「Webエンジニアの将来性ってどうなの」
「Webエンジニアの将来はないって言われてない?」
実は、Webエンジニアの将来性は2つの意見があります。
Webエンジニアは将来性が高い一方で、コードだけ打てる人やプログラミングだけできる人は将来必要なくなると言われているんですね。
「じゃあWebエンジニアを目指す人はどうしたらいいの?」
と不安に感じている人も多いでしょう。将来必要とされる人材になるには「市場価値を高めておく」必要があります。
そこで、今回はWebエンジニアの将来性が高い理由や不要説を解説し、市場価値を高める方法も紹介します。
この記事を読めば、Webエンジニアとして生き残っていく方法がわかります。
それでは、早速いきましょう。
Webエンジニアの将来性が高い理由5つのポイント
Webエンジニアの将来性が高いと言われている理由は5つあります。
- 企業・ビジネスのデジタル化が進行中
- 人手不足
- 世界で活躍するエンジニアが多い
- スマホ対応が求められている
- 他の業種に比べてキャリアアップしやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
企業・ビジネスのデジタル化が進行中
まず、企業・ビジネスのデジタル化が進行中ということです。
最近は、新型コロナウイルスの影響でテレワーク導入やITツールが発展しました。その影響で現在、企業やビジネスの間にはデジタル化が急速に進行しています。
デジタル化が進むと、人手不足の解消や社内スペースの削減、情報の共有が行われて効率的に仕事を進められるのです。
しかし、そのシステム構築のためには必ずエンジニアが必要になってきます。なので、エンジニアの将来性が高いといえます。
人手不足
2つ目に、人手不足です。
経済産業省が2019年に発表した「IT人材需給に関する調査」によると、2021年では31万人の人手不足になり、2030年では需要が高くなったシナリオで79万人、需要が低くなったシナリオで16万人の人手不足が予想されています。
需要が低くなっても16万人の人手不足ですから、これからの転職でもエンジニアの案件は上位に入ると言えるでしょう。
世界で活躍するエンジニアが多い
3つ目に世界で活躍するエンジニアが多いです。
IT業界は、世界で活躍する方が多くある海外企業は、いろんな国の出身の方がいます。
今後もIT業界は右肩上がりで需要が増えると言われているんですね。
また、プログラミング言語や開発のやり方は世界共通です。
日本人でも海外で活躍されているエンジニアはたくさんいます。語学の習得などが必要ですが、海外で行けるチャンスがあるのもIT業界のいいところとも言えますね。
スマホ対応が求められている
4つ目にスマホ対応が求められていることです。
今では、国民のほとんどがスマホを持っている時代ですよね。ある業界ではホームページを訪れる人の6割がスマホからアクセスしています。
これからは、スマホ対応のサイトやサービスを作っていかないとユーザーがついてこないわけですね。
スマホ対応できるエンジニアが企業内にいることが少なく、ホームページやアプリをスマホに対応させるには、転職で雇ったり、外注をします。なので、Webエンジニアが必要になり、これからも将来性が高いといえます。
他の業種に比べてスキルアップしやすい
最後に、他の業種と比べてスキルアップしやすいことです。
Webエンジニアの仕事では、前職に経験したことがそのまま使えます。
例えば、開発だったらアジャイル開発が多いので、前職で経験していれば即戦力として開発に参加できますよね。
上記のように、Webエンジニアは転職しても知識0でスタートするわけではなく、自分の経験をそのまま転職先でも活かすことができます。
スキルアップしたときは、また次の会社に転職して自分の価値を高まることも可能になります。早い人では、40歳ぐらいで役職について仕事されている人も多いんですよ。
Webエンジニア将来不要説もある
筆者はWebエンジニアの将来性は高いと思っていますが、反対にWebエンジニア将来不要説があることは知っているでしょうか?
ソースコードが将来要らないので、「誰でも簡単にWebサービスが作れるようになる」と言われています。
ここでは、Webエンジニア将来不要になってしまうのではと言われる理由を書きますね。
コーディングやプログラミングだけできる人は不要になる
1つ目は、コーディングやプログラミングだけできる人は不要になるです。
コーディングやプログラミングは、日々進化しており「誰でも簡単に」できるようになっています。
例えば、HTMLで『!』を入力するだけでホームページを作るテンプレートが用意されていますよね。
コーディングやプログラミングだけできるWebエンジニアは、例外的なプログラミングスキルを持つスーパープログラマーはこれからも生き残ると言われています。例えば、AIのプログラムが書ける人だったり、アプリ開発のプログラムが書ける人ですね。
Webエンジニアは、流行は激しい業界なのでスキルアップをすることが求められます。
海外のエンジニアに負ける
2つ目は、海外のエンジニアに負けるです。技術も費用も海外に劣ってしまうんですね。
現在、海外のエンジニアは急成長しており、日本よりも優秀なエンジニアが育っています。そして、日本人よりも安い費用で雇えるんですね。
企業からみても、優秀で費用がかからない人材が欲しいはずです。
この2つから海外のエンジニアを負けてしまうと言われています。
Webエンジニアの市場価値を高める方法10選
ここまで読み進めたあなたは、
「Webエンジニアって将来性ないとも言えるのか。」
「今後Webエンジニアを目指すの諦めようかな」
と思っていませんか?
