「ライターに興味があるけど、ライターの仕事ってつらいのかな?」
「ライターになりたいけど、自分に向いている仕事なのか心配…。」
この記事を訪れたあなたは、このような疑問や不安を持っているのではないでしょうか?
ライターは在宅ワークができ、魅力的ですよね。しかし、一人での作業になるので不安もあるでしょう。ライターの経験がなければ、何がつらいのかを想像するのは難しいです。
そこで今回は、ライターの仕事のつらい点と、つらさを解決する5つの方法を紹介します。この記事を読めばライターになることへの不安を解消できるでしょう。
さらに、ライターの仕事を楽しむ6つのコツもお伝えします。自分がライターの仕事を楽しめそうなのか想像できるはずです。
ライターの仕事のつらさと楽しさを知った上で、ライターを目指すかどうか考えるのが良いでしょう。ぜひ、参考にしてください。
それでは参ります。
ライターの仕事はつらいのか?
現役のライターは、ライターの仕事についてどう感じているのでしょうか。SNSで調査して見つけた、つらいという口コミと楽しいという口コミを紹介します。
ライターの仕事がつらいという人がいれば、楽しいという人もいるので、両方のリアルな意見を覗いてみましょう。
つらいという口コミ
SNSで「ライター つらい」「ライター しんどい」等のワードで検索した結果、あがってきたのが以下の3つの口コミです。
口コミ①「情報が無さすぎて全然進まない」
発注者から記事のテーマを与えられて執筆しますが、自分に全く知識のない分野だったり、ネット上にもあまり情報がなかったりする場合はつらいですね。
口コミ②「もうこれ以上作業に使える時間がない」
記事を書く時間が足りないという悩みもでてきます。特に主婦の方で、家事や育児と両立するとなると、1記事あたりにかかる時間の長さに頭を抱えることになるかもしれません。
口コミ③「孤独に耐える力がいかに重要かひしひし感じています」
在宅ワークで一人で作業することになるので、自由は手に入りますが、孤独感に悩まされることもあるようですね。フリーランスならではの悩みです。
楽しいという口コミ
SNSで「ライター 楽しい」というワードで検索した結果、あがってきたのが以下の3つの口コミです。
口コミ①「書きたかったジャンルの案件をいただいて、書くのが楽しい」
興味のないジャンルの記事を書くのはつらいですが、好きなジャンルの記事だと楽しめそうです。好きなことについて書いて、お金がもらえるなんて最高ですよね。
口コミ②「テストライティングに合格しました。挑戦するって楽しい!」
発注者によっては、テストライティングで1記事納品してから、その出来を見て継続的に仕事を依頼するかをどうか判断します。新たな案件に挑戦する楽しさもあるようです。
口コミ③「リサーチも楽しいし、在宅でできるし魅力が多い!」
記事を執筆する際には、与えられたテーマについてリサーチし、知識をつけることが必要です。リサーチ自体を楽しめれば、ライターの仕事の魅力が増しそうですね。
ライターの仕事がつらい理由6つ【調査結果】
ライターの仕事のつらさに関する口コミを3つ紹介しましたが、他にもつらい部分があります。現役ライターに調査した結果、ライターの仕事がつらい理由が6つあることが分かりました。
- 報酬が低く生活が厳しい
- 稼ぐには書き続けなければならない
- 同僚や上司がいない孤独感がある
- 好きなテーマで書けない
- 確定申告の手続きが不安
- 発注者とのトラブルがある
それぞれわかりやすく解説していきます。
報酬が低く生活が厳しい
ライターの仕事は、文字単価や記事単価での契約がほとんどです。1文字あたり〇円、1記事あたり〇円と決まっているため、書けば書くほど稼げるということになります。
しかし、初心者のうちは低単価な案件しか獲得できないことが多く、ライターの収入だけで生活するのは厳しいでしょう。1記事500円の案件を1日1記事ずつ納品して、1か月を過ごしたとしても、500円×30日=15,000円にしかなりません。お小遣い程度ですね。
