実務経験1年の早いうちにフリーランスエンジニアになりたいと考えているあなたは
「実務経験1年でフリーランスエンジニアになるのは厳しい?」
「フリーランスエンジニア1年目の現実って?」
「フリーランスエンジニア1年目にするべきことってなに?」
という疑問や悩みを抱えているでしょう。
実務経験をあまり積まないうちにフリーランスになるのは不安がありますよね。また実際にフリーランスエンジニア1年目の実態を知り独立後の参考にしたいでしょう。
そこで今回は実務経験1年でフリーランスエンジニアはおすすめしない理由を紹介!フリーランスエンジニア1年目の実態、1年目にするべきことを解説していきます。
本記事を読むと、フリーランスエンジニア1年目の声から独立直後の現実ややるべきことをイメージしやすくなりますすよ。
ぜひ参考にしてみて下さい。
実務経験1年でフリーランスエンジニアはおすすめしません
結論からお伝えすると、案件単価が安いことや案件を獲得するのに苦労する点、継続案件になりづらいため実務経験1年でフリーランスエンジニアになることをおすすめしません。
実務経験を積んでいくと「いつかはフリーランスになろうかな…」と考える人は多いでしょう。
会社員よりも収入が高く自由な働き方ができるなら、独立したいなと考えることは不思議ではありません。
しかし、フリーランスになるタイミングに失敗してしまうと思い描いていた生活ができないばかりでなく、お仕事を失うことにもなりかねません。
フリーランスエンジニアになることを焦ってはいけません。
それでもフリーランスにチャレンジしたい場合、目指すことはできるので上記の現実を把握した上で挑戦してみましょう。
フリーランスエンジニアを実務経験1年でおすすめしない理由3選
なぜ実務経験1年でフリーランスエンジニアになることをおすすめしないのか具体的な理由がわかれば納得できますよね。
なのでしっかりと理由をお伝えします。
フリーランスエンジニアを実務経験1年でおすすめしない理由は以下の3選です。
- 案件獲得に苦労する
- 案件単価が安い
- 継続案件になりづらい
順に解説していきますね。
案件獲得に苦労する
実務経験1年で応募できる案件が少ないため案件獲得が大変になるからこそ独立することをおすすめしません。
フリーランスエンジニア専用の案件検索サイトであるフリーランススタートには現在219,783件の求人が出ています。
しかし、フリーワードで『実務経験1年』と入力し検索してみると案件は1,139件のみです。
ですが1,139件よりも実はもっと案件数は少なくなってしまうんですよ。というのも、案件のもう一つの必須スキルで『実務経験2~3年以上』と記載している場合が多いからです。
そのため、さらに少ない案件の中からあなたの希望に合うお仕事が見つからない場合も出てきてしまいます。
仮に見つかったとしても案件数は選べるほどないことがほとんどですし、クライアントに選んでもらえる保証もありません。
案件数が少ない分お仕事を獲得することは大変な作業となりますよ。
案件単価が安い
実務経験1年で案件を獲得できるお仕事は案件単価が安いのでフリーランスになることをおすすめしません。
同様にフリーランススタートで検索すると、実務経験1年で応募できる案件単価は30~50万という結果でした。
30~50万円の収入あれば十分と感じるかもしれませんが、会社員と同じように報酬から税金や健康保険料、国民年金などを支払うと十分な収入とは感じないでしょう。
つまり会社員と収入があまり変わらない可能性があり、そうであれば社内研修が利用できる会社員の方がメリットが大きい場合もあります。
案件単価が安いとフリーランスになるメリットも少なくなくなりますよ。
継続案件になりづらい
実務経験1年では継続案件になりづらいのでフリーランスになることをおすすめしません。
実務経験1年だと経験も少なくスキルも十分に身についていないため、クライアントの期待に応えることができず案件を継続してもらえないケースがあります。
お仕事を継続してもらえない場合、新規で案件を獲得していく以外の方法はありませんので再び案件を獲得するのに労力が必要となり悪循環に陥ってしまうんです。
またクライアント側の資金縮小などが原因で継続とならない可能性もあります。
経験が多いエンジニアが抜けてしまうと業務に支障をきたしますので、経験が少ないエンジニアから真っ先に切られる傾向にありますよ。
業務継続にならないと毎回案件を取りにいかなければならないので大変になります。
フリーランスエンジニア1年目の実態は?
「実際フリーランスになった1年目の現状ってどうなの?」と率直に思いませんか?
先輩エンジニアからの生の声を知れれば独立した時のイメージがつきやすいし慌てずに済みますよ。
そこで、フリーランスエンジニア1年目の実態として以下の3つを紹介します。
- 1年目は収益ゼロ覚悟?
- 1年目はやることが多い
実際の声を知れるとたいへん参考になりますのでしっかりとお伝えします。
1年目は収益ゼロ覚悟?
