「フリーランスデザイナーの有名人を知りたい!」
「デザイナーとして誰を参考にすればいいんだろう?」
「海外のトップデザイナーって誰なのかな?」
あなたはこのような疑問を持っていませんか?
フリーランスデザイナーとして活動していく中で、有名なデザイナーを知りデザインのスキルや知識を学ぶことは重要です。
有名デザイナーを参考に新たなアイディアが広がれば、あなたの仕事にも活かせ更に成長することができますよね。
また、有名デザイナーの実績や働き方などを真似して自分の目標とすれば、仕事のスキルを向上させるモチベーションにもなるはず。
とはいえ、様々なデザイナーがいるからこそ、誰を参考にすればいいの困惑してしまうでしょう。
そこで、今回は日本と海外別にフリーランスデザイナーが参考にするべき15人の有名人を紹介します。
有名人のフリーランスデザイナーを探している方や、これからフリーランスデザイナーとして独立を考えられている方はぜひ参考にしてください。
この記事を読み終えたら、フリーランスデザイナーの有名人を理解でき、今後あなたがフリーランスデザイナーとして目標とするべき人物が明確になりますよ。
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目次
日本のトップデザイナーの有名人5選
まずは、デザインの仕事をしていない方でも、教養として知っておかなければいけないレベルの日本トップデザイナーを紹介していきます。日本のトップデザイナーの有名人は以下の5人です。
それぞれのトップデザイナーの経歴や実績について解説していきますね。
ユニクロのロゴを手掛けた超有名デザイナー『佐藤 可士和』
プロフィール
佐藤可士和(さとうかしわ)1965年東京生。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。
引用元:https://kashiwasato2020.com/profile/
株式会社博報堂を経て2000年独立。同年「SAMURAI」設立。
ブランド戦略のトータルプロデューサーとして、コンセプトの構築からコミュニケーション計画の設計、ビジュアル開発まで、強力なクリエイティビティーによる一気通貫した仕事は、多方面より高い評価を得ている。
日本のクリエイティブディレクターとして業界内では知らない人はいないほど、有名なトップデザイナーです。
日本人なら一度は誰しもが見たことがある「ユニクロ」、「セブンイレブン」、「楽天」などさまざまなロゴデザインを手掛けているんですよ。
2000年の独立以降、企業から教育機関、医療、エンタメ、ファッション、地域産業までさまざまなクライアントのブランド戦略を手掛け多くの実績を上げられています。
2021年2月には、国立新美術館で過去最大規模の個展「佐藤可士和展」を開催し約30年の活動の軌跡を展示し沢山の来場者を魅了しました。
主な実績
日本を代表するファッションブランド「ユニクロ」のロゴデザインを制作されたのが佐藤可士和さんです。
2006年ニューヨークにオープンしたことで、世界的にグローバル展開をスタートさせ、世界的なファッションブランドへと成長したユニクロ。
高品質の商品を低価格で提供する日本ブランドの特徴を「美意識ある超合理性」というコンセプトで世界に押し出すため制作されたロゴデザインです。
カタカナと欧文を併記させたロゴデザインやコーポレートフォントの開発などを通して、ユニクロを世界的なファッションブランドへと押し上げました。
グラフィックデザイナーの先駆者『佐藤 晃一』
プロフィール
1944年群馬県高崎市生まれ。東京藝術大学工芸科ビジュアルデザイン専攻卒業。資生堂宣伝部を経て1971年に独立。
1982-1987年東京藝術大学デザイン科非常勤講師、1995年より多摩美術大学グラフィックデザイン学科教授。1985年東京ADC最高賞、1991年毎日デザイン賞、1997年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。
引用元:https://www.tamabi.ac.jp/museum/default.htm
日本人のグラフィックデザイナーの先駆けとして世界的に活躍された佐藤晃一(さとうこういち)さん。1971年の独立以降は、映画やイベントのポスター制作などを多く手掛けました。
海外では1988年ニューヨーク近代美術館ポスター指名コンペ一席をはじめ、数多くの国際ポスターコンペで受賞歴があり、ポスターは世界17都市の美術館にコレクションされているんですよ。
