「ネットワークエンジニアの学習本や参考書ってどんな本があるの?」
「ネットワークエンジニアが参考にできる本を教えて!」
「ネットワークエンジニアが本以外で学習できる方法って?」
この記事を訪れたあなたはそのような疑問を持っているのではないでしょうか?さまざまな学習本や参考書がある中でネットワークエンジニアが学習に使う本や参考にする本はあるのでしょうか。
ネットワークエンジニアにおすすめの学習本や参考書があるのかどうか。勉強するのであれば、学習できる本や参考になる本があれば勉強がはかどりますよね。
ネットワークエンジニアの勉強する方法は本だけではありません。学習本を使わずに勉強出来る方法もあります。
そこで今回は、ネットワークエンジニアにおすすめの勉強本や参考書、本を使わずに学習する方法について紹介します。参考書がありすぎてどの本を選べばいいのわからないという方、本を活用せずに学べる方法が知りたい方は是非ご覧ください。
それでは参ります。
【基礎編】ネットワークエンジニアにおすすめの学習本・参考書2選
まずはネットワークエンジニアの基礎が学べる書籍を2冊ご紹介します。
これからネットワークエンジニアを目指す方、今エンジニアとして活躍中でこれからネットワークエンジニアに転職を検討している人は、まずこちら基礎編の購入がおすすめです。
ネットワークはなぜつながるのか
読んでみて
ネットワークの技術を学べる本です。ネットワークの裏側にある、光ファイバーや無線LANなどネットワークに必要な知識が身につきます。大事な箇所はすべて要約としてまとめられています。復習したいときに要約を見ればすべて読み返さなくてもわかるようになっているため一目瞭然です。
ネットワークに繋げるにはどのようなルートを辿ればいいのか、ネッとワーク全体の流れがつかめる本です。
口コミ・レビュー
本の内容は素晴らしいと思います。ですがここでは初学者の方に書きたいと思います。よくこの本が入門に勧められる記事を見られますが、それだともっと効率よく学べる書籍は他にたくさんあると思います。
引用元:Amazon
全くの知識がない状態で読み進めていくと、基礎的な事柄がよくわからない状況が多々起こります。例えば3章を読むにあたっては2章の知識を知っている前提で話が進みます。「MACヘッダーはイーサネットが書くんだっけ?」とか、「IPアドレスがでてきたけど、サブネットマスクってなんだっけ」とか、本当に基礎の基礎でつまずいたりします。でもそれはネットワークだけでなく、あらゆる分野でも同じことです。初めての分野は慣れていない概念に悩まされるので、小さな段差でも登るのに一苦労するものです。
そんな時には少し前に戻って基礎事項を確認し直すのですが、この書籍ではそういったことに不向きです。なぜなら長い文章によって説明されるからです。その分詳しく、流れはつかめるでしょうが、初学者にはいささか効率が悪い勉強になると思われます。図をたくさん使ったり、わかりやすい紙面や文章の配置になっていて、基礎的な事項が参照しやすい書籍はたくさんあります。何度も何度も見返す必要性が出てくる初学者には、そういった書籍の方がおすすめです。
一回読むだけで理解できるのなら素晴らしいことです。ですが世の中の大半の人は、勉強中にどんな基礎的なことでさえ難しいと感じてしまうものです。
ゼロから始めるCCNA「超」基礎講座
読んでみて
名前の通り、基礎から学べる学習本です。ネットワークの専門用語も書かれていますのでネットワークエンジニアの勉強本として持っておいて損はありません。
CCNA/CCENTの試験勉強にも役立ちます。基礎知識を学んだあとに試験を受けたいという人に最適な本です。全部で380ページあり、全体像から機器の扱い方まで幅広い内容が一冊の本にまとまっています。
口コミ・レビュー
著書(P51)ではTCP/IPのトランスポート層は、OSI参照モデルの「トランスポート層」と「セッション層」に値すると書いてあるが、一般的な見解ではTCP/IPのトランスポート層はトランスポート層のみを対象としている。CCNAの試験でも同様だ。
引用元:Amazon
また中盤の辺りから難儀になったのか、初心者用と謳っている割に丁寧さに欠ける文面が多数見られた。
CCNAの基本知識として参考にはなるが、高評価には値しない。
【実践】ネットワークエンジニアにおすすめの学習本・参考書4選
次にネットワークエンジニアの実践が学べる書籍を4冊ご紹介します。
ネットワークエンジニアの基礎をマスターした方、今エンジニアとして活躍中で資料として手元に置いておきたい人は、こちら実践編の購入がおすすめです。
