「フリーランスエンジニアとして副業の始め方が分からない!」
「副業をするデメリットはないだろうか?」
「案件の探し方や選び方が分からない!?」
この記事に訪れたあなたは、こんな疑問を持っていませんか?
休日を利用して、フリーランスエンジニアとして副業を始める方は増えています。背景は人それぞれですが、働き方が多様化しているので収入を得る1つの手段として定着してきているということですね。
副業で実績を見に付けることで、新しいスキルの習得もでき、あなたの市場価値も上がるのは間違いありません。
そこで今回は、フリーランスエンジニアとして副業を始める3つの方法とメリット・稼ぐコツについてIT業界経験5年の筆者が解説します。
内容を理解すれば、エンジニアの皆様は安心して副業をスタートできるでしょう。
副業以外にもフリーランスエンジニアとしての仕事内容をはじめ、メリットやデメリットも知りたい人は、以下の記事で解説していますのでどうぞ。
→フリーランスエンジニアとは?年収から案件内容、実態まで簡単に解説
フリーランスエンジアとして副業を始める3つの方法
フリーランスエンジニアとして副業を始める方法は、主に3つあります。
- フリーランスエージェントに登録
- クラウドソーシングサイトで仕事を受注
- 知り合いに案件を紹介してもらう
それぞれの始め方を理解し、自分に合った形でスタートしましょう。
【方法1】フリーランスエージェントに登録
副業をスタートする上で、フリーランスエンジニアエージェントへの登録を強くおすすめします。理由としては、キャリアコンサルティングから案件終了までを徹底サポートしてくれるからです。
会社員として働きつつ土日、祝日や平日の空いている時間のスキマ時間を活用し、副業をスタートしたい方でも、あなたの可能な稼働時間に合わせて案件を紹介してれくます。
そのため、フリーランスエンジニアとして副業をスタートさせるには最適なサービスであると言えるでしょう。
口コミで圧倒的なリピート率!「フリーランスのミカタ」
フリーランスエージェントサービスの中で、圧倒的におすすめなのがフリーランスのミカタです。
フリーランスのミカタは、日本最大級のITエンジニア・Webクリエイターに求人サイトです。案件数は非公開案件を含めると数万件で日本最大級。
時間の融通がきかないことは、フリーランスエンジニアとして副業をスタートする上でネックです。フリーランスのミカタは、お仕事探し代行を行っているので自分で営業する必要が一切ありません。
案件を探す時間を大幅に短縮でき、仕事だけに集中できるのが魅力です。
1人に対して経験豊富な専任コンサルタントが必ず付きます。他のエージェントと違い、途中で担当が変わることなく「キャリア相談・案件参画前・参画後」まで一貫してトータルサポートを行います。
登録者のほとんどが年収アップに成功していますので、非常におすすめのエージェントです。
【方法2】クラウドソーシングサイトで仕事を受注
エージェントよりもてっとり早く、あなた自身で希望の案件を探しお仕事を見つけられるのがクラウドソーシングサービス。
すぐに収入を得たい場合だとクラウドソーシングサイトを活用するのがベストです。
エージェントサービスに比べて、すぐに仕事を依頼したい依頼主(企業)が仕事内容を含め、案件内容をサイト内に掲載しています。
そのため、ご自身の希望にあった仕事をすぐに見つけることができるんですね。
中でも代表的なクラウドソーシングサイトは、クラウドワークスやランサーズです。低単価から高単価なものまで、非常に多くの案件があります。
案件の種類として比較的受注しやすいのは、Web制作やライティング、LP制作などの案件です。
Web制作やライティングであれば、未経験OKの仕事も多数あるため、実務経験がない人でもお仕事獲得が可能なんですね。
もちろん、エンジニアのスキルが必要な案件も非常に多いです。ただし、以下のデメリットがあるので注意しましょう。
- 条件が良い案件にはかなりの応募者が集中する
- 引かれる手数料が高い
募集内容によっては応募者が殺到し、案件獲得につながらない可能性もあります。また、手数料が引かれてしまうため、手取り金額はすくなることも予め理解しておきましょう。
では上手に仕事を獲得するためにはどうしたらいいのか?というと、プロフィール文やポートフォリオの充実や提案方法の工夫が必要です。
プロフィールやポートフォリオ、応募の提案方法が工夫されていることで、依頼する企業側の興味をそそるため、案件獲得に繋がりやすいんですね。上記を意識してクラウドワークスに登録してみてください。
【方法3】知り合いに案件を紹介してもらう
知り合いに案件を紹介してもらうのも1つの方法です。知り合いで会社を経営している人、お店をやってる人、お仕事でエンジニアへの開発依頼をしようとしている人などがいれば、その人から案件を提供してもらうのが一番てっとり早いですよね。
もともとの知り合いであればあなたのメンツもあるので、適当な仕事はできないはずです。依頼された仕事に対して真摯な対応を行う人がほとんどでしょう。
そのお仕事が次の案件につながる可能性も多いにあるんです。なので、知り合い経由でのお仕事探しは間違いなくおすすめですよ。
フリーランスエンジニアを副業 にするメリット4選
