あなたはインフラエンジニアに夜勤があると聞いたことはありませんか?夜勤の有無ってお仕事をする上で重要な決め手でもありますよね。
夜勤があるならどのくらいの頻度で、どの工程で夜勤が発生するのか押さえておきたいと考えているはず。
そこでインフラエンジニアの夜勤について知りたいあなたは、
「インフラエンジニアってどの業務で夜勤があるの?」
「インフラエンジニアの夜勤の頻度ってどのくらいなの?」
「インフラエンジニアで夜勤勤務するとその分お給料が高くなるの?」
など、このような疑問を抱えているのではないでしょうか。
そこで今回は、インフラエンジニアの夜勤内容から勤務するメリットとデメリットを紹介!合わせて夜勤を避ける対処法や経験者の声を詳しく解説していきます。
この記事を読み、実際に経験された方の生の声を知ることでインフラエンジニアの夜勤業務のイメージがつきやすくなりますよ。
ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
インフラエンジニアの夜勤に関して
インフラエンジニアに夜勤があると耳にしたことがある方は多いはず。
夜勤があると聞くと「自分にはできるかな…?」と不安になったり、「ちょっと嫌だな…」と気分が晴れない方もいるでしょう。
昼と夜が逆転した生活になることが原因の一つですよね。インフラエンジニアの夜勤に関してよく聞かれる質問は以下の2つです。
インフラエンジニアって必ず夜勤あるの?
女性でも夜勤ってあるの?
上記のような疑問がどんどん湧いてきますよね。後になって知らなかったと嘆くことがないように以下でそれぞれの質問に関して回答していきますね。
インフラエンジニアって必ず夜勤があるの?
インフラエンジニアは必ず夜勤があるわけではありません。
定期メンテナンスや急なトラブル対応の業務など、インフラエンジニアで夜勤が発生する業務は限られているからです。
しかも、夜勤をシフト制で対応している企業もあれば、外部委託していて夜勤を行っていない企業もあるため、夜勤があるのかは企業次第のところもありますよ。
女性インフラエンジニアでも夜勤ってあるの?
結論からお話すると、女性のインフラエンジニアでも夜勤がある場合もあります。
男女平等に夜勤を割り当てる企業もあれば女性には夜勤を担当させない企業もあるからです。
夜勤があるかどうかは企業の考え方によるところが大きいですが、セキュリティ上の問題で夜勤には男性を配置している企業が多いです。
女性の方なら夜中に会社で働くことを不安に思う方は多いですよね?
同様に企業側も夜中に女性を会社で働かせることへのセキュリティ上の心配を抱えているんですよ。
しかし、女性でも急なトラブル対応で夜勤になるケースはありますので、頻度はそれほど高くはありませんが女性インフラエンジニアでも夜勤は多少あると考えておきましょう。
インフラエンジニアの4つの夜勤業務
インフラエンジニアの夜勤は以下の業務を行います。
- システムの監視業務
- システムの導入・バージョンアップ
- 日中のトラブル対応
- 夜間のクライアント対応
インフラエンジニアには夜中でも対応しなければならない業務、夜中だからできる作業があります。1つずつ詳しく解説していきますね。
システムの監視業務
システムは24時間の有人体制で監視しているため夜勤でも行う業務の1つです。
Webサービスは24時間いつでも必要な時に使えて「便利だな」から、いつからか「当たり前に使えるもの」へ意識が変化していませんか?
