未経験からITエンジニアを目指すのはやめとけといわれる5つの理由

「未経験からエンジニアになるのって大変なの?」
「未経験からエンジニアを目指すべきか決められない…」

未経験からITエンジニアを目指せるものの『やめとけ』といった噂から目指すべきなのか判断できない人もいるでしょう。

なぜ『やめとけ』と言われるのか、または収入や将来性といった実態など多くの情報を集めて納得したうえで転身しなければ、後悔するはずです。

そもそも、エンジニアに適性がなければ働き続けることは困難であり、現職に出戻る可能性もあります。

そこで、今回は未経験からITエンジニアを目指すのはやめとけと言われる理由を、わかりやすく解説します。

実態も交え、未経験からITエンジニアを目指すべきなのかも解説するので、ぜひ参考にしてください。

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未経験からITエンジニアは目指すべきなのか

未経験からITエンジニアを目指すべきかは、次のことを確認したうえで決めるべきです。

  • 未経験からITエンジニアで働くことへの現実を把握する
  • ITエンジニアへの適性があるのか見極める

ITエンジニアで働き続けるには、常にスキルアップをしなければなりません。特に未経験からITエンジニアを目指すと、身につけなければならない知識やスキルが多く、仕事以外の時間にも学習をしなければ作業をスムーズに行えないのです。

とはいえ、ITエンジニアの労働時間は長く、納期遅れを起こさないように残業で対応しなければならないこともあります。

そのため、労働時間に加え学習時間も長く、自由に使える時間が限られるのです。働くために時間を使うことが多いわりには給料が安いと感じる人もいます。

また、未経験からITエンジニアで働くことへの現実を理解しても、あなたに適性がなければ長く仕事を続けられません。

未経験からITエンジニアになると、エラーが出た際に問題点を見つけることが難しいです。

問題点を見つけ出すまで、丁寧にコードを確認するといった細かな作業が必要になります。諦めることなく問題点と向き合える人でなければ、ITエンジニアで働くことは困難なのです。

未経験からITエンジニアを目指すなら、厳しい現実への理解に加え、あなたに適性があるのかを判断する必要があります。

こんな動機で未経験からITエンジニアを目指すのはやめとけ

ここからは、未経験からITエンジニアを目指すのはやめとけと言われる動機を、3つにまとめて解説します。

動機1:簡単になれそうだから

簡単になれそうだからといった動機なら、未経験からITエンジニアを目指すのはやめるのが賢明です。

次のようにIT人材は不足しているため、年々エンジニアの確保が困難になると予想されています。

出典:IT人材需要に関する調査

近年、未経験可能なITエンジニアの求人が豊富なことからも、未経験でも転身は可能です。

ただし、前述したとおり、ITエンジニアになればスキルアップが欠かせません。仕事に関わる時間が多いため、ストレスを感じやすくなります。

未経験からITエンジニアになるのは容易であるものの、転身後が大変なのです。あなたが努力して知識やスキルを磨かなければ、ITエンジニアで働き続けられません。

動機2:年収が高そうだから

年収が高そうだからといった動機なら、未経験からITエンジニアを目指すのはやめましょう。

事実、ITエンジニアの年収は次のように平均年収よりも高いことは確かです。

ITエンジニアの年収(※1) 468万円
平均年収(※2) 458万円

※1:求人ボックスに掲載されている年収をもとに記載
※2:国税庁の発表したデータをもとに記載

ただし、求人ボックスには初任給が22万円と掲載されています。未経験からITエンジニアへ転身する際は経験やスキルがないため、初任給に近い給与になると予想されるのです。

