皆さんの中には、フリーランスエンジニアに対して
「在宅で働いてそうで羨ましい!」
「働く時間も場所も自由に決められていいな…」
「自分もフリーランスエンジニアになって在宅で働きたい!」
と考えている方はいませんか?
上記の様に、在宅で自由な働き方をしているイメージを持っている方は少なくありません。
しかし、フリーランスエンジニアの実情を知っているという方は、意外と少ないのではないでしょうか。
近くにフリーランスエンジニアとして実際に働いている方がいなければ、なかなか実情を知れる機会も無いので、知らないのも仕方がありません。
そこで今回は、フリーランスエンジニアの在宅案件事情を紹介していきます!また、在宅案件を獲得しやすくするコツも合わせて解説していきますね。
この記事を読めば、フリーランスエンジニアの在宅案件事情が分かるだけでなく、在宅案件を獲得しやすくできますよ。
【結論】フリーランスエンジニアの在宅案件は意外と少ない
近年、新型コロナをキッカケに仕事のリモート化が進んできていることによりフリーランスエンジニアも在宅案件が多くある印象を持っていませんか?
確かに2020年4月以前と比べると、全体の1割にも満たなかった在宅案件数は6割以上にまで増加しましたが、全てを在宅で行える案件は限られているんですよね。
割合にしてみると、完全在宅可能が30%、一部在宅可能が45%、常駐のみが25%程となっています。
リモートワーク対応の企業は全体の7割を占めていますが、やはりまだ週2~3回は会社へ出社する必要があるのが実情です。
フリーランスエンジニアの在宅案件が少ない理由3選
上記でも解説したように、フリーランスエンジニアの在宅案件はまだまだ少ないのが実情です。
それはエンジニアという仕事の特性上、作業環境に制約が生まれやすく、クライアントの方針によるところが大きいでしょう。
具体的な理由としては、以下の3つが挙げられます。
- セキュリティ問題
- コミュニケーションが取りづらい
- 経験値に依存する
それぞれ、詳しく解説していきますね。
セキュリティ問題
在宅で仕事をするとなると、機密データを外部に持ち出すことになるためセキュリティに対する問題が出てきます。
もし、在宅勤務をしていて何らかのトラブルに合い、データが消失してしまっては取り返しがつきません。
対して、会社での作業の場合は監視センターなどにより整備が整っているためデータトラブルに対しての予防がされています。
そのため、セキュリティの安全面を考慮して在宅ではなく常駐案件とするケースが多いでしょう。
特に顧客データを扱うような案件ではクライアントが嫌がる傾向が強いですよ。
現場でないとネットワークにアクセスできないシステムを取っているところも少なくありません。
コミュニケーションが取りづらい
リモートワークでは、コミュニケーションが取りづらいことも在宅案件の弊害となっています。
リモート会議やチャットツールを活用すればメンバー同士で繋がることはできますが、とっさの時に繋がりづらく、遅延が生じてしまうのも事実です。
作業工程において設計書のミスを発見するなどし、急ぎでクライアントへ確認しなければならない時ってありますよね?
そのたびに、毎回zoomなどで繋がる場を用意していくのは手間ですし、作業効率も悪いです。
対して、同じ環境で仕事をしていれば、ミスが発覚した時点で一緒に修正ができ、即座に解決できる可能性が高いでしょう。
そのため、コミュニケーションが取りづらいことで起きる作業効率の低下を気にして完全在宅の形を取っていない企業は多いです。
経験値に依存する
在宅案件を行うには、仕事を担当するフリーランスの経験値に依存せざるを得ないのも在宅案件数が少ない要因です。
常駐であれば作業工程を逐一確認しながら行え、時には業務を教えることも可能でしたが、在宅となると細かな確認は行いづらくなり、ある程度フリーランス個人に任せなければなりません。
そのため、フリーランスの力量が重要となり、十分な実務経験を積んでいる人にしかお願いしづらい傾向にあります。
企業側からしたら、完全に任せるのはリスクが大きいため一部リモート対応にしても、週2~3回は出社させ、作業過程を確認する仕組みを取っているところが多いです。
完全在宅にするにしても、上記の行程を踏んで信用してから個人で仕事の依頼をする場合が多くなっています。
フリーランスエンジニアの在宅案件の種類
ここまで解説してきたように、フリーランスエンジニアの在宅案件には限りがあります。
しかし、それでも比較的在宅勤務になりやすい案件もいくつかありますよ。
そこで、
- 在宅仕事がしやすい案件
- 在宅仕事がしづらい案件
上記の2つに分けて、それぞれの案件を紹介していきます。
これからの案件選びの参考にしてください。
在宅仕事がしやすい案件
在宅仕事がしやすい案件は以下の3つです。
