フリーランスの仕事内容・一覧!業種別に18の職種を比較してみた

フリーランスの仕事内容18選を職種別に徹底比較

「フリーランスの仕事内容がわからない…」
「フリーランスがどんな仕事をしているのか知りたい!」

時間や場所を自由に決められる働き方に憧れ、フリーランスになりたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ目指そうにもフリーランスの仕事にはどんな内容があるのかわからないとイメージが湧きづらいですよね。また、報酬単価や働く時間といった仕事内容の詳細があいまいだと不安な人もいるはず。

そこで今回は、フリーランスの仕事内容18選を職種別に紹介します。各職業の平均年収や単価も合わせて解説するので、この記事を読めばフリーランスの仕事内容を詳細まで理解できるでしょう。

フリーランスの仕事内容を理解し、憧れのフリーランスライフのイメージが湧いていただければ幸いです。

目次

フリーランスとは?

フリーランスとは?

フリーランスとは「特定の組織に属さずに、個人のスキルで仕事を請け負い契約する人」のことを指します。依頼主の求めるスキルや技術を提供し、その対価として報酬を受取る働き方です。

会社員と違い、フリーランスは自分で仕事の受注から納品、財務管理まで1人で行う必要があります。そのため、自己管理が苦手な人には向いていない働き方かもしれませんね。

また、フリーランスと似た業態に個人事業主がありますが、個人事業主は法人を設立せずに個人で事業を行う人を指します。働き方はフリーランスと同じですが、違いは「開業届」を税務署に提出しているかどうかです。

個人事業主として開業届を提出すると、青色申告を利用でき税法上のメリットが受けられます。青色申告が適用されると控除が利用でき節税することもできるので、税金対策として個人事業主登録を検討するのもいいでしょう。

フリーランスと会社員の違い

フリーランスと会社員との最も大きな違いは、雇用形態です。フリーランスは企業や個人と「業務委託契約」を、会社員は「雇用契約」を結びます。

業務委託契約とは、企業や個人へ業務の一部を委託する際に契約する方法です。業務委託の場合は、仕事の進め方や作業時間などの定めはなく、自分の裁量で進められます。

一方、雇用契約は会社に対して労働を提供し、対価として賃金を支払う契約です。雇用契約では就業規則に従い、勤務する時間や場所、業務内容が決められており、会社の指示に従い働きます。

他にも、次のような違いがあります。

フリーランス会社員
収入面不安定安定
社会保障面個人で加入会社で加入
仕事環境面個人で購入・負担会社が支給・負担

フリーランスは、会社員と比べて自由度の高い働き方ができるものの、社会保障や仕事環境などの面で劣る一面もあるのです。

【職種別】フリーランスの仕事内容一覧表

はじめに、今回紹介するフリーランスの職種別仕事内容の一覧表を作成しましたので、ご覧ください。

注意
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  • 職業リンクをクリックすると詳しい記事へ
  • 詳細ボタンをクリックすると各職業へ
カテゴリー 職業 詳細 平均年収 単価
エンジニア システムエンジニア 詳細はこちら 768万 30〜120万
プログラマー 詳細はこちら 660万 30〜160万
サーバーサイドエンジニア 詳細はこちら 840万 20〜700万
フロントエンジニア 詳細はこちら 888万 2〜500万
インフラエンジニア 詳細はこちら 840万 3〜900万
デザイナー Webデザイナー 詳細はこちら 600万 16〜119万
UI/UXデザイナー 詳細はこちら 840万 6〜170万
グラフィックデザイナー 詳細はこちら 720万 4〜200万
映像クリエイター 詳細はこちら 350万 0.5〜1.5万
イラストレーター 詳細はこちら 660万 4〜200万
マーケター Webディレクター 詳細はこちら 780万 1〜200万
データアナリスト 詳細はこちら 960万 20〜200万
データサイエンティスト 詳細はこちら 960万 20〜200万
ITコンサルタント PMOコンサルタント 詳細はこちら 900万 20〜850万
SEOコンサルタント 詳細はこちら 720万 50〜70万
ライター Webライター 詳細はこちら 400万 300〜6万
ブロガー 詳細はこちら 428万
コピーライター 詳細はこちら 550万

