「エンジニアで単価80万の仕事内容ってなに?」
「どのくらいのエンジニアが単価80万の仕事を獲得できてる?」
エンジニア案件の単価は高いという噂はよく耳にするものの、実際にどうすれば獲得できるのか気になる人もいますよね。
そもそもどのような仕事内容があるのか、どのくらい稼働すれば単価80万で働けるのかを知らない人もいるはず。
そこで、今回はエンジニアは単価80万円の仕事を獲得できるのか、その可否を詳しく解説します。単価80万以上が稼げる案件の仕事内容や必要なスキルも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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エンジニアは単価80万円の仕事を獲得できるのか
結論、エンジニアが単価80万円の仕事を獲得するのは可能です。
ただし、単価80万円以上の案件を獲得するには相応のスキルや実績が求められます。
ここでは、次の働き方別にエンジニアが単価80万円の仕事を獲得できるのかを解説します。
フリーランスの場合
フリーランスエンジニアが単価80万円の案件を獲得するのは可能な反面、簡単ではありません。
大前提、フリーランス案件の平均単価は約66万円であり、下図のように50~70万円の案件が多い傾向にあるのです。
出典:フリーランススタート
また、単価80万円の案件を獲得するには、下画像に掲載されているスキルや経歴を満たす必要があります。
出典:フリーランスのミカタ
そのため、単価80万円の案件獲得にはより豊富なスキルと経歴が欠かせません。
フリーランスの場合は、採用条件を満たさなければ取引先から仕事を得ることはできないため、単価80万円の案件獲得は容易ではないのです。
副業の場合
副業の場合は、単価80万円の案件獲得は非常に厳しいです。
週1または2日稼働で行う副業の場合、稼働時間の短さから獲得できる案件は80万円よりも低い傾向にあります。
出典:PE-BANK
一方、週3日以上の稼働なら、次のような単価80万円以上の案件があります。
出典:PE-BANK
副業の場合、単価80万円の案件を獲得できるのかは、稼働時間に左右されることが多いです。
そのため、フリーランスよりも稼働可能な時間が短い副業では、単価80万円の案件獲得は非常に困難になります。
単価80万以上が稼げるエンジニア案件の仕事内容
ここからは、どんな案件を獲得すれば80万以上の単価を稼げるのか、その仕事内容を4つにまとめて紹介します。
PM(プロジェクトマネージメント)業務または補佐
単価80万以上が稼げるエンジニア案件の1つに、次のようなPM業務があります。
出典:フリーランスのミカタ
PMは、プロジェクトを円滑に進め利益を最大限に得るように人員や開発業務を管理する仕事です。PM補佐には、多忙なPMの仕事を支援する役回りがあります。
具体的に、PMは次のような仕事内容です。
- 納期や予算、開発内容から最適な人員を配置すること
- 納期までのスケジュール管理
- 制作物の品質管理 など
PMの職責を果たすには、開発の業務全般に関する知見が必要になります。
まずは、エンジニアで開発を行い全工程の作業や顧客の要望をヒアリングする業務を経験したのちに、キャリアパスとしてPMを行うのが一般的です。
クラウド化の開発
単価80万以上が稼げるエンジニア案件の1つに、次のようなクラウド化の開発があります。
出典:フリーランスのミカタ
クラウド化の開発では、AWSといったクラウド環境でシステムやアプリケーションの開発を行います。
クラウドとは、インターネットを介してアクセスできるサーバー上で実行可能なソフトウェアやデータベースを指すことばです。
インターネットに接続できアクセス権限があれば、日時に関わらずクラウドを利用できます。クラウドは大型サーバーの設置が不要なため、管理の手間やコスト削減が期待できるうえに、サーバー容量の増減を簡単に変更できるのです。
そのため、従来サーバーからクラウドへ移行する会社が数多くあります。クラウドサービスの導入を検討する場合、次の3社から選択することが一般的です。
- Amazonのクラウドサービス「AWS」
- Microsoftのクラウドサービス「Azure」
- Googleのクラウドサービス「GCP」
クラウド化の開発を行うには、上記3つのクラウドサービスに関する知見が必要になります。
DX化の開発
単価80万以上が稼げるエンジニア案件の1つに、次のようなDX化の開発があります。
出典:フリーランスのミカタ
DX化とは、IT技術を駆使しビジネスの生産性や効率化を図ることを指します。たとえば、会社でDX化を進める場合、これまでアナログ作業で行われた社内業務をデジタル化し、仕事を効率的に行える環境を整えるのです。