図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説
読んでみて
ネットワークの用語がイラスト付きで全部わかります。イラストつきなのでネットワークの仕組みもよりわかりやすく学べます。
イラストが乗っていますので一目見ただけですぐにわかりますし、学習本として活躍するだけでなく現役のネットワークエンジニアの人の助けにもなるでしょう。
図解付きなのでIT初心者の人でも理解しやすい本です。基礎編・技術編・セキュリティ編の3つが収録されています。
口コミ・レビュー
今回、知識の見直しを兼ねて購入をしました。今の傾向にそった記述が増えており、自分の知識整理のきっかけにできそうです。
引用元:Amazon
10数年前のまだ駆け出しSEプログラマーだった頃に、たまたまこの本の初版を書店で見つけてわかりやすくネットワーク用語を覚える事ができました。業界経験が浅かった当時は文字の本を見てもチンプンカンプンだったのですが、この本は(ちょっと笑わせる)イラスト入りでわかりやすく、とっかかりには持ってこいでした。
この改訂版はよりわかりやすくなっており、作者がご苦労された事と思います。初版を買った頃の自分と同じ年頃の若手へ進めたい一品です。SEとしての下地を身につけるのに、とても良いと感じます。ここの本できっかけをつかんで、専門書に進むのがよいのではないでしょうか?
マスタリングTCP/IP入門編
読んでみて
いくつもの注釈と図を組み合わせて再構成されたマスタリングですが、TCP/IPの基礎をしっかりと学べます。時代の変化と共に何度も編成され、よりわかりやすく解説されています。
第6版が最新のマスタリングTCP/IP入門です。TCP/IPの基礎知識からアプリケーションプロトコル、セキュリティまで学ぶことができます。インターネットに接続するには必ず必要となるTCP/IPですのでマスタリングの入門編でしっかりと理解しておくようにしましょう。
口コミ・レビュー
ネットワークまわりは意外と複雑で、その全体像を把握しようとすると結構な量の知識を必要とします。
引用元:Amazon
本書は入門編と書かれており、たしかに内容は入門的な内容なのですが、全体像の説明をするためにこの大きさと厚さになっているのだと思います。
書かれていることの一つ一つはさほど難しくはないので、本書を丁寧に何回も読み進めていけば、ネットワークの複雑な全体像を把握できるようになると思います。
パケットキャプチャ入門
読んでみて
LANアナライザソフト「Wireshark」を使い、パケットが取得できます。ダウンロードできるサンプルもついていますので、LANの学習はこの本がおすすめです。
Wireshark日本語版に対応しており、操作方法・追加・変更された機能を解説・Tips・テクニックなど知りたいことが詰まっている一冊です。Wiresharkの概要を学べるのはもちろんですが、Wiresharkを実際に使って実践することができます。
実際にダウンロードして自分で試してみることでより理解が深まります。TCP/IP初心者の人にも優しく教えてくれているため、初心者の人におすすめです。
口コミ・レビュー
とても細かく書かれています。ネットワークの完全な初心者は読むのに根性がいるかもしれませんが
引用元:Amazon
Cisco WAN 実践ケーススタディ
読んでみて
WANサービスについてさまざまな内容をまとめた本です。技術や考え方はもちろん、設計例まで幅広く扱っています。
パート1・パート2にそれぞれ分かれており、この本さえあればWANについてマスターできること間違いなしです。パート1では、WANサービスの概要やインターネットVPNのケーススタディの説明などが記載されています。
また、パート2では、パート1で触れてこなかったより高度な使用例が掲載されています。ネットワークエンジニアの管理職や技術者も資料として活用できる本です。
口コミ・レビュー
WAN構成ってなんかイマイチ分かりにくいという方は多いと思いますが、コレかなり分かりやすいです。
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MPLS-VPNやインターネットVPN(主にIPSec)のCEの接続形態を設定例つきで解説されており、BRI/PRI、シリアル接続など、忘れかけそうなものも含めて広く網羅しているので、手元に1冊あれば便利です。
注目したいのがオペレーションの記載でこれはWANに関係なく実用的です。
SLAコマンドや、EEMコマンドなど、こんな使い方があるんやーというところが多いです。