こちらの表は横にスライドできます

フリーランススタートに掲載されている平均単価や単価相場をもとに平均年収・単価を記載

【エンジニア】フリーランスの仕事内容5選

システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)
平均年収 下限単価〜上限単価
768万 30〜120万

システムエンジニア(SE)の仕事は、顧客の要望を実現するシステムの設計や開発です。顧客からヒアリングした理想のシステムを設計し、実現に向けて開発やテストを行います。

平均年収や単価は自分の持つスキルや実績によって異なりますが、需要やレベルの高いスキルを習得すれば、できる仕事の幅が広がり単価や平均年収も伴って上がります。

システムエンジニアは、顧客の要望を実現するシステムを設計・開発できる技術力はもちろん、顧客と円滑なコミュニケーションが取れる対人力が求められる職業です。

システムエンジニアについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

システムエンジニアとはどんな仕事?年収や資格、将来キャリアパスも紹介

プログラマー

プログラマー
平均年収 下限単価〜上限単価
660万 30〜160万

プログラマーは、コンピューターを動かすための「プログラミング言語」を使って、さまざまなソフトウェアやシステムを開発するのが仕事です。

日々何気なく使っているショッピングサイトやオンラインゲームなどは、プログラマーによってつくられています。システムエンジニアが作成した企画書をもとにプログラマーがシステム開発を行うのが、一般的な仕事の流れです。

上流工程の仕事を行うシステムエンジニアと比べると、平均年収は低くなりますね。

ちなみに平均単価は仕事の依頼先によって異なっており、大手企業からの依頼で50万~100万円、下請け企業や個人からの依頼では40万~60万円となっています。

プログラマーはプログラミングができる知識はもちろん、物事を順序立てて考えられる思考力、めげずに試行錯誤ができる精神力などが求められる職業です。

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニア
平均年収 下限単価〜上限単価
840万 20〜700万

サーバーサイドエンジニアは、サーバーで扱うデータを全般的に管理する専門エンジニアです。Webサイトやアプリサーバーの良好なパフォーマンスを維持するため、データの管理やバグの処理を行います。

プログラミングはもちろん、開発フレームワークやデータベースを扱う知識とスキルが求められるのもあり、他の職種に比べ平均年収は高く、案件数も圧倒的。今もなお、求人掲載数は右肩上がりで増えています。

IT人材、特に技術者が足りない現状にあるIT業界にとって、複数のスキルを兼ね備えたサーバーサイドエンジニアは需要の高い職業といえますね。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニア
平均年収 下限単価〜上限単価
888万 2〜500万

フロントエンドエンジニアは、Webブラウザ側で作動する部分の仕様やデザイン構築を担当するエンジニアです。Web利用者によくみられるフロント部分、Webサイトの文字サイズや画像配置などあらゆるデザイン設計を行います。

Webデザイナーが想起したデザインをプログラミングを用いてブラウザに再現するのが、主な仕事の流れですね。求められた要求を再現できるスキルや経験によって、平均年収や単価は異なります。

フロントエンドエンジニアはWeb制作やWebデザイン、SEOの知識はもちろん、周囲とのコミュニケーション能力が求められる職業です。

フロントエンドエンジニアについて詳しく知りたい人は、以下の記事をどうぞ。

フロントエンドエンジニアはどんな仕事?年収やスキル、資格や将来キャリアパスも解説

インフラエンジニア

インフラエンジニア
平均年収 下限単価〜上限単価
840万 3〜900万

インフラエンジニアとは、インターネット環境の設計、構築、運用、メンテナンス、保守まで行うエンジニアです。当たり前のように利用ているインターネットも、インフラエンジニアがいなければ利用することができません。