東洋的な美を感じさせるデザインが世界的に評価を受け、2016年71歳で亡くなるまでに多くの賞を受賞し活躍されたデザイナーです。
主な実績
コンサートポスターとして1974年に制作された「ニュー・ミュージック・メディア」は当時の印刷技術を最大限に活かし制作。宣伝広告としてだけではなく、アートとして東洋的かつ未来的なポスターとして高く評価されました。
グラフィックデザイナーの先駆者として世界的にも高く評価されていた佐藤晃一さんが亡くなられた現在でも、「ニュー・ミュージック・メディア」はニューヨーク近代美術館でコレクションされています。
斬新なアイディア満載のデザイナー『佐藤 卓』
プロフィール
東京生まれ。東京都練馬区立関町北小学校、東京都練馬区立石神井西中学校、東京都立豊多摩高校、お茶の水美術学院で1年浪人、東京芸術大学美術学部デザイン科卒業後、同大学院形成デザイン科を1981年に修了。株式会社電通を経て1984年、佐藤卓デザイン事務所設立。
引用元:http://www.tsdo.jp/portfolio.html
佐藤卓(さとうたく)さんはグラフィックデザイナー、パッケージデザイナー、アートディレクターです。「カルピス」や「明治おいしい牛乳」などの有名な食品・飲料のパッケージデザインを数多く生み出しました。
また、国立科学博物館のシンボルマークやNHKEテレ「にほんごであそぼ」のアートディレクターなども手掛け、幅広いジャンルで活躍されています。
大人から子供まで、幅広い年齢層にデザインの興味や楽しさを掻き立てる斬新なアイディアが満載なデザイナーです。
主な実績
1997年の発売以来日本のガム市場でトップのシェアを誇る「ロッテ・キシリトールガム」のパッケージデザインを担当。
今までのチューイングガムの歯に悪いというイメージを払拭するため、「歯に良い」をコンセプトに歯磨き粉のチューブのようなデザインで制作されました。
また、どこに置かれても誰もが一目でわかるよう、奥歯を上から見たものをモチーフにシンボルマークをつけることで商品の販売促進効果を高めました。2007年にリニューアルされたデザインはグッドデザイン賞を受賞しています。
日本グラフィックデザイン界の重鎮『永井 一正』
プロフィール
戦後のデザイン創成期から半世紀以上にわたって最前線で活躍し、現在は日本デザインセンターの最高顧問を務める、日本のグラフィックデザイン界の重鎮である。
活動を始めたのは1950年代初頭。大和紡績を経て、53年にグラフィックデザイナーの登竜門だった日本宣伝美術会の会員になり、60年に日本デザインセンターの創立に参加した。
引用元:https://npo-plat.org/
永井一正(ながいかずまさ)さんは戦後のデザイン創世期から活躍するグラフィックデザイナー。日本のグラフィック界の重鎮として業界内では知らない人はいないほど有名な人です。
永井一正さんは大企業や都道府県などのシンボルマークやポスターなどのビジュアルデザインを手掛けています。誰もが知る大手大企業の「東京電力」や「三菱UFJファイナンシャル・グループ」のシンボルマークなどを生み出しました。
主な実績
1986年日本大手のビールメーカー「アサヒ」のロゴマークのデザインを担当。1954年から1960年まで日本のビールシェア2位を維持していたアサヒですが、1980年前半から中盤は4位寸前の低迷期に陥っていました。
1986年に永井一正さんによって、もともと赤だったロゴマークを青に変えることでアサヒビールの誠実なイメージと企業の技術力をアピールしました。その後業績回復させ「アサヒスパードライ」の発売以降驚異的に経営状態を回復。
1988年には2位、1998年にはビール単独、2001年にはビール類市場におけるシェア1位の企業へと成長させました。
独特の世界観で活躍するデザイナー『腹部 一成』
プロフィール
グラフィックデザイナー/アートディレクター。1964年東京生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科卒業。ライトパブリシティを経てフリーランス。おもな仕事に、「キユーピーハーフ」の広告、雑誌『流行通信』『here and there』『真夜中』、三菱一号館美術館のロゴタイプ、「拡張するファッション」展のグラフィック、中平卓馬写真集『来たるべき言葉のために』のブックデザインなど。
引用元:http://rcc.recruit.co.jp/g8/creator/kazunari-hattori
