「未経験からインフラエンジニアに転職って、本当にできるんだろうか」
「IT業界に入りたいけど、何から始めればいいのかわからない」
人生を左右する転職だからこそ、現実的な難易度と正しい進め方を知ってから動きたいですよね。
結論からいえば、インフラエンジニアへの転職は未経験でも狙えます。ただし、入り口の選び方を間違えると「きつい現場」から抜け出せなくなるため、求人の見極めが何より重要です。
そこで本記事では、未経験からインフラエンジニアに転職する4STEPと、失敗しない求人の選び方を紹介します。あわせて、経験者向けの転職の軸も解説するので、ぜひ参考にしてください。
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【結論】インフラエンジニアへの転職は未経験でも狙える
インフラエンジニアは、IT職種の中でも未経験からの転職の門戸が広い職種です。IT人材の不足が続くなか、監視・運用といった入り口の業務は未経験採用で人を育てる構造が定着しているためです。
必須の資格や学歴もなく、20代なら研修付きのポテンシャル採用も豊富にあります。システムが増え続ける限り、それを支えるインフラの仕事がなくなることはありません。
ただし、注意点がひとつあります。同じ「インフラエンジニア募集」でも、監視ばかりで成長できない現場と、構築へ進める現場が混在していることです。
転職の成否は、入れるかどうかよりも「どこに入るか」で決まります。需要の裏付けとなる市場の動きは、次の記事で詳しく解説しています。

未経験からインフラエンジニアに転職する4STEP
未経験からの転職は、次の4STEPで進めると失敗しにくくなります。準備から内定までの標準的な期間は3〜6ヶ月が目安です。

STEP1:ネットワーク・サーバーの基礎を学ぶ
最初のSTEPは、ネットワークとサーバーの基礎知識を固めることです。通信がどう流れるか、サーバーがどう動くかという土台の理解が、この先のすべての学習の前提になります。
学習手段は、書籍と無料の学習サイトから始めるのが現実的です。いきなり高額なスクールに申し込む必要はありません。
独学で基礎に触れてみて、継続できそうか・向いていそうかを確かめてから、必要に応じてスクールを検討する順番が安全です。
スクールを使う場合は、転職サポートの実績と、紹介先が監視・運用に偏っていないかを確認してください。学習そのものは独学でも十分に可能です。
STEP2:CCNAの取得で学習意欲を証明する
基礎を学んだら、CCNAの取得を目指してください。CCNAはネットワーク分野の定番資格で、未経験転職における最強の武器になります。
実務経験のない候補者を、採用側は「本当に続くのか」という目で見ています。CCNAの取得は、知識の証明であると同時に、数ヶ月の学習を継続できた事実の証明です。
未経験可の求人でも、取得者と未取得者では選考の通過率が大きく変わります。
合格前でも、学習中であることは選考でプラスに働きます。履歴書や職務経歴書には「CCNA取得に向けて学習中(◯月受験予定)」と具体的に書いてください。
資格の選び方や取る順番の全体像は、次の記事で解説しています。

STEP3:研修と配属実績で求人を絞り込む
応募の段階では、求人を「育ててくれる会社かどうか」で絞り込みます。見るべきは給与よりも、研修の中身と配属の実績です。
確認したいポイントは3点です。入社後の研修期間と内容、未経験入社者がどんな現場に配属されているか、そして監視・運用から構築へ進んだ先輩がいるかです。
面接で質問しても構いません。答えが曖昧な会社は、配属先が監視業務に偏っている可能性があります。
ここでの絞り込みが、入社後のキャリアの伸びを左右します。応募数を増やすより、見極めた少数の求人に丁寧に向き合うほうが結果につながります。
STEP4:面接で「続けられる根拠」を伝える
未経験転職の面接で問われるのは、スキルよりも「この人は続けられるか」です。志望動機は、なぜITか・なぜインフラか・なぜ続けられるかの3点をつなげて組み立ててください。
説得力の核になるのは、ここまでのSTEPで積んだ行動の実績です。「学習サイトで◯時間学び、CCNAの取得に向けて勉強中」という事実は、どんな言葉より雄弁に継続力を証明します。
あわせて、夜勤やシフト勤務がありうることへの理解を自分の言葉で伝えられると、現場を知ったうえでの志望だと評価されます。逆質問では、研修や配属の実態を確認する質問を用意しておきましょう。
【経験者向け】年収と環境を上げる転職3つの軸
すでにインフラエンジニアとして働いている場合、転職の目的を明確にすることが成功の近道です。代表的な軸は次の3つです。

