「文系からエンジニアを目指すのはやめた方がいい?」
「文系エンジニアがやめとけと言われている理由って?」
「実際に働いている人の声が知りたい!」
あなたにはこのような疑問や悩みがありませんか?
文系からエンジニアを目指すと数学や情報系の知識では理系出身の人と差があり、技術を身に着けることが大変だというイメージがあるでしょう。
しかし文系や理系は関係なくみんな通る道だとわかれば目指す決断ができるはずです。
そこで今回は文系エンジニアがやめとけと言われている理由を解説。目指すべきではない動機や実際の体験談、目指す際にするべきことも合わせて紹介しています。
この記事を読むと、文系エンジニアを目指すべきかの判断材料となりますので、ぜひご一読くださいね。
【結論】文系エンジニアやめとけは全員に当てはまるわけではない
一部の文系エンジニアがやめとけと発言しているだけなので、全員に当てはまりません。 とはいえ、文系エンジニアやめとけと言われると目指すべきなのか悩みませんか?
文系エンジニアをやめとけと言っているのは、全く目的も持たずなんとなく文系出身でエンジニアになった人や労働環境が過酷なブラック企業に勤めている人たちなのです。
仕事に対してやる気を失ったり、精神的に追い込まれている人の意見になります。
そのため、あなたが興味や関心を持って文系エンジニアを目指そうとしているのなら、気にする必要はありませんよ。
しかし、文系エンジニアを目指す上での目的や動機に関して向き不向きもあるため以下で詳しく解説していきますね。
こんな動機で文系エンジニアを目指すのはやめとけ3選
あなたが文系エンジニアを目指す動機は何ですか?
文系エンジニアを目指す動機が明確なものでないと途中で挫折してしまったり、お仕事がつまらなくなることもあります。
あなたが間違った選択をしないように、目指すべきではない動機を確認しておきましょう。
- 未経験でもなれるから
- 収入が増えそうだから
- 憧れているから
詳しく解説していきますね。
1.未経験でもなれるから
体調が悪くなることもあるので、未経験でもなれるという動機ならやめておきましょう。
エンジニアの業務は長時間の座り仕事のため、体の調子が悪くなります。たとえば、パソコン画面を見すぎによる眼精疲労や肩こり、頭痛に悩む方もいるのです。
さらに症状が進むと、吐き気から食事も取れなくなるケースもありますよ。
次第にエスカレートする症状に悩まされ、業務に集中することも大変です。未経験でもチャレンジできるからと軽い気持ちでスタートすると大変な思いをすることになるので注意してくださいね。
2.収入が増えそうだから
労働時間も長いため、収入が増えそうだからという動機なら目指すことはおすすめできません。
エンジニアの業務は納期厳守で行うことが大前提の仕事。というのも納期後の予定を組んでいるケースがほとんどなので、納期遅れが発生すると以降の予定はずれ込んでしまうからです。
つまり納期に間に合わせるために残業や休日出勤で対応していくこともあり、稼働時間が長い傾向にあります。
働く時間が長ければ手当などがついて収入は増えますが、自由な時間は失われるのです。
労働時間が長いためプライベートの時間を大切にすることは難しいので、収入面だけに目を向けて決めることはやめましょう。
3.憧れているから
想像と現実にギャップが起こりやすく長続きしないため、憧れだけで目指すのはやめておきましょう。
エンジニアとして業務に就くには、相当な努力が必要になります。知識やスキルを身に着けることはもちろん、夜勤の勤務や緊急対応を行っているからです。
なので憧れだけでエンジニアになってしまうと、途中で後悔することになりかねませんよ。「もうやりたくない…」「働くのがつらい…」と思い始める可能性もあるでしょう。
目標ややりがいがあるから努力をし続けられるので、憧れているという動機なら検討し直してくださいね。
文系エンジニアがやめとけと言われる5つの理由
文系エンジニアを目指すべきか悩んでいるからこそ『文系エンジニアやめとけ』という意見が気になってしまうでしょう。
文系エンジニアがやめとけと言われている具体的な理由が分かれば、スッキリするはずなので紹介していきますね。
- 技術習得が大変だから
- 納期厳守だから
- 新しい技術を学び続けなければならないから
- 長時間労働だから
- 上司に話かけづらい職場もあるから
1つ1つ確認していきましょう。
1.技術習得が大変だから
数学の知識が必要な場合は基礎から学習が必要となるため、技術習得が大変ということも理由としてあげられます。
エンジニアは技術がないと業務を行えません。なのでスキルを身に着けていきますが、分野によっては数学の知識を必要とする場合もあるのです。
文系に進むとそこまで数学に力を入れなかったり、さらには「数学に触れたくない…」と苦手意識を持っている方もいるでしょう。
それゆえ急に数学の知識が必要になると技術習得以前に数学を学び直すところからスタートしなければなりません。
業務に直結するスキルを身に着けるところまで進めるには時間がかかり、膨大な労力が必要なため技術を習得することは大変になりますよ。
2.納期厳守だから
プライベートの予定を立てにくいため、納期厳守がつらいということも理由の1つです。
エンジニアの業務でもっとも大切なことは納期を守ることになります。クライアントとの信頼関係を保ち、納期後の予定をスムーズに進めるためです。
それゆえ納期付近はプライベートの予定返上で業務にあたらなければならないこともあります。残業や休日出勤、深夜の勤務も行うので仕事ばかりでストレスを抱えてしまうのです。
プライベートの楽しみにしている予定があるからこそ、お仕事を頑張れるという経験はありませんか?