不自由なく利用できているのもインフラエンジニアが常にシステムを監視しているからです。
トラブルが起きた場合には速やかに対応して、サービスに影響をきたさないようにすることが夜勤で行うシステム監視業務のメインのお仕事ですよ。
システムの導入・バージョンアップ
システムの導入・バージョンアップの業務は夜勤の時間帯だからこそできるお仕事ですよ。
システムを導入したりバージョンアップを行うためには該当するシステムを止めて作業を進める必要があります。
そのため比較的利用者が少ない夜中に作業を依頼されるケースが多いんですよ。翌朝の就業時間前までに作業を終了させ通常業務を行える状態にしなければなりません。
作業時間は限られていますが、丁寧で正確な業務が求められます。
日中のトラブル対応
日中に起きたトラブルなども夜勤のインフラエンジニアが対応しています。というもの大きなトラブルが生じる前に対応しておきたいからです。
あなたもアクセスしたいのになかなか繋がらなという経験が一度くらいはありますよね?実はアクセスが集中しやすい日中はシステム自体に負荷がかかっている状態です。
負荷の高い状態でシステムを運用し続けると障害が起き、大きなトラブルを生みやすいので、アクセスが減る夜中にシステムの状態を整えておく必要があるんです。
夜勤の時間帯にシステムの状態をじっくりと確認し、トラブルが起きないように臨機応変な対応をしていますよ。
夜間のクライアント対応
システムは24時間365日ずっと稼働しているのが基本なので、もちろん夜の時間帯もユーザーが利用しています。
なので夜間に問い合わせがくることもあり、知識のあるインフラエンジニアでないと対応
が困難となるからです。
日中よりは利用者も少ないためそれほど多くの問い合わせはありませんが、すぐに対応を必要とすることもありますので、夜勤は必須ですね。
インフラエンジニアの夜勤勤務の3つのメリット
どうしても夜勤と聞くと「あまり良い印象がないなぁ…」と思っている方が多いのではないでしょうか。
でも夜勤勤務のメリットを知ることでイメージが変わるかもしれませんよ。インフラエンジニアの夜勤勤務のメリットとして、
トラブル・障害がなければ忙しくない
夜勤、深夜手当がでる
通勤の混雑を回避できる
上記の3つのメリットを紹介しますね。
トラブル・障害がなければ忙しくない
勤務時間帯にトラブルや障害が起きなければ、対応することもないので忙しさを感じないですよ。
では夜間にシステムが通常稼働している間は、夜勤勤務で何をしていると思いますか?実は資格の勉強をしているエンジニアが多いんですよ。
インフラエンジニアは資格を取得することは必須ではありませんが、キャリアアップのためや知識の証明として資格を取得するエンジニアがたくさんいます。
勤務時間帯に資格の勉強ができるのは無駄がなくメリットが多いですね。
夜勤、深夜手当がでる
夜勤を行った場合、深夜手当がでるのでお給料がアップするメリットがありますよ。
深夜時間帯の22時から5時まで勤務した場合、通常勤務と比較して給料が25%割増になることが法律で決まっているからです。
例えば、給料を時間給に換算して2000円/時で計算してみますね。
時給換算 | 8時間労働した場合 | |
通常時間帯勤務 | 2,000円/時 | 16,000円/8時間 |
夜勤勤務 | 2,500円/時 | 20,000/8時間 |
夜勤の時間帯ではありますが、同じ8時間勤務でも4,000円の差が出ることがわかりました。給料がたくさんもらえると純粋に嬉しいですよね。
通勤の混雑を回避できる
夜勤での出社なら、帰宅ラッシュも落ち着いた時間帯での出勤となるので混雑を避けられます。
朝の通勤って電車は混みますし、座れないことの方が多いので快適ではありませんよね?快適に通勤したい方は始発の時間帯に移動する方もいるくらいです。
朝の時間と比較すると比べ物にならないくらい快適な出勤なので、気持ちも穏やかに移動できますね。
インフラエンジニアの夜勤勤務の3つのデメリット
インフラエンジニアの夜勤勤務のメリットを読まれた方は「メリットだけじゃなく、デメリットもあるんでしょ…?」と思われているはず。
残念ながらあなたが思ったとおり、夜勤にはやっぱりデメリットもつきものです。インフラエンジニアの夜勤勤務として、
体調を崩しやすい
生活リズムが乱れる
長期休暇が取りにくい
上記の3つのデメリットもくわしく解説していきますね。
体調を崩しやすい
夜勤によって昼夜逆転の生活を送ると自律神経やホルモンバランスが乱れてしまうため体調を崩しやすくなります。
自律神経が乱れると体内スイッチのオンとオフが上手に切り替えられなくなるため寝つきが悪く眠れなくなり良質の睡眠をとれなくなってしまうんですね。
ホルモンバランスが乱れるとイライラしたり、肌荒れが起こります。
自律神経やホルモンバランスが乱れてしまうのは体質によるところもありますが、体調管理には十分気を付ける必要があります。