スキルを磨いて高単価な案件をとれるようになるまで、このつらさと向き合わなければなりません。
稼ぐには書き続けなければならない
たまに書く程度であれば楽しめたライティングも、毎日、長時間取り組むとなると苦痛になることがあるようです。
低単価な案件で稼ぐには、とにかく量をこなさなければなりません。高単価な案件の獲得にはスキルアップが必要ですが、そのためにもたくさん書く必要があります。文章を書くこと自体が好きでないと、ライターの仕事はつらくなるでしょう。
記事には納期があるので、抱えきれない量の案件を受注すると、すべての案件を納期に間に合わせるために休まず書き続ける羽目になります。フリーランスには定休日がないので、無理をして体を壊してしまう人もいるようです。
同僚や上司がいない孤独感がある
在宅ワークで一人作業となると、同僚や上司はいません。職場での人間関係に悩んできた方にとっては解放感を味わえると思いますが、一方で孤独感に悩むこともあるようです。
楽そうだと思われることも多い職業なので、友人にライター特有のつらさを理解してもらえないといった孤独感があります。同業の仲間がいないのは思った以上につらいのかもしれませんね。
また、上司がいないので叱られることはありませんが、アドバイスをもらえないというデメリットがあります。フリーランスは自分で案件を獲得していく必要がありますが、案件の獲り方やスキルアップの方法を教えてくれる人はいません。
ライターは、分からないことをネットで検索しながら試行錯誤するしかない孤独感に悩むことが多いようです。
好きなテーマで書けない
ライターは発注者からテーマを与えられ、そのテーマについて記事を執筆していきます。
書きたいジャンルや好きなテーマが明確にある人ほど、テーマを選べないことがつらくなるようです。「こういう文章を書くためにライターになったわけじゃないのに」という気持ちが強くあるのでしょう。
低単価な案件だと、情報をまとめるような、単純作業に近い記事作成を依頼されることも多く、自分にしか書けない文章ではないことに苦痛を感じるようです。
確定申告の手続きが不安
サラリーマンであれば、会社が税金関係の管理をしてくれますが、フリーランスは自分で管理しなければなりません。確定申告のために残しておかなければならない書類等もあり、しっかりと手続きについて理解しておく必要があります。
税金関係の知識がない場合、確定申告の手続きには不安が生じるでしょう。相談相手がいないという孤独感も相まって、つらくなることも多いようです。
発注者とのトラブルがある
フリーランスは個人として発注者と契約を結ぶことになるので、記事を納品したのに報酬が支払われなかったり、音信不通になってしまったりするトラブルにあう危険性があります。
また、発注者の求める記事が書けず、大幅な記事の修正が必要になれば、書き直しのような状態になります。記事を執筆する前に、発注者の求める記事を理解することが大切です。
コミュニケーションがうまくとれない発注者とはトラブルにも発展しやすく、大きなストレスになります。これもまたフリーランスならではのつらさですね。
ライターの仕事のつらさを解決する5つの方法
ライターの仕事は6つの理由から、つらくなってしまう部分があるということが分かりました。
では、どうやって仕事のつらさを乗り越えていけばよいのでしょうか。ライターの仕事のつらさを解決する5つの方法を紹介します。
スキルを伸ばし報酬アップを目指す
低単価が収入の低さや量をこなさなければならないつらさを引き起こしています。そのため、スキルを伸ばして高単価な案件を獲得できるようになることが必要です。
まずは低単価な案件をたくさんこなして、ライターとしての実績をつくった上で、高単価な案件に挑戦しましょう。低単価な案件は実績づくりのためには必要ですが、ずっと同じ位置にいては、つらさから抜け出せません。高単価な案件に挑戦していくことが大切です。
