「フリーランスでも名刺は必要なの?」
「フリーランスならどんな内容を名刺に書けばいいの?」
「名刺はどうやって作るの?」
この記事に訪れたあなたはこのような悩みを持っていませんか?
フリーランスとして働くと、さまざまな新しいことに直面してわからないことがあるでしょう。
その中に「フリーランスに名刺は必要なの?」と考える人はいるのではないでしょうか。
フリーランスとして働くとクライアントと直接会う機会があるでしょう。
そういったときに名刺があるといいと思いますが、フリーランスが名刺を作ってもいいのか気になりますよね。
そこで今回は、フリーランスの名刺について、フリーランスに名刺は必要なのか、どのように名刺を作るのかなどを解説します。
具体的な内容は以下の通りです。
この記事を読めばフリーランスの名刺の重要さを理解でき、しっかりとした名刺を作れるようになりますよ。
フリーランスに名刺は必要?
結論から言いますと、フリーランスにも名刺が必要です。
フリーランスになっても、クライアントなど人と直接会う場面は多くあります。
そう言ったときに、名刺があれば連絡の場になりますし、クライアントからの信頼も得られて継続して案件を貰いやすくなるんですね。
またフリーランスといえど立派な職業なので、ビジネスマナーとしても持っておくべきといえるでしょう。
適切な名刺のサイズやデザインは?
では、どのような名刺を作ればいいのでしょうか?
ここでは以下の内容について紹介します。
- 名刺のサイズ
- 名刺のデザイン
それぞれ内容を理解して適切な名刺を作れるようにしましょう。
名刺のサイズ
一般的な名刺のサイズは『55×91mm』といわれています。
別サイズの名刺もあり、『55×91mm』のサイズや、『49×85mm』などのサイズもあります。
フリーランスなら、最初に挙げた『55×91mm』のサイズがおすすめでしょう。このサイズはフリーランスに限らず、どの職業でも広く使われます。
特にこだわりが無ければ、『55×91mm』のサイズで問題ありません。
名刺のデザイン
デザインは名刺作成サイトにあるテンプレートを利用するといいでしょう。
その中から自分がいいなと思ったデザインを選ぶのもいいですが、文字の配置、デザインの色などにもこだわると相手に伝わる印象が変わってきます。
例えば赤などの暖色を多く使うと元気なイメージがあり、青などの寒色を多く使うとクールなイメージを与えます。
他にも人物の周りを余白で囲むと人物を目立たせられるので、配置の仕方によって相手に与える印象を工夫できるんですね。
フリーランスが名刺に記載する8つの項目
適切な名刺のサイズやデザインはわかりましたが、まだ「どんなことを書けばいいの?」という疑問点はまだ解決していません。
名刺には、基本的に相手に伝えるべき内容を記入します。記入する内容は以下の通りです。
- 1.名前
- 2.住所
- 3.連絡先
- 4.肩書き
- 5.スキル
- 6.SNSアカウント
- 7.実績・ポートフォリオ
- 8.キャッチコピー
フリーランスは他の職業とは記述するものが違うのか、それぞれ見ていきましょう。
1.名前
もちろんですが、フルネームで記入する必要があります。
屋号を持っている場合は、それも記入しておきましょう。屋号とは、ビジネスで利用する会社名のことです。
例えば屋号がホワイトで合った場合、『ホワイト 代表 ○○ ○○』と記入しておけば問題ありません。
ちなみにフリーランスという言葉は使用しなくても大丈夫ですよ。フリーランスは個人事業主ともいえるので名前の欄に代表とだけ書けばいいわけなんですね。
2.住所
住所も載せておく必要があります。住所が無いと、「本当にこの人を信用して大丈夫かな?」と不安になってしまいますからね。
ただしどうしても自分の住所を知られたくないなら、私書箱サービスやバーチャルオフィスを利用するのもいいかもしれませんね。
ちなみに個人同士で取引が行なわれる場合は住所は必要ない場合がほとんどです。
3.連絡先
連絡先が無いと、クライアントが「もう一度案件を依頼しようかな」と考えた時に連絡できません。
基本的には「TEL 000-0000-0000 FAX 00-0000-0000」のように、電話番号とFAX番号を記入します。