生活リズムが乱れる
夜勤が入ってくると規則正しい生活を送れなくなるため生活リズムは乱れやすくなります。
日勤勤務の間に夜勤が入ってくるので、常に生活リズムを一定にすることは難しいですね。
世間は昼間が活動時間なので夜勤を終えた後に予定が入ったり、済ませなければいけない用事が出てきやすく、さらに生活リズムが乱れる原因になります。
体に夜勤のリズムも覚えさせるためにも、夜勤後にはなるべく予定を入れるのは控え休息をとることをおすすめします。
長期休暇が取りにくい
勤務がシフトで決まっている場合はまとまったお休みが取りにくいです。システムは24時間365日稼働しているため、対応するインフラエンジニアの方は交代で業務に当たっています。
そのため連日休みをもらうと一緒に働いているインフラエンジニアへの負担が大きくなってしまうからです。
さらに、システムの導入などは業務に支障がでないように長期休暇の間に作業する場合もあります。
そのため世の中が長期休暇で休んでいる時も仕事をしなければならない可能性もあります。
インフラエンジニアが夜勤を避ける対処法3選
やっぱり夜勤はネックと感じたら、夜勤を避ける方法を知りたくなりますよね?実のところ、インフラエンジニアでも夜勤を避ける方法があるんですよ。
インフラエンジニアが夜勤を避ける対処法は、
- 監視・保守の業務を避ける
- 設計・構築の業務に就く
- 24時間365日対応なしの案件を選ぶ
上記の3つです。
詳しく解説していきますね。
監視・保守の業務を避ける
システムの監視・保守業務を避けると夜勤を免れられます。システムの監視・保守を行う業務は、先ほどからお伝えしている通り24時間365日有人対応が必要だからです。
実は監視・保守の業務を外注委託している企業もあるんですよ。
監視・保守の業務がもっとも夜勤の頻度が多いので監視・保守を自社で行っていない企業を選ぶことで自然と夜勤をする機会は減らせます。
設計・構築の業務に就く
システムの設計・構築の業務にはほとんど夜勤がありません。クライアントとコミュニケーションをとり、システムの構築や設計を行う作業は日中に行われるからです。
なので、キャリアアップを兼ねてシステムの設計や構築の業務に転職することで夜勤を遠ざられますよ。
設計・構築はシステムの上流工程なのでインフラエンジニアとして実績を積んでからチャレンジする業務ではありますが、夜勤をほとんど避けられるおすすめのお仕事です。
24時間365日対応なしの案件を選ぶ
そもそも求人を選ぶ時に夜勤なしを設定するのも1つの手ですよ。インフラエンジニアの求人を探す際に24時間365日対応なしという条件を設定します。
例えば24時間365日対応なしのお仕事として、在宅勤務があります。インフラエンジニアでも在宅勤務の案件が増えていますよ。
あなたの希望する職種で在宅勤務可能の案件が見つかれば夜勤対応もないのでうれしいですね。
インフラエンジニアの夜勤勤務経験者の声
ここまで読み進めると「インフラエンジニアの夜勤勤務って実際どうなの?」と感じてきませんか?
そこで夜勤勤務経験者の生の声を確認してみましょう。
インフラエンジニアの夜勤勤務経験者の声として、
- クラウドエンジニアの方の声
- 女性インフラエンジニアの方の声
- 1年間エンジニアとして働いている方の声
3つ紹介しますね。
クラウドエンジニアの方の声
夜勤の大変さがとても伝わってくる投稿です。夜勤を乗り切るためにたくさんの工夫をしていますね。
飲み物や食べ物で眠くならない対策をして業務をこなしていますが、投稿者本人も辛いという心の声を発信しています。
女性インフラエンジニアの方の声
勤務条件がわりと安定しているという投稿です。セキュリティ分野の女性インフラエンジニアで子育て中の方なんです。
急な夜勤や長時間勤務が少ないのは助かりますよね。
仕事と子育てをうまく両立しているので、女性のインフラエンジニアの方なら背中を押される嬉しい投稿です。
1年間エンジニアとして働いている方の声
夜勤を行ってきたエンジニアの体調変化を投稿してくれています。夜勤の大変さがとても伝わってきますね。
夜勤に向かない体質だと、体調に変化が現れるので夜勤を行う前に参考にして下さい。
まとめ
今回は、インフラエンジニアの夜勤に関して解説しました。
インフラエンジニアの夜勤勤務にはトラブルが起きなければ忙しくない、深夜手当が出るためお給料が多いメリットがあります。
一方、生活リズムが乱れたり体調を崩しやすくなるデメリットもありました。夜勤のメリットとデメリットを考慮してもどうしても夜勤を避けたいという方には
- 監視・保守の業務を避ける
- 設計・構築の業務に就く
- 24時間365日対応なしの案件を選ぶ
という対処法もありますので、安心して下さいね。
実際にインフラエンジニアの夜勤経験者の生の声を参考にしてあなたのインフラエンジニアとしての活動に活かしていきましょう。