そのため、未経験からITエンジニアに転身しても、すぐに高年収を得られるわけではありません。経験や実績とともに年々収入が上がることを念頭に置く必要があります。

動機3:楽そうだから

楽そうだからといった動機なら、未経験からITエンジニアを目指すのはやめるのが賢明です。

ITエンジニアの仕事は、周りと綿密にやりとりを行いながら仕事を進めるため、楽な働き方ではありません。

一見、ITエンジニアの仕事はパソコンに向かう仕事と思われがちではあるものの、実際はチーム単位で働くため、周りとのコミュニケーションが欠かせません。

未経験からITエンジニアに転身しても、問題点の報告や作業の進捗など常にチームで情報を共有し、仕事をスムーズに進めることに変わりはないのです。

ITエンジニアの仕事は黙々と一人で作業ができるから『楽そう』と感じるのなら、働き方を誤解しているため、ITエンジニアを目指すのはやめましょう。

未経験からITエンジニアを目指すのはやめとけと言われる5つの理由

ここからは、未経験からITエンジニアを目指すのはやめとけと言われる理由を、5つにまとめて紹介します。

理由1:新しい知識や技術を学び続けなければならない

未経験からITエンジニアを目指すのをやめとけと言われるのは、新しい知識や技術を学び続けなければならないといった理由があります。

ITの新しい技術は仕事の作業効率を上げたり生活を便利にできるため、置き換わりが早いです。

以前からある技術は無くならないものの新しい技術が主流になります。もし、新しい技術を扱うための知識や技術を習得しなければ、仕事ができなくなる可能性があるのです。

具体的には、サーバーが従来の物理サーバーからクラウドへと置き換わりつつあるため、クラウドの知識や技術がなければ仕事が進みません。

新しい技術に対応するためにスキルや知識を習得するものの、身についた頃には、さらなる新しい技術が出てきます。

そのため、ITエンジニアは、1つの技術や知識を習得すれば、長期的に仕事ができるとは限りません。新しい技術の情報をキャッチアップし、知識やスキルの習得を続けることになります。

理由2:残業が多い

残業が多いといった理由から、未経験からITエンジニアを目指すのはやめとけと言われます。

ITエンジニアは納期を守るため、残業で対応することが頻繁にあります。開発品には、あらかじめリリース日や顧客への納品日が決められているため、基本的には納期を遅くできないからです。

ただし、顧客の都合により、納期が早まることや仕様書の変更が突然起ころうとも、対応しなければなりません。そのため、変更があれば残業で対応しなければならず、労働時間が長くなりがちです。

また、自分で記載したコードにミスがあり、バグが起こることもあります。問題解決のためにミスしたコードを見つけて修正しなければならないものの、作業に時間がかかれば残業しなければなりません。

ITエンジニアは予期せぬ事態やトラブルにも対応しなければならないため、残業が多い傾向にあります。

理由3:給料が安く感じる

未経験からITエンジニアを目指すのはやめとけと言われるのは、給料が安く感じるといった理由があります。

前述したとおり、ITエンジニアは技術や知識を学び続けなければならないため、仕事に関わる時間が長いです。

仕事の時間に加えスキルアップの学習時間を加味すると、次のように給料が安いと感じる人もいます。

日本の労働形態では問題なく仕事をすれば解雇されず、年1回の昇給があります。一方、アメリカでは能力不足を理由に解雇される可能性があるものの、十分なスキルがあれば高収入を得やすいのです。

日本とアメリカでは労働環境が異なるものの、どんなにスキルレベルが高くても日本にいる限りは給料が安いと感じやすくなります。

理由4:客先常駐の仕事が多い

客先常駐の仕事が多いといった理由から、未経験エンジニアを目指すのはやめとけと言われます。

ITエンジニアはパソコンで仕事を行うため在宅で働きやすいと感じるものの、作業効率の向上やセキュリティ面または情報漏洩などを懸念し、客先に出向いて作業を行う場合が多いです。

個人でセキュリティ対策を行うよりも、客先に出向き指定されたパソコンで作業した方が、安全性は高くなります。

加えて、チームのメンバーが同じオフィスで仕事をすれば、直接コミュニケーションが取れるため、作業効率も上がるのです。

もちろん、リモート会議を行えば遠隔地でもコミュニケーションが取れるものの、言葉だけでは伝わりづらいこともあります。

コミュニケーションが取りやすくしつつセキュリティ対策を徹底できるため、ITエンジニアの仕事は客先常駐の仕事が多いのです。

理由5:なかにはブラックな会社もある

なかにはブラックな会社もあるといった理由から、未経験エンジニアを目指すのはやめとけと言われます。

ブラックな会社とは実務経験がないにも関わらず経験者と客先に伝えたり、残業代を支給しないなどコンプライアンス意識が低く、社員の使い捨てが疑われる会社のことを指すことばです。

ブラックな会社に入社すると長時間労働を強いられたり、上司からのパワーハラスメントを受ける可能性があるうえに給料が安いこともあります。

上記のような環境で働き続けると心身ともに病み、働けない状態に陥ることもあるのです。

面接を受けただけではブラックな会社なのかを判断するのは困難であるものの、Xみんなのキャリアといった口コミサイトで企業名を検索し評判を確認する以外に避ける方法はありません。

