フリーランスエンジニアは後悔の連続?駆け出し独立者の告白

「フリーランスエンジニアに独立して後悔している人っているのかな?」

時間や場所に縛られない働き方を求め、フリーランスに独立したいと考えている一方、いざ転身して後悔しないか不安な人は多くいますよね。フリーランスエンジニアとして活動している人がどう感じているのかを知ったうえで、独立するか決めたい人もいるはず。

そこで、今回は後悔するフリーランスエンジニアの特徴を、口コミも交えて紹介します。また、フリーランスエンジニアとして成功する秘訣も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

現役フリーランスエンジニアの後悔8選

出典:unsplash

まずはじめに、現役フリーランスエンジニアが後悔していることを、口コミも交えて紹介します。

  • 後悔1:自分で仕事を見つけなければいけない
  • 後悔2:不安定な収入に心が落ち着かない
  • 後悔3:家族や友達と予定が合わない
  • 後悔4:税金の申請や支払いを自分でやらなくてはならない
  • 後悔5:ローンの審査が通らない
  • 後悔6:仕事仲間や同僚がいないと毎日寂しい
  • 後悔7:体調を管理しないと稼ぎが減る
  • 後悔8:50代以降になると応募可能な案件が少なくなる

後悔1:自分で仕事を見つけなければいけない

自分で案件を獲得しなければならない苦労から、フリーランスエンジニアへの独立を後悔する人もいるようです。

フリーランスは仕事を与えられる会社員と違い、自分で案件を獲得しなければなりません。

また、応募案件の条件に見合うスキルや実績がなければ、希望の仕事を獲得するのも困難です。

具体的には、次のようなスキルや実績が求められます。

  • ITプロジェクトのコンサル経験
  • 設計〜リリースまでのご経験
  • 〇〇での開発経験 3年以上
  • Laravel、Apacheなどのフレームワークの利用経験
  • ネットワーク、データベースなどの専門知識

最悪の場合、案件を獲得するのに半年以上かかる場合もあり、それまで収入が得られないことも。

ようやく案件を獲得できたとしても、突然の取引停止があったりと継続的な仕事の保証もできません。

後悔2:不安定な収入に心が落ち着かない

不安定な収入に心が落ち着かず、フリーランスエンジニアへの独立を後悔する人もいます。

フリーランスエンジニアは会社員のように一定額の給料が発生せず、安定した仕事を貰いにくいので、収入が不安定になるからです。

収入の低い月が続くとお金が圧迫し始め、稼がないといけない状態に心も落ち着かなくなります。

特にフリーランスエンジニアになって間もないころは、クライアントと低単価の案件を取引しやすく、収入を稼げません。

他にも失業保険などの福利厚生が受けられず、経費の面でもデメリットが発生します。

このようにフリーランスエンジニアは収入が得にくく経費も抑えられないので、心が落ち着かない日々を送るのです。

後悔3:家族や友達と予定が合わない

フリーランスになると家族や友達との予定が合わなくて、後悔する人もいます。

フリーランスエンジニアは忙しいときと手が空いているときが不定期に訪れるため、家族や友達との時間が取りにくくなるからです。

フリーランスは自由な働き方が可能で、好きな時間に働ける魅力があります。その反面、働き方によっては会社員のように決まった休み時間が取れません。

そのため、周りの家族や友達が会社員だと、お互いの時間が上手く取れなくなるのです。

忙しい時期が不定期になる理由は、下記の2つが挙げられます。

  • 納期に追われて忙しくなる
  • 取引先から次の案件を貰うまでが長い

フリーランスエンジニアは納期までに依頼物を完成させるのが仕事です。継続的な仕事を貰うためにも、納期までに終わらせなければなりません。

複数の案件に取り掛かると納期に追われる毎日になってしまい、決まった自由時間が取れなくて後悔しやすくなりますよ。

一方で上記の動画投稿者のように、仕事を完了した後に次の案件がすぐに来なくて、忙しくない日が続く場合もあります。

このように余裕のある自由時間が予測しづらいために、家族や友人との予定が合わなくてストレスになるのです。

後悔4:税金の申請や支払いを自分でやらなくてはならない

フリーランスエンジニアになると、税金の申請や支払い手続きの大変さから後悔する人もいるようです。

国民保険、所得税、住民税など処理すべき税務が多いため、上記のツイートのように仕事する時間を削ってまでやらなくてはなりません。さらに税金を支払わないと、ペナルティとしてより多くの税金が課されます。