特にTclスクリプトの例もいくつかあり時間があればつついてみたいところです。
NetFlowの扱いなんかは「便利なのは分かるけど・・」とか「なんでこんなんいるんや」という方への提案用に使えそうです。
キャリア/ISP、IDCの技術者にはかなり参考になるでしょうし、特に運用管理の方には一読の価値があると思います。
ネットワークエンジニアに関して本以外で学ぶ方法
ここからは本以外でネットワークエンジニアを学べる方法を3つご紹介します。ネットワークエンジニアを学ぶ方法は本だけではありません。
独学だけでネットワークエンジニアになるには限界があります。これからネットワークエンジニアになりたいと考えてる人は、その他の方法も参考にしてみてください。
勉強会に参加する
独学で勉強をしていると解決できない問題が出てきます。独学で勉強している分、一人の時間があって集中できますが、その一方でわからない問題が出てきた時に相談できる相手がいません。
その場合は勉強会に参加して、常に人に聞ける環境を作りましょう。勉強会では質問するとすぐに答えが返ってきます。
また、勉強の進め方や効率よく問題を解く方法なども勉強会に参加すればすべて教えてくれます。勉強しながら勉強方法がいいと思った部分は自分の中へ取り込むようにしましょう。
勉強会は一人ではありません。1対1で勉強会をするのではなく、何人かまとめて勉強会を行います。
同じ勉強会に参加している人同士、仲間ができます。仲間でありライバルである人たちと競い合うことで自分のモチベーションに繋がるでしょう。
誰かと競い合う環境にあれば、勉強もはかどります。独学では体験できなかったことが勉強会に参加することで可能になるのです。
動画を見ながらオンライン授業を受ける
勉強会に参加すると一度受講しただけで、高額費用がかかってしまいます。もう少し費用を押さえたいという場合は動画を見ながらオンライン授業がおすすめです。
ネットワークエンジニアが初心者の人でも対応している動画サイトはあります。コストが抑えられて動画が見放題となると勉強会に参加するよりはるかにお得ですよね。
動画では初心者の人が学ぶような内容から専門性の高い内容のものまで幅広く学習できるようになっています。勉強会はその場所に行かなければいけないので、交通費などもかかってきますが、オンラインはその必要もありません。
家に居ながら自分の好きな時間に学習できるというメリットが大きいです。勉強会と同じで質問があればその場ですぐに質問ができ、また自分が質問したことに対してすぐに答えが返ってきます。
分からない問題は後回しにするのではなく、今すぐに欲しい回答が得られる点もオンラインの魅力なのではないでしょうか。
資格を取得してスキルを証明する
資格を取得してスキルを手に入れる方法も一つの手です。勉強していく過程で資格は大事な証明につながります。ネットワークエンジニアになりたいと思ってただ漠然と勉強するのもいいかもしれませんが、いい機会ですので、勉強するなら資格を取得してスキルを証明するほうが効率的です。
模索しながら勉強を進めるのではなく、一つ目標を決めて勉強するほうが、モチベーションも上がります。未経験から取得できる資格もありますし、勉強していく中で身に着けた知識をもとに資格を取得するという方法もあります。
資格が取得できれば次の資格に挑戦しようという意欲も沸くでしょう。資格を取得しながら勉強していくと、その分知識やスキルも増えていきますので、ネットワークエンジニアとして充分戦力になりますよ。
まとめ
今回は、ネットワークエンジニアにおすすめの本を紹介しました。
ネットワークエンジニアにとって勉強本・参考書はたくさんあります。勉強する上でかかせないものになります。また資料として参考にしたいと思ったとき、参考書が手元にあればいつでも使えますよね。
本を用いれば知識も増えますし、参考書をそばに置いておけばいざというときに役立ちます。勉強方法は本以外にもありますが、本を所持していれば空き時間などにも読むことも可能です。
持ち歩きに便利なポケットサイズにすれば、家でも外でも使用可能です。本以外の勉強でもメリットはたくさんあります。勉強会で出会った友達と競い合うことで勉強への意欲が上がったり、オンラインで一人の空間を維持しながら勉強する方法もあります。
資格を目的に勉強すれば一つの到達点にたどり着くことができるため、知識やスキルがどんどん身についていきます。本を持つことだけが全てとは限りません。ですが、本を持っておくといざというときに助けになってくれるでしょう。
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