「エンジニアはつらいの?」
「エンジニアがつらいと言われる理由は?」
「つらさを乗り切る方法ややりがいを知りたい」
エンジニアには大きく分けて4つの専門エンジニアに分かれますが、エンジニアによってつらいと感じる時は様々です。
これからエンジニアを目指される方は、どんなことにつらさがあるのか知っておきたいはず。
また、事前につらさを乗り越える方法なども抑えておき、エンジニアになった後に苦労することを避けたいですよね。
そこで今回は、エンジニアがつらいと言われる理由7選から現役エンジニアが語るつらさを紹介!合わせてエンジニアがつらさを乗り越える方法まで解説します。
この記事を読めば、エンジニアがつらいと言われる理由がわかるのはもちろん、あなたにとってエンジニアが適正な職業なのかも判断できますよ。
エンジニアがつらいと言われる理由7選
エンジニアはつらいと一度は耳にしたことありませんか?エンジニアは、未経験者はもちろん、現役のエンジニアもつらいと思う時が多いです。
そこで、エンジニアがどんな時につらいと言われるのか、その理由について7つ紹介していこうと思います。
上記の7つのエンジニアがつらいと感じる理由について紹介していきます。
覚えることが多い
エンジニアの種類は大きく分けて4つです。
- システムエンジニア
- 開発エンジニア
- インフラエンジニア
- その他のエンジニア(webデザイナーやセールスエンジニアなど)
これらのエンジニアに対して言えることは、情報量が多いので覚えることも多いです。
例えば、システムエンジニアは、お客様がどのようなものを作りたいかを理解し設計書を書かなければなりません。
開発エンジニア・インフラエンジニア・その他のエンジニアは、システムエンジニアが作成した設計書を元に作業をしなければいけないので、専用知識を覚えておくのは大切です。
専門知識も仕事の空いた時間や、仕事終わりに覚えていかないとついていけないので肉体的につらいでしょう。
仕事量と給与がつりあわない
エンジニアは仕事量が多いですが、システム業界はシステムエンジニア(設計者)から開発エンジニア、インフラエンジニアに仕事が流れていきます。
そのため、エンジニアによっては給与が低く、エンジニア全体の年収は※542万円と少ない金額です。
では、各エンジニアの平均年収はどのくらいなのか紹介します。
システムエンジニアの年収 | 約569万円 |
---|---|
開発エンジニア(プログラマー)の年収 | 約425万円 |
※インフラエンジニアの年収 | 約667万円 |
その他のエンジニア(webデザイナー)の年収 | 約363万円 |
参照元:賃金構造基本統計調査
これらを比べると、システムエンジニアとインフラエンジニアの年収が多い傾向にあります。しかし、開発エンジニアとその他のエンジニアに関しては低くのが現状です。
仕事量が多く、給与が少ないと精神的なダメージが多いのでつらいと思う人が多いですね。
納期に近づくと残業や休日勤務が多い
エンジニアには必ず納期というものが存在し、システムエンジニアから開発エンジニア・インフラエンジニア・その他のエンジニアと流れ、依頼をされます。
クライアントからの依頼は納期がぎりぎりで設計されているのが多いので、納期前になると残業や休日勤務が多くなり、精神的なダメージが多くなるでしょう。
プログラマーの場合は、バグなどで時間がかかったり、webデザイナーの場合は修正回数が多くなるなど、エンジニアの種類によって悩みが多いです。
成績が良くても評価がでない
企業勤めでよくあることですが、人より技術力があるけど会社から評価されないことや、給与が上がらないことはよくあることです。
その原因として考えられるのは、会社の上司が技術についてあまりよくわかっていないということです。
さらに、プログラムの不具合などは発見されにくいので評価が付けづらいのも理由の一つになります。
他の人よりも勉強して技術力を増やしても評価されないとつらいですよね。
分からないことを解決できなくなる
これはよく未経験エンジニアや駆け出しエンジニアに言えることですが、分からないことを自身で解決できなくなることです。
わからないことが何なのかが分かれば、インターネットで調べたりして解決しようと思うかもしれませんが、基礎知識を理解していないと、分からないことがわからないのという事が起きます。
プログラマーであれば、プログラム言語をしっかり理解しておきましょう。エンジニアは1人でする作業が多いので悩みこんで精神的につらいと感じてしまいますよ。
やりがいが感じにくい
エンジニアにはやりがいが感じにくいことがよくあります。その原因として以下の事が挙げられます。
- 仕事の内容が単純作業で嫌になる
- 収入が少ないのが嫌になる
- 残業や休日勤務が多くなり嫌になる
- 人間関係で嫌になる
上記の4つの理由で、仕事が嫌になりやりがいを感じなくなるでしょう。
特に、エンジニアの仕事は単純作業が多いので最初は慣れても後々嫌になる人がよくいますよ。
クライアントに振り回される
エンジニアは常にクライアントに振り回されると思っていてもいいでしょう。というのも、クライアントは完璧を求められるので、自身が納得してもクライアントが納得していないと修正がきます。
特にwebデザイナーは、納品後に細かい修正を要求されることがあります。webデザインは、ホームページの顔となる場所なので修正が多いのです。
納期前の場合は、修正が多いと残業や休日勤務も多くなるので精神的なダメージが大きくつらくなります。
現役エンジニアが語るつらさ3選
エンジニアがつらいと思う理由を紹介してきたうえで、エンジニアはつらくて大変な職業だと分かりますよね。
では実際に、現役エンジニアが語るつらさの声はどんなことなのかを3名紹介します。
- 技術が進歩して常に新しいものを求められると語るレム・フィーラインさん
- 顧客とのコミュニケーションがつらくなると語るまもるさん
- 未経験からのエンジニアは短期的につらいと語るしゅんごさん
上記の現役エンジニア3名が語るつらさについて詳しく紹介します。
技術が進歩して常に新しいものを求められる
エンジニアの中でもITエンジニアは日々技術が進化していきます。そのため、常に新しい技術を学び習得していかなければなりません。
仕事でエンジニアの依頼をしながら勉強するので肉体的や精神的にダメージがあります。特に企業では、新しい技術を学び続けても給与が増えるわけではないのでつらいですよね。
しかし、新しい技術を習得していると転職やフリーランスの際に給与や報酬が上がる可能性があるので学び続けて損はありませんよ。
顧客とのコミュニケーションがつらくなる
エンジニアの中には、プログラムや仕事の技術面がつらいと感じなくてもコミュニケーションでつらいと感じる方も多いです。
コミュニケーションがうまくできない場合、納期の交渉や修正回数の上限などがなく一方的に飲み込むことになり精神的につらくなります。
では、エンジニアに求められるコミュニケーション能力はどんな能力だと思いますか?
