「案件ってどうやって獲得するの?」
「webデザイナーの案件詳細って?」
「フリーランスで案件を選ぶ基準は?」
「おすすめのサイトってどこ?」
この記事を訪れたあなたは、そのような疑問を持っているのではないでしょうか?
組織で働く会社員とは異なり、フリーランスは案件を獲得できるかどうかで、収入が決まります。案件があまり獲得できなければ、当然生活も厳しくなりますよね。
一方、安定して案件を獲得できれば、フリーランスとして自立し、在宅ワークで生活費を稼げる、自由な生活が手に入ります。
そこで気になるのが、フリーランスのwebデザイナーとして、どうすれば案件を獲得することができるのかです。案件を取得するためのサービスやサイトがネットに溢れている、フリーランスの世界。どこから手をつければいいのか分からなくなったりしますよね。
フリーランスのwebデザイナーにとって、案件の獲得は死活問題。
そこで今回は、案件を取得するためのサービスや準備事項をはじめ、案件の詳細や案件を選ぶ際のポイント、おすすめのサイトまで、徹底的に紹介します。特に、フリーランスのwebデザイナーに特化した情報をお伝えしますので、フリーランスのwebデザイナーを目指す方は、案件獲得への入口として、参考にしてみてください。
それでは、参ります。
フリーランスwebデザイナーが案件を取得できる2つのサービス
フリーランスwebデザイナーが案件を取得できるサービスは、
- エージェントサービス
- クラウドソーシングサービス
の、2つのサービスがあります。
それぞれの特徴がありますので、webデザイナーとしてのスキルや、獲得したい案件の内容に合わせて、自身に合ったサービスを選択し、活用する必要があります。
エージェントサービス
スキルや希望の条件に合わせて、案件の紹介をしてくれるサービスです。
受注している案件が終了する前に、次の案件を紹介してもらうことができるため、安定的な受注が見込めるというメリットがあります。また、確定申告のサポートや福利厚生サービスを受けることのできるエージェントサービスもあるんですよ。
継続的な受注を望むデザイナーにおすすめです。
クラウドソーシング
案件を発注したい企業や個人が、インターネットを通じて不特定多数の人々に案件を依頼することができるサービスです。
発注者から、お願いしたいデザイナーにスカウトメッセージを送ることができる場合もありますが、基本的には、デザイナーが自ら案件を検索し、応募することで、案件を受注することができます。
できそうな案件を自分で選びながら挑戦していきたい、初心者のデザイナーにおすすめです。
フリーランスwebデザイナーが案件獲得するための準備事項
案件を獲得するためには、準備が必要。以下の3つは特に重要な準備事項です。
- ポートフォリオの作成
- 稼働時間の確保
- 自身の単価・報酬の基準を決める
案件獲得を行うために必ず必要になるので、これから案件獲得を進める方は、事前に準備しておきましょう。それぞれをなぜ必要なのか?など解説しているので、理解しておくのがベストです。
ポートフォリオの作成
ポートフォリオは、自分の作品をまとめたもので、発注者はこれをもとにスキルを判断します。
発注者とのミスマッチを防ぐために提示が求められるので、ポートフォリオの作成は必須です。実績があれば、今までの作品を集めるだけで構いませんが、未経験であれば、イチから作成しなくてはなりません。
稼働時間の確保
案件を受注する際には、「1日に何時間、この案件に充てられるか」「週にいくつ納品できるか」という確認があります。
1つの作品を納品して完結するような単発の案件であれば、あまり問われることはありません。しかし、継続的な案件であれば必ず確認があります。自身の稼働時間を把握しておきましょう。
また、稼働時間があまりに少ないと、案件を受注しにくくなってしまいます。スケジュールを調整し、稼働時間を確保しておくことが大切です。
自身の単価・報酬の基準を決める
webデザインの案件には、単価に幅があります。自身のスキルに合った単価の案件を受注することが大切です。理由は、以下の2つのリスクを回避するためです。
- スキルに見合わない低単価な案件を受注してしまい、不当に安い報酬で働かされる
- スキルに見合わない高単価な案件を受注してしまい、発注者の要望に応えられず辞退する
これらのリスクを回避するためには、自身のスキルに合った単価を知っておく必要があります。多くの案件に目を通し、相場を知った上で、自身の単価の基準を決めておきましょう。
フリーランスwebデザイナーの案件詳細は?