また、高単価な案件を獲得するためにも、文章力はもちろん、SEOの知識も身に付けてみましょう。SEOを意識した文章が書けるスキルは多くの発注者が求めています。
ライター仲間をつくる
ライターは、在宅ワークでの一人作業なので、孤独感に悩まされることも多い職業ですが、ライター仲間をつくることで解決できます。
ライター仲間をつくるには、ネットを活用し、SNSで繋がったり、オンラインサロンに参加することが有効です。無料のオンラインサロンもあります。
対面で仲良くなりたい場合は、ライター講座等に通って受講生同士で仲良くなったり、フリーランスが集まる飲み屋に出向いてみたりするのも良いでしょう。
小さな目標と大きな目標を決める
好きなテーマで記事を書けないことがつらくなったら、ライターとしての目標を見つめなおしてみましょう。
大きな目標は、好きなジャンルの専属ライターなったり、自分が運営するブログで生活できるようにしたり、ファンのつくようなライターになることかもしれません。
ですが、その大きな目標を叶えるためには、小さな目標を積み重ねていく必要があります。低単価だったり、興味のないジャンルの案件もこなしていくことで、実績をつくり、信頼を得ていくことが大切です。
今自分が抱えている案件は、大きな目標を叶えるための、小さな目標なのだと考えれば、つらさが軽減されるでしょう。
大きな目標だけでなく、小さな目標を決めて、1つずつクリアする気持ちで仕事をすることが大切です。
確定申告について知っておく
フリーランスは、自分で税金の管理をしなければなりません。1年間の所得が48万円以上の場合は、1年に1回、2~3月頃に確定申告をします。申告するのは、1年間の所得や経費、控除です。
確定申告の時期になってから焦るのではなく、収入・経費・源泉徴収の有無についてこまめに記録しておきましょう。1年分の収入や経費を、後から遡るのはとても大変なので、収入があるたびに記録する習慣をつけておくのがおすすめです。
フリーランスを始める段階で確定申告について知っておくことで、確定申告でつらい思いをしないよう備えましょう。
発注者の評価を確認する
一人作業であるライターにとって、唯一の仕事相手は発注者です。悪質な案件を提示してくる発注者や、記事に対して不当に低い評価をしてくる発注者と契約すると、つらい状況になってしまいます。
契約時には、発注者が悪質でないかどうかを見抜くことが必要です。その際に、他のライターからの評価はとても良い判断材料となります。評価を確認できる案件獲得サイトを利用し、評価を確認することで、発注者とのトラブルを防ぎましょう。
ライターの仕事を楽しむ6つのコツ
初心者のうちは低単価であったり、案件をこなすことに精一杯で、ライターの仕事を楽しむのが難しいかもしれません。そんなときは、考え方を変えたり、環境を整える工夫が必要です。ライターの仕事を楽しむための6つのコツを紹介します。
スキルアップを実感する
スキルがなく低単価な案件しかとれないことに悩むライターが多いですが、今スキルがないことよりも、これからの伸びしろに目を向けることが大切です。
記事を納品するたびに、「発注者からの修正依頼が少なくなった」「修正依頼は多かったけど、修正箇所から学ぶことがたくさんあった」「発注者から褒められた」など、小さなスキルアップを実感しながら取り組みましょう。
フリーランスは同僚がいないので、周りに比べて自分の成長率がどうなのかを計ることはできません。周りと比べた成長率ではなく、過去の自分と今の自分を比べた成長率に注目することがポイントです。
自分の成長を感じることができれば、ライターの仕事が楽しくなるでしょう。
リサーチを楽しむ
記事執筆には、文章を書く時間だけでなく、記事の内容を練るためにリサーチする時間も必要です。「ただでさえ低単価なのに、リサーチにも時間をとられるなんて…。」とつらくなってしまうこともあります。
そんなときはリサーチを楽しむのがコツです。ただの面倒な作業だと考えず、新しいことを知れるチャンスだと捉えましょう。ライターの仕事をこなしていくうちに、文章力だけでなく、知識量もアップするはずです。
