インフラエンジニアがきついといわれる9つの理由【口コミあり】

「インフラエンジニアはきついってホントなの?」
「インフラエンジニアがきついと言われる理由は?」
「きついと言われるインフラエンジニアに魅力やりがいってあるの?」

インフラエンジニアを目指そうと思い、インターネットで調べていると、「きつい…」「やめとけっ!」という声もちらほら見かけるでしょう。

未経験からこの世界に飛び込もうとしているのであれば、心配になってしまいますよね?また、自分には向いていないかもしれないと諦めてしまう方もいるはず。

そこで、今回はインフラエンジニアがきついと言われる理由9選を紹介!現役インフラエンジニアの口コミから、きつい中でも活躍する方法まで解説します。

この記事を読めば、きついと言われるインフラエンジニアの理由がわかり、あなたにとって向いてる職業かどうか判断することができますよ。

それでは参ります。

【結論】インフラエンジニアはきつい!

結論から言えば、インフラエンジニアは他のエンジニアと比べると「きつい!」と感じることが多いです。

なぜなら、「精神的」にも「肉体的」にもきついと感じる内容があるからと言えるでしょう。

例えば、「肉体的」にきついと感じることで言えば問題が解決するまで帰れない時は、長時間労働となる傾向にあり、睡眠不足に陥るケースも少なくありません。

また、「精神的」にきついという事例をあげると、保守や監視の業務では活躍の場が苦情からの対応の場合が多いため、成果がわかりにくく報われないということが挙げられます。

今回の記事でも「きつい!」と感じる内容をまとめただけでも9つあるのですから、インフラエンジニアは激務と感じる人は多いです。

インフラエンジニアがきついと言われる理由9選

さっそく、インフラエンジニアが「きつい!」と言われている理由についてくわしく見ていきましょう。

インフラエンジニアがきついと言われる理由は以下の以上9つです。

こんなにあるの!?と感じるかもしれませんが、人によっては「私なら大丈夫!」という内容もあるかもしれません。1つずつ順を追って解説していきますね。

問題が解決するまで帰れない

システムに問題が発生すると、その問題を早急に解決しなければなりません。なぜなら、そのシステムを利用している多くのお客様がいらっしゃるからです。

お客様への影響を最小限に抑えるためにも、問題を解決するまでは対応に当たらなければなりません。それによって、残業や休日出勤になる場合もありますね。

残業や休日出勤が増えることによって、長時間労働が続いたり、休みが減ってしまったりすることもあるでしょう。

過酷な労働条件のもと日々睡眠不足と戦いながら働くこともあることから、きついと感じる人もいますね。

問題の発生が読めない

システムの異常、問題はいつ起こるのか予想がつきません。インターネット上の場合だと余計に予測不能と言えるでしょう。

だからこそ、いつ問題が発生しても対応できるようにシステムは24時間体制で監視する必要があります。

どのような問題が発生するのかわからない、そしていつ発生するのかも予測がつかないものに対して警戒するというのは、とても神経を削られる思いをしなければなりません。

「電話が鳴る音」にビクビクしながら待機し、いざ電話が鳴ればお客様からのクレームで自分の責任ではないのに理不尽に怒られるというのは、ストレスを溜める要因にしかなりませんよね。

問題発生が読めずに、いざ問題が発生すれば苦情の嵐。これは精神的にきついと感じる人は
多いです。

勉強することが山ほどある

インフラエンジニアは勉強することが山ほどあります。なぜなら幅広い専門知識が必要となるためです。

例えば、ネットワークやサーバーの知識以外にも、今ではクラウドの知識も必要とされるでしょう。

ネットワークなら、ネットワーク機器の知識や設定のスキル、サーバーならWindowsやLinux、UnixなどOSに関する知識も必要になってきます。

設計から携わるとなると、これらの知識は必須になってきます。仕事が終わったあとに勉強することになることが多いので、これをきついと感じる人は多いようです。

仕事の成果が見えにくい

インフラエンジニアの仕事は、仕事の成果が見えにくい仕事と言えるでしょう。

なぜなら、お客様が当たり前に使えるシステムを維持するために、見えないところで常に監視や整備をしている仕事だからです。

直接お客様の声を耳にすることは少なく、声を聞けたとしてもシステムが使えないという苦情を元に仕事に入ることがあり、大変な割に報われない一面もあります。

そのため、監視や保守サービスの仕事では、成果の分かりづらい業務に対してきついと感じることが多いです。

夜勤がある

インフラエンジニアの仕事では、夜勤があります。なぜなら、システムがきちんと動作しているかを24時間体制で監視する必要があるためです。

なぜ夜勤がきついのか?と言うと、人が持つ一般的な生活リズムを大きく狂わせてしまうからなんです。

人は、「体内時計」というのを持っていますが、夜勤を繰り返すことでリズムを狂わせてしまいます。その結果一般の人と逆の生活リズムを送ることになるため、昼間に眠ることが多くなるでしょう。

