フリーランスエンジニアの確定申告ガイド!作り方から出し方まで

フリーランスになると毎年売り上げや経費をまとめて書類を作成し、確定申告して税金を支払うようになります。
フリーランスで働くなら、確定申告は避けて通れません。とはいえ、確定申告の経験が無と、

「そもそも確定申告しないといけないの?」
「確定申告しないとどうなるの?」
「確定申告のやり方がよくわからない…」

上記のような確定申告をする必要性や手続き方法がいまいちわからず不安を抱えているでしょう。

そこで、本記事ではそもそも確定申告が必要なのかを、理由や申告の手順を交えてわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。

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目次

フリーランスエンジニアに確定申告は原則必要

フリーランスエンジニアに確定申告は原則必要

原則、フリーランスエンジニアに確定申告は必要です。そもそも、確定申告とは1年間に得た全ての所得から納税額を計算し、原則2月16日〜3月15日までに税務署へ行う申告と納税を指します。

2025年の税制改正により基礎控除は大幅に増額になり、所得に応じて58~95万円の間で変動します。(2025年・2026年)そのため、フリーランスエンジニアで収入から経費などを引いた所得金額が基礎控除を下回ると、確定申告は不要です。

税制改定後の基礎控除は、次のようになります。

スクロールできます
所得金額2025年・2026年の基礎控除2027年以降の基礎控除
132万円以下95万円95万円
132~336万円以下88万円58万円
336~489万円以下68万円58万円
489~655万円以下63万円58万円
655~2,350万円以下58万円58万円
2,350~2,400万円以下48万円48万円
2,400~2,450万円以下32万円32万円
2,450~2,500万円以下16万円16万円
2,500万円以上0円0円
引用:国税庁

フリーランスエンジニアは所得金額を確認し、確定申告の可否を確認しましょう。もし、確定申告が必要にもかかわらず、行わない場合には無申告加算税や延滞税などのペナルティを支払わなければなりません。

フリーランスエンジニアになり追徴課税を受けることがないよう、必要なら期日までに申告と納税を行うのが賢明です。

フリーランスエンジニアの確定申告は2種類から選べる

フリーランスエンジニアの確定申告は2種類から選べる

フリーランスエンジニアが確定申告を行う場合には、2種類の方法があります。そこで、ここではフリーランスエンジニアが行う確定申告の方法を、2種類紹介します。

簡単・シンプルに行うなら白色申告

フリーランスエンジニアが行う確定申告の方法に、白色申告があります。白色申告とは、事前申請が不要であり、帳簿の付け方や申告書の作成が簡単な確定申告の方法です。

白色申告は青色申告より手続きがしやすいものの、支払う税金を減らせる控除がない側面もあります。白色申告では「収支内訳書」と「確定申告書B」を提出します。

収支内訳書は、1回の取引を1つの科目で記録する単式簿記の記帳が認められており、簿記の知識が無い方でも簡単に作成が可能です。

白色申告では特別な控除がありません。とはいえ、経理作業に苦手意識がある方や収入が100万円以下で控除の恩恵を受けにくい方は、白色申告がおすすめです。

節税効果を高めるなら青色申告

青色申告も、フリーランスエンジニアが行う確定申告の方法の1つです。青色申告は白色申告より手続きが複雑なものの、高い節税効果が得られる確定申告の方法です。

具体的には、最大65万円の青色申告特別控除や最長3年間の赤字繰り越しなどの特典があります。青色申告するには「確定申告書B」と「所得税青色申告決算書」が必要です。

決算書では、1回の取引を貸方と借方の双方から記録する複式簿記による記帳が欠かせません。また、初めて青色申告を受ける場合は「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。

青色申告は書類内容が複雑なものの節税効果が高いため、節税対策をしたいフリーランスエンジニアには青色申告がおすすめです。

フリーランスエンジニアが青色申告のメリットを最大限利用する条件

多くのフリーランスエンジニアは確定申告が必要であり、可能な限り節税対策をしたいというのが本音でしょう。そこで、ここではフリーランスエンジニアが青色申告のメリットを最大限利用する条件を、4つにまとめて紹介します。