連絡手段として固定電話を記入することもありますが、最近ではほとんどのクライアントで固定電話を必要とする場合はありません。
また「電話番号はちょっと…」という方はメールアドレスを記入しましょう。
ただしグーグルで作成したメールアドレスなどは、クライアントによっては遠慮されてしまうので、有料のメールアドレスを利用してくださいね。
4.肩書き
肩書はあなたがどんな仕事をしているのかを伝えるために必要なものです。肩書がないと「何の仕事をしているの?」と分からなくなってしまいます。
複数の職業をしている場合は、それぞれの職種について名刺を作成しておきましょう。
例えばアプリ開発などの案件に携わっているなら『エンジニア』、取材して記事を書いているなら『フリーライター』のように記入します。
一つの名刺にいくつもの職業を載せると、人によっては「どれも中途半端にしかできないのかな?」という印象を与えてしまいますので、分けた方が無難ですね。
5.スキル
取得した資格も記入すると、相手へのアピールになるので案件を獲得しやすくなります。
もちろん自分の職種に合った資格を記入しないと意味がありません。またたくさんの資格を記入してもアピールになるとは限らないので、必要最低限のものだけを記入しましょう。
なお資格によっては、資格名の書き方に規制があるものも存在します。記入するときにはこの名前で大丈夫なのか、しっかりと調べておきましょう。
6.SNSアカウント
Twitterなどで利用しているアカウントがあれば、記入するといいですよ。
SNSで仕事を集めている場合は、連絡先を渡しておくだけで案件獲得の機会が増えます。また相手とアカウント同士で連絡のやり取りもできるようになるんですね。
この項目については、記入する必要はありません。ただし記入するなら、仕事用のアカウントを作成して名刺に記入しましょう。
7.実績・ポートフォリオ
自分は今までにどんなことをしてきたのかをアピールしましょう。
例えばあなたがライターだったら、執筆した記事の数を載せて実績を具体的にしたり、執筆した記事のURLを載せてポートフォリオを提示するといいですよ。
特にフリーランスでは信頼できるかが求められるので、資格を載せるよりかは実績を載せた方がいいかもしれませんね。
8.キャッチコピー
上記7つの項目でフリーランスの名刺はだいたい出来上がるのですが、渡した相手に印象が残るような名刺にしたいものですよね。
そんな時は何かキャッチコピーを入れてみましょう。自分の仕事を一言で言い表したような表現を入れるだけで印象に残る名刺になります。
キャッチコピーに限らず、イラストなどを用いてインパクトのある名刺にしてみてもいいですね。
名刺を渡したときに、「このデザイン、素敵ですね」のような反応を貰えば、そこから会話を広げて関係を築けます。
ただし「この人に任せても大丈夫かな?」となってしまうような、あまりに派手なものは避けておきましょう。
フリーランスの名刺の渡し方やタイミングは?
フリーランスになって初めて名刺を作ろうと考えている人もいるのではないでしょうか。
ここでは「そもそも名刺ってどうやって渡すの?」のような、基本的な動作で悩んでいる人に向けて解説します。
- 名刺はいつ渡す?
- 名刺の渡し方は?
名刺を作成するついでに、ビジネスマナーとして名刺の基本も押さえておきましょう。
名刺はいつ渡す?
名刺は自分がどんな人物であるかを証明するようなものです。
会社員なら、他の会社との商談や打ち合わせで初めて相手と会うタイミングで渡します。フリーランスもほとんど同じで、初めて相手と会うタイミングで渡すのが基本です。
例えばフリーランスで常駐案件を委託してクライアント先へ出向く場合に名刺交換の機会があります。
ライターなら取材で、相手にインタビューを行う際に名刺を交換するわけですね。
名刺は初めて相手と会う場合は必ず交換するものなので、交換するときに名刺を切らしてしまった…ということは絶対に起きてはなりません。
もし名刺を切らしてしまった場合は、「すみません、名刺を切らしてしまって…」と一言添えてから自分の氏名・職種を伝えるようにしましょう。
あとで相手宛てに名刺を郵送できるととてもいいですね。
名刺の渡し方は?
