仕事する場所や時間を自由に決められるフリーランスの働き方。毎朝電車に揺られて通勤したり会社のルールに縛られず、自分のペースで働けるのは確かに魅力的ですよね。
とはいえ、フリーランスエンジニアの働き方に憧れを抱いている方の中には
「フリーランスエンジニアになるにはどうしたらいいの?」
「フリーランスエンジニアになる方法がわからない…」
「フリーランスエンジニアに必要なスキルが知りたい!」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。フリーランスエンジニアになりたくても、何から始めればよいかわからないと実際に行動できず困りますよね。また、自分でもなれるのア不安を抱いている方もいるはず。
そこで今回は、フリーランスエンジニアになる方法を3STEPでご紹介。フリーランスエンジニアになる方法を3つのSTEPでわかりやすく解説しつつ、なるために欠かせないスキル・能力や成功するポイントも紹介します。
この記事を読めば、フリーランスエンジニアになるための方法が理解できるだけでなく、フリーランスとして働くイメージも湧くでしょう。
理想とするフリーランス生活の実現へお役立ていただければ幸いです。それでは参ります。
フリーランスのエンジニアの仕事内容や平均年収、メリット、デメリットなど網羅的に理解したい人は、以下の記事で解説していますので下記の記事をどうぞ。
→フリーランスエンジニアとは?年収から案件内容、実態まで簡単に解説
フリーランスエンジニアへの独立は若いほど有利
フリーランスエンジニアになるなら早い方が良いでしょう。フリーランスへの転身は若ければ若いほど、早ければ早いほどあなたのキャリアへ有利に働きます。
フリーランスエンジニア | 会社員エンジニア | |
---|---|---|
20代 | 約700万円 | 約388万円 |
30代 | 約800万円 | 約570万円 |
40代 | 約860万円 | 約663万円 |
50代 | 約630万円 | 約720万円 |
出典元:IT人材白書2016令和元年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働
フリーランスの場合、得られる報酬は、本人の能力に比例する。最新の技術を保有し、高い開発能力を持つなど、需要が高い人材には高い報酬が支払われることになる。
フリーランスの収入は、個々に契約した仕事に対して支払われる報酬で成り立っているため、年功序列による年齢や勤続年数の影響を受けない働き方と言える。
引用元:https://www.google.com/url?q=https://www.ipa.go.jp/files/000052198.pdf&sa=D&source=editors&ust=1618475016597000&usg=AOvVaw2IjOaHPxoL26ZFwGuJ0krZ
上表はフリーランスエンジニア・会社員エンジニアの年代別平均年収をまとめたもの。上の引用は「IT白書2016」から抜粋したものです。
表や引用からわかるように、フリーランスエンジニアが得られる報酬は自身の能力に比例します。
早くからフリーランスエンジニアに転身しスキルや実績を積み上げれば若手の会社員エンジニアでは獲得できない高い報酬を獲得できます。
そのため、早くからフリーランスへの転身を果たせば積みあがるスキルや経験・実績が大きくなり、理想の報酬を獲得できる可能性が高くなるわけです。
「思い立ったが吉日」という言葉もありますが、抱いた想いはすぐに行動で高値にできると良いですよ。とはいえ、後先構わず勢いに身を任せて上手くいくわけではありません。
上記を抑えたうえで、下記からのフリーランスエンジニアへ転身するために不可欠な要素や方法を見ていきましょう。
フリーランスエンジニアに不可欠な3つの要素
フリーランスエンジニアになるために不可欠な要素は、下記3つです。
- 要素1:最低限の実務経験
- 要素2:評価できる実績
- 要素3:獲得した仕事を継続できるスキル
それぞれ解説していきますね。
要素1:最低限の実務経験
フリーランスエンジニアになるには、最低でも1年~3年の実務経験が不可欠となります。なぜなら実務経験は、フリーランスエンジニアが仕事を獲得できるかを決める大きな判断材料になるからです。
取引先は効率良く適した仕事相手を選ぶため、フリーランスエンジニアの実務経験やスキル・実績をもとにします。仕事ができない相手に依頼しては、無駄な手間や時間がかかるだけですからね。
また、高単価案件の多くが数年の実務経験を条件に出しているため、あなたが理想とする報酬単価の仕事を獲得する条件として実務経験が必要となる場合もあります。