未経験からのITエンジニア転身の実態

ITエンジニアの仕事内容や将来性といった職種の実態を正確に把握しなければ、転身後に後悔する可能性があります。

そこで、ここでは次のトピック別に、未経験からのITエンジニア転身の実態を解説します。

初任給

未経験からITエンジニアへ転身した際の初任給は約20万円です。

求人ボックスに掲載されている次の案件をもとに、初任給を計算しています。

仕事内容 ITインフラ構築、運用や保守を担当
雇用形態 正社員
年収 300万円
必要なスキル Excelの実務経験
特徴 未経験可能

※賞与は3か月分で計算

ちなみに、厚生労働省は次のように学歴別で初任給の平均を公表しています。

高卒 18万1200円
専門学校卒 21万2600円
高専・短大卒 20万2300円
大学卒 22万8500円
大学院卒 26万7900円

出典:令和4年賃金構造基本統計調査

上記より、未経験からITエンジニアへ転身した場合は高専・短大卒の初任給に近い給料です。社会人経験を経てITエンジニアへ転身を行うため、同年代の人と比較すると給料は低い傾向にあります。

ただし、スキルや経験を積みあげれば転職がしやすくなるため、次第に年収を上げることは可能です。

仕事内容

ITエンジニアとは、IT技術者の総称を指す職業です。次のように職種の違いにより、さまざまな仕事内容があります。

仕事内容 職種 特徴
開発系エンジニア システムやアプリ、Webサイトなどを開発 システムエンジニア、プログラマー、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア など 設計書に基づきプログラムを行う
インフラエンジニア ネットワークやサーバーなどの設計や構築など ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニア、クラウドエンジニア など インフラの構築が主な仕事
IT基盤の設計・構築・運用・保守を行う
プロジェクト管理系 チームやプロジェクトを進めるために全体をまとめる仕事 プロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダー、ITコンサルタント など マネジメント能力やリーダーシップ性が求められる
その他 ITエンジニアのサポートやセールスにつなげる仕事など セールスエンジニア、ITヘルプデスク、セールスエンジニア など 契約の獲得やトラブル対応、サポート業務を行う

未経験ITエンジニアでは、ITヘルプデスクといったサポート業務に加え、インフラ系の運用・保守を担当することが数多くあります。

サポート業務などで経験を積み、開発系やインフラ系へステップアップするのが一般的です。プロジェクト管理系は管理職のため、開発系やインフラ系でキャリアを積んでから目指すべき職種です。

また、開発系では開発するものにより、システム系・アプリケーション系・組込み系・その他に分けられます。

開発するものや開発内容などにより使用する言語が異なるため、数多くの言語スキルが必要です。

需要・将来性

ITエンジニアには、需要や将来性があります。

前述したとおり、今後もIT人材の確保が難しい状況が続きます。その一方で、AIやIoTなど新しい技術の開発が活発に行われているため、仕事が豊富にあるのです。

加えて、次々と新しい技術を開発し、より作業効率を上げたり生活を快適なものにするため、技術の改良や新たな開発などを行い続けます。

IT人材が少ないにも関わらず開発したい案件は多いため、顧客はより高い金額で仕事を依頼したり、人材を確保するため高い給料を出すのです。

スキルレベルを上げて経験を積み上げれば関われる仕事が多くなるうえに、収入アップも期待できます。

そのため、ITエンジニアは需要や将来性が高い傾向にあります。

働きがい

ITエンジニアには、さまざまなキャリアパスが可能なため、働きがいがあります。

ITエンジニアの経験を積み上げて開発系やインフラ系のスキルを身につけたあと、たとえば開発系からインフラ系へのキャリアチェンジが可能です。

加えて、開発系やインフラ系のスキルを突き詰める『スペシャリスト』を目指すか、またはプロジェクト管理へ進むかも選べます。

目指すキャリアへ向けてスキルや経験を積むなかで、別の目標を見つけた場合もキャリアチェンジは可能です。

もし、目指すキャリアを積めない環境なら、転職を検討するのがおすすめです。前述したとおり、IT人材は不足気味のため、求人を出す企業は数多くあります。

ITエンジニアは目指すキャリアを積みやすい職種のため、働きがいを感じやすいと言えるのです。

ITエンジニアに向いている未経験者の特徴3つ

ここからは、ITエンジニアに向いている未経験者の特徴を、3つにまとめて紹介します。

物事を段階的に考えるのが好きな人

物事を段階的に考えるのが好きな人なら、未経験でもITエンジニアに向いています。

ITエンジニアには、プログラミング的思考が必要です。
プログラミング的思考とは、目標達成のために効率的な手段で順序立てを行い、最適な結果を出す考え方を指します。

たとえば、冷蔵庫を購入する場合、次のように順序立てると効率の良い買い物ができます。

  1. 配置場所を決めて、高さ・横幅・奥行きを測る
  2. 家電量販店に行き、最低な寸法の冷蔵庫を探す
  3. 購入可能な冷蔵庫をピックアップし、デザインや色にこだわる