フリーランスエンジニアを副業にするメリットは、収入アップだけではありません。案件をこなすことでスキル・経験が身につき、市場価値が上がるんですね。副業を続ければ会社から独立して働く基本も身につきます。
ここでは、フリーランスエンジニアを副業にするメリット4つを紹介します。
【メリット1】スキル・経験が身につき市場価値が上がる
フリーランスエンジアとして副業で実績を積んでいけばできる仕事が増えます。できる仕事が増えるからこそ、市場価値が上がります。
例えば、プログラミングができる人は無限にいますよね。しかしプログラミングに合わせて、SEOやSNSができるようになると、他にできる人は少なくなります。また、動画クリエイティブもできるとなれば、あなたは希少価値の高い人間になりますよね。
上記のようにスキルを身に着けていくことで、希少価値の高い人間となり、市場価値が上がるということなんですね。
他にも、組織に属していると、人員のバランスやプロジェクトの都合などで実務経験を積めるチャンスに恵まれない場合もありますよね。例えば、SESで仕事をしている場合、上流工程は客先の社員が担当することが多いです。
案件の状況にもよりますが、副業を続けていれば経験が浅い仕事を経験できるチャンスもあります。結果、対応可能な業務の幅が広がり市場価値が上がるでしょう。
【メリット2】単価が高い案件が多い
一般的にエンジニアの案件は高単価。高い技術力が要求され、システム開発案件であれば平均月単価で約70万円。インフラ関連は約65万円です。
*平均月単価はエンジニアの業務に見合った1人月分の予算。
しかし、業務に対応できる人材が案件数と比較して少ないのが現状なんですね。あなたのスキルとマッチさえしていれば、案件を獲得できる可能性は高いと言えます。
したがって、実績を積むほど高単価の案件を安定して受注できるようになります。
【メリット3】在宅ワークが可能
フリーランスエンジニアは在宅ワークが増えています。世の中の状況から働き方が多様化してきているので、今後もこの傾向は続くでしょう。
在宅ワークは、時間に拘束されず納期さえ守れば仕事の進め方は自由です。仕事上のやりとりは、基本的にメール・チャットワーク・Zoomなど遠隔で行います。通勤の時間も必要がないため、時間を有効に使えるでしょう。
仕事に集中したい場合やプライベートを大切にしたい場合は、魅力的な働き方なんですね。在宅の案件は、今後も増えることが予想できるので選択肢の1つとしておすすめです。
【メリット4】会社を辞めてもフリーランスエンジニアだけで生活できる
副業でフリーランスエンジニアを続けていれば、将来的には会社に属せずとも生計を立てられます。理由としては、副業で働く知識が身につき今以上に市場価値が上がるからです。
先にも書きましたが、高単価の案件は求められる技術レベルが高いです。中々対応できるエンジニアが少ないため、スキル・経験があるエンジニアは重宝されます。
だから、着実に実績をつみ市場価値が上がれば、将来的に会社を辞めても生活できるでしょう。
フリーランスエンジニア副業の注意点
フリーランスエンジニアの副業を行うためには、注意点があります。知らないとトラブルに発展する恐れがあるので、必ず確認をしましょう。
会社の副業規定を確認しよう
会社が副業を禁止していたら、本業以外で収入を得る難易度が上がります。最悪、懲戒処分を受ける場合があるからです。
懲戒処分に発展するケースは以下の通りです。
- 本業に支障が出る場合
- 会社の信用を低下させる
- 情報漏えいをした
などがあります。
しかし、日本国憲法第22条では、何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転および職業選択の自由を有すると定めています。要するに、就業時間外で本業以外の仕事をしても憲法で保障されていると言っても良いんですね。
したがって、まずは副業規定の確認は必ず行いましょう。
その上で、就業時間外であることや本業に支障が出ない条件で仕事を探すのがベストです。
副業所得が20万以上は確定申告を行う必要がある
副業で1年間に20万以上の収入があれば、確定申告が必要です。これから副業を始める場合は、所得税や住民税、社会保険料の額を把握しましょう。無料診断できるツールもあるので、利用してみてはいかがでしょうか。
また、白色申告と青色申告で納税額が異なりますので要注意です。確定申告は適切に行いましょう。
フリーランスエンジニアが副業で効率よく稼ぐコツ
副業で働く場合は時間が大切です。勤務後やスキマ時間、休日などの限られた時間で仕事をする必要があります。つまり、少ない時間の中でいかに効率よく稼げるかが重要ということです。
ここでは、フリーランスエンジニアが副業で効率よく稼ぐコツを説明します。
消耗するだけ!低単価の案件はやらない
副業で効率よく稼ぐには、低単価の案件はやらない方が良いです。せっかくの休日を仕事に費やしても、わずかしか稼げなければ消耗するだけですよね。
時給換算すると、200円のような案件は残念ながら存在します。低単価の案件を受注するぐらいなら、休養をとったり本業の勉強をしたりする方が良いケースも。
低単価の案件は、できる限り受けないようにしましょう。
案件を探すのに時間をかけすぎない