インフラエンジニアは業務に内容によって、求められるスキルや責任、報酬なども変わりますが、プログラミング言語の知識やスキルは必須です。

また、設計を行う際にクライアント側の意見を引き出すコミニケーション能力も問われます。他の職種と比べても、高単価な案件が多いので能力さえあれば年収1,000万以上も夢ではない仕事です。

インフラエンジニアについて詳しく知りたい人は、以下の記事をどうぞ。

【完全ガイド】インフラエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性、必要なスキルも紹介

【デザイナー】フリーランスの仕事内容5選

Webデザイナー

Webデザイナー
平均年収 下限単価〜上限単価
600万 16〜119万

Webデザイナーは、クライアントから依頼されたWebサイトのデザインやロゴ、イラストを制作する職業です。

クライアントが理想とするデザインを実現するため、構成やレイアウトを決めデザインを制作、コーディングを行いデザインを形にします。

また、Webデザイナーにはロゴを担当するロゴデザイナー、イラストを担当するイラストレーターなど枝分かれした職種がありますが、総称してWebデザイナーと呼ばれるケースが多いです。

Webデザイナーは、デザインを再現するコーディングスキルはもちろん、円滑なコミュニケーションが取れる対人力、何よりデザインセンスが要求される職業です。

UI/UXデザイナー

UI/UXデザイナー
平均年収 下限単価〜上限単価
840万 6〜170万

UI/UXデザイナーは、Webサイト上で利用者に使いやすい・使い勝手の良いシステムやデザインを構築する職業です。

利用者に見やすく使いやすいWebサービスの実現を目的に、写真や文字配置などの仕様をデザインするが主な仕事となります。UIデザイナーには、Photoshopなどのデザインソフトを使いこなせるスキルが必須。

UXデザイナーには、SEOなどといったマーケティング全般の知見やサイト分析・解析の技術力、何よりユーザーの心理や行動を理解する知見が求められます。

両者を兼ね備えるUI/UXデザイナーの年収や単価は、上記のスキルや実績によって異なりますが、UI/UXを重視している近年の傾向も交え、需要の高い職業です。

MEMO

※UI:User Interface(ユーザーインターフェース)の略称
※UX:User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略称

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナー
平均年収 下限単価〜上限単価
720万 4〜200万

グラフィックデザイナーの仕事は、雑誌や新聞広告、看板・チラシなどといった印刷物のデザインです。広告代理店や出版社、個人の方から依頼を受け、クライアントの目的や理想を実現するデザインを構築します。

グラフィックデザイナーの年収や単価はスキルや実績によって異なりますが、デザイン能力やソフトを扱う技術力はもちろん、マーケティングの理解を前提としたデザイン制作のための論理的思考力などが求められる職業です。

映像クリエイター

映像クリエイター
平均年収 下限単価〜上限単価
350万円 5000円~1.5万円

映像クリエイターは、動画やCGなどといった映像の撮影や制作、編集を行う職業です。映像制作に携わるだけでなく、企画や脚本・絵コンテの制作に携わり幅広く活躍するクリエイターもいます。

フリーランスの場合には、会社で行う分業をまとめて引き受けるケースもありますね。映像クリエイターは、創作物のモチーフとなる風景や建造物を身に出向く行動力や魅力的な映像作品をつくる感性や技術力が求められます。

信頼できる実績がないとフリーランスとして活動するのは難しいため、制作会社で実績や経験を積んでフリーランスになるのが良いでしょう。

イラストレーター

イラストレーター
平均年収 下限単価〜上限単価
660万 4〜200万

イラストレーターとは、雑誌などの紙媒体の広告やWeb、ゲームなどのキャラクターを書くデザイナーです。主な仕事内容は、クライアントの依頼に応じてイラストの製作・納品を行います。

デッサン力や配色スキルはもちろんですが、IllustratorやPhotoshopなどの画像編集ソフトも使いこなせる必要があります。

また、依頼者の要望に合わせてイラストを制作する必要があるためクライアント側の要望を正確に引き出すコミニケーション能力も磨きましょう。フリーランスのイラストレーターの年収は、製作物の評価によって左右されます。