例えば、確定申告は国に納める所得税を支払うために行う手続きです。しかし非常に複雑で、簿記の知識も求められます。

また会社員のように、確定申告を代わりにやってくれる経理担当者もいません。

そのため、初心者はもちろん経験のある方でも手間がかかって、仕事のできる時間を奪われがちです。

確定申告については下の記事で詳しく解説していますので、「確定申告って何?」と疑問に感じた方は参考にしてみてください。

フリーランスエンジニアの確定申告ガイド!作り方から出し方まで

後悔5:ローンの審査が通らない

なかには、住宅ローンが組めずに後悔するフリーランスエンジニアもいるようです。

上記のツイートのように、フリーランスエンジニアは収入が不安定な理由からローンの審査に通らないケースがあります。

これは、ローンの審査に十分な収入があることが関わってくるからです。

もし現状では「ローンを組む予定は無いから…」と考えていても、将来組みたいと思えるような状況が起こりえます。そんな時にローンが組めず、後悔するそうです。

上記のツイートだけでなく、クレジットカードの申請でも、収入によっては作成できなくなりますよ。

後悔6:仕事仲間や同僚がいないと毎日寂しい

フリーランスエンジニアのなかには、孤独を感じ後悔する人もいるようです。

フリーランスエンジニアは、在宅勤務だと一緒に働く仕事仲間がいないため、孤独を感じやすくなってしまうのです。

一緒に働く人と会話したりわからないことを質問したりできないので、モチベーションの維持も難しくなります。

また、他の同僚や上司がやっていた業務をすべて自分で行わなくてはなりません。

  • 案件の獲得
  • 要件定義などの上流工程
  • プログラミングなどの下流工程
  • 確定申告
  • その他雑務など

当然サポートしてくれる人もいないので、上記の業務を良く知らないままフリーランスエンジニアになると、挫折しやすくなってしまいます。

後悔7:体調を管理しないと稼ぎが減る

体調不良から仕事ができず稼ぎが減ることで、後悔するフリーランスエンジニアもいるようです。

先ほど解説した通りフリーランスエンジニアは一人で作業するので、体調を崩したときにフォローしてくれる人がいません。

さらに誰かに監視されることが無い働き方ができる一方で、ダラダラした生活を送ってしまいます。

このような生活が続くと、昼夜逆転した生活になってしまい体調を崩しやすくなるのです。

他にも、家に籠りがちなので体を動かすことがほとんどなくなり、運動不足で体調を崩しやすくなりますよ。

後悔8:50代以降になると応募可能な案件が少なくなる

将来について、不安を抱える人や後悔してしまう人がいるようです。

フリーランスエンジニアは、50代を超えると仕事が大きく減ってしまいます。

企業で若い人を採用するように、取引先は若いフリーランスエンジニアを選ぶ傾向があるからです。

出典:フリーランス白書2021

上記のグラフは、フリーランスの年齢別の人口ですが、50代以降になると人数が減っています。

これは主に次の2つの理由が挙げられるからです。

  • 体力が衰えてしまっているから
  • 新しい技術の知識が疎いから

特に日々新しい技術が生まれるIT業界では、体力の衰えで技術の習得に追いつきにくくなってしまうのは、50代以降にとってデメリットとなります。

つまりフリーランスエンジニアになるのが遅くなるほど、収入の上り幅が減って後悔しやすくなるんです。

50代以降は働けないという訳ではありませんが、もしきつくなったら会社員へ戻るのも一つの方法として頭に入れておくといいですよ。

フリーランスエンジニアに独立して後悔する人の特徴

出典:unsplash

ここまでの解説を踏まえ、下記にフリーランスエンジニアへ独立して後悔する人の特徴をまとめました。

  • 特徴1:開発経験の無い人
  • 特徴2:自己管理が苦手な人
  • 特徴3:十分な貯金が無い人
  • 特徴4:人と関わるのが好きな人

それぞれ特徴を、どのようなデメリットが生じるのか解説していきますね。

特徴1:開発経験の無い人

開発経験がない人は受けられる仕事が少ないため、理想的な報酬を獲得できません。

「後悔1:なかなか案件を獲得できない」で解説した通り、大半の案件が開発経験などのスキルを求められるからです。

例えばアプリ系エンジニアの案件では、下記のスキル内容が必要になります。

  • kotlinでの開発実務経験1年以上
  • リリースまでの経験
  • FlutterやReactNativeの経験
  • リーダー経験

これは企業側がフリーランスエンジニアに対して、高い即戦力やすぐに働ける柔軟性を求めているからなんですね。

会社側にとって、働ける場所などを必要としないフリーランスエンジニアはコスト削減になります。

そのため、一から業務を教えるなどの手間はかけたくないために、必要なスキルを掲載することが多くあるのです。