上記のような手順で買い物をする人なら、プログラミング的思考で物事を考えるためITエンジニアに向いていると言えます。

自然とプログラミング的思考ができる人は、ITエンジニアで働くと物事を段階的に考えて効率よく仕事ができるのです。

細かい作業が好きな人

細かい作業が好きな人も、未経験でもITエンジニアに向いています。

ITエンジニアには、プログラミング言語のスキルが必須です。プログラミング言語を使いコードを書く場合、コードの記載ミスが原因でバグが起こります。

トラブルを起こさないためにも、書いたコードに間違いがないのかを確認しながら作業を進めなければなりません。

とはいえ、自分が書いたコードの記載ミスを見つけるのは案外難しいのです。

たとえば、書類制作者と上司で書類の記載内容をダブルチェックするように、書類作成者が何回確認しても見つけられなかったミスを上司が一目で気づくことがあります。

作成者は何回も同じ文言や文章を見ているため間違いに気が付きにくいものの、初見の上司は違和感を感じられるのです。

もし、細かい作業が好きな人なら、慎重に作業ができるうえにミスを見つけやすいため、ITエンジニアに向いています。

直面した問題に向き合える人

未経験でもITエンジニアに向いているのは、直面した問題に向き合える人です。

ITエンジニアで働くとエラーが出たり、インターネットに周辺機器がつながらないといった問題が生じます。

エラーの原因は何なのか、どうすればインターネット接続がうまくいくのかというように、トラブルを解決させるため、問題に向きあえることが重要です。

たとえば、友達とケンカをした場合、次のように原因を振り返ると繰り返しにくくなります。

  • 何がきっかけなのか
  • どうして言い合いを起こしたのか
  • どのような対応をすればケンカにならないのか など

もし、自然と直面した問題に向き合える人なら、仕事で起きたトラブルを解決しやすいため、ITエンジニアに向いているのです。

未経験者がITエンジニアへの適性を確かめる3つの方法

ここからは、未経験者がITエンジニアへの適性を確かめる方法を、3つにまとめて解説します。

適性診断サービスを活用する

適性診断サービスを活用すると、未経験者がITエンジニアに適性があるのかを確認できます。

適性診断サービスとは、いくつかの質問に答えるだけで適性があるのかを見極めるサービスです。

ITエンジニアに適性があるかを確認するには、次のようなサイトで判断できます。

上記のような適性診断サービスを活用すると、あなたの物事に対する考え方がITエンジニアでの働き方に合うのか見極められるのです。

適性診断サービスは、エンジニアで働く場合に適当とされる標準的な回答をもとに作られています。もし、いまいちな結果がでても、ITエンジニアに適性がないと判断する必要はありません。

エンジニア診断であなたに合うエンジニアの職種を見極めるといいでしょう。

現役エンジニアから話を聞いてみる

現役エンジニアから話を聞いてみると、未経験者がITエンジニアに適性があるのかを確認できます。

ITエンジニアで働く知人がいれば、可能な限り対面で話を聞くのが賢明です。

知人なら、実体験を交えた現場の話が聞けます。ITエンジニアの働く環境や労働時間、残業時間など、あなたの知りたい話を詳細に教えてくれるのです。

加えて、対面で話すと表情やしぐさを見れるため、感情の変化に気づきやすくなります。

もし、ITエンジニアで働く知人がいなければ、次のようなコミュニティに参加するのが賢明です。

ITエンジニアで働く前から知り合いを作ると、相談相手ができ心強くもなります。

未経験者の場合は現役エンジニアから話を聞けば、あなたの知りえない情報が得られるため、適性を判断しやすくなるのです。

実際の仕事に触れてみる

実際の仕事に触れてみると、未経験者がITエンジニアに適性があるのかを確認できます。

案件に挑戦すると、ITエンジニアの働き方が自分に合うのかを判断できるのです。加えて、副業案件なら、現職を続けながら実際にITエンジニアで働けます。

実案件に挑戦するなら、フリーランスエージェントの利用がおすすめです。エージェントを利用すると、案件紹介から契約までを担当者に任せられるため、働きながらでもITエンジニアの仕事をしやすい環境を整えられます。

なかでも、『フリーランスのミカタ』なら週3日から稼働ができて案件数も豊富です。

出典:フリーランスのミカタ

加えて、フリーランスのミカタなら、非公開案件を豊富に抱えており、中・長期的な案件紹介が可能です。

具体的には、次のような案件が掲載されています。

出典:フリーランスのミカタ

他の案件や非公開案件が気になる人は、下のボタンから案件検索して下さい。

なお、フリーランスのミカタがどんな案件サイトなのか詳しく知りたい方は、次の記事もあわせて参考にしてください。

→ フリーランスのミカタとは?サービス内容や特徴、メリット・デメリット、口コミも紹介

それでも未経験からエンジニアを目指したい場合は?

