働き方改革により副業ブームが起こり働き方を見直す方が増える中、フリーランスとして独立をされる方は年々増加傾向にあります。
これからフリーランスWebデザイナーとして独立を考えている方や、未経験からフリーランスWebデザイナーを目指している方も多くいるはず。
しかし、いざ独立しようにも、
「フリーランスwebデザイナーの平均単価は?」
「フリーランスwebデザイナーが単価割れする理由は?」
「フリーランスwebデザイナーで高単価な案件を獲得する方法は?」
など気になってしまい、独立しようにも一歩踏み出せなかったりしていませんか?
フリーランスになると会社員時代と違い安定的な収入が保証されなくなる為、金銭的な不安が募るばかり。
また、適切な案件単価がわからず焦る気持ちが空回って、案件単価を安くしすぎて仕事を受注して困ってしまう方も多くいます。
そこで今回は、フリーランスWebデザイナーの平均単価から単価割れしない方法や収入を上げる方法をご紹介していきます!
これからフリーランスwebデザイナーを目指される方や、単価設定・単価交渉で悩んでいる方は是非参考にして取り組んでみてください。
それでは参ります。
フリーランスWebデザイナーの平均単価や相場は?
Webデザイナー経験年数 | 週5常駐案件月間単価平均 |
---|---|
1年未満 | 25万円〜30万円 |
1年目 | 30万円〜35万円 |
2年目 | 35万円〜40万円 |
3年目 | 40万円〜50万円 |
4年目 | 45万円〜60万円 |
5年以上 | 55万円〜80万円 |
独自調査の為、あくまで目安として参考にして頂けると幸いですが、フリーランスWebデザイナーの平均相場単価は上記の表を目安に考えてみてください。
上記の表を見て多いと思うのか、少ないと思うのかはあなた次第。
現時点で経験年数以上に稼げている人もいれば稼げていない人もいるでしょう。
フリーランスwebデザイナーの平均単価は明確な相場が決まっていませんが、スキルや経験年数が増す毎に上がります。
上記の経験年数のように稼げていない人はスキルを磨く必要があるかもしれません。
または作業する工程や受注する案件の規模が小さい可能性があるので、規模の大きな契約を受注するといいでしょう。
Webサイト制作を行うにしても、Webサイト制作の工程にもいくつかあり作業内容によって報酬も変わります。
例えば、Webサイトのデザインのみの依頼とWebサイトのコーディングからサイト設計までを行う依頼では作業量が異なるので得られる報酬も変わりますよね。
受注する案件の規模や契約内容によっても報酬は異なってくるので、今以上に単価を上げたい人はスキルを磨き規模の大きい依頼を受注することをおすすめします。
フリーランスWebデザイナーの単価の決め方
単価の決め方は人それぞれですが、あなた自身の経験と経歴・実績をもとに決めるのがベストでしょう。
まだ2〜3サイトしか制作をしたことがない場合は、単価が低くなりますし、ある程度の実績や経験があれば高くなります。
とはいえ、経験や実績を元にどのように単価を決めればいいのかわからない人もいるはず。
そのような人は、制作ページ数で単価計算するのも1つの手法なので紹介しますね。
あくまで参考ですが、以下のように単価計算してみるといいでしょう。
ページ数で単価計算することで、コーディング時間や工数を細分化して見積書を作成する必要もなくなり、わかりやすく単価計算ができるのでおすすめです。
本格的にコーディング時間や工数を細分化して見積書を作成したい人は、以下の動画を参考にしてみてくださいね。
フリーランスWebデザイナーが平均単価を下回るケース
フリーランスWebデザイナーが平均単価を下回るケースは3つあります。
それぞれについて解説していきますね。
ケース1:決められた物しか作れない
決められた物しか作れない場合は、平均単価を下回る可能性が高いでしょう。
なぜなら、テンプレートしか作れない作業者のままでは企業様やクライアントが臨む成果物を作成できないからです。
例えば、あなたがお仕事の依頼をするとしたら、
- 自分の出来る範囲の中でデザインの考案をして作成する人
- 相手の要望に沿ったデザインを考案して作成を進められる人
とではどちらに高単価の報酬を支払いますか?