案件を探すのに時間をかけず、常に仕事がある状態を保っておくことは大切です。当然のことですが、案件に応募しても100%受注できるわけではありません。会社員とは違い、稼働しなければ収入は完全にゼロですよね。
案件が見つからない場合の解決策は以下の通りです。
- フリーランスエージェントに営業代行を依頼
- 足りないスキルを磨く
- 希望職種以外の案件も検討
エンジニアの高単価案件は、競争が激しいので案件がとりづらい場合もあります。エージェントに依頼し応募の数を増やし、足りないスキルは自己啓発する意識が必要です。
また、どうしても仕事が見つかなければ希望職種以外の案件も検討してみるのも良いですよ。案件を探すのに時間をかけすぎないように注意しましょう。
在宅でできる仕事に限定する
副業をできる限り在宅で可能な仕事にすれば効率よく稼げます。作業場所までの通勤やメンバーに気を使うなどで、余計な時間や精神を浪費する心配は無いですよね。仕事だけに集中できます。
フリーランスで収入を得る仕組みは単純です。成果物を納品して、クライアントから認証をもらえば良いのです。その数に比例して稼げる額が変わります。
なので、できる限り在宅でできる案件を探して効率よく仕事をしてみるのも良いですよ。
フリーランスエンジニア副業のおすすめ案件
フリーランスエンジニアとしての副業でおすすめの案件を紹介します。あくまでも、自身のスキル・経験に合った仕事を選ぶのが基本です。
参考程度に考えてくださいね。
経験が少ない方はテストエンジニア案件がおすすめ
テストエンジニアは、経験が少ない方でも案件は獲得しやすいです。理由としては、プログラミングなど専門的なスキルをそこまで必要としないからです。開発プロジェクト経験やIT知識があれば仕事はできるんですね。
業務内容は、テスト実行やテスト設計がメインです。テスト実行は、テストケースを元にテストを実施。テスト設計は、テスト計画やテストケース・仕様書の作成がメイン業務です。
テストエンジニアの平均月額単価は57万円です。副業としては十分に稼げます。経験が少なくても、テストエンジニアの案件に挑戦することをおすすめします。
Web制作(フロントエンド)は比較的チャレンジしやすい
Web制作は、実績が少なくても案件を獲得できる可能性は高いです。実務未経験でも、ポートフォリオを提示して受注につながったケースは多くあります。
Web制作のフロントエンド開発は、HTML・CSS・JavaScriptのスキルがあれば十分に対応可能です。また、多くのWebページはWordPressで構築されているので操作を覚えておけば有利でしょう。
WordPressはPHPで構築されています。だから、バックエンド(サーバー側)の案件ではPHPの実績があれば優遇されるんですね。
とくに、フロントエンドは実務未経験でも案件を獲得できますので、積極的に挑戦してみてください。
データサイエンティスト
データサイエンティストは、IT業界で需要が高いのでおすすめです。
エンジニア経験やプログラミングスキルをいかしたデータ分析を行うのが仕事内容。データ解析言語のPythonやR言語を使用するので、AI技術が発展するIT業界では需要が高いでしょう。
案件をこなせば、ビッグデータの活用技術をいかしたデータ分析のスキル身につくので、将来的に高収入が狙えるでしょう。案件数の割に人手不足なので、副業で実務経験を積める可能性は十分にあります。
IT業界で需要が高く市場価値が確実に上がる、データサイエンティストを選択肢の1つに入れてみてはどうでしょうか。
インフラエンジニア
クラウドサービスの普及により、インフラエンジニアの仕事はより増えています。インフラは社会全体への影響が大きいので、技術があるエンジニアは今後も求められるでしょう。
代表的なクラウドサービスであるAWSやAzureの技術やインフラ設計・構築・運用・保守の経験あると、案件獲得は有利です。本業をこなしながら、インフラエンジニアを副業にするのはハードかもしれません。スケジュールに無理のない範囲から、案件に取り組んでみると良いですよ。
社会貢献度が高く今後も需要が見込めるインフラエンジニアは、副業として魅力的です。
Webライター
Webライターは副業として非常におすすめです。ITは稼げるジャンルの1つで、業界経験をもっていると需要が高いからです。実務未経験でも参入がしやすく、すぐに収入につながります。
Webライターに必要なスキルは以下の通りです。
- 分かりやすく伝える文章力
- SEOの知識
- リサーチ力
中には、月収100万以上を稼ぐライターもいます。業界経験を生かせば、高単価も可能なのでWebライターは非常におすすめです。
まとめ:
副業は紹介した方法や注意点を守り、本業に影響が出ない範囲で行うことが大切です。副業で浪費してしまうと、本業の評価を落としかねませんよね。
- フリーランスエージェント・クラウドソーシング・知り合いの紹介からスタート
- 会社が副業を許可しているかの確認は必須
- 確定申告は忘れずに
- 低単価の案件には手をつけず効率の良い方法で稼ぐ
上記を念頭に置き着実に実践をすれば、より稼ぐコツがつかめるでしょう。ぜひ記事の内容を参考にして、実際に案件に取り組むことをおすすめします。
本業とのバランスを考えて、効率よく稼ぐのがベストでしょう。この記事が、フリーランスエンジニアとして副業を始める助力となれば幸いです。