案件によって必要なスキルは変わってきますが、およそ3年ほど開発を経験しておきましょう。

特徴2:自己管理が苦手な人

一日のスケジュールが立てられないといったように、自己管理が苦手な人も失敗しやすいです。

自己管理が苦手な人は怠けやすいので、「後悔7:昼夜が逆転した生活リズムに陥る」で解説したように生活リズムが崩れてしまいます。

具体的には下記のような生活を過ごしてしまい、体調が悪くなる、怠けてしまうといったデメリットが起きてしまうのです。

  • いつでも仕事できるからと、ダラダラと仕事を続けてしまう
  • 寝る時間が遅くなって、睡眠時間が減ってしまう

会社員では体調が悪くなっても他の社員がフォローできますが、フリーランスエンジニアはフォローしてくれる人がいません。

体調が悪くなったり怠けてしまったりすると、それだけで仕事が止まって納品物の品質にも影響を及ぼします。

特徴3:十分な貯金が無い人

少なくとも120万円以上の貯金が無いままフリーランスエンジニアになると、資金不足に悩まされます。

フリーランスエンジニアになったばかりは、「後悔2:不安定な収入に心が落ち着かない」で解説した通り、安定した収入が得られないからです。

e-Statの家計調査によると単身世帯の月の生活費が約23万円なので、半年分の収入が無くても生活できる120万円を用意できるといいですよ。

もし十分な貯金が無いと、収入が得られないときに日々の生活費用でお金がどんどん無くなっていき、生活が苦しくなっていきます。

さらにお金を借りようとしても、十分な収入が無いために借りられない事態も起こりえるので注意しましょう。

特徴4:人と関わるのが好きな人

仕事をしていく上で、同僚と関わるのが好きな方はフルリモートの案件だと後悔しやすくなります。

「後悔6:仕事仲間や同僚がいないと毎日寂しい」で解説したように、仕事をする際は基本一人で仕事するからです。

会社員ではお互い顔の見える場所で働きますが、フリーランスエンジニアの場合フルリモートだと取引先とのやり取りは、チャットがメインになってしまいます。

さらに「後悔3:家族や友達と予定が合わない」で解説した通り、自由時間も思い通りに取れません。

寂しいだけでなく、友人や家族との時間も取れないので、常駐できる案件だけを受注するようにしましょう。

フリーランスエンジニアとして成功する5つの秘訣

出典:unsplash

ここまでの解説を読み、

「どんな人が後悔するのかはわかったけど、どうすればフリーランスエンジニアとして成功できるの?」

と疑問を抱いている人もいますよね。

そこで、ここからはフリーランスエンジニアとして成功する5つの秘訣を紹介します。

  • 秘訣1:会社員エンジニアとして開発実績を積む
  • 秘訣2:取引先との信用関係を育てる
  • 秘訣3:将来性が見込める分野のスキルを習得する
  • 秘訣4:フリーランスが集うコミュニティで仲間を作る
  • 秘訣5:信頼できるエージェントサービスに登録しておく

秘訣1:会社員エンジニアとして開発実績を積む

会社員エンジニアとして開発実績を積んでおきましょう。

「後悔1:なかなか案件を獲得できない」で解説した通り、ほとんどの案件がスキル必須です。

そのため、開発経験が無いと高単価案件を受注できず、理想の収入が得られなくなります。

またフリーランスエンジニアの数は年々増えており、競争率も高くなっているので、高いスキルを持っていないと生き残れない可能性も出てきます。

他にもすべての業務を自分一人でやりきらないといけないため、会社員で一通りの経験をしておくのがベストです。

秘訣2:取引先との信用関係を育てる

取引先と良好な関係を築けるように心がけましょう。

仕事において最も大事なのは信頼関係です。取引先から信頼を失えば、二度と仕事が割り振られません。

信頼関係を育てるには、取引先から「この人に長く仕事を任せたい!」と思えるように熱心な働きを心がけましょう。

例えば早いレスポンスを心掛ける、納期までに終わらせる、高い品質を目指すなど様々な要因によって信頼関係が作られます。

信頼関係が出来上がる行動を長く続けていれば、自然と継続的な仕事を任せられるようになりますよ。

秘訣3:将来性が見込める分野のスキルを習得する

将来性が見込める分野のスキルを習得しましょう。

具体的には、大量のデータから傾向を分析するビッグデータや人工知能などが将来性の見込める分野に該当します。

このような将来性が見込まれる技術を習得するのには、下記の理由が挙げられるからです。

  • 市場価値を高めることで、収入を上げられる
  • 自分の分野がどのくらいの単価なのかを把握して、単価交渉できる

今後、将来性のある分野のスキルを習得することで、市場価値を高められます。そのため、より大きな収入を稼げるためだけでなく、競争社会においても生き残りやすくなるのです。