もちろん後者ですよね。
つまり自分の出来る範囲でしか仕事を受注することが出来ない限りは単価を上げるのは難しいです。
相手が作りたい物をヒアリングし、その要望に沿ったデザインを考案から作成まで進められるようになれば必然と単価は上がっていきますよ。
ケース2:キャッシュのないクライアントばかりに営業している
資金力のないクライアントばかりに営業をしている場合は、平均単価を下回る可能性が高いでしょう。
なぜなら、資金に差があれば支払える報酬にも差が出るからです。
例えば、あなたが月100万の単価を稼ぐ目標があるとします。
その際に、個人店で店舗経営しているお店に営業をかけるのか、中小企業で店舗を複数展開している企業に営業をかける場合、どちらの方が100万というWebデザインの案件を獲得できますか?
個人店で100万のwebデザインの報酬を頂ける可能性は極めて少ないでしょう。
このように、営業をかけるクライアントによって単価を上げることが難しい場合もあります。
より高単価な案件を受注したい場合は、営業をかけるクライアントを選別することで単価を上げることもできるでしょう。
ケース3:自分の単価を安く見積もり過ぎているケース
自分の単価を安く見積もってしまっている場合は、平均単価を下回る可能性が高いです。
フリーランスWebデザイナーは明確な報酬が決まっていない為、的確な単価設定を行うことが難しいんですよね。
お仕事を依頼する企業様やクライアントから単価アップの提案をしてくれるケースは少ない為、あなた自身で単価交渉を行わなければいけません。
スキルや実績があるにもかかわらず単価交渉をせず安く仕事を受注し続けていれば報酬はいつまでも上がらないでしょう。
現状の収入に満足していない場合は、一度あなたの経歴や実績、クライアントとの関係を踏まえた上で単価設定を見直すのがおすすめですね。
フリーランスWebデザイナーで単価を上げる方法
「ぶっちゃけ単価を上げる方法を知らいたいんだよー!」
と思っている人もいるでしょう。そんな方に向けて、フリーランスWebデザイナーで単価を上げる方法を3つ紹介していきます。
それぞれについて解説していきますね。
1.webデザイナー以外のスキルを身につける
フリーランスWebデザイナーで単価を上げるには、Webデザイナー以外のスキルを身につけましょう。
なぜなら、仕事を受注するにもWebデザイナー以外のスキルがあれば仕事の幅を広げることができるからです。
例えば、SEOに対する知見があるWebデザイナーならサイト設計時にサイト流入までを考慮してWebデザインを作れます。
プログラミングが出来るWebデザイナーならWebサイトのコーディングからサイト設計までの仕事を受注することができますよね。
フリーランスというのは業務ができる人間に対してお仕事を依頼する業務形態。
本来複数人が関わる仕事も、スキルを掛け合わせることで1人で兼業することで単価を上げることができるんです。
1つのスキルを極めて満足するのではなく、新たな領域のスキルを習得することであなたの希少価値を高め高単価な案件を獲得していきましょう。
2.SNSや個人ブログで発信する
フリーランスWebデザイナーで単価を上げるには、SNSや個人ブログで発信するようにしましょう。
なぜなら、検索流入のみで案件獲得を狙うには時間がかかってしうまうからです。
例えば、あなたがポートフォリオサイトを作成して案件獲得を狙いにいったとしても、公開してから検索結果にヒットするまでに最低でも3ヶ月程度かかります。
その間にポートフォリオサイトを認識してもらえなければ案件獲得はできませんよね。
そこで、便利になるツールがSNSや個人ブログになるんですよ。
SNSや個人ブログの場合は、投稿した瞬間にポートフォリオサイトを認識してもうことができます。
日常的な投稿も踏まえて、あなた自身の作品や実績、人柄が伝わり興味を示してもらえれば案件獲得の依頼も増えるようになりますよ。
SNSや個人ブログを開設していない人は、是非この機会に開設するようにしましょう。
3.既存顧客へ単価交渉のアプローチをする
フリーランスWebデザイナーで単価を上げるには、既存顧客へ単価交渉のアプローチをしましょう。
なぜなら、あなた自身から単価交渉を行わなければ単価を上げてもらえる可能性は少ないからです。
とはいえ、単価交渉を行う際は適切なタイミングで行わなければいけません。