実務経験が0の状態でフリーランスエンジニアになったとしても、理想の仕事を獲得するのは困難でしょう。
要素2:評価できる実績
上記の実務経験に伴い、フリーランスエンジニアになるには評価できる実績も不可欠な要素となります。
もちろん実務経験がなければ門前払いはやむを得ませんが、実績がない実務の経験を示しても、取引先からすれば「ただ仕事をしていただけ」という評価になりかねません。
あくまで仕事は結果を出すために行うもの。何かしらの結果を出せなかった経験では、取引先から仕事を依頼できる相手だとは認識されづらくなるため、理想の仕事を獲得するのは困難を極めます。
ある程度評価できる実績をつくってから、フリーランスエンジニアになるのが賢明でしょう。
要素3:獲得した仕事を継続できるスキル
獲得した仕事を継続できるスキルも、フリーランスエンジニアになるには不可欠な要素です。
たとえ仕事を獲得できたとしても、続かなければ安定した収入には繋がりません。フリーランスエンジニアは、依頼された仕事を継続的に遂行するだけのスキルがあるからこそ、安定した収入を獲得できるのです。
また、習得スキルの磨き上げはもちろん需要の高いスキルの移り変わりは激しいため、常に鮮度の高い情報を収集し新しいスキルを習得する学ぶ習慣をつくるのも重要となります。
日々自分のスキルを磨けるかどうかは、フリーランスエンジニアに大切な要素と言えるでしょう。
下記からは、フリーランスエンジニアになる方法を3つのSTEPでわかりやすく解説していきますね。
フリーランスエンジニアになる3STEP
フリーランスエンジニアになる方法を下記3つのSTEPに順じてそれぞれ解説していきます。
- STEP1:理想を明確にする
- STEP2:必要なスキルを習得する
- STEP3:実際に仕事を獲得する
STEPの順番を参考にしながら実際にやってみてください。
STEP1:理想を明確にする
まずは下記3つのフリーランスエンジニアとしての理想を明確にしましょう。
- フリーランスエンジニアになる目的
- 獲得したい年収・報酬単価
- 学ぶプログラミング言語
フリーランスエンジニアになる以上、実現したい理想があるはずです。また実現したい理想は、成り行き任せで叶うようなものではなく、計画的に目指すからこそ形になるものですよね。
理想があいまいなままでは、獲得したい報酬や学ぶスキルもあいまいになるため、理想を実現できる可能性は非常に低くなります。上記3つを明確に定め、ゴールを見据えて動くのが賢明でしょう。
STEP2:必要なスキルを習得する
理想が明確に定まったら、実現するために必要なスキルを習得しましょう。ちなみに、スキルの習得には下記2つの方法がおすすめです。
- 学習サイトを活用する
- プログラミングスクールに通う
学習サイトやプログラミングスクールによって学べることや学習スタイル、料金なども異なるため、自分の理想を果たせる適切なツールを選びましょう。
無料で使える学習サイトや無料体験を実施しているプログラミングスクールも数多くあるので、気になるところがあればまずはお金をかけず気軽に試してみるのが良いですよ。
STEP3:実際に仕事を獲得する
必要なスキルを学びつつ、実際に仕事を獲得し実務を行ってみましょう。上記でも解説しましたが、本格的にフリーランスエンジニアはとしてやっていくなら、実務経験は必須です。
また、習得したスキルも実践で試してみないことには実感も湧きづらく、座学のまま使い物にならなくなってしまいます。今はクラウドソーシングなどを活用すれば、個人で手軽に仕事が獲得できます。
習得したスキルを磨くにはとにかく実践あるのみ。実務経験や実績の獲得も見据えて仕事を行ってみましょう。仕事の獲得方法に関しては、下記にてより詳しく解説しますね。
クラウドソーシング:企業や事業主がインターネット上で依頼した仕事を獲得できるWebサービス。仕事の受注から納品までがすべてWeb上で完結する使い勝手の良さから、多くのフリーランスエンジニアに活用されています。
フリーランスエンジニアが案件を獲得する4つの方法
フリーランスエンジニアになる上では、案件の獲得方法もマスターすべきです。上記でも少し触れましたが、仕事を獲得できなくては元も子もありませんよね。
今回は下記4つの案件獲得法を解説するので、仕事を獲得する際の参考にしてください。
- クラウドソーシングの活用
- フリーランスエージェントサービスの活用
- 人脈のフル活用
- SNSやWebで宣伝
それぞれ解説していきますね。
クラウドソーシングの活用