また自分の分野も確認しておくと、需要が高いかどうかがわかるだけでなく、相場も理解できるようになります。

自分のスキルがどのくらいの単価なのかを知ることで、取引先に単価交渉するときの参考になりますよ。

秘訣4:フリーランスが集うコミュニティで仲間を作る

フリーランスが集まるコミュニティで仲間を作っておきましょう。

同じ目標を持つフリーランスエンジニアと交流できるので、孤独になりがちなフリーランスエンジニアのモチベーションを高めてくれます。

また情報の共有もでき、新しい技術を吸収しづらい地方でも情報がどんどん入ってきますよ。

実際にオフ会を開くコミュニティなどもあるため、「人と関わって仕事していきたい!」という方は探してみましょう。

秘訣5:信頼できるエージェントサービスに登録しておく

エージェントサービスに登録しておくと、案件を見つけやすくなりますよ。

エージェントサービスは自分のスキルや働き方に合った案件を紹介してくれ、案件獲得のアドバイスや獲得後のサポートも充実しています。

しかしエージェントサービスによっては満足のいく案件が見つからなかったという声もあるので、下記のポイントを意識しながらサービスを探すといいでしょう。

  • 極端に悪い評判が多いサービスは避ける
  • 充実した福利厚生が用意されている
  • 確定申告のサポートが受けられる

これらのポイントはフリーランスエンジニアが金銭面における不安を解消したり、面倒な手間を手っ取り早く終わらせたりできるため重要になってきます。

おすすめのフリーランスエージェントは下記の記事で紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【厳選5選】フリーランスエージェントで在宅案件があるおすすめサービス

エージェントサービスを利用するならフリーランスのミカタがおすすめ

先細解説したとおり、エージェントサービスを活用すれば、理想の条件に適した案件の提案・紹介に加え、仕事の進め方などもサポートしてもらえます。

なかでも、「フリーランスのミカタ」は通常のサイトには掲載されていない15,000以上の非公開案件と高単価なフルリモート案件を豊富に取り揃えるフリーランス向けのエージェントサービスです。

具体的には下記のような案件が多く掲載されているため、収入が不安定といわれるフリーランスエンジニアでも、中・長期的に安定した収入を獲得できます。

  • 週5日(7時間/日、140〜180時間/月)
  • リモートワーク
  • 50〜80万円の月収

フリーランスのミカタに掲載している案件例

また理想の案件を提案してもらえるだけでなく、サイト上で希望年収や稼働時間・扱うプログラミング言語などを指定し案件を探すこともできるため、自分にあう仕事を見つけやすいサイト仕様になっています。

ただし、上記のような案件は条件として2〜3年の実務経験が求められるケースが多いです。そのため、応募する際はどれくらいの経験が必要なのかを前もってチェックしておきましょう。

フリーランスのミカタを活用すれば、中・長期的に安定した収入を獲得できる案件が見つかりますよ

どんな案件が掲載されているか気になる人は、下のボタンから自分にあう案件を探してみてください。

公式サイトで詳細を見る

なお、フリーランスのミカタがどんな案件サイトなのか詳しく知りたい方は、次の記事もあわせて参考にしてください。

フリーランスのミカタとは?サービス内容や特徴、メリット・デメリット、口コミも紹介

まとめ

今回はフリーランスエンジニアの公開について解説してきました。

多くの人が憧れるフリーランスエンジニアにはたくさんの後悔してしまう場面があります。 何も考えずにフリーランスエンジニアを目指すと最悪の場合、挫折してしまう事も。

しかしフリーランスエンジニアで成功すると会社員よりもずっと稼げるようになるんですね。20代後半でも年収600万を狙えます。

他にも不定期ですが自由時間も会社員より多く取れるため、休み期間を使って旅行へ行けるなどの理想的な生活も送りやすいですよ。

「フリーランスエンジニアを目指してみようかな…」と考えている人は、今から準備をやっておきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次