運用・保守から構築・設計へのフェーズアップ
現職で構築に進む機会がないなら、フェーズアップを目的にした転職が有効です。運用・保守と構築・設計では、年収レンジも市場価値も一段変わります。
選考では、運用経験そのものが武器になります。障害対応で培った切り分け能力や、手順書の改善提案など、運用の中で発揮した主体性を具体的に語れるよう、これまでの業務を棚卸ししてください。
構築未経験でも、CCNAの上位資格やクラウド資格の学習実績を添えれば、ポテンシャルを評価する企業は見つかります。応募先として優先したいのは、構築案件を自社で持つ、元請けに近い立場の企業です。
クラウドスキルを武器にした単価アップ転職
オンプレミス中心の経験にクラウドを掛け合わせると、転職市場での評価は大きく上がります。クラウド移行を進める企業が増え続ける一方、オンプレミスとクラウドの両方がわかる人材は不足しているためです。
現職でクラウドに触れる機会がなくても、AWSやAzureの認定資格と検証環境での構築経験があれば、選考の土俵に乗れます。移行プロジェクトの求人は、既存環境を理解できるオンプレミス経験者を求めているからです。
年収の上がり幅が最も期待できる軸であり、将来フリーランスへ進む場合の布石にもなります。学習は、現職の環境をクラウドで再現してみる方法が実践的です。
夜勤なし・リモート可など働き方重視の転職
収入より生活の質を優先する転職も、立派な戦略です。社内SEや自社サービス企業のインフラ部門など、夜勤のないポジションは確実に存在します。
働き方重視の転職で注意したいのは、業務範囲の変化です。社内SEはインフラ専任ではなく、ヘルプデスクや社内システムの管理業務を兼ねることが多くなります。
技術を深めたいのか、働きやすさを取るのか、優先順位を決めてから選んでください。
夜勤のつらさが転職理由なら、職種を離れる前に「夜勤のないインフラの仕事」を探すのが先です。せっかく積んだ経験を捨てずに、環境だけを変えられます。
失敗しない求人の選び方|見るべき3つのポイント
未経験・経験者を問わず、インフラエンジニアの転職は求人の見極めがすべてです。次の3つのポイントを必ず確認してください。

担当フェーズ(運用か構築か)の見極め方
求人票でまず見るべきは、業務内容に書かれた動詞です。「監視」「運用」「保守」が中心なら運用フェーズ「設計」「構築」「導入」があれば上流に関われる求人です。
「インフラエンジニア募集」という職種名だけでは、どちらか判別できません。業務内容が曖昧な求人は、面接で「入社1年後、3年後にどんな業務を担当している想定ですか」と確認してください。
キャリアの入り口として運用から始めること自体は問題ありません。重要なのは、その先の構築へ進む道がその会社にあるかどうかです。
配属先の常駐比率や自社内の構築案件の有無も、判断材料になります。
夜勤・オンコールの有無と手当の確認
勤務形態の確認は、入社後の生活を守るために欠かせません。「24時間365日」「シフト制」「交代勤務」の記載があれば、夜勤を含む可能性が高い求人です。
夜勤自体は、手当で収入が増える・日中に時間を使えるなどの利点もあり、一概に避けるべきものではありません。問題なのは、夜勤の実態を知らされないまま入社してしまうことです。
シフトの組み方、夜勤の頻度、手当の金額、そして夜勤のないポジションへ移れる道があるかまで、面接で具体的に確認してください。求人票に明確な記載がない場合ほど、面接での口頭確認が重要になります。
研修制度と資格支援の実態
「研修充実」「未経験歓迎」の文字だけで判断せず、実態を数字で確認してください。見るべきは、研修の期間と内容、資格取得支援の具体額、実際の取得実績の3つです。
研修が数日のビジネスマナーだけで、すぐ現場に出す会社も存在します。「研修は何週間で、何を学びますか」「CCNAの受験費用補助はありますか」という質問への回答で、育成への本気度がわかります。
資格手当の有無は、入社後の収入の伸びにも直結します。合格報奨金や月々の手当は会社によって差が大きく、数年で数十万円の違いになるため、比較の軸に入れておきましょう。
転職とフリーランス独立、どっちを選ぶ?
インフラエンジニアとしての経験が3年を超えているなら、転職と並ぶ選択肢としてフリーランス独立があります。分岐点は、設計・構築の経験があるかどうかです。
経験が浅い段階や、研修を受けながら成長したい段階では、会社員としての転職が適しています。
一方、構築・設計を担える実力があれば、フリーランス市場では月単価60万円以上の案件が視野に入ります。年収換算で、転職以上の収入アップも狙えます。
「いまは転職で経験を積み、3年後に独立する」という二段構えのキャリア設計も有効です。独立までの具体的な手順は、次の記事で解説しています。