渡し方は会社員と変わりません。名刺を渡すときも相手から名刺を貰うときも、両手で持つようにします。
名刺を渡すときは、前もって取り出しやすい位置に名刺を用意し、相手の前であたふたしないように準備しておきましょう。
この時、相手の名刺より低い位置で渡すとより丁寧な印象を与えます。
もし名刺を探している間に相手が名刺を渡したら、先に相手の名刺を受け取り、その後自分の名刺を渡すようにしましょう。
フリーランスおすすめの名刺作成サイト3選
名刺の作成方法は主に、業者に頼む方法と自分で作成する方法の2通りがあります。
自分で一から名刺を作成するのもいいですが、作成に手間がかかってしまいますし、理想的な名刺を作るのは至難の業です。
「手っ取り早く、納得のいく名刺を作りたい!」と考えているあなたは、名刺を作成してくれるサイトを利用してみましょう。
ここではその中でもおすすめのサイトを3つ紹介します。
- デザイン名刺.net
- vistaprint
- whoo
この中からぴったりなサイトを探し、理想の名刺を作ってみましょう。
1.デザイン名刺.net
料金(100枚当たり) | 1,000円~2,000円 |
特徴 | 名刺を探すところから注文までをスピーディーにできる |
料金(100枚当たり) 1,000円~2,000円 特徴 名刺を探すところから注文までをスピーディーにできる
デザインを選び簡単に注文できる『デザイン名刺.net』は、ビジネス向け、企業家向けなど500種類を超えるテンプレートから自分の好きなデザインを見つけられます。
「そんなに種類があったら、どれを選べばいいのかわからない…」と悩んでしまう人でも、イメージから検索できる機能でスムーズに好きなテンプレートを選べるのが特徴ですね。
最短1時間のスピード注文で名刺を作成できるので、急ぎで作りたい人にもおすすめのサービスです。
2.vistaprint
料金(100枚当たり) | 800円~3,500円 |
特徴 | 2,000種類以上のテンプレートからお気に入りの名刺が見つけられる |
料金(100枚当たり) 800円~3,500円 特徴 2,000種類以上のテンプレートからお気に入りの名刺が見つけられる
チラシ、招待状などのデザインを扱う『vistaprint』は、2,000種類を超えるテンプレートから自分の好きな名刺を選べます。
ここまでテンプレートのボリュームが多いと、その中から「これだっ!」と思える名刺を探すのはなかなか大変そうですね。
気が遠くなりそうな数ですが、ひとつひとつのデザインをよく見るとシンプルな名刺だけでなく、おしゃれな名刺、インパクトのある名刺も出てきます。
膨大な数のデザインをひとつひとつ眺めながら楽しむのも、このサイトならでは魅力的な部分といえますね。
もちろんすぐに見つけられるデザイン探しのサポートもついていますよ。
3.whoo
料金(100枚当たり) | 5,000円~ |
特徴 | 普通の名刺とは違った、上品でユニークな名刺を作れる |
料金(100枚当たり) 5,000円~ 特徴 普通の名刺とは違った、上品でユニークな名刺を作れる
『whoo』はより自由なデザインの名刺を求めたサイトです。
これまでに紹介したサイトとは違い、上品な金銀箔のついた名刺、古紙でつくられた名刺、ダークやネオンカラーの名刺など少し変わったデザインが作れるんですね。
サイズもwhoo独自のサイズや欧米サイズが用意されていたりと他の名刺には無いものが作れます。
「独特なデザインの名刺を作ってみたい!」という方は、whooを利用してみてください。
まとめ
今回はフリーランスの名刺について解説しました。
フリーランスになっても、会社員と変わらず仕事をするのだから、人と直接会う場面は必ずどこかしらで出てきます。
そういったときに印象に残る名刺を、しっかりとした受け渡しで交換できるようになると、相手から良いイメージを持たれるようになり信頼関係が築けるんですね。
名刺は仕事がもらえる窓口の一つだと考えて、常に持ち歩くようにしましょう。