ここまで読み進めてくれた方の中には、未経験エンジニアの現実を知っても目指していきたいと考えている方もいるでしょう。

「未経験からエンジニアを目指すには何が必要?」「やるべきことは何?」と疑問が湧いてきていませんか?

そこで現実を知っても未経験からエンジニアを目指したい方は以下の5つを行いましょう。

1つ1つ詳細に解説していきますね。

スキルを身に着ける

業務を効率良く行うにはスキルが必要となるため、プログラミングの技術や知識を身に着けましょう。

たとえば、仕事に関係するスキルや研修で学んだ知識と技術に磨きをかけたり、プログラミングを身に着けると実務で役立ちますよ。

お仕事が始まればすぐにスキルが必要になります。スキルを身に着けるための学習に早すぎることはありません。

というのもエンジニアになれば仕事が忙しくなります。時間を有効に使いながら学習を進めることになるため少しでも事前に学習を進めておくことが大切なんです。

資格を取得する

スキルの証明になるので、基本情報技術者の資格を取得する方法もあります。エンジニア向けの資格には国家資格とベンダー資格がありますよ。

未経験エンジニアの方には、IT業界としての基礎が一通り身に付くため国家資格である基本情報技術者がおすすめです。

基本情報技術者を取得するとデータベースやネットワーク、プログラミングの基本的な知識を身に着けていると証明できますよ。

プログラミングだけを学習してもシステム開発全体の流れを知らなければ、「自分の仕事ってなにのためにやっているの?」と感じてしまいます。

淡々と業務をこなすだけになりがちなので、仕事の意味を理解することで実務に関する知識が深められ業務に対するモチベーションも上がりますよ。

また、フリーランスエンジニアの資格について詳しく知りたい方は以下の記事も合わせてみてくださいね。

フリーランスエンジニアに資格は必要?レベル別におすすめ資格を紹介

SNSなどで募集されている案件に参加する

お仕事の進め方や周りの人とのコミュニケーションの取り方など実務経験を積めるためSNSなどで募集されている案件に参加してみるのも1つの方法です。

たとえ報酬がもらえなくてもプロジェクトに入って業務を体験させてもらえるだけで価値のある経験となりますよ。実績を積みながら技術も磨けるのでたいへん勉強になるからです。

しかし見知らぬ相手になりますので、コンタクトを取るには注意が必要です。SNSのプロフィールや過去の投稿などをしっかりと確認し問題ないことを確認して下さいね。

独自の製品を製作する

スキルを身に着けたり試行錯誤する経験を積むために独自の製品を製作してみましょう。

あなたが思う『こんな製品がほしかった』を形にしていきます。たとえ完成までいかなくても試行錯誤をしたり、より良くするために新しいスキルを身に着けることが大切なんですよ。

完成したら自身の実績にもなりますし自分のアイディアが形になるので、仕事に面白味を感じますね。

さらに独自の製品が完成したら自信にもつながります。さらにより良くするために改良をし続けていくことで知識や技術を磨き続けられますよ。

コミュニティや勉強会に参加する

同業者と交流を持てたり現場で必要とされるスキルや知識を教えてもらえるので、コミュニティや勉強会に参加することをおすすめします。

同業者とつながることで自身の知らない情報を得れたり、学習してわからないところを相談できる相手を見つけられますよ。

なんでも一人で解決していくことは難しく、わかる人に聞いた方が早く解決できるため時間も有効に使えます。

さらに勉強会に参加すれば、本やWebサイトでは知りえない現場の話を聞くこともできますよ。現場で必要とされるスキルや知識を知れると大変参考になりますね。

まとめ

今回は、未経験からITエンジニアを目指すのはやめとけと言われる理由を、わかりやすく解説しました。

IT人材は不足気味のため、未経験でもITエンジニアで働けます。とはいえ、未経験の場合はスキルを身につけるのに時間がかかるうえに、ITエンジニアの仕事は残業が多いため、仕事に関わる時間が長いのです。

上記のような厳しい現実を把握し、かつITエンジニアに適性があるのかを現役エンジニアに話を聞くなどして確認することが大切になります。

迷いがある場合は、現職を続けながら副業案件に挑戦し、ITエンジニアの働き方が自分に合うのかを確かめる方法もあるのです。

転身後に後悔することのないように、情報を集めてからITエンジニアを目指すかを判断するのが賢明です。