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いますぐ独立しない場合でも、「自分の経験が市場でいくらになるのか」を知っておくことは、転職の年収交渉にも役立ちます。まずは情報収集からで構いません。ぜひお気軽にお問い合わせください。
インフラエンジニアの転職でよくある質問

最後に、インフラエンジニアの転職でよくある質問にまとめて回答します。
転職は何歳まで有利?
未経験からの転職は、20代が最も有利です。ポテンシャル採用の求人が豊富にあり、研修付きの企業も選びやすい年代といえます。
30代の未経験転職も可能ですが、前職の経験との掛け合わせが問われます。マネジメント経験や顧客折衝の実績など、IT以外の強みを言語化できれば十分に戦えます。
40代以降は、関連職種の経験がない場合は難易度が上がるため、資格と学習実績での補強が前提です。経験者の転職であれば、年齢よりもスキルと担当フェーズで評価されます。
何歳であっても、学習を続けている事実が最大の若さの証明になります。
転職で年収はどのくらい変わる?
未経験からの転職では、前職より一時的に年収が下がるケースもあります。ただし、監視・運用から構築へ進むにつれて回復し、数年で前職を超える人が多いのがこの職種の特徴です。
スキルの積み上げがそのまま評価につながるため、長期では安定して伸ばせる職種です。目先の提示額だけでなく、数年後に到達できる水準で比較してください。
経験者のフェーズアップ転職やクラウド転職では、大きな年収アップも現実的です。交渉の場では、資格と担当フェーズの実績が根拠になります。
年代別・スキル別の具体的な水準は、次の記事で紹介しています。

「やめとけ」と言われるのに転職して大丈夫?
大丈夫です。「やめとけ」と言われる理由の大半は、夜勤や単調な業務といった特定の環境への不満であり、職種そのものの問題ではありません。
実際、設計・構築のフェーズへ進んだエンジニアの働き方や収入は、ネガティブな声から受ける印象とは大きく異なります。
本記事で紹介した求人の選び方(担当フェーズ・夜勤・研修の3軸)を実践すれば、そうした環境は入り口の時点で回避できます。転職を迷う不安をなくすには、ネガティブな声の中身を自分の目で確かめることが一番の近道です。
やめとけと言われる理由の実態と向き不向きは、次の記事で詳しく解説しています。

まとめ
インフラエンジニアへの転職は、未経験でも十分に狙えます。基礎学習からCCNA取得、求人の絞り込み、面接対策という4STEPを踏めば、行動の実績そのものが選考の武器になります。
成否を分けるのは、担当フェーズ・夜勤の実態・研修の中身という3つの軸での求人の見極めです。経験者なら、フェーズアップやクラウドへの挑戦で年収と環境を大きく変えられます。
転職で経験を積んだ先には、フリーランスという選択肢もあります。自分の市場価値を確かめたくなったら、フリーランスのミカタにご相談ください。
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