手作業で行う内容や方法のデータ取りと分析を行い、デジタル化するサービスを創り出します。
そのために、DX化の開発には膨大なデータを扱い分析するスキルに加え、DX化を行う業界や業務に関する知見や経験が必要です。
要件定義の業務
単価80万以上が稼げるエンジニア案件の1つに、次のような要件定義の業務があります。
出典:フリーランスのミカタ
要件定義とは、取引先の要望を実現するために、どのような方向性と手順でシステムを構築・設計していくのかを文書化する作業です。
要件定義の業務は、システム開発の設計や構築、運用・保守といった全工程の知見がなければ職務を果たせません。
要件定義の内容次第ではプロジェクトの成否や品質に左右するため、重要な役割を担います。
まずは、設計や運用、保守といった開発工程を経験したのちに、キャリアパスとして要件定義の業務を行うのが一般的です。
エンジニアが単価80万の案件を獲得するのに必要なスキル4つ
ここからは、エンジニアが単価80万の案件を獲得するのに必要なスキルを、4つにまとめて紹介します。
最新技術を扱うスキル
エンジニアが単価80万円の案件を獲得するには、最新技術を扱うスキルは不可欠です。
最新技術を扱うスキルとは、具体的に次のことを指します。
最新技術 | 扱うための主なスキル |
人工知能 | 機械学習、R言語、Python |
DX | データ分析、データ解析 |
IoT | ネットワークスキル、セキュリティに関するスキル |
XR | C#、Unity、Unreal Engine、Java script |
最新技術には需要があるため、案件数は豊富であり単価は高い傾向にあります。ただし、最新技術を扱う案件はエンジニアに求められるスキルも高いのです。
スキルレベルの高い技術を身につけなければならないもののエンジニアのなかには、PMといった管理業務に就くよりも、可能な限り言語を扱い作業する仕事に携わりたいと考える人もいます。
言語を扱う仕事をしたいエンジニアには、最新技術を扱う案件は最適なのです。エンジニアが単価80万円といった高単価で需要のある案件を獲得するには、最新技術を扱うスキルは欠かせません。
コミュニケーションスキル
エンジニアが単価80万円の案件を獲得するには、コミュニケーションスキルは欠かせません。
ここでいう、コミュニケーションスキルとは『聴き取る力と伝える力』を指します。エンジニアにコミュニケーションスキルがあれば、取引先の要望を正確に聴き取り、求められた開発を行えます。
コミュニケーションはニュアンスの違いや聴き手の受け取り方次第で、伝わりづらいこともあるのです。互いに誤解を生じたまま作業を進めることがないよう努めなければなりません。
エンジニアの聴き取る力を駆使し、取引先が求めるシステムをヒアリングのなかでくみ取る力が大切になります。
加えて、仕事内容を確認する際には、取引先の要望と自分が聴き取った内容を一致させるため、正確に伝える力も必要なのです。
聴き取る力や伝える力がなければ仕事が円滑に進まないため、コミュニケーションスキルはエンジニアに必要なスキルの1つです。
自己管理能力
エンジニアが単価80万円の案件を獲得するには、自己管理能力が必要です。
ここでいう、自己管理能力とは次のことばを指します。
- スケジュール管理
- 体調管理
エンジニアの仕事には納期があるため、自分でスケジュールを管理し仕事を進めなければなりません。思うように作業が進まないことも考慮に入れて、計画に余裕を持たせることも大切です。
スケジュールに余裕があれば、多少計画から遅れても納期までに終わる可能性があります。
ただ、最適な作業スケジュールを立てても、体調を崩しては計画通りには進みません。スケジュール通りに進めるには、体調管理も必要です。
エンジニアが計画的に仕事を進めるには、スケジュールと体調を管理することが不可欠になります。
交渉力
エンジニアが単価80万円の案件を獲得するには、交渉力が必要です。
ここでいう、交渉力とは『説得力や戦略的な思考力』を指します。エンジニアに交渉力があれば、希望する条件で案件の契約をしやすくなります。
希望する条件で案件の契約をするには、単価や納期の交渉を行う前に、取引先を説得させる方法を考えなければなりません。
自分の強みを明確に伝えることはもちろん、取引先への具体的なアプローチ方法や条件の妥協点を決めておくことも大切です。
たとえば、これまでの経歴やスキルレベルよりプロジェクトに参画することで、生産性を向上できるうえに利益も上げられるといった取引先が納得できるアプローチ方法を模索します。
ただし、必ずしもあなたの希望する単価で取引先が契約してくれるとも限らないため、交渉が難航する場合は妥協点を75万と決め、契約締結できるよう交渉の準備を行うのです。