表現力 | 技術的知識のない相手にも説明できる力 |
---|---|
聞く能力 | 顧客から要件をヒアリングして問題点を正確に引き出す力 |
交渉能力 | 納期や修正の上限回数などを、納得させて落とし込める力 |
ビジネス力 | 企業人としてビジネスマナーを実践できる力 |
これらの能力は、年収や報酬額を増やしたり、つらさを軽減するうえで重要なので覚えておきましょう。
未経験からのエンジニアは短期的につらい
未経験からのエンジニアは短期的にみると、かなりつらい職業でもあります。エンジニアの基礎の部分を学びながらコミュニケーション能力を高めなければなりません。
さらに仕事の忙しさに加え給与が少ないので、先が不安になることもあるでしょう。
しかし、短期的に仕事はつらいですが続けることで必ず結果がでるので諦めずに頑張りましょう。
エンジニアのつらさを乗り切る方法
ここまで読まれてきた方の中には、
「エンジニアとしてやっていけるか不安…」
「エンジニアがつらいと思った時はどうやって乗り切っているの?」
と思っている方もいるでしょう。
では、どうやってつらさを乗り切りるのか、その方法を3つ紹介します。
上記のエンジニアがつらいと思ったときに乗り切る方法を詳しく紹介します。
異動や転職をする
自分の技術が評価されなかったり、残業や休日勤務が多くなったりしてつらくなったときは、異動や転職をしましょう。
エンジニアの中には、環境を変えることによって今までつらかったことが解消されたり、モチベーションアップしたという声もたくさんあります。
また、エンジニアの中には様々な種類のエンジニアがあります。自身に合わない仕事の場合は、異動や転職をして違うエンジニアになるのも1つの方法ですよ。
フリーランスになる
環境を変える方法は、異動や転勤だけではなくフリーランスになるという事も1つの方法です。フリーランスは、個人事業主として仕事をしていきます。
企業勤めと変わることは、自身で営業を行い、税金を自身で納めることです。
最初は中々報酬が出なかったり、仕事がもらえないような時がありますが、徐々に報酬も増えるでしょう。
エンジニアとして企業勤めでは、中々評価もらえないこともなくなるので、スキルを習得するほど報酬の良い案件がもらえるのでモチベーションが上がりますよ。
下記にフリーランスエンジニアについて紹介しているので、さらに詳しく知りたい方は下記に参考記事を掲載しておくので合わせて見てくださいね。
→フリーランスエンジニアになるには?5STEPで独立までの方法を解説
コミュニティや講演会に参加する
環境を変えずに続けていく方は、コミュニティや講演会などに参加するのがおすすめです。コミュニティーは同じ仕事をする人が集まり話し合いをするグループになります。
同じエンジニアの人たちと話すと悩みがなくなったり、勉強になることも沢山ありますよ。
さらに、モチベーションもあがるのでモチベーションがない方は是非コミュニティに参加してみてください。
コミュニティの他に、講演会やセミナーなどもあります。主に、エンジニアする上で欠かせない方法や、勉強法など得する話がよく聞けてモチベーションが上がるのでこちらもおすすめですよ。
エンジニアはつらいがやりがいもある
エンジニアはつらいという声が多いですが、実際にはやりがいもたくさんありますよ。エンジニアのやりがいとして以下の事が挙げられます。
- システムが動いたとき
- クライアントから感謝をされたとき
- 新しい技術を習得した時
- 過去の作品を見て依頼されたとき
上記4つ以外にもエンジニアのやりがいはたくさんあります。
一番のやりがいはシステムが動いたときですね。今まで悩み考えて作業した作品が動き世に送り出せたときは嬉しいですよね。
そのため、以下に当てはまる人はエンジニアに向いている人といえるでしょう。
- 単純作業でも苦にならない
- 人とのコミュニケーションが得意
- 作業の効率化に興味がある
エンジニアをする上で必ず必要になってくる強みなので当てはまる方は是非検討してみてくださいね。
まとめ
エンジニアは精神的な面でダメージを負いやすい職業です。なので様々なエンジニアの種類がある中で、自分にあったエンジニアを探すのも重要ですよ。
おさらいとしてエンジニアがつらいと言われる理由は以下の事が挙げられます。
- 覚えることが多い
- 仕事量と給与がつりあわない
- 納期に近づくと残業や休日勤務が多い
- 成績良くても評価がでない
- 分からないことを解決できなくなる
- やりがいが感じにくい
- クライアントに振り回される
この5つのことは、未経験エンジニアや駆け出しエンジニアにがほとんど思う事なので、初めの内からコミュニティに参加したり講演会に参加してモチベーションをげ上げていきましょう。