所得税の青色申告承認申請書を提出する

フリーランスエンジニアが青色申告で確定申告を行い節税対策をするなら、所得税の青色申告承認申請書を提出しましょう。

所得税の青色申告承認申請書を提出すれば、最大65万円控除の青色申告特別控除が適用されます。加えて、生計を共にする家族への給与を全額経費にできるのです。

所得税の青色申告承認申請書は、青色申告をする年の3月15日までに税務署へ提出します。期日を過ぎると、該当年は青色申告が適用されない点に注意が必要です。

複式簿記で記帳を行う

複式帳簿での記帳も、フリーランスエンジニアが青色申告をする際には欠かせません。フリーランスエンジニアが最大65万円の青色申告特別控除を受けるには、複式帳簿は欠かせない項目の1つです。

複式帳簿とは、全ての取引を貸手と借手の双方から記帳する方法を指します。財務の状況がわかりやすい記帳方法であるものの、簿記の知識がなければ記帳は難しい側面もあるのです。

とはいえ、freeeといったクラウド型の会計ソフトを利用すれば、簿記の知識がなくても複式帳簿の記載ができます。クラウド型の会計ソフトを銀行口座やクレジットカードと提携させると自動で仕分けを行い、入力まで行うからです。

クラウド型の会計ソフトを利用すると、初めてでも複式帳簿がスムーズにできます。

貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)を申告書類に添付する

フリーランスエンジニアが青色申告のメリットを最大限利用するには、貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)の提出が必要です。損益計算書(P/L)は、年間の経営成績を示す書類であり、貸借対照表(B/S)で期末時点の財務状況を報告します。

貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)の書類はクラウド型会計ソフトで作成が可能です。漏れなく取引を帳簿に記載していれば、自動作成もできます。

手間と労力を使わずに書類作成ができるため、クラウド型の会計ソフトの利用がおすすめです。

電子申告で行う

電子申告を行うことも、フリーランスエンジニアが青色申告のメリットを最大限利用するには必要です。確定申告を電子申告をしなければ、青色申告特別控除額が55万円になります。

確定申告の電子申告では、e-Taxを利用します。申告書や添付書類などを画面の表示に従い、入力や送信を行うと、青色申告特別控除額が55万円から65万円になるのです。

加えて、電子送信なら24時間どこからでも送信ができます。税務署へ行く必要がないため、手間や労力もかからないメリットもあるのです。

フリーランスエンジニアが確定申告を行う手順

フリーランスエンジニアが確定申告を行う手順

フリーランスエンジニアが確定申告で戸惑うことがないように、流れを確認しておきましょう。そこで、ここではフリーランスエンジニアが確定申告を行う手順を、5つにまとめて紹介します。

収支の記録・整理を行う

確定申告を行うなら、収支の記録や整理を行いましょう。

帳簿への記帳をクラウド型の会計ソフトを利用する場合には自動入力であり、入力ミスはないはずです。とはいえ、通信ができず入力されていない報酬や事業用の購入品などがないかを丁寧に確認しましょう。

加えて、請求書・領収書と帳簿の金額に誤りがないかを確認することも重要です。収支の記録と整理をもとに、申告書などを作成することになるため、慎重に確認することをおすすめします。

正確に経費を計上する

収支の記録と整理が終わり次第、正確に経費を計上しましょう。フリーランスエンジニアの場合は、経費の計上が多いほど、節税効果が高まります。

とはいえ、経費に計上できるのは仕事に必要な費用のみです。たとえば、仕事用と私用で兼用している場合には家事按分で計算し、仕事に必要な部分のみを計上します。

具体的には、自宅でフリーランス活動をする際に床面積などで仕事で使う分を算出し、家賃にかけて経費に計上するのです。フリーランスエンジニアが正確に経費を計上すれば、節税対策になります。