webデザイナーには、さまざまな内容の案件があります。代表的なものは以下のとおりです。
- アイコン制作
- バナー制作
- サムネイル画像作成
- ロゴデザイン
- webサイト更新
- コーディング
- WordPressのカスタマイズ
- webサイトのデザイン案作成
初心者で、webサイト全体のデザインが難しい場合は、バナー作成など、単体アイテムの納品から始めてみましょう。発注者の信頼を徐々に得ていくのがおすすめです。
さらに、フリーランスwebデザイナーの案件について知るために、
- フリーランスwebデザイナーの平均単価
- フリーランスwebデザイナーの案件数
について詳しくみていきましょう。
フリーランスwebデザイナーの平均単価
クラウドソーシングサイトで、webデザインの案件を調べてみると、案件の種類によって、以下のような単価での募集が見られます。
- バナー制作 3,000円~
- トップページ制作 20,000円~
- 下層ページ制作 5,000円~
- 派生ページ制作 10,000円~
発注者によって、かなりバラつきがありますので、参考程度にしてください。
初心者でもできるバナー制作と、スキルの必要なトップページ制作では、かなりの差があることが分かります。単価を上げるには、スキルの向上が必須です。
フリーランスwebデザイナーの案件数
代表的なクラウドソーシングサービスである、ランサーズで現在募集中の案件を調べてみると、以下のようになります。(2021年4月17日現在)
- ウェブサイト制作、デザイン 2280件
- スマートフォン、モバイルサイト制作 1714件
- バナー、アイコン、ボタン 418件
- ECサイト、ネットショップ構築、運用 1351件
- 運営、更新、保守、SNS運用 419件
内容によってバラつきがありますね。1つのサイトで募集中の案件数が上記の数字なので、複数のサイトを活用すれば、かなり多くの案件が確認できます。
フリーランスwebデザイナーが案件を選ぶ際の4つのポイント
webデザイナーが案件を獲得するには、クラウドソーシングの活用が有効です。しかし、クラウドソーシングサイトはたくさんあり、少し調べただけでも10個ほど出てきます。何を基準に選べばいいのか、迷ってしまいますよね。
そこで、案件を選ぶ際には、以下の4つのポイントを確認しましょう。
- webデザインの案件件数
- 案件の難易度
- 単価
- 安全性
それぞれをなぜ確認すべきなのか?など解説しているので、理解しておくのがベストです。
webデザインの案件件数
1つ目のポイントは、案件件数です。サイトによって全体の案件件数が異なり、件数が多い方が、「選択肢が多い」「たくさん受注できる」という2つのメリットがあります。
ただし、全体の案件件数だけを見るのではなく、分野別の件数も確認する必要があります。クラウドソーシングで募集している案件は、webデザインだけでなく、イラスト作成や記事作成など、他分野も多くあります。そのため、全体件数が多くても、webデザインの案件だけみると少ないという場合もあります。webデザインの案件件数が多いサイトがおすすめです。
案件の難易度
2つ目のポイントは、難易度です。どれくらいの難易度の案件が多いかは、サイトによって異なります。初心者であれば、バナー作成など、難易度の低い案件が多いサイトで実績を積むのがおすすめです。逆に、高度なスキルをもっている場合は、難易度の高い案件が多いサイトで、単価の高い案件を獲得することで、効率的に稼ぐことができます。
単価
3つ目のポイントは、単価です。これは、案件の難易度と対応しており、難易度の低い案件は低単価、難易度の高い案件は高単価となります。自身のスキルや、自身の単価の基準に照らし合わせ、自身に合ったサイトを活用しましょう。
安全性
4つ目のポイントは、安全性です。フリーランスだからこそ、「納品したのに支払ってもらえない」等のトラブルには注意する必要があります。自身で安全なサイトかどうかを確認してから活用し、身を守りましょう。これはとても重要なポイントです。
webデザイナーにおすすめのサイト5つ
たくさんあるクラウドソーシングサイトの中でも、おすすめのサイトが、