海外のエンジニアの脅威やただコーディングできる人は不要になるなんて言われたら、目指すのを諦めてしまう人もいるでしょう。
しかし筆者はあなたがWebエンジニアを目指すのを諦めてほしいのではありません。現状を理解してWebエンジニアへの転職や就職をしてほしいのです。
ですのでここからは、Webエンジニアとして活躍するために必要な市場価値を高める方法10選を紹介します。
何歳になっても転職市場で求められる人材になるにはどうしたらいいのでしょうか。それでは一緒に見ていきましょう。
Web関連の幅広い知識を習得する
WebサイトやWebアプリを使うWebエンジニアは、Webに関する知識やWebの仕組みなどの幅広い知識が必要です。
HTTPやサーバーなど、Web系エンジニアで必要とされる重要な知識はたくさんあります。
こういう知識があると、Webディレクターにもなれます。
また、転職しても即戦力として働くこともできるでしょう。
スマホアプリに対応した言語を習得する
2つ目に、スマホアプリに対応できる言語を習得しましょう。
Webエンジニアは、スマホアプリの開発も行うのでスマホアプリに対応できる言語を習得しているエンジニアは市場価値が高いです。
まだ、日本ではスマホアプリに対応している言語を習得している人が少なく、人手不足です。これからもスマホがITの中心のデバイスであることに変わりがないと思われます。
なので、転職しても即戦力として活躍できるでしょう。
新しい分野の言語を習得する
3つ目に、新しい分野の言語を習得するです。
Webエンジニアは流行の移り変わりが激しい業界です。
例えば、ホームページが主流だったときはHTMLやCSSでしたが、今はAIの言語はPython。
ビックデータの解析はRudyと新しいプログラミング言語が生まれています。
もし、あなたが新しい言語を習得しておけば、転職してもすぐに採用されます。なぜなら、新しい言語を習得している人が少ないからです。
なので、新しい言語に対して、「とりあえず、やってみるか〜」といった好奇心が必要なのです。
常にスキルを磨き続ける
4つ目は、常にスキルを磨き続けるです。
よくエンジニアの世界は「一生勉強の世界」と言われています。常に新しい言語やテンプレートが開発されていますよね。
常にスキルを磨いておけばプログラムを書く時間も少なくできますし、新しい言語が出てきても早く習得できるでしょう。新しい言語を習得すれば、新しい転職先が見つかりやすくなるものメリットですよね。
エンジニアは大変な仕事ですが、市場価値を高めるためにもスキルを磨き続けましょう。
他者との差別化をする
5つ目は、他者との差別化をしましょう。
プログラミングだけができるではなく、自分でプラスαの要素を持っていることで「この案件はこの人でなくちゃいけない」と頼られるようになります。
「そんなの自分にはないよ」
と思っている方は、まずTwitterで今日勉強したことを投稿するといいですね。内容は気にせずに、プログラミングで学んだことやエラーで困ったこと、それを解決した方法を書いておくのです。
他にも、GitHubで毎日アップロードを続けるものいいでしょう。こうすることで、転職の面接でも「コツコツがんばれる人なんだな」とアピールになります。
まずは、Twitterの開設からやってみてはどうでしょうか。
資格を取得し差別化をする
6つ目は、資格を取得し差別化をするです。
IT系の資格はたくさんあり難易度もバラバラですが、資格取得は転職の大きなメリットになります。中には、資格取得が必須の転職先もあるので状況に応じて取りましょう。
資格はいらないと言っているWebエンジニアも多いですが、Webディレクターを目指すなら、セキュリティの知識やインターネットの仕組みは必須です。
資格をとらないにしてもムダにはなりませんし、知識があることで他者との差別化もできます。
コミュニケーション能力を高くする
7つ目は、コミュニケーション能力を高くしましょう。
Webエンジニアはコードがかければいいと思っている方が多いですが、その考えは危険です。なぜなら、Webエンジニアはコードを書く以外にも仕事があるからです。
例えば、開発リーダーはスケジュール管理も仕事です。進捗を確認するためにはチームにヒアリングをしないといけませんし、電話対応など対人関係が大事な場面がいくつもあります。
コミュニケーションが高いことで、自分の言いたいことをはっきり相手に伝えることもできますし、周りも「あの人が言うならば…」と信用してついてきてくれます。
開発系のWebエンジニアの転職なら、コミュニケーション能力は高くしておくだけでも市場価値は高まりますよ。
問題解決能力を高くする