目先のことよりも将来のことを優先していく方が大切だという投稿ですね。
1年目は利益を得ることよりも先のことを考え、今後案件を取りやすくした方が楽になると考えると「最初の年に利益を出さなくてもいいかな」と思えますよね。
今後ずっとフリーランスエンジニアとして働いていくと考えいる方には良い情報でしょう。
長いフリーランス生活をずっと案件獲得に苦労するよりは初めに我慢をした方がメリットも大きいですもんね。
1年目はやることが多い
フリーランスエンジニア1年目はやることが多いという投稿です。
クライアントと上手にコミュニケーションを取っていかないと契約打ち切りの可能性があると伝えてくれています。
なので、こまめな連絡や報告、相談が必要になってくるでしょう。
クライアントから信用されなければ一緒に働くことは困難なので、どんな些細なことでも連絡する習慣を身に着けると良いですね。
フリーランスエンジニア1年目にするべきこと3選
フリーランスエンジニア1年目の実態を知ったあなたは、「独立した1年目に何をしておいた方がいいの?」と感じていませんか?
フリーランスエンジニア1年目にやっておいた方が良いことを知っておけば、独立後にすぐに取り掛かれますよね。
フリーランスエンジニア1年目にするべきことは以下の3選です。
- 経験やスキルアップをする
- 相談相手を見つける
- 有事に備えて貯蓄する
順に解説しますね。
経験やスキルアップをする
案件を獲得しやすくするために、経験やスキルアップしましょう。
会社員であれば上司からお仕事が振られますが、フリーランスになると自身で案件を取らなければなりません。
クライアントは即戦力を期待しています。なので業務の経験やスキルが多いとクライアントから信用されやすいんですよ。
クライアントから信用されればあなたを選んでくれるようになるので、案件をとりやすくなります。
また実務経験を積んでスキルをアップしていくと案件単価も上がるんです。
フリーランスエンジニアの案件単価はスキルに応じて高くなるので、単価を上げていくためにも実務経験を積んだりスキルを磨いていくと良いでしょう。
業務をこなしていくことでスキルアップができますが、スキルを磨く方法の1つとして学習する方法もありますよ。
学習方法は独学やスクールなどさまざまありますので、時間を有効に使いあなたに合う学習方法で勉強することをおすすめします。
相談相手を見つける
フリーランスエンジニアになると孤独を感じやすいため、相談相手を見つけると良いでしょう。
会社員の場合はすぐそばに上司や同僚がいて、困った時に相談できたり、他愛もない話をすることで気分転換ができます。
しかし独立すると業務をほとんど一人でこなすことになるので、問題が発生しても自身で切り抜けていかなければなりません。
また一人で黙々とお仕事をこなしていくことになり、次第に孤独を感じ精神的に追い詰められかねません。
なので相談できる同業者を見つけることをおすすめしますよ。
たとえばセミナーや勉強会に参加したり、フリーランスコミュニティに参加すると同業者と交流を持てるようになります。
同業者と良いお付き合いができれば案件の相談ができたり、さらには案件を共有してくれる可能性もありますのでメリットは大きいですよ。
ぜひ気の合う相手を見つけて下さいね。
有事に備えて貯蓄する
フリーランスエンジニアになると収入が安定しない可能性もあるので、有事に備えて貯蓄をしておきましょう。
会社員であれば毎月一定額の収入を得られますが、独立すると業務を行った分のみが報酬として受け取れるようになります。
なので毎月の収入は変動することが多く、最悪の場合には収入ゼロの可能性もあるんです。
また案件をこなしてもすぐに報酬を得られないケースもありますので注意が必要ですよ。
クライアント都合で案件が終了となる可能性もあることを想定しておかなければなりません。
さまざまなケースが考えられますので、最低でも半年ほど生活できるくらいの貯蓄をすることをおすすめします。
フリーランスエンジニアになるベストタイミングは?
ここまで読み進めてくれたあなたは、実務経験1年でフリーランスエンジニアになることをおすすめしないなら、「独立するベストなタイミングっていつ?」と感じていませんか?
実はフリーランスになるベストなタイミングがあるんです。というのもお仕事が無ければ収入は得られないので、案件を獲得しやすくなった時がベストなタイミングですよ。
具体的には実務経験を3年以上積んだ時や案件獲得の目処が経った時なんです。案件が取れやすくなれば安心して独立できるでしょう。
さらにフリーランスエンジニアになるベストタイミングに関して詳しく知りたい方は以下の記事に網羅的に紹介されているので、参考にして下さいね。
→フリーランスエンジニアになるタイミングって?独立までの準備・注意点まで
まとめ
今回は実務経験1年でフリーランスエンジニアになるのをおすすめしない理由やフリーランスエンジニア1年目の実態を解説していきました。
実務経験1年でもフリーランスエンジニアを目指すことは可能ですが、おすすめはしません。
理由として3点上げられます。
- 案件獲得に苦労する
- 案件単価が安い
- 継続案件になりづらい
またフリーランスエンジニア1年目の現実として、1年目はやることが多いや収益ゼロを覚悟する、案件がこなせなくて当たり前という投稿がありました。
フリーランスエンジニア1年目はある程度覚悟をもって業務を行いましょう。経験も知識も不足している間は努力することや苦労が多いからですよ。
たいへんな時期を乗り越えた先は少しづつ楽になっていきますので頑張っていきましょうね。