単価を上げるためには、製作実績やスキルなどをクライアント側にアピールできるポートフォリオサイトを製作しておくといいですよ。

【マーケター】フリーランスの仕事内容3選

Webディレクター

Webディレクター
平均年収 下限単価〜上限単価
780万 1〜200万

Webディレクターは、メディアやプロダクトの制作進行や運営・管理を担う職業です。企画から制作、改善やチェックにいたるまで、成果物が完成するまでの工程全般に関わります。

フリーランスWebディレクターの場合は、メディアやプロダクトのディレクション業務を受けるケースが多いですが、どこまでの業務を請け負うかはフリーランスディレクターによりけり。

メディア運営の進行役のみを請け負う場合や、プロジェクトならびにチーム全体の運営・管理、はたまたプロダクトの受注から納品を1人で請け負うディレクターもいます。

Webディレクターは、SEOやAd広告・Webデザイン・プログラミングなど幅広い知見と経験はもちろん、プロジェクトを運営・管理するマネジメントスキルも問われる職業です。

データアナリスト

データアナリスト
平均年収 下限単価〜上限単価
960万 20〜200万

データアナリストは、目的や用途に応じて収集した情報やデータを分析する職業です。

統計学の知見や高度な分析技術を用いて、クライアントの課題を明確にし、解決に導くためのデータの収集・分析を行います。データアナリストは、プロジェクトに1人いるだけで生産性が大きく向上するデータ分析のスペシャリストです。

分析力だけでなく、プログラミングやマーケティング、取引先へのコンサルティング能力など包括的な能力が求められるため、高い希少性と需要のある職業といえますね。

データサイエンティスト

データサイエンティスト
平均年収 下限単価〜上限単価
960万 20〜200万

データサイエンティストは、目的や用途に応じて膨大なデータを収集・分析し、課題の抽出や解決策の立案などを行う職業です。

必要なデータの収集・分析だけでなく、データを活用してクライアントの課題を特定したり、課題を解決する仮説の立案や検証、提案まで行います。

上記で解説したデータアナリストと比べ、データサイエンティストの業務は広範囲といえますね。そのため、データアナリストのスキルに加え高次の問題解決力や思考力が求められます。年収や単価が気性さを物語っていますね。

【ITコンサルタント】フリーランスの仕事内容2選

PMOコンサルタント

PMOコンサルタント
平均年収 下限単価〜上限単価
900万 20〜850万

PMOコンサルタントは、プロジェクト全般を管理・支援する職業です。費用対効果を意識したマネジメントを行い、プロジェクトを成功に導きます。

多くの企業では、優れたPMOコンサルタントが不在のため、フリーランスPMOコンサルタントには高い需要があります。プロジェクトの成功へ障害となる懸念を特定し対策を実行してくれるのですから、企業としては喉から手が出るほど欲しい人材です。

PMOコンサルタントは、IT分野における全般的な知見はもちろん、プロジェクトを成功に導く高次マネジメントスキルが求められる職業ですね。

MEMO

※PMO:Project Management Office(プロジェクトマネジメントオフィス)の略称。

SEOコンサルタント

SEOコンサルタント
平均年収 下限単価〜上限単価
720万円 50万~70万円

SEOコンサルタントは、Webサイトやメディアの集客・収益増加を実現するSEO施策を行う職業です。SEOの知見をもとに、利用者が検索したキーワードでサイトやメディアの上位表示を目指します。

SEO施策は、大きなコストがかからない上にサイトやメディアを育て検索上位1位に表示されれば、検索者の3人に1人が閲覧するほどの効果を持つという背景もあり、集客目的で実施されるケースが多いです。

そのため、実績やスキルのあるSEOコンサルタントの需要は高い一方、行動心理やマーケティングの知見が求められる職業ですね。

MEMO

※SEO:Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略称

【ライター】フリーランスの仕事内容3選

Webライター

平均年収 下限単価〜上限単価
400万円 300円~6万円

Webライターは、インターネット検索で表示される記事を執筆する職業です。依頼を受け、納期までに記事の構成や内容、文字数を考慮し、要望に沿った記事を執筆します。

主な報酬単価は、記事あたりで受け取る(記事単)または文字数あたりで受け取る(文字単)、2種類の形式となります。誰でも手軽に始められる一方、ライティングスキルがないと執筆に時間がかかったり、実績がないと報酬が上がりません。