- ランサーズ
- クラウドワークス
- ココナラ
- タイムチケット
- ママワークス
以上の5つのサイトです。順に詳しくご紹介します。案件件数については、2021年4月17日現在の数字を記載しています。
まず、単発の案件を受注できるサイトのなかで、webデザインの案件が豊富なのは、以下の3つのサイトです。
ランサーズ
「web制作・webデザインの仕事」というカテゴリで、募集中の案件に絞って検索すると、 2513件の案件がヒットしました。
ライティングや簡単作業に特化したサイトもありますが、ランサーズはwebデザインに力を入れているサイトなので、さすがの案件件数です。
クラウドソーシングサイトのなかで、最も多いwebデザインの案件件数を誇っています。
さらに、仮払い制度を導入しており、安全性にも考慮されています。
クラウドワークス
「ホームページ制作・Webデザイン」というカテゴリで、募集中の案件に絞って検索すると、297件の案件がヒットしました。
ランサーズに比べると、かなり少ない印象を受けますが、クラウドソーシングサイトのなかでは、2番目に多いwebデザインの案件件数です。webデザイン以外の案件も豊富に取り扱っているので、いろいろな分野に挑戦してみたい人におすすめです。
こちらも、仮払い制度を導入しているサイトです。
ココナラ
「サイト制作・Webデザイン」というカテゴリで、募集中の案件に絞って検索すると、55件の案件がヒットしました。
ランサーズやクラウドワークスに比べると、さらに少なくなった印象を受けますが、他のサイトだと、数件しかないものが多かったです。できるだけ多くの案件を検討したいという場合は、ランサーズ・クラウドワークス・ココナラの3つを登録しておくと良いかもしれません。
こちらも、仮払い制度を導入しているサイトです。
次に、上記3つのサイトとは、スタイルの違う2つのサイトを紹介します。
タイムチケット
タイムチケットは、個人の時間を売買できるサービスです。スキルをもった人が、自分のタイムチケットを出品し、購入者は何度でも購入することができます。そのため、一度出品しておけば、ずっと発売中にすることができ、締め切り等は設ける必要がありません。
「Webサイト制作/Webデザインの相談・依頼・外注」というカテゴリで絞り込み検索をすると、726件の出品がありました。これだけ多くの出品があると、ライバルは多そうですが、登録して出品しておくだけで、案件を受注できるかもしれないので、利用価値はありそうです。
安い順に並べると、「バナーを500円で作成します」というような内容の出品がありました。逆に、実際に購入されている商品のなかで、最も高価だったのは、「wordpress立ち上げ講座+WEB集客戦略」という商品で、10万円で売れていました。単価については、スキルによってかなり幅があるようです。
こちらも、仮払い制度を導入しています。
ママワークス
単発ではなく、長期の案件が充実しているサイトです。時給で単価が提示されており、主に企業による募集が揃っています。
主婦に特化したクラウドソーシングサイトなので、在宅や副業を前提とした案件が多く、フリーランス向きといえます。安定して継続的に収入を得たい場合におすすめです。「Webデザイナー」で検索すると、76件の募集がヒットしました。
仮払い制度はなく、受注後は、発注者とのやりとりになります。
まとめ
今回の内容をまとめると、以下のようになります。
案件を獲得できるサイトはエージェントサービスとクラウドソーシングサイト。ポートフォリオの作成、稼働時間の確保、自身の単価基準を決定するという準備が必要。
webデザインの案件は内容が多岐にわたり、単価もさまざま。クラウドソーシングサイト選びのポイントは、案件件数・単価・案件の難易度・安全性。
おすすめのクラウドソーシングサイトは、ランサーズ、クラウドワークス、ココナラ、タイムチケット、ママワークス。
案件を獲得する前の準備から、実際にクラウドソーシングサイトを選ぶまで、順にご紹介しました。自身に合った案件を確実にこなしていけば、実績ができ、どんどん案件を受注しやすくなるはずです。ぜひ、本記事で紹介した内容を参考にしてみてください。