クライアントからの信用も少ない状態で単価交渉を行ってしまえば失敗し、その後の関係が悪くなってしまうこともあるんですよ。
単価交渉をする上では、クライアントとの信頼関係を築けていることが大前提。
その上で単価交渉する際は、以下のポイントに注意して交渉してみてくださいね。
- 単価を上げる要因となる情報を用意する
- 依頼された仕事に対して要求された以上の成果を出す
- どんなスキルが高まったのか
- 自分本意な交渉はしない
上記のポイントを意識して単価交渉を行えば、あなたの意見が通りやすくなり単価を上げてもらえる可能性も上がるでしょう。
フリーランスWebデザイナーが単価を上げるためにやってはいけないこと
先述した通り、フリーランスWebデザイナーが単価をあげる為には、クライアントとの信頼関係が築けていることが大前提です。
クライアントから信頼を失わない為にも以下の3つのことはやらないようにしましょう。
それぞれについて解説していきますね。
1.納期に遅れない
フリーランスWebデザイナーが単価を上げる為には、納期に遅れてはいけません。
なぜなら、納期に遅れることで依頼する企業様やクライアントだけでなく、プロジェクトに関係する方々にも迷惑をかけてしまうからです。
あなが仕事を依頼する立場だったら、納期が遅れる、連絡が取れないような人には仕事をお願いしたくないですよね?
依頼してくれた企業様やクライアントからの信用を失わない為には、しっかり納期を守って仕事に取り組まなければいけません。
納期を守って納品するには、最悪のシナリオを想定した上でスケジュールを設定しましょう。
余裕を持った計画に設定することで、納期を守って仕事をできるようになりますよ。
2.できないことを受注しない
フリーランスWebデザイナーが単価を上げる為には、できないことを受注してはいけません。
なぜなら、できないことを受注し納品できずにクライアントから不振がられてもメリットがないからです。
お仕事を受注する上では、あなた自身何ができてどのようなスキルがあるデザイナーなのか理解してもらう必要があります。
企業様やクライアントにあなた自身の実績をアピールする為にポートフォリオサイトを制作しておくといいですよ。
フリーランスWebデザイナーにとってポートフォリオサイトは仕事を獲得する上での、営業道具になります。
また、ポートフォリオサイト内に個人ブログをリンクさせることであなた自身の人柄や仕事に対する信念などが伝えられより効果的に仕事を獲得できますよ。
ポートフォリオサイトについては、以下の記事で詳しく紹介しているのでご興味がある方は是非参考にしてみてくださいね。
→【作らな損】フリーランスWebデザイナーの参考ポートフォリオサイト10選
3.期待値を過度に上げすぎない
フリーランスWebデザイナーが単価を上げる為には、期待値を過度に上げすぎないようにしましょう。
なぜなら、過度のアピールをして仕事を受注した結果、アピール効果が得られなければクライアントの期待を裏切ることになってしまうからです。
例えば、広告デザインの仕事を依頼したいクライアントに対し、広告効果が3倍になる広告を制作できると盛ったアピールをしてあなたが仕事を受注したとします。
クライアントは3倍になる広告効果を期待しますが、結果3倍の広告効果が得られなければ事前の期待値を下回りクライアントから失望されてしまいますよね。
実績を盛ったり、過度のアピールをすることによって、本来の広告を制作してもらいたいといういう目的からズレてしまうほか、あなた自身の評価を下げることにもつながります。
仕事を獲得することに必死になりすぎて、虚偽の申告はしないようにしましょう。
誠心誠意クライアントの要望に答えられるよう仕事に取り組むことをおすすめします。
まとめ
今回は、フリーランスWebデザイナーの平均単価から単価割れしない方法や収入を上げる方法をご紹介させていただきました。
フリーランスWebデザイナーとして、収入を上げるには以下のことを心がけながら仕事に取り組んでみてくださいね。
- webデザイナー以外のスキルを身につける
- SNSや個人ブログで発信する
- 既存顧客へ単価交渉のアプローチをする
収入を上げる為に、クライアントからの信用を稼ぎながら自己研鑽していきましょう。
今回の記事を参考にして、あなたのフリーランス人生の助力になれれば幸いです。