勉強方法

バックエンドエンジニアに必要な基礎スキルを身につけるのであれば、Progateやドットインストールなどの学習サービスがおすすめです。

あなたの時間に合わせて勉強できるだけでなく、様々な言語スキルを習得できますよ。

また、フレームワーク・ライブラリやミドルウェアは、侍エンジニアやテックアカデミーなどオンラインスクールの活用がおすすめです。

実際の現場で活躍するエンジニアの技術を、オンラインで場所を問わず学ぶことが可能です。

おすすめのスクールや勉強方法については、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。

バックエンドエンジニアになるには?おすすめ勉強方法を学習別に紹介

バックエンドエンジニアならスキルを習得してキャリアアップしよう

バックエンドエンジニアは、実務経験やスキルによって年収が左右されます。また、あなたのスキル次第ではキャリアアップにつなげられることもあるでしょう。

企業・会社や現場によって、バックエンドエンジニアに求められるスキルや役割は変わってきます。

スキルがあるバックエンドエンジニアであれば、希望の報酬を得られたり職場を選べるなど選択肢も多くなりますよ。

バックエンドエンジニアになってからも、さまざまなキャリアパスや年収アップの可能性があります。

バックエンドエンジニアを目指すのであれば、キャリアアップも視野に入れて必要なスキルを獲得していきましょう。

まとめ

今回は、バックエンドエンジニアの将来性について解説しました。

幅広い分野での活躍が期待され、Webコンテンツ制作や大規模な開発に欠かせないバックエンドエンジニアの将来性は高いと言えます。

また、仕事を選ぶ上で年収やキャリアパスも大切な要素の1つです。

バックエンドエンジニアの年収・キャリアパスや、他業種との違いも解説しているのでチェックしてみてくださいね。

ITエンジニアの中でも、バックエンドエンジニアは幅広い知識やスキルを求められる職種です。

間違いなく将来性のあるお仕事なので、バックエンドエンジニアを目指そうか迷っている方は本記事を参考にしてください。