- Web系の開発
- アプリケーション開発
- システムの運用
上記3つの案件に共通しているのは、比較的1人で完結できる作業を担当しやすいということです。
仕事を重注すれば完成まで1人で作業することが多く、他のエンジニアとそこまで密にコミュニケーションを取らなくても作業を進めることができるので、在宅仕事がしやすいでしょう。
扱われる言語としては、『PHP』『Ruby』『Python』『Go』が多くなりますよ。
そのため、在宅案件を狙っていきたい方は上記3つの言語をまずマスターしましょう。
在宅仕事がしづらい案件
在宅仕事がしづらい案件は以下の3つです。
- プロジェクトのマネジメント
- 金融機関などで使用される大規模システム開発
- サーバー・ネットワークなどの物理作業が伴う案件
上記の案件はこれまでにも解説してきたように、コミュニケーションと現場での作業が特に必要とされる案件です。
マネジメント業務は、チーム全体の進行度やメンバーの様子を常に気にかけ、仕事のバランスを取る必要があります。
細かな連絡、意見交換などのコミュニケーションを密に行う必要があるため、在宅勤務には向きません。
また、他2つの案件に関しても取り扱うデータの重要度やサーバー環境の充実度の観点において、在宅での仕事は難しいでしょう。
フリーランスエンジニアの在宅案件に対する評判3選
ここまでの解説から、フリーランスエンジニアの在宅案件事情は理解できたことでしょう。
しかし、実際に働いているフリーランスエンジニアの人たちの声も気になりませんか?
そこで、フリーランスエンジニアの在宅案件に対する評判を紹介しますね。
実際に働いている方々の声を聞くことにより、在宅で仕事をするイメージがより湧いてきますよ。
在宅案件に対する評判は以下の3つです。
- 初めは常駐型がおすすめ
- 1人での仕事は寂しい
- 節約やストレス解消にも繋がる
在宅案件で仕事をしていきたい方は、参考にしてください。
初めは常駐型がおすすめ
この方は初めは常駐型から仕事を始め、現在は在宅ワークをされている方ですが、最初は常駐型で仕事することをおすすめしていますね。
在宅となると全てを自分で決めなければならないため、仕事のペース配分やオンオフの切り替えが難しかったりします。
常駐型と在宅型、両方を体験しているからこそ分かる貴重な意見ですよね。
在宅ワークをしたいと考えている方も、今一度自分の能力と相談してから決めるのも良いかもしれませんよ。
1人での仕事は寂しい
この方は、比較的最近になって在宅勤務へ切り替えたようですが、1人での仕事に慣れるのに苦労しているようですね。
これまで複数人と一緒に仕事をしてきている方にとっては、1人っきりでの仕事に対して寂しさを感じてしまう方もいるようです。
確かに、フリーランスとして在宅で1人仕事をすることに慣れるまでには時間がかかったりします。
能力面だけでなく、あなたの性格面も考慮して決められると良いですね。
節約やストレス解消にも繋がる
この方は、在宅ワークをすることにより節約やストレス解消にも繋がっているようです。
当事者だからこそ感じられる貴重な意見となっています。
確かに、在宅で仕事をすることによって会社へ出勤することで生まれるしがらみや、負担を軽減することに繋がりそうですよね。
在宅ワークによる、副次的効果にも期待できそうです。
フリーランスエンジニアで在宅案件が獲得しやすくなる5つのコツ
ここまでの解説を読んだ方の中には、「それでも、やっぱり在宅で仕事がしたい!」と考えている方もいることでしょう。
自由な時間や場所で働ける在宅案件に引かれる気持ちは分かります。
そこで、ここからはフリーランスエンジニアが在宅案件を獲得しやすくするコツを解説していきますね。
確かに完全在宅案件の数は限られていますが、獲得できないというわけではないので以降の解説を取り入れ、是非在宅案件を獲得してください。
フリーランスエンジニアで在宅案件が獲得しやすくなるコツは以下の5つです。
- 1:知人や友人から仕事をもらう
- 2:SNS情報発信して案件獲得する
- 3:リモートワーク推奨の企業へ問い合わせする
- 4:プログラミング以外のスキルを習得する
- 5:実務経験3年以上積む
それぞれ解説していきます。
1:知人や友人から仕事をもらう
頼りになる知人や友人へ声をかけてみると、在宅の仕事をもらえるかもしれません。
会社勤めの友人やフリーランスとして働く知人であれば取引先を通じて、あなたの理想に適した仕事を紹介してもらえる可能性は十分にあります。
「友人に迷惑はかけたくない…」と気兼ねする方もいますが、仮に友人がピンチだと知れば何か力になりたいと思うのではないでしょうか。もちろん配慮は大切ですが、ピンチの時に頼ってこその友人です。