エンジニアは納期を守ることが絶対なので、先の予定を立てにくくストレスを溜め込みやすい環境であることを念頭においておきましょう。
3.新しい技術を学び続けなければならないから
技術の進歩が早いため、常に新しい技術を学び続けないといけない環境であることも理由です。
次々と新しい技術が出てくる度に主流の技術が置き換わっていきます。「やっとスキルを身に着けた!」と喜んでも、すでに新しい技術が出回っていることもあるのです。
技術を学ばなければ作業が進まなくなり、業務ができなくなってしまいますよ。周りの方ができている作業をあなただけができないと肩身が狭く感じるでしょう。
業務が忙しい中でも時間を作って、学び続けることは簡単にはできませんよ。
4.長時間労働だから
残業が多いため、労働時間が長いことも理由の1つです。
案件によってプロジェクトのスケジュールがタイトなこともありますよ。「もう作業したくないな…」と感じても残業や休日出勤を行い作業を進めていかないと追いつかないケースもあるのです。
労働時間が長くなればストレスを解消する時間が取れず、心も体も疲れてしまいます。ストレスを溜め込み過ぎると精神的にも追い込まれていき、体調を崩してしまうでしょう。
想像していたよりも長時間労働になりえることを覚えておいてください。
5.上司に話かけづらい職場もあるから
職場環境は企業によっても異なるため、上司に話しかけにくい職場があることも理由としてあげられます。
業務が忙しいということは上司も目まぐるしく動いていることが多いです。お仕事のことを相談しようと思っても、バタバタと動き回っていたり、忙しそうにしている上司に話しかけにくいこともありますよね。
いま話したいと思っても難しいこともあるのです。しかしすぐに必要なコミュニケーションが取れず業務効率を下げることに繋がる場合もありますよ。
タイミングが計れず必要な連絡ができないことが原因で作業が止まってしまうこともあるので、お互いのタイミングを合わせるように意識しなければなりません。
文系エンジニアがやめとけという体験談
「実際に働いている人ってどう感じているの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
文系エンジニアの実態を知るには実際に働いている人の声を確認することが有効です。
実際に文系エンジニアとして働いている人の体験談をTwitterで集めましたので紹介していきますね。
- 数学を学び直す必要あり?
- 労働環境が厳しい!
- やるべきことが多くて何から手を付けたらいいのかわからない?
順に確認していきましょう。
1.数学を学び直す必要あり?
機械学習を行うために数学を学び直さなければならないという投稿です。
文系出身の方は数学から離れている期間が長いので、忘れてしまっているケースが多いでしょう。
数学をやり直して十分理解ができればいいのですが、そもそも数学が苦手な人にとっては学び直すこと自体気が進まないことも考えられます。
知識として頭に入れれば良いのではなく内容を理解しなければならない点が大変なのです。
2.労働環境が厳しい!
サービス残業があったり残業が多いと仕事ができないと判断されるという投稿です。
サービス残業があること自体仕事へのモチベーションが下がるでしょう。働くほど、労働時間に対して収入が合わないと感じてしまいますもんね。
また残業が多いのは仕事の割り振りがうまく出来てない可能性もあるかもしれません。
仕事へのやる気が無くなったら働く意欲もなくなり精神的にも追い込まれるでしょう。 労働環境が厳しいことでストレスを溜め込んでしまう可能性が大きいですよ。
3.やるべきことが多くて何から手を付けたらいいのかわからない?