所得控除を最大限に活用する

経費を計上したら、所得控除を最大限に活用しましょう。フリーランスエンジニアが所得控除で利用できるのは、次のものです。

  • 雑損控除
  • 医療費控除
  • 社会保険料控除
  • 小規模企業共済等掛金控除
  • 生命保険料控除
  • 地震保険料控除
  • 寄附金控除
  • 障害者控除
  • 寡婦控除
  • ひとり親控除
  • 勤労学生控除
  • 配偶者控除
  • 配偶者特別控除
  • 扶養控除
  • 基礎控除

なかでも、小規模企業共済等掛金控除や寄附金控除を有効に活用することをおすすめします。小規模企業共済等掛金控除は、将来のために資金を積み立てる制度であり、全額所得控除になるのです。

また、寄附金控除ではふるさと納税や赤十字への寄付などがあり、寄付金額から2,000円を引いた金額が控除されます。ふるさと納税では所得控除に加えて返礼品も受け取れるため、メリットが大きいです。

確定申告書の作成を行う

続いて、確定申告書の作成を行いましょう。青色申告で行う場合には、複式帳簿での記載と貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)の書類提出が必要です。

加えて、所得税の青色申告承認申請書を税務署へ提出しなければなりません。

青色申告で確定申告をする際にはe-Taxを使い、電子送信することをおすすめします。もし、クラウド型の会計ソフトを利用するなら、確定申告書と所得税青色申告決算書が自動入力で完結です。

手間や労力をかけずに確定申告ができるため、可能な限りクラウド型の会計ソフトの利用をおすすめします。

期限内に納税を行う

確定申告を提出したら、期限内に納税を行いましょう。納税期間は、原則2月16日〜3月15日までです。納税が遅れると、追加徴収になる可能性があるため、申告と納税をセットで行いましょう。

電子送信をする場合には、紐づけた口座やクレジットカードと提携するとダイレクト納付が可能です。他にも、コンビニ納付やキャリア決済など納付方法は多いので、使い勝手の良い方法で行いましょう。

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フリーランスのミカタには高単価案件が豊富にあります。加えて、AIマッチングを利用してスキルや実績から最適な案件を瞬時に分析するのです。

また、専任のコンサルタントが疑問点や不明点を一緒に解決します。なかでも、確定申告といった慣れない経理作業の相談も可能です。

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フリーランスエンジニアがスムーズに確定申告を進めるコツ

フリーランスエンジニアがスムーズに確定申告を進めるコツ

フリーランスエンジニアが確定申告を行う際には、手間や労力をかけずに行うのが賢明です。そこで、ここではフリーランスエンジニアがスムーズに確定申告を進めるコツを、4つにまとめて紹介します。

会計ソフトを活用する

フリーランスエンジニアがスムーズに確定申告をするなら、会計ソフトを利用しましょう。会計ソフトを活用すれば、複雑な青色申告も簡単に作成できます。

会計ソフトは複式帳簿にも対応しているうえに、自動記入でありミスを減らせるのです。なかでもおすすめなのは、初めての方でも作成ができる『freee』です。

出典:freee

freeeは損益計算書、貸借対照表、固定資産台帳など複雑な書類作成を簡単に作成できる会計ソフトです。加えて、銀行口座やクレジットカードと提携させると自動的に取り込み、仕分けができます。

他にも『e-Tax』と呼ばれる電子申告の対応や、レシートの自動読み取りなど作業時間を大幅短縮してくれる機能が揃っているのです。青色申告の書類作成や複式帳簿の記帳など作業を簡素化するために、会計ソフトを活用しましょう。

確定申告の提出はe-Taxを利用する

確定申告の提出はe-Taxを利用することも、フリーランスエンジニアが確定申告をスムーズに進めるコツの1つです。確定申告の提出をe-Taxで行うと、一部の添付書類を省略できるうえに24時間いつでも申告ができます。

e-Taxで申告を行わなければ管轄する税務署に行き、書類を提出しなければなりません。税務署は8時30分〜17時まで開庁しているものの、仕事の合間で行くことになるため時間が限られます。

e-Taxで申告すると好きな時間で送信できることに加えて、保険料控除証明書などの添付が不要になります。限られた時間を有効に活用するためにも、フリーランスエンジニアはe-Taxで確定申告を行うとスムーズです。