服部一成(はっとりかずなり)さんは独特の世界観と斬新的なアイディアで様々なデザインを手掛けるグラフィックデザイナー兼アートディレクター。
広告デザイン、辞書デザイン、雑誌デザイン、パッケージデザイン、CDジャケットデザインなど多種多様なデザインを制作されています。
「キューピー」や「JR東日本」の大手企業のアートディレクションから、「くるり」や「エレファントカシマシ」などの有名アーティストのCDジャケット制作など多方面で活躍しているんです。
主な実績
服部一成さんの存在を世に知れ渡らせるきっかけとなったデザインが、「キューピーハーフ」の広告作品です。同作が1999年にADC賞を受賞しました。
はじめて日本語を書く外国人を意識して、手書きでかかれた作品からは「キューピー」の新鮮さはもちろん、服部一成さんの独特の世界観を感じられる作品です。
意味や理屈に縛られず自由にデザインを楽しんでいる服部一成さんだからこそ創り出せるデザインですよね。
海外のトップデザイナーの有名人5選
日本のトップデザイナー5選を紹介させていただいた次は、海外のトップデザイナーの有名人5選を紹介させていただきます。
なぜ海外のトップデザイナーも知らなきゃいけないの?と思った方もいるでしょう。
なぜなら、海外で流行したデザインは、少し遅れて日本で流行し大きなトレンドとなるからです。
デザインの流行をいち速くキャッチアップできるように海外デザイナーからデザインの文化を学んでいきましょう。
今回紹介させていただく海外の有名デザイナーは以下の5人です。
それぞれのデザイナーについて解説していきいますね。
1.Pratibha Joshi
Pratibha Joshiさんは元マイクロソフトのプロダクトデザイナーで、現在はGoogleのインタラクションデザイナーとして活躍されています。
サイト内は白を基調としたシンプルなデザインで見やすく回遊しやすいように設計されています。
また、サイト内ではPratibha Joshiさんの制作したインタラクションデザインの一部が見られ、最先端のデザインと技術を学ぶことができますよ。
2.Ed Chao
EdChaoさんは元DropboxのUXデザイナーで、現在はAppleのヒューマンインターフィースデザイナーとして活躍されています。
サイト内は、黒を基調としたシンプルなデザインで過去の実績一つ一つが強調され見やすく設計されています。
サイト内では、EdChaoさんの過去制作した実績と共に、どのような制作工程でデザインしてきたのか、制作秘話やプロジェクトにかける思いが説明されています。
世界を代表するAppleで働くデザイナーの仕事への信念やデザインを学ぶことができますよ。
3.Jihoon Suh
JihoonSuhさんはGoogleでのインターシップを経験した後に、Facebookのプロダクトデザイナーとして活躍されています。サイト内のトップページにあるアニメーションデザインは必見。
サイト内では、JihoonSuhさんが携わったプロジェクトやデザイン、デザイン設計を細かく紹介しています。最先端のUX/UIデザインを学びたいデザイナーの方におすすめですよ。
4.Vandana Pai
Vandana Paiさんは元BOXのプロダクトデザイナーで、現在はSpotifyのシニアプロダクトデザイナーとして活躍されています。
サイト内では実績はもちろん、Vandana Paiさんの自己紹介ページが充実しており人柄や仕事への信念がよく理解できますよ。
トップページにある成果物では、Vandana Paiさんが制作したデザインの問題や解決方法までの工程が詳細に説明されています。最先端のデザイン制作の工程を学びたい方におすすめですよ。
5.MinZhou
MinZhouさんは元Expii,Incのプロダクトデザイナーコンサルタントで、現在はInstagramのプロダクトデザイナーとして活躍されています。
サイト内のデザインはInstagramの世界感を感じさせるようなお洒落なデザインで設計されていますよ。
サイト内で紹介されているMinZhouさんの制作物は、1つ1つ丁寧に制作までの工程を紹介されています。デザインの完成形を動画で解説しているので、よりイメージしやすいような工夫がされているんです。
最先端のデザインアートを学びたい人におすすめですよ。
フリーランスデザイナーの有名人5選
ここまで日本と海外のトップデザイナーを紹介させていただきましたが、「ぶちゃっけ遠い存在すぎて目標にするにも遠すぎる…」と思った方もいるのではないでしょうか?