8つ目に、問題解決能力を高くしましょう。
Webエンジニアの場合、問題解決能力とはエラーになった時にその問題をどう解決するのかということです。例えば、自分の書いたコードがうまく表示されないときは「どの部分がいけないのか?」や「どうしてこんな風になるの?」と行った疑問が出ますよね。
その疑問を解決すること、解消することが問題解決能力が高い人です。多くのWebエンジニアはネットで検索したり、本を広げて、エラーなどの問題を解決しています。
問題解決能力を上げるには、問題の答えを知るのではなく、問題の「解き方」を知りましょう。問題解決能力が高いことは、問題に対して冷静に対処できたり、経験値が多いので市場価値が高まります。
あなたもエラーなどが起きても、ふてくされずにチャレンジしてみましょう。
マネジメント能力を高くする
9つ目は、マネジメント能力を高くしましょう。
マネジメント能力とは、スケジュールやメンバーの管理、問題解決能力のことを言い、チームがまとめて成果を出すゴールのことです。
マネジメントを行うことで、システム開発のパフォーマンスの向上やスキルの成長、組織の意思決定が早くなる、人件費削減ができます。
マネージャーやプロジェクトリーダー経験ありの転職案件もたくさんあります。
年を重ねることによって、マネジメント能力が必要なスキルになってきます。プロジェクトリーダーや開発チームに入ったら、リーダーがどんな動きをしているか見たり、聞いたりすることが市場価値を高めますよ。
複数分野に専門を持っておく
最後に、複数分野に専門を持っておきましょう。
メイテックが実施したエンジニア800人の調査では、77.4%のエンジニアが「仕事で複数分野の知識が必要になった事がある」と回答しています。
何が必要になるのかは仕事内容になって違いますが、ハードウェアの場合は「電気・電子」の分野、「機械」の分野も必要になっています。
Webエンジニアの場合、最初はホームページの分野だけでもいいですが、後でスマホアプリの分野、AIの分野と自分ができる専門分野を広げておきましょう。
専門分野を広げることで転職市場に出たときもいろんな職種の中から仕事を選ぶことができ、あなたの価値は高くなります。
また、「この案件はこの人じゃないといけない」と周りから頼られ、貴重な人材として扱われるでしょう。
未経験でもWebエンジニアになる方法を紹介
Webエンジニアは、転職市場で1番転職先が多い業界です。しかし、
未経験からでもWebエンジニアになれるの?
そう思う方もいるでしょう。
そこで、次は未経験でもWebエンジニアになる方法を紹介します。スマホでも簡単にプログラミング講義を受けられるアプリも紹介しますよ。
オンラインスクール
まずは、オンラインスクールです。
CMやYouTubeの広告でよく見ますよね。オンラインスクールには特徴があり現役エンジニアが講師として、未経験者の初心者に教えてくれます。
サービスは、それぞれのオンラインスクールで違います。生徒と講師のマンツーマン指導だったり、エンジニアの転職までサポートするオンラインスクールもあります。
どうしても1人で勉強できない方や、プロから教わりたい方におすすめです。
Progate
2つ目にProgateです。
Progateの大きな特徴は、スマホアプリがあること。
アプリでは、可愛いキャラクターがコードの打ち方や表示を教えてくれます。また、1つのレッスンが短いので、1つ3分もかかりません。
月980円の有料プランに入ると、HTMLとCSSの他にJAVAやスマホアプリの開発も教えてくれます。
オンラインスクールで習った部分の復習をしたい方におすすめですよ。
ドットインストール
ドットインストールは、Webでプログラミング授業を受けるのオンライン講座サービスです。
ドットインストールの大きな特徴は、1つの講義3分もかからないこと。
マンツーマンの指導ではなく、完全に動画での説明ですが動画時間が2分のものが多いです。また、動画の速度や声を男性・女性に変えることもできますので自分が聞きやすいように調整できます。
月1080円の有料プランに入るとProgate同様、JAVAやスマホアプリの開発の動画を見ることもできますので、オススメです。
まとめ
今回は、現実は厳しい!Webエンジニアの将来性と不要になる説、市場価値を高める方法もについて紹介しました。
Webエンジニアに転職できたから給料も増えて将来安心というわけではなく、いざというときの転職市場価値を高めておく必要があることてのはわかりましたね。
Webエンジニアは一生勉強の世界と言われているので、転職してからも気を抜かず新しいことにチャレンジ、勉強をしてくださいね。