戦略的に交渉を行うと希望する条件で案件を獲得しやすくなるため、交渉力はエンジニアに欠かせないスキルなのです。
エンジニアが単価80万の案件を獲得するコツ3つ
最後に、エンジニアが単価80万の案件を獲得するコツを、3つにまとめて解説します。
マネジメントスキルを身につける
エンジニアが単価80万の案件を獲得するコツの1つに、マネジメントスキルの取得があります。
マネジメントスキルを身につけると、PMといった管理業務を獲得しやすくなります。
管理業務では、目標を設定しメンバーに伝える力や目標への進捗状況を管理する力が必要です。進捗を管理するために、状況把握や各メンバーのスキルと意欲を見極めて、どのくらいの力を発揮できるのかを判断することも大切になります。
管理業務に就きプロジェクトをスムーズに進めるには、全体の状況を把握し、問題点が見つかれば解決へ向かわせる能力を身につけることがカギです。
とはいえ、いきなりPMの案件を獲得するのは簡単ではありません。まずは、PM補佐から実績を積み上げるのが賢明です。
管理業務を獲得できれば単価80万以上の案件を得やすくなるため、エンジニアにマネジメントスキルは必要になります。
最新情報をキャッチアップする
エンジニアが単価80万円の案件を獲得するには、最新情報のキャッチアップが不可欠です。
常に最新情報を収集すれば、需要のあるスキルがわかり、希望に沿う案件を獲得しやすくなります。
IT業界は技術の移り変わりが早いため、需要のあるスキルも変わり続けます。需要のあるスキルは、案件数が豊富であり単価も高い傾向にあるのです。
ただし、エンジニアがスキルを身につけるには時間がかかります。そのため、最新情報をキャッチアップすれば、早い段階で身につけるべきスキルがわかり、学習に取り掛かれるのです。
最新情報をキャッチアップするには、セミナーや勉強会、コミュニティへの参加がいいでしょう。実体験を交えた話や大手企業の動きといった現場で経験した話を聞けることもあります。
高単価案件を獲得できればフリーランス活動を続けやすくなるため、エンジニアには最新情報のキャッチアップは欠かせないのです。
フリーランス向けエージェントを利用する
フリーランス向けエージェントを利用すると、エンジニアは単価80万円の案件を獲得しやすくなります。
フリーランス向けエージェントとは、案件紹介から契約締結までの全工程を代行するサービスです。
『効率よく仕事を得たい』や『より希望に合う案件を獲得したい』エンジニアには、フリーランス向けエージェントサービスの利用がおすすめです。
フリーランス向けエージェントサービスを利用すると、案件紹介前に担当者と仕事内容や希望単価などの条件を擦り合わせ、取引先との条件交渉も行うため、希望に沿った仕事を獲得しやすくなります。
加えて、フリーランス向けエージェントサービスが抱える案件は中・長期的に参画できる仕事が多く、安定的に仕事を獲得しやすい特徴もあるのです。
特に案件数が多いのは、次のようなエージェントサービスです。
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出典:フリーランスのミカタ
また希望年収や稼働時間だけでなく、扱うプログラミング言語などを細かく指定して案件を探せるため、自分にあう仕事を見つけやすいサイト仕様になっています。
ただし、上記のような案件は条件として2〜3年の実務経験が求められるケースが多いです。そのため、応募する際はどれくらいの経験が必要なのかを前もってチェックしておきましょう。
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なお、フリーランスのミカタがどんなサービスなのか詳しく知りたい方は、次の記事もあわせて参考にしてください。
→ フリーランスのミカタとは?サービス内容や特徴、メリット・デメリット、口コミも紹介
まとめ
今回は、エンジニアで単価80万の仕事内容を、必要なスキルと案件を獲得するコツを交えて紹介しました。
エンジニアは、フリーランスに独立すると単価80万の案件を獲得しやすくなります。副業でエンジニア案件の獲得は可能ではあるものの、フリーランスとは稼働時間が異なるため、高単価案件を得るには独立するのが賢明です。
ただし、単価80万の案件には最新技術を扱うものや管理業務の仕事が数多くあります。IT業界は技術の移り変わりが早いため、常に最新情報をキャッチアップし身につけるべきスキルを習得しなければなりません。
加えて、管理業務では経験も必要です。
エンジニアで単価80万の案件を獲得するには、フリーランス向けエージェントの利用がおすすめです。案件紹介から単価交渉までを担当者に任せられるため、希望する条件の案件を獲得しやすくなります。