しかし、ライティングスキルやSEOの知見を駆使して実績が伴えば、需要のあるフリーランスとなるでしょう。

ブロガー

平均年収 下限単価〜上限単価
428万円

ブロガーは、Web上に自分の関心事や評論を記事として執筆する人です。取引先から依頼を受けた記事を執筆するライターと違い、自分のペースで記事を執筆します。

商品を宣伝しブログから購買した場合に報酬を受け取るアフィリエイト広告や閲覧数や表示回数によって報酬が発生するリスティング広告などが主な収入源。

SEOの知見をもとにブログ運営を行えば、収益化ものぞめるでしょう。

コピーライター

平均年収 下限単価〜上限単価
550万円

コピーライターは、新聞や雑誌、CM・Webサイトの広告に使われるキャッチコピーを考案する職業です。

フリーランスのコピーライターの中には、クリエイターやディレクターと協業し、商品のコンセプトやネーミングを決める案件を行う人もいますね。

シンプルでインパクトのあるキャッチコピーを考えられる思考力やセンス、文章力が求められる職業です。

フリーランスで働くメリット

フリーランスで働くイメージを膨らませるためにも、働き方や報酬面の利点を把握しましょう。そこで、ここからはフリーランスで働くメリットを、4つにまとめて紹介します。

自由な働き方ができる

フリーランスになれば、自由な働き方ができます。自由な働き方ができれば、ライフスタイルにあわせて好きな時間と場所での仕事が可能です。

フリーランスの自由な働き方とは、好きな場所や時間で働くことを指します。フリーランスになると会社員とは異なり、就業の時間や場所に定めがありません。

在宅案件を獲得すれば、自宅やカフェといった好きな場所で都合の良い時間に作業ができます。自由な働き方ができると時間を有効に使いやすくなり、育児や介護などとの両立も可能になるのです。

やりがいを感じられる

やりがいを感じられることも、フリーランスで働くメリットです。やりがいを感じられると、長期的にフリーランスで働きやすくなります。

フリーランスは、スキルや人柄などが評価に直結しやすい働き方です。取引先からの評価が高ければ継続的に案件を獲得しやすいうえに、直接感謝を伝えてもらえるため充実感があります。

会社員では取引先と連絡を取る営業や部署の上司といった特定の人だけしか、感謝や評価を伝えてもらえません。フリーランスなら取引先と直接やりとりができ、やりがいを感じやすい働き方なのです。

スキルがあれば高い報酬が期待できる

フリーランスはスキルがあれば高い報酬が期待できる点も、メリットの1つです。フリーランスの働き方はスキルに応じて、案件単価が高くなります。

スキルが豊富で、より専門的な知識があるほど、フリーランス案件の単価が高いのです。一方、会社員はスキル面だけでなく勤続年数や社会人歴が考慮された年収になる側面があります。

フリーランスで働けば、スキルが多いほど高額な案件を獲得しやすくなるように実力に応じて報酬が決まりやすいのです。

好きな仕事を選べる

フリーランスで働くメリットの1つに、好きな仕事を選べる点も挙げられます。好きな仕事を選べると、スキルアップを早められるのです。

フリーランスは、興味のある分野や専門性を高めたいスキルを扱う案件などに自ら応募できます。フリーランスなら多くの案件から、自分で条件にあう案件を選べるのです。

一方、会社員は上司の指示で仕事をしなければなりません。自ら好きな仕事を選べるわけではなく、上司が部下の仕事を割り振るのです。

フリーランスで働くと、自分の好きな仕事だけを選べる利点もあります。

フリーランスで働くデメリット

フリーランスで働くメリットとあわせて、不都合が生じる点やマイナス面を把握しておけば、独立後に後悔をせずにすみます。そこで、ここからはフリーランスで働くデメリットを、3つにまとめて紹介します。