上記でも解説しましたが、クラウドソーシングはフリーランスエンジニアが手軽に仕事を獲得できる方法です。
クラウドソーシングワークスやランサーズなど、国内最大級のクラウドソーシングサービスには幅広い職種や報酬単価の仕事が掲載されているため、フリーランスの仕事探しには困らないでしょう。
複数のクラウドソーシングを併用しているフリーランスエンジニアも多いですね。特にエンジニア職の依頼案件数は、他の職種と比べても非常に多いため、自分の条件に適した仕事を見つけやすいと言えます。
フリーランスエンジニアになるならマストで活用したいサービスですね。
フリーランスエージェントサービスの活用
フリーランスエージェントサービスの活用も、有効的に仕事を獲得する方法です。
フリーランスエージェントサービスとは、豊富に取りそろえた案件の中からあなたが理想とする条件に適した仕事を提案・紹介してくれるサービスです。
エージェントサービスの中には、福利厚生や確定申告などといったフリーランス生活を全面的にサポートしてくれる体制が整っているところもありますね。
1人で仕事を獲得できるか不安な方、効率的に理想の仕事を獲得したい方は活用すると良いでしょう。
人脈のフル活用
自分の人脈をフル活用し、仕事を獲得するのも効果的な方法の一つです。周囲の知人・友人、前職の上司や同僚に仕事を紹介してもらえるか相談してみましょう。
中には、周囲へ仕事の相談を持ちかけるのに抵抗感を抱いている方もいるかもしれませんね。しかし、会社に所属せず自分から仕事を獲得していかなくてはならないフリーランスにとって人脈は頼みの綱。
クラウドソーシングやエージェントサービスを活用して仕事を獲得するのはもちろん重要ですが、人との繋がりから効率的かつ効果的に理想の仕事を獲得しているフリーランスエンジニアも多くいます。
個人で働くフリーランスだからこそ、頼りになる周囲に相談してみると、優良な仕事の獲得に繋がるかもしれませんよ。
SNSやWebで宣伝
SNSやWebサイトを通じて自身を宣伝するのも、フリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法の一つです。
インターネットの利点は、何より不特定多数の人達に自分を知ってもらえること。
InstagramやFacebook・TwitterなどのSNS、ブログやポートフォリオなどのWebサイトで自分のスキルを活かした投稿や発信をすれば、多くの人達に自分を認知してもらえます。
あなたの発信が企業や事業主の目に留まる可能性はもちろん、SNSのフォロワー数やブログの閲覧数が増えれば、それ自体が実績となるのです。
インターネット上での宣伝や認知の獲得もフリーランスエンジニアに必須となる営業活動の一種。フリーランスへの転身をきっかけに活用してみると良いでしょう。
営業活動などのフリーランスエンジニアに欠かせないスキルについては、下記で詳しく解説しますね。
ポートフォリオ:これまで自分が出した成果物や実績をまとめた作品集のこと。
Webサイトなどでポートフォリオを作成するのが一般的。
フリーランスエンジニアにに欠かせない3つのスキル
フリーランスエンジニアになるために欠かせないスキル・能力は、下記の3つです。
- 営業力
- マネジメント能力
- コミュニケーション能力
上記で解説した「フリーランスエンジニアになるために不可欠な3つの要素」と合わせて、しっかり頭に入れておきましょう。ではそれぞれ解説していきますね。
1.営業力
営業力はフリーランスエンジニアに欠かせないスキルの一つです。
上記でも少し触れましたが、フリーランスエンジニアは会社に所属せず自分で仕事を獲得する働き方。自分の売り込みができなくては、理想の仕事はおろか仕事の獲得時代も困難になります。
とはいえ、口下手な方が口頭で自分をアピールできなくてはならないという話ではありません。
口頭で自分をアピールするのが苦手な方は、多くを話さなくても数字などの目に見える実績やスキルを培い実力を証明できれば良いのです。
自分のスキルや長所はもちろん実績やこれまでの実務経験を相手に証明できれば、仕事を獲得しやすくなるだけでなく、取引先と良好な関係がつくれ仕事の継続しいては収入の安定にも繋がります。
フリーランスエンジニアにとって、営業力は不可欠な能力と言えるでしょう。
2.マネジメント能力
マネジメント能力もフリーランスエンジニアに欠かせない能力です。
フリーランスエンジニアは、会社からの後ろ盾がなく自身の力で仕事を獲得し収入を得ていくため、自分の仕事や生活自体を管理できなくては健全に働いてはいけません。
仕事面でのタスクや稼働時間といったスケジュール管理がずさんでは計画的に理想の報酬を獲得するのは困難になります。