しかし、昼間は生活音に邪魔されてなかなか寝付けない事が多くあります。結果、睡眠不足になるケースがあるんです。

だから、夜勤があることがきついと感じる人は意外に多いんですよ。

また、突如として発生する問題に対して、対応しているとそのまま夜勤に突入する場合もあります。こうなると長時間労働まで追加になることから、きついと感じる人も多いです。

冷えたサーバー室での長時間作業がきつい

インフラエンジニアがよく作業する室内は、サーバールームが多いです。

サーバールームは機械が熱くならないように、絶えずクーラーをガンガンにかけて冷やしています。

そのため、寒さに弱い人だとサーバールームでの長時間の作業は辛い環境だと言えるでしょう。夏の暑い日でも、作業服の下に厚着して作業する場合もあります。

外との温度差で体調を崩すこともあるため、きついと感じる人もいますね。

深夜作業や休日返上の仕事が多い

インフラエンジニアにとって、深夜作業や休日返上は日常茶飯事な場合があります。なぜなら、突如発生する問題の解決や納期、仕様変更によって対応しなければならないからです。

休日なのに問題が発生し、現場の人材では対応ができないため呼び出されるということもあり、プライベートの予定変更やキャンセルしなければならないことが多いです。

そのため、プライベートの時間をきちんと確保できないという点が、きついと感じる理由の一つでしょう。

活躍の場が障害対応になる

インフラエンジニアとして配属された先が、監視・保守サービスだった場合あなたが活躍する時は障害対応が主になるでしょう。なぜなら、障害対応そのものがあなたの仕事だからです。

異常発生時に早急に問題を解決できるよう常に待機しておき、障害発生時に活躍するというのが監視・保守サービスの主な仕事になります。

そのため、「ネットワークやサーバーの設計をしたい!構築の仕事に携わりたい!」と意気込んで入社した先が、お客様の苦情によって問題を解決していく業務を毎日続けることに、「きつい」や「つまらない」と感じる人は多くいますね。

現場が長期化する恐れもある

インフラエンジニアは、設計・構築から携わることになる場合、プロジェクトの内容によっては長期化する場合があります。

なぜなら、設計から構築まで完成させるためには、とても時間がかかるからです。

インフラエンジニアが携わる現場はとてもスケールが大きく、セキュリティ対策も含めると、クライアントとの打合せをしつつプロジェクトを動かしていかなければなりません。

そのため、長い時は数年単位でプロジェクトを進行させて行かなければならず、仕事先が自宅から離れていると長期出張のようなことになるため、きついと感じる人もいますね。

インフラエンジニアはきつい?と感じる口コミまとめ

インフラエンジニアがきついと感じる理由9選を読んで「こんなにあるの?」と感じた方もいるもしれませんね。

「いまいちまだつかめない」というあなたのために、実際にインフラエンジニアとして働いている方の口コミの中にも、「きつい!」と感じている人の声を紹介していきますね。

現役で活躍されているインフラエンジニアが感じる「ここがきつい!」という口コミをピックアップしていますので、より現実味が出てくるでしょう。

あみやさんの口コミ

インフラは基盤なので落ちると広範囲に迷惑がかかります。
普通に動いているのが当たり前で、何かあった時にはクレームの嵐です。

絶対必要なのに普段はほとんど意識しない空気のみたいな存在です。そういった類のものを支える人達はどこもとても大変です。

ミスは許されない、24時間いつ呼び出されるかもわからない。そして、呼びだされる時はヤバいとき。それでいて、文句を言われても感謝されることは少ない。

引用元: Yahoo知恵袋から

異常がない時と異常が出た時のギャップが激しそうです。

異常発生時の顧客からクレームとして連絡が入るっていうのは、自分の責任ではないのに謝って急かれながら対応しなければならない様子がひしひし伝わってきてリアルさを感じますね。