収入が不安定になりやすい

フリーランスで働くと、収入が不安定になりやすい側面があります。収入が不安定になりやすいと、生活できるかを不安に感じやすくなるのです。

フリーランスは案件を獲得できなければ、収入が得られません。加えて、取引先に成果物を納品しても報酬支払に時間がかかることもあります。そのため、毎月の収入が安定しづらいのです。

会社員なら、問題なく業務を行うと毎月安定した収入が得られます。万が一、体調を崩しても有給休暇があるため、収入が減ることもありません。

フリーランスで働く場合には必ず案件を獲得できるわけではなく、納品後どのくらいで報酬が支払われるのかを確認するのが賢明です。

メリハリをつけにくい

メリハリをつけにくいことも、フリーランスで働くデメリットの1つです。メリハリをつけられないと、プライベートと仕事をうまく分けられません。

とくに、在宅案件の場合は自宅で仕事をするフリーランスも多く、仕事とプライベートの時間で線引きが難しい側面があります。仕事をする時間と場所が決められていないからこそ、いつでも作業ができるからです。

一方、会社員であれば就業の時間と場所が決められており、仕事とプライベートを分けやすい環境が整えられています。フリーランスになると、切り替えの上手な人でなければ計画的に仕事を進められない点に注意しましょう。

すべてを自分で行う必要がある

フリーランスで働けば、すべてを自分で行う必要があります。すべてを自分で行うには、計画性が重要です。

フリーランスは案件の応募から契約、作業に加えて確定申告まで自分で行わなければなりません。自らスケジュールを組み、納期に間に合わせるように作業を進めつつ、案件の獲得などもする必要があるのです。

会社員は上司がスケジュールの管理を行い、作業が遅れていれば先輩や周りの人が手伝います。加えて、営業が仕事を獲得して経理が年末調整を行うように、部署ごとに仕事内容が異なるのです。

フリーランスになると作業だけでなく、案件獲得や年末調整といった事務作業も自ら行わなければなりません。

フリーランスで仕事をする際に知っておくべきこと

フリーランスになり損や後悔をしないためにも、把握すべきことがあります。そこで、ここからはフリーランスで仕事をする際に知っておくべきことを、3つにまとめて紹介します。

フリーランス新法を把握する

フリーランスで働くなら、フリーランス新法を把握する必要があります。フリーランス新法とは、2024年11月に施行されたフリーランスの保護を目的に作られた法律です。一例として、次のような内容が記載されています。

  • 契約内容を書面にする
  • 報酬は納品後60日以内に支払う
  • 1ヶ月以上の業務委託を解除する際、原則30日前までに告知する

実際に、フリーランス新法が施行されて次のように感じる方もいます。

フリーランスで働きやすい環境を整えるためにも、フリーランス新法の内容を把握するのが賢明です。

社会保険を切り替える

社会保険の切り替えは、フリーランスで働く際に知るべきことの1つです。会社員からフリーランスになる場合には、加入する社会保険を自身で選べます。

年金は国民年金に加入しなければならないものの、健康保険は退職後2年間は会社員時代の保険へ任意継続が可能です。そのため、健康保険は保険料を比較して加入するものを決めることをおすすめする方もいます。

健康保険は、加入する保険によりサービスが変わることはありません。保険料を比較して少しでも安い健康保険への加入をおすすめします。

確定申告を行う

フリーランスで仕事をする際には、確定申告をすることも知っておくべきです。会社員では、年末調整で必要書類を提出すれば、会社が所得税の清算を行います。毎月多めに支払う所得税を年末調整で精算し還付する仕組みです。

ただし、フリーランスになると自分で確定申告書を作成して、所得税を申告し納税しなければなりません。確定申告の際に所得税額が決まるうえに、一括で納税するため高額に感じやすいのです。