大きな目標を掲げることは大切ですが、段階を踏んで目標を設定していくことが重要ですよね。
フリーランスデザイナーとして活動される方は、これから紹介するデザイナーを目標にして活動していくのもいいでしょう。フリーランスデザイナーの有名人は以下の5人です。
それぞれのデザイナーについて解説していきますね。
1.SHOGO TABUCHI
Webのインタラクション、インターフェースデザイン、動画・スチール・イラストのアート・ディレクション、フロントエンジニアなどジャンルやクリエイティブの境界なく多岐にわたりデザイン活動されている田渕将吾さん。
開発ができるフリーランスデザイナーを目指している方のお手本のような存在です。
サイト内では、音楽とアニメーションを組み合わせ独自の世界観や技術を表現されています。制作された作品をシンプルに見せながらも、アニメーションが加わることで印象強く表現されていますよ。
2.TAIKI KATO
ファッション、広告、グラフィックデザイン、Webデザインなどを手掛けアートディレクター兼デザイナーとして活動されている加藤タイキさん。
アートデザインができるフリーランスデザイナーを目指している方のお手本のような存在です。
サイト内は、無駄がなくオシャレに制作物がまとめられています。見る側を心地よく惹きつけるよう表現されているので、飽きることなく回遊できますよ。
3.KUON YAGI
写真撮影、デザイン、コーディング、webデザイナーをフリーランスでおこなうクオン・ヤギさん。UXデザインができるフリーランスデザイナーを目指している方のお手本のような存在です。
サイト内は、遊び心のあるアニメーションを上手く使うことでユーザーが飽きずにサイトを回遊でき工夫されたデザイで引き込みます。
また、ヤギさん自身のスキルセットを棒グラフで表現されており、わかりやくスキルのアピールがされていますよ。
4.Yuichi Tokuda
web制作におけるディレクション、デザイン、コーディングなどをフリーランスでおこなう徳田優一さん。Webデザインができるフリーランスデザイナーを目指している方のお手本のような存在です。
サイト内は、白で統一され徳田さんご自身の写真とともに仕事に対する信念がアップされていることで好印象を感じます。
また、トップページから徳田さん自身の日常を発信されているBlogも見れるのですが、スキルや実績以外に徳田さん自身の人柄も伝わってきますよ。
5.勘村洋和
Web、グラフィック、ゲームUIデザイン制作などをおこなう勘村洋和さん。ゲームUIデザインができるフリーランスデザイナーを目指している方のお手本のような存在です。
サイト内は、モノトーンな色をベースに鮮やかなデザインや図形などで遊び心を演出しながら、制作された作品一つ一つが引き立つようオシャレな配色がされています。
また、制作された作品はパソコン型のアイコン、スマートフォン型のアイコンで表現されており制作物がイメージしやすいように工夫されていますよ。
フリーランスWebデザイナーのポートフォリオサイト10選を下記の記事でもまとめています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
→【作らな損】フリーランスWebデザイナーの参考ポートフォリオサイト10選
まとめ
今回はフリーランスデザイナーが参考にするべき日本と海外の有名人デザイナー15選をご紹介させていただきました。
あなたが目標としたいデザイナーには巡り会えたでしょうか?今後フリーランスデザイナーとして活動していく中で、今回ご紹介させていただいたデザイナーを目標に仕事へのモチベーションを高め成長していきましょう。
今回の記事を参考にして、あなたのフリーランス人生の助力になれれば幸いです。