優先順位がわからないという投稿です。
何から手を付けるべきなのか判断できないほど、やることがたくさんあります。「やらなきゃ!」と気持ちばかりが焦って、優先順位を決めることが難しくなってしまうのでしょう。
忙しい中で冷静になることは難しく、パニックに近い状態になる可能性がありますよ。
それでも文系エンジニアを目指す際にするべきこと3選
ここまで読み進めてくれた方の中には、文系エンジニアになることを前向きに考えている人もいるでしょう。
目指すと決めたら「何をすればいいの?」「準備しておくべきことは?」と悩みを抱えるかもしれません。
スムーズに準備に入れるようにするために、文系エンジニアを目指す際にするべきことを確認しておきましょう。
- 数学を学習する
- 勉強会に参加する
- エージェントに登録する
詳しくお伝えしていきますね。
1.数学を学習する
数学の知識が必要なこともあるため、数学の学習を進めておきましょう。
AIや機械学習には数学の知識が必須です。しかし文系出身の方は数学の勉強から長い期間離れてしまっているため、考え方や計算方法を思いだせないこともあります。
「あれ?わからない…」「どうやるんだっけ?」とつまずく可能性があるのです。そこで数学の基礎を学習し直しておけば、機械学習にもスムーズに入れるようになりますよ。
おすすめの数学の学習方法・教材は以下の通りです。
あなたに合った学習方法を探してみて下さい。
まずはYouTubeの動画を確認してみるのも良いでしょう。長い動画ではありますが、丁寧に解説してくれていますよ。
2.勉強会に参加する
人脈形成もできるため、勉強会に参加してみましょう。
HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語の習得は個人でも可能ですが、不明点を解決することが困難になり、誰かに頼りたい時も出てくるでしょう。
困った時に人脈があれば、内容を分かっている人に教えてもらえるのです。時間を有効に使えるため、勉強会に参加し人脈を形成するといいでしょう。
地域によってさまざまな勉強会があるため、あなたの住んでいる地域によって最適な勉強会を選択する必要があります。
そこで、おすすめの勉強会検索サイトは以下の通りです。
それぞれ特徴がありますので、あなたに合うものを選んで下さいね。
3.エージェントに登録する
労働環境が厳しい企業に就職しないようにするため、エージェントに登録しましょう。
エージェントに登録すれば、安心して案件探しをお願いできます。あなたの希望条件に沿ったお仕事を紹介してもらえるので、ぜひ活用してみましょう。
特徴別のおすすめエージェントは以下の通りです。
- たくさんの案件の中から選びたいならリクルートエージェント
- プログラミング学習と就職サポートもお願いしたいならTECH-BASE
- フリーランスで活躍するならフリーランスのミカタ
「より多くの収入を得て、自由な働き方をしたい!」「もっとスキルを磨いていきたい!」という方はフリーランスになるという方法もあります。
フリーランスとして活躍する方をサポートするエージェントとしては「フリーランスのミカタ」がおすすめです。
フリーランスのミカタは通常のサイトには掲載されていない15,000以上の非公開案件と高単価なフルリモート案件を豊富に取り揃えるフリーランス向けのエージェントサービスです。
具体的には下記のような案件が多く掲載されているため、収入が不安定といわれるフリーランスエンジニアでも、中・長期的に安定した収入を獲得できます。
- 週5日(7時間/日、140〜180時間/月)
- リモートワーク
- 50〜80万円の月収
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また、今の仕事や今後のキャリアに関する悩みや不安があれば、専任のコンサルタントにいつでも相談可能。現状や理想の条件を加味しながら、あなたに適した案件を紹介してもらえます。
フリーランスのミカタを活用すれば、中・長期的に安定した収入を獲得できる案件が見つかりますよ。
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なお、フリーランスのミカタがどんな案件サイトなのか詳しく知りたい方は、次の記事もあわせて参考にしてください。
→フリーランスのミカタとは?サービス内容や特徴、メリット・デメリット、口コミも紹介
まとめ
今回は文系エンジニアがやめとけと言われている理由を解説しています。
文系に進むと長期間数学から離れてしまうため、数学の知識が必要な技術習得が大変です。
特に現在よく使われているAIや機械学習のスキルを身に着ける際に数学は必須なので、業務が忙しい中でも数学を学び直すところから始めなければならないでしょう。
それでも文系エンジニアを目指していきたいという方は以下のことを行って準備をしましょう。
- 数学を学習する
- 勉強会に参加する
- エージェントに登録する
自由な働き方をしたい方やもっと収入を増やしたい方はフリーランスになるという選択もありますよ。独立を決めたら、フリーランスのミカタを活用してくださいね。