「こんな話をしたら迷惑かもしれないけど…」と前置きを添えてから話すなどの配慮をした上で、相談してみると在宅案件の獲得へ近づくきっかけになるかもしれませんよ。
2:SNS情報発信して案件獲得する
SNSを活用して自分の知見やスキルを発信するのも、在宅案件の獲得に効果的な方法です。
在宅案件を依頼したいと検討している企業や事業主の中には、エージェントサービスやクラウドソーシングを利用していないところもあります。
むしろ昨今では、SNSを通じた採用に注力している企業や事業主も増えてきました。
SNSは、不特定多数の人へ自分の認知を高める効果的な媒体です。
これまでの成果物や培った知見・スキルを発信し、フォロワー数が増えればSNS自体があなたの実績になります。
SNSを通じた情報発信が、企業や事業主の目に留まり、在宅案件の獲得につながるきっかけになるでしょう。
3:リモートワーク推奨の企業へ問い合わせする
リモートワークを推奨している企業へ直接問い合わせてみるのも、在宅案件を獲得する効果的な方法です。
コロナウイルス伝染の影響もあり、これまで導入していなかったリモートワークを推進する企業も増えてきました。
とはいえ、状況が状況だけに表立った告知はしておらず、直接問い合わせてみないとわからない可能性もあります。
コロナ渦もあり、人材が不足しているかもしれません。
気になった企業はもちろん、リモートワークを推奨する企業を探し直接問い合わせてみると、在宅案件の獲得へ前進するきっかけになるでしょう。
4:プログラミング以外のスキルを習得する
フリーランスエンジニアといえど、プログラミング以外のスキルを習得しておくと良いでしょう。
特に、プログラミングと親和性の高いスキルを習得すれば、獲得できる仕事の幅が広がるだけでなく報酬単価も高くなります。
仮にプログラミングスキルの他にWebデザインスキルを養えば、Webサイト制作工程の一部を切り取った案件ではなく、Webサイト制作全体の案件を受けられるようになります。
また、Webデザインスキルを活かしたデザイナー職の案件獲得も可能となるため、今まで以上に高い報酬の獲得が可能です。
そのため、プログラミングと親和性の高い他スキルを習得すれば、獲得できる仕事の幅が広がるだけでなく報酬単価も高くなります。この機にスキルの習得に励んでみると良いでしょう。
5:実務経験3年以上積む
実務経験を3年以上積むことにより、在宅案件が獲得しやすくなりますよ。
3年以上の実務経験があれば、フリーランスとしてクライアントから信用されやすくなるからです。
『フリーランスエンジニアの在宅案件が少ない理由3選』でも解説したように、在宅案件を行うことはフリーランスの経験値に依存する側面があります。
逆を言えば、あなたに信用できる実績とスキルがあれば在宅だとしても、仕事を依頼してもらいやすくなりますよ。
フリーランスエンジニアにとって、信用に値する実績と判断される目安が3年です。
とはいえ、3年間ただ過ごせばいいというわけではなく、豊富な経験と実績を積み重ね、自身のスキルを向上していければ在宅案件も獲得できるようになりますよ。
フリーランスエンジニアの在宅案件を獲得するならフリーランスのミカタへ
在宅案件を獲得するコツは分かったけど、
「どこで在宅案件を探せばいいの?」
「在宅案件を扱っている案件紹介サービスは無いの?」
と疑問に思っている方もいるのではないですか?
フリーランスエンジニアの在宅案件を獲得するなら『フリーランスのミカタ』がおすすめです。
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数多くのエンジニア向け案件を取り揃えており、一般には公開されていない未公開案件もあります。
そのため、フリーランスエンジニア向けの在宅案件もきっと見つかりますよ。
また、フリーランスの方向けに今後の仕事の相談や、経理面でのサポートも行ってくれるので、あなたのフリーランスとしての生活を支えてくれるでしょう。
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まとめ
今回は、フリーランスエンジニアの在宅案件事情について解説してきました。
2020年4月以降から在宅案件は増加してきていますが、フリーランスエンジニアでは今回解説したように、まだ完全に在宅対応している案件は少ないです。
しかし、そんな中でも在宅案件を獲得していきたいという方は以下に取り組んでください。
- 1:知人や友人から仕事をもらう
- 2:SNS情報発信して案件獲得する
- 3:リモートワーク推奨の企業へ問い合わせする
- 4:プログラミング以外のスキルを習得する
- 5:実務経験3年以上積む
上記を取り入れるだけで、在宅案件の獲得率は高まるでしょう。
本記事が、フリーランスエンジニアとしてのあなたの理想を実現するキッカケとなれたら幸いです。