経費にするレシート・領収書を確実に保管する

フリーランスエンジニアがスムーズに確定申告を行うには、経費にするレシートや領収書を確実に保存しましょう。経費のレシートや領収書を保管すれば支出の確認がしやすいうえに、過去の申告修正にもスムーズに対応できます。

税務署は、最長7年間さかのぼり税務調査をすることが可能です。2、3年前の申告でも税務調査の対象になれば、経費のレシートや領収書を提示しなければなりません。

とくに、感熱紙のレシートでは印字が見えなくなる可能性があります。そのため、コピーを取るまたはスマートフォンで撮影するなどの工夫が必要です。

青色申告をする場合には、レシートや領収書の保管義務が7年あります。税務署の対応をスムーズに行うためにも確実に保存するのが賢明です。

各種控除証明書をきっちりと管理する

各種控除証明書をきっちりと管理することも、フリーランスエンジニアが確定申告をスムーズに進めるコツの1つです。各種控除証明書があれば、所得控除の記載を円滑に進められます。

確定申告書を作成する際に生命保険や地震保険に加入していれば、控除の適用が可能です。保険料控除を受けるには、証明書に記された保険会社名や保険の種類、支払額など証明書をもとに記載しなければなりません。

確定申告では所得控除が多いほど記載が多く、時間がかかります。スムーズに所得控除の項目を記載するためにも、各種控除証明書はきっちりと管理するのが賢明です。

フリーランスエンジニアの確定申告にまつわるよくある質問

フリーランスエンジニアの確定申告にまつわるよくある質問

ここからは、フリーランスエンジニアの確定申告にまつわるよくある質問にお答えします。

確定申告を忘れたらどうすればいい?

フリーランスエンジニアが確定申告を忘れたら、期限後申告をするのが賢明です。

可能な限り早くe-Taxで申告を行いましょう。ただし、申告期限後に申告をした場合には無申告加算税や延滞税がかかります。

納税額が増えるものの、放置し続けると税務調査の対象になり、より高いペナルティを受けることになるのです。不安であれば、管轄する税務署に相談することも大切になります。

申告ミスに気が付いたらどうする?

フリーランスエンジニアが確定申告でミスをしたら、修正申告または訂正申告をしましょう。修正申告とは期限後にやり直すことであり、訂正申告は期限内に再提出することを指します。

期限内に正しい申告をした場合には、ペナルティはありません。ただし、期限後の修正申告では延滞税や加算税が課せられる可能性もあります。

高いペナルティにならないためにも、可能な限り申告書の再提出が欠かせません。

経費に計上したレシート・領収書を無くした際の対応方法は?

経費に計上したレシートや領収書を無くした際には、再発行を依頼しましょう。

再発行をする場合は「再発行」と記載してもらうことを忘れないことが大切です。万が一、紛失したレシートや領収書が出てきた場合に混乱する可能性があります。

また、再発行が難しい場合にはクレジットカードの明細や銀行口座の記帳などで代用し、購入した証をコピーして保管するのが賢明です。

フリーランスエンジニアの一般的な経費率ってどれくらい?

フリーランスエンジニアの一般的な経費率は、40〜50%程度です。フリーランスエンジニアには仕入れがないため、経費率は低めにするといいでしょう。

ただし、経費率が低すぎると事業の実態を把握しづらく、税務調査の対象になることもあります。フリーランスエンジニアが経費を計上する際には経費率を意識するといいでしょう。

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まとめ

今回は、そもそもなぜ確定申告が必要なのか、その理由や申告の手順を解説しました。確定申告には白色申告と青色申告の2種類あるものの、少ない所得税に抑えられる点で青色申告を利用すべきといえます。

「簿記がよくわからないから不安…」という方も、会計ソフトや案件サイトのサポートを活用すると簡単に作成することが可能です。

確定申告は毎年行うため、早いうちから会計ソフトと案件サイトのサポートを利用して慣れておくといいでしょう。

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