リサーチ自体を楽しむことができれば、知識のないジャンルの記事を書くことも怖くなくなり、「次はどんなテーマかな?」とわくわくしながら臨めるでしょう。
オンとオフを区別する
フリーランスには定時がなければ、定休日もありません。記事の納期があることや、量をこなさなければ稼げないといった状況によって、ついつい休まずに働きつづけてしまうことがあります。
スキルアップのためにも多くの案件をこなすことは大切ですが、無理な労働は長くは持ちません。思い切って、一日のうち仕事するのは「〇時から〇時まで」とルールを決めたり、一日ゆっくりできるようなお休みを設けましょう。
頑張りすぎてライターの仕事がつらくならないよう、オンとオフを区別して息抜きしながら楽しく続けていくことが大切です。
自分に合う案件を探す
ライターの仕事は、発注者から記事のテーマが与えられるので好き勝手に書くことはできません。しかし、自分に合った案件を探すことは可能です。
例えば、音楽好きであれば、音楽ブログの記事を書くという案件などがあります。テーマとなるアーティストまでは選べないかもしれませんが、音楽について書けるということだけで楽しみやすくなるでしょう。
案件獲得サイトで、「音楽 記事」など、積極的に自分の関心のある言葉を入れて案件を検索するのがおすすめです。自分に合う案件が見つかれば、低単価でも楽しんで記事を書けそうですね。
自分勝手に書ける場をもつ
もともと文章を書くことが好きで、趣味にしていた場合、仕事として発注者に指示されたとおりに記事を書くことがつらくなることがあります。
そういった場合は、自分勝手に書ける場をもってみましょう。ブログを始めてもいいですし、noteという文章を投稿できるサイトもおすすめです。
ライターの仕事をしながら、自分で発信できる場も持つことで息抜きになるだけでなく、自分の文章を知ってもらうきっかけにもなるかもしれません。
信頼できるクライアントと出会う
悪質な発注者と契約してしまうとトラブルが発生し、つらい状況になってしまいます。逆に、信頼できる発注者に出会うことができれば、ライターの仕事を楽しむことができます。
修正依頼が適切で、学びになるようなアドバイスをくれる発注者と契約すれば、仕事をしながら効率的にスキルアップができます。スキルアップしたときに、褒めてくれたり、単価アップを申し出てくれるような発注者だとモチベーションも上がりますね。
一人作業の孤独な仕事だからこそ、発注者とのコミュニケーションが救いになります。信頼できる発注者と出会うためにも、いろいろな案件に挑戦しましょう。
まとめ
ライターの仕事には、楽しい部分だけでなくつらい部分もあります。今回はライターの仕事がつらい6つの理由を紹介しました。つらい理由としては、報酬の低さや孤独感、テーマを選べないこと、確定申告への不安、発注者とのトラブルなどがありましたね。
これらのつらさを解決する方法も5つ紹介しました。おさらいすると、以下のとおりです。
- スキルを伸ばし報酬アップを目指す
- ライター仲間をつくる
- 小さな目標と大きな目標を決める
- 確定申告について知っておく
- 発注者の評価を確認する
さらに、ライターの仕事を楽しむ6つのコツもおさらいすると、以下のとおりです。
- スキルアップを実感する
- リサーチを楽しむ
- オンとオフを区別する
- 自分に合う案件を探す
- 自分勝手に書ける場をもつ
- 信頼できるクライアントと出会う
ライター特有のつらさもありますが、つらさを解決する方法と楽しむコツを活用すれば、ライターの仕事を楽しめるようになるでしょう。
ライターのつらさと楽しさを知ったことで、自分がライターに向いているかどうかも見えてきたのではないでしょうか。
本記事が、ライターへの道を踏み出す一助となれば幸いです。
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