精神的にも辛さを感じてしまいそうなコメントです。

Yahoo知恵袋からの口コミ:その1

インフラ屋さん、バリバリ本番サーバ、本番データかかります。てことは、24時間365日止められないものを相手にしています。

業務時間中に出来ない作業いっぱいあります。業後か土日の作業です。監視からアラートがあると、真っ先に連絡がいきます。

そんな中に、開発チームから要望が上がります。やれディスクが溢れただの追加しろだの、サーバ増やせだの。さらに、保守が切れるだの調達だのがやってきます。

引用元: Yahoo知恵袋から

色んな問題に対応できるようにならないと、インフラエンジニアではやっていけない感がかなり出ていますね。残業や休日出勤が多そうな感じが伝わってくるコメントです。

Yahoo知恵袋から口コミ:その2

大抵の場合はハードウェアが納期通りに納入されない、電源やネットワーク工事が予定通りに終らない、やっと設置できたと思ったら配線が間違っている、機器の故障でうまく動かない。

さらに、稼働中に突然どこかが故障する、ハードウェアが近くにあれば良いが、大抵は遠いところにある。また当然のんびり修理しているわけにはいかないので、徹夜で治す。

引用元: Yahoo知恵袋から

監視業務以外にも、設計や構築する仕事もなかなか大変な感じが伝わってくるコメントです。計画通りに進まない時は必ずあるものですが、重なるとヤバいですよね。

色んなことに目を配らないといけないことがわかるコメントです。

インフラエンジニアはきつくないと感じている現役の口コミ

インフラエンジニアは「きつい!」という内容や、口コミなどを見ていると、インフラエンジニアってかなり大変な仕事内容なんだということがわかりますね。

しかし、そんな大変な仕事でも続けていらっしゃる方は、「一体どんなことを思ってこの職業を続けているんだろう!?」

という疑問が出てきますよね。ここではそんな疑問の答えとなるインフラエンジニアとして活躍中の方の口コミで、「きつくないよ!」と感じている方の意見をみてみましょう。

いけ@楽しいことだけしたい さんの意見(Twitterから)

ものは考えようということなのでしょうか。しかし、仕事が楽しいと思えることって続けていくうえでは大事なことですよね。

しんどいことばかりじゃないかこそ、魅力があり、やりがいがあるのだということです。

アイレット株式会社 さんの意見(Twitterから)

きついと感じる理由の一つにもなっている、「学ぶことが多い」というのは、人によってはやりがいや、エンジニアとしての魅力になっていることもありますね!

人が持つ欲求の中に、「知識欲」というものがあります。インフラエンジニアとして学ぶべきことが多いということは、知識欲を満たすことに繋がることなんですね。

きついと言われるインフラエンジニアの魅力ややりがいって何?

ここまで解説を読まれてきた方の中には、「きついと言われるインフラエンジニアにも魅力ややりがいってあるの?」と気になる方もいるはず。

現役インフラエンジニアの口コミも紹介しましたが、きついと感じるのは人それぞれなんでしょう。

実際に現役インフラエンジニアとして仕事を続けている方々はやりがいや魅力をとても感じています。では、そのやりがいや魅力ってどんなことがあるのでしょうか?

ここからはきついと言われるインフラエンジニアのやりがいや魅力について解説していきますね。

インフラエンジニアのやりがいとは?

ここで筆者がやりがいとして伝えたいことは以下2つあります。

  • 責任感や達成感
  • 最先端のスキルを習得できる

「きつい!」と感じている内容とは裏腹に、責任感や達成感を感じてやりがいとなっているエンジニアもいます。

なぜならITインフラは、様々なシステムを支えている言わば「縁の下の力持ち」的な存在だからと言えるでしょう。

大きなプロジェクトに関わればそれだけ大変ですが、それを成し得た時の達成感や、顧客の感謝の声にやりがいを感じるエンジニアも多いです。

また、覚えることがたくさんあるというのも、逆に最先端のスキルを習得できるという一面があります。

なぜなら、その習得したスキルはあなたの力になるからです。「手に職を持つ」ことができるという点では、将来的に見ても、安定性のある職に就けたことになりますね。

インフラエンジニアの魅力とは?