確定申告は慣れないと、手間と労力がかかる作業です。加えて、確定申告で納税することに備えて、費用を用意することも忘れてはなりません。

フリーランスとして仕事を獲得する方法3選

ここからは、駆け出しのフリーランスの方へ向けて仕事を獲得する方法を紹介していきます。フリーランスとして仕事を獲得する方法は以下の3つです。

それぞれについて以下で解説していきますね。

マッチングサービスを利用する

営業活動が苦手な方は、マッチングサービスを利用しましょう。マッチングサービスは、仕事がほしい人と依頼したい人を繋ぐサービスです。主にマッチングサービスは以下の2つに分けられます。

  • クラウドソーシングサービス
  • エージェントサービス

クラウドソーシングサービスの場合は、単価が低くなりがちですが週1〜自由な時間や場所で働け挑戦ベースで仕事をすることができます。

一方、エージェントサービスの場合は単価は高くなりますが、あなたのスキルに合った仕事を週3〜週5の常駐案件で行うのが特徴です。

どちらも利点がありますが、あなたの働く目的や稼ぐ意欲、理想の働き方によって利用するマッチングサービスを決めるといいですよ。

友人や知人から紹介してもらう

フリーランスンの仕事の獲得方法として、1番多いのが友人や知人から仕事を紹介してもらうことです。駆け出しのフリーランスの方は積極的に独立した事を報告し、仕事を獲得できる機会を作りましょう。

友人や知人の場合は、お互い信用している相手だからこそ単価交渉もしやすくスムーズに仕事を獲得することができます。また、マッチングサービスと比べ報酬の未払いなどの仕事上のトラブルなども避けることができるでしょう。

納期を守りクライアントが納得する製作物を納品することができれば、継続案件になる可能性や新たなクライアントを紹介してもうこともできますよ。

SNSで発信する

あなたの実績や製作物などをSNSで積極的に発信しましょう。SNSで発信することで、身の回り以外の人へもあなたの実績やスキルを認知してもらう可能性が増えるからです。

あなたが何をしている人なのか、どんな人物なのかなどプロフィールを充実させましょう。その上で、実績や制作物などの投稿を行っていれば働き手を求めるクライアントの目に留まる可能性があります。

ポートフォリオサイトなどを製作している人は、プロフィール欄にリンクしておきましょう。あなたが何ができる人なのかクライアントにも伝わりやすく仕事を獲得できる可能性も高まりますよ。

フリーランスで仕事を探すならフリーランスのミカタへ

今回紹介した年収や単価はあくまでも平均的値ですが、個人で営業活動していきながら高単価な案件を獲得できるのか不安になりますよね。

周りに相談することができる相手がいなければ、困ってしまうはず。そんな方に、おすすめなエージェンサービスがフリーランスのミカタです。

フリーランスのミカタでは、想定年収360万円〜1200万円の案件を多数掲載しており最高月収は100万円の案件もあります。他のエージェントサービスに比べ高単価の案件も豊富であなたの働き方や仕事の目的に合わせて案件を選ぶことが可能です。

最低週2〜週5の働き方から案件を探すことができ、理想の働き方や収入を得られますよ。また、専任コンサルタントによるトータルサポートをしてくれる為、お仕事に対する相談もしやすく案件獲得まで手厚くサポートしてくれます。

気になる方は気軽に下記のURLからお問い合わせしてみてくださいね。

まとめ

今回は、フリーランスの仕事内容を職種別に紹介しました。あなたの目的や理想に適した仕事は見つかりましたか?

気になった職種が見つかった人は、詳しく調べたり必要なスキルの学習を始めるなど、この機に憧れのフリーランスライフへの一歩となる行動を起こしてみてください。

この記事があなたの一層実りあるフリーランスライフの一助となれば幸いです。

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この記事を書いた人

クラウドエンジニア歴4年。
AWS・Azure・GCPなど主要クラウドは一通り触っているが一番得意なのはAWS。
最近ではTerraformでIaCもやっていて、某AWS書籍で執筆の経験も。三度の飯よりクラウドが好き。

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