また睡眠や食事、体調など生活面の管理が疎かになれば、生活リズムは不規則となり健康や仕事のパフォーマンスにも悪影響が出るでしょう。
フリーランスエンジニアは身体が何よりの資本です。心身共に健全な状態を管理できるマネジメント能力は、必須でしょう。
3.コミュニケーション能力
コミュニケーション能力も、フリーランスエンジニアに欠かせない能力となります。
フリーランスエンジニアが請け負う仕事の多くは、自分一人で行うものではなくチーム単位で遂行していくプロジェクト型案件です。そのため、チームメンバーと円滑にコミュニケーションが取れなくては、プロジェクト遂行の足かせになってしまいます。
納期が決まっている以上、円滑なコミュニケーションが取れるかどうかでプロジェクトの成功が決まると言っても過言ではありません。
むしろ、プロジェクト案件を通じてチームメンバーとの親密度が高まれば、仲間内でプロジェクト型案件に獲得・遂行も可能となります。
仲間内でプロジェクト案件が獲得できれば、外部のチームに参加するよりも報酬が高くなるのでおすすめです。
コミュニケーション能力は一見すると軽視されがちですが、フリーランスエンジニアだからこそ欠かせない重要なスキルと言えるでしょう。
駆け出しフリーランスエンジニアが成功する3つのポイント
フリーランスエンジニアになるイメージが湧いてたところで、最後にフリーランスエンジニアとして成功する下記3点のポイントを紹介します。
- ポイント1:成功しているフリーランスを真似る
- ポイント2:フリーランス仲間をつくる
- ポイント3:無理をし過ぎない
フリーランスエンジニアとして働く際に非常に有効活用できるポイントなので、ぜひ参考にしながら実践してみてください。ではそれぞれ解説していきますね。
ポイント1:成功しているフリーランスを真似る
成功しているフリーランスエンジニアのノウハウは、積極的に真似しながら取り入れると良いでしょう。
「学は真似ろ」との言葉もありますが、生活習慣や不明点への解決法などといった仕事・生活面でのノウハウは、あなたのフリーランスライフをより良くする有益な情報です。
自分なりに取り組むのはもちろん大切ですが、成功している人のやり方を真似しながら自分に適したやり方を模索していく方が、効率的かつ効果的な場合は多々あります。
今のご時世では、成功しているフリーランスエンジニアが自身のブログやTwitter・Youtubeなどで有益な情報を発信しているため、ノウハウを得るにも困りません。
フリーランスエンジニアとして成功するなら、上手くいっている方のノウハウを積極的に取り入れると良いでしょう。
ポイント2:フリーランス仲間をつくる
境遇が同じフリーランス仲間をつくると良いでしょう。
上記でも解説しましたが、会社に所属しないフリーランスエンジニアにとって、人脈は貴重な財産であり、大きな武器。
同じ境遇の仲間がいれば、会社員の友達には理解されづらいフリーランス特有の悩みを相談できるだけでなく、仕事に関する有益な情報交換も可能です。
増えてきたとはいえフリーランスの働き方を選んでいる方はまだまだ少数。孤独に戦い続けるフリーランスにとって仲間の存在は心強いですよね。
SNSや交流会などを通して、フリーランスの仲間作りに励むのも良いでしょう。
ポイント3:無理をし過ぎない
フリーランスエンジニアの成功に無理は禁物です。熱心なあまり身体に負担をかけすぎて、体調を壊しては本末転倒ですよね。
上記でも解説しましたが、自分の代わりがいないフリーランスにとって自分管理は必須の能力。
勢い任せで体を痛めつけ、生活リズムや仕事のパフォーマンスにムラができてしまっては、収入が安定しないどころか最悪フリーランス生活自体を断念せざるを得ません。
心身を管理し整えるのもフリーランスエンジニアの立派な仕事。長続きしない無理を重ねるのではなく、身体の強さや適切な睡眠時間を知り、日々最高のパフォーマンスで生活できるよう意識すると良いでしょう。
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まとめ
今回は、フリーランスエンジニアになる方法を下記3つのSTEPで解説しました。
- STEP1:理想を明確にする
- STEP2:必要なスキルを習得する
- STEP3:実際に仕事を獲得する
この記事を機にフリーランスエンジニアへのイメージが湧いた方は、ぜひステップを参考にまずは理想の明確化から始めてみて、仕事を獲得してみてください。
着実に行動を重ねれば、頭にある理想のイメージも実現していくでしょう。この記事があなたの現状に活路を開く一助となれば幸いです。