インフラエンジニアとしての魅力は、代表的なものをあげるとすれば、以下の2つがことがあげられます。

  • 常に需要があり仕事がなくなることがない
  • 他のエンジニアより比較的収入が高い

「常に需要があり仕事がなくなることがない」ということは今のこのコロナ渦の状況からも考えれば、大きな魅力となるでしょう。

なぜなら、世の中ではコロナ渦が経済に大きな影響を及ぼしている中でも、ITインフラの需要がなくなることはありません。

将来性のある安定した仕事に就けているという点で大きな魅力になりますね。

また、「他のエンジニアよりも比較的収入が高い」という点も魅力的でしょう。インフラエンジニアの需要に対する供給が間に合ってないからこそ、高収入が得られます。

そのため、未経験者からでも専門的な知識を身につければインフラエンジニアとして活躍することができますよ。

経験を積み資格を取れば、さらに収入をあげられるという点も魅力でしょう。

きつい中でもインフラエンジニアとして活躍する方法3選

「きつい!」と感じることは多々あれど、それに見合う価値のある仕事で、実際にやりがいや魅力を感じてインフラエンジニアとして活躍されている方は多くいます。

ではそんな方たちと同じように、インフラエンジニアとして活躍するにはどうしたらよいのかをまとめました。

インフラに必要な知識を身に付ける

未経験からインフラエンジニアに飛び込んだ場合、特に覚えることはホントにたくさんありますが、身に付けてしまえばあなたは手に職が付く「技術者」となることができます。

なぜならインフラエンジニアは、幅広い知識が必要となる専門職です。まずは保守・監視の業務で経験を積み、問題を解決できる知識を身に付けましょう。

また、予防策を立案できるようになることが大切です。保守・監視の業務での経験を活かして知識の幅を広げていくとよいですね。

最終的にはそれらのスキルを磨いて上位工程に挑戦することが大切ですよ。

資格を取る

やりがいや達成感を感じ活躍する方法として、資格を取るということがあります。なぜなら、インフラエンジニアにとって資格は、あなたの実績やスキルを証明できるからです。

また、あなたが頑張ってきた努力の「成果」にも繋がります。仕事が成果が見えにくいとあった中で、あなたが報われる一つの達成感を感じることができる方法と言えますね。

企業によっては資格を取ることに対して、援助してくれる企業もあります。

資格を取ることで、収入も上がる可能性もあることから、資格に挑戦するということはインフラエンジニアにとって活躍するための方法となるでしょう。

インフラエンジニアが取った方が良い資格や、必要性についてもっとくわしく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。

インフラエンジニアに資格は必要?国家資格やベンダー資格、学習方法も

コミュニケーション能力を身につける

インフラエンジニアにとって、コミュニケーション能力は重要です。なぜなら、設計や構築の仕事でも、異常時の問題解決する際にしても、チームで動くことが多いからです。

各メンバーと意思疎通を計り、力を合わせてプロジェクトを進めていくことや、役割を分担して作業を進めることによって、大きなプロジェクトを成し遂げられ、早急な問題解決ができるでしょう。

チーム一丸となってプロジェクトを成し遂げることで、1人では「きつい!」と感じる仕事でも乗り越えることができますよね。

スキルや技術面だけを伸ばすのではなく、チームで仕事を遂行するために必要なコミュニケーション能力も磨いてくことで活躍できるでしょう。

まとめ

今回の記事では、インフラエンジニアが「きつい!」と感じる理由について9つ紹介させていただきました。

「きつい!」と感じる理由は以下の9つです。

  • 問題が解決するまで帰れない
  • 問題の発生が読めない
  • 勉強することが山ほどある
  • 仕事の成果が見えにくい
  • 夜勤がある
  • 冷えたサーバー室での長時間作業がきつい
  • 深夜作業や休日返上の仕事が多い
  • 活躍の場が障害対応になる
  • 現場が長期化する恐れもある

こう見ると、「きついこと意外に多い」と感じるかもしれません。人手不足となっている理由としてもあげられるでしょう。

しかし、ある意味高収入な職場で働けるチャンスがあるという考えもできますよね。

それに、きついことばかりじゃないことも確かです。やりがいや魅力を感じて現役でインフラエンジニアとして活躍している方も多くいらっしゃいます。

そんな方の口コミもまとめていますので、インフラエンジニアに興味があるならぜひ参考にして頂けたら幸いです。