「セキュリティエンジニアってなんでつらいと言われているの?」
「実際に働いているセキュリティエンジニアもつらいと感じているの?」
「つらさを乗り切る方法ってあるの?」
セキュリティエンジニアを目指そうと考えているあなたは上記のような疑問を抱えていませんか?
つらいと言われている理由を把握し乗り切る方法まで知らないと、不安が残り前向きにセキュリティエンジニアを目指せないはず。
そこで今回はセキュリティエンジニアがつらいと言われる理由を5選解説します。さらに現役セキュリティエンジニアの実際の声とつらさを乗り切る方法も合わせて紹介しますね。
この記事を読めば、セキュリティエンジニアを目指す判断材料の1つになるのでぜひ本記事を参考にしてくださいね。
セキュリティエンジニアがつらいと言われる理由5選
セキュリティエンジニアを目指すべきか悩んでいるあなたは「なんでセキュリティエンジニアはつらいと言われているの?」と疑問に感じていませんか?
のちのち「知らなかった…」とならないようにセキュリティエンジニアの現実を把握してから、目指していくのか考えていきたいと思っているはず。
そこでセキュリティエンジニアがつらいと言われている理由を紹介していきますね。
セキュリティエンジニアがつらいと言われる理由は以下の5選です。
- 責任が重大
- クライアントへの説明が大変
- 素早い対応が必要
- 継続的な学習が必要
- 幅広い知識や専門用語が必要
あなたが目指すべき職業なのか判断できるように、詳しく解説していきますね。
責任が重大
企業イメージの低下や多額の損害賠償が発生する可能性があるため、責任重大であることも理由として考えられます。
もしITシステムのセキュリティが不十分でシステムを攻撃されたり不正アクセスをされた場合、企業の秘密情報などが漏洩してしまう可能性がありますよね。
すると企業のイメージ低下は避けられず、損害賠償が発生してしまう場合もあります。
最終的にITシステムは機能しなくなり、ネットワークやWebサイトは閉鎖となってしまうでしょう。
上記のようにならないためにセキュリティエンジニアができる限りの対策を行いますが、「これ突破できてしまうの?」と感じさせるほどハッカーに突破する技術や方法を見つけ出されてしまうんですね。
そのためセキュリティ対策を万全にする方法が難しいにもかかわらず、責任は重いのでつらい一因となっているのでしょう。
クライアントへの説明が大変
顧客がITに詳しい人ばかりではないので、クライアントへの説明が大変なことも理由としてあげられます。
クライアントにセキュリティ上のリスクを回避する方法にはどんなことがあるのかなど、専門用語を交えず顧客に十分伝わるような説明が求められますよ。
しかし、いくらかみ砕いて説明してもなかなか理解してもらえなかったり、説明にたくさん時間がかかることもあるんです。
「あれ?さっき説明したんだけどな…」「きちんと伝わってなさそうだな…」と感じることも多いでしょう。
正確な作業だけでなく十分な説明も求められるので、つらいと感じさせてしまうのかもしれませんね。
素早い対応が必要
システムを攻撃された場合は最小限の被害に留めなければならないので、スピード感を持った対応を求められることも理由です。
もし被害が出てしまったら、被害を少なく抑えたいと思うのは当然ですよね。なので迅速な対応を求められてしまうんですよ。
そのため作業が深夜に及んだり、休日返上で業務に当たることもあります。 障害が起きた場合は最優先の業務になるので「これから対応か…」と感じることもあるでしょう。
攻撃や障害は突然やってくるので、いつでも対応できる準備をしておかなければならないことも大変と感じさせるところかもしれないですね。
継続的な学習が必要
セキュリティ対策の仕方も日々進化しているので、継続的な学習が必要になることも理由となるでしょう。
IT業界の技術の進歩はすさまじい速さで進んでいるため、どんどん新しい技術が出てきています。
そのため新しい技術に対応できるセキュリティも変わってくるため、継続的に学習が必要となりますよ。
「やった!身についた!」と思った技術がすでに主流でないなんてこともあるんです。 スキルを身に着けることは簡単なことではないので、多くの努力が必要とされます。
忙しい合間を縫って新しい技術にも対応していかなければならないことも、つらいと言われる原因ですよ。
幅広い知識や専門用語が必要
ITシステムの情報セキュリティを診断したりサイバー攻撃に対応するため、ITの基本的な知識を幅広く必要とし、さらに専門用語も多くなることも理由です。
日々、高度で複雑化するサイバー攻撃に対応するにはITの基本的な知識を幅広く理解していないとできません。
具体的にはネットワークやアプリケーション、OSなどのIT分野に関する知識と暗号化や認証などの情報を安全にやり取りするスキルです。
特に暗号化などの情報のセキュリティ分野は「こんなにあるの?」と感じるほど専門用語が多く、単語の意味を理解していないと業務に支障をきたしてしまいます。
ITシステムを守るためには膨大な知識やスキルが必須とされるので、つらいと言われることも多いのです。
現役セキュリティエンジニアが語るつらさ3選
セキュリティエンジニアがつらいと言われている理由がわかると「実際に業務についている人ってどう感じているのかな?」と思ってきませんか?
実際に働いている人からの声が届けば、セキュリティエンジニアの現実を知れますよね。 なので、現役セキュリティエンジニアが語るつらさを3選紹介します。
実際の声はセキュリティエンジニアの現実を語っているので大変参考になりますよ。
守られて当たり前と思われている?
セキュリティエンジニアが一番大変だと感じている投稿です。
ITシステムは守られて当然で、守られなかったらとても責められてしまう環境のようですね。
セキュリティも万全ではないですし、攻撃の仕方も日々進化しているので必ず守られるという感覚を持たれているのはつらいでしょう。
一生懸命最善を尽くしているからこそ、問題なくシステムが通常稼働しているはずなのに 守られて当たり前と思われているとやるせないですね。
さまざまな分野の知識がないと仕事ができない?
セキュリティはいろいろな分野の知識がないと業務ができないという投稿です。
知らない内容があると学習して知識を取り入れるしかなく、この努力を怠ってはセキュリティ対策が不十分でITシステムを守れないでしょう。
セキュリティエンジニアは通常業務も忙しいので、学習時間を確保することが難しいです。
ですが投稿者のように「勉強しなきゃ!」という思いで時間を有効に使って学習を進め、業務に支障をきたさないようにしているんですね。
セキュリティの問題の原因調査に数か月かかる?
セキュリティ上に問題が起こりそうな時の原因究明と対策に時間がかかるという投稿です。
どんな問題が起こりそうなのか、どういう対策が必要なのかを調査していくにも数か月かかることもあるようですね。
答えの見えにくい問題をずっと解いている感覚ですよね。さまざまな知識やスキルを使い毎日調査していくのでしょう。
知識やスキルだけでなく精神力や問題解決力も必要とされていますよ。
セキュリティエンジニアのつらさを乗り切る方法3選
ここまで読み進めてくれたあなたは、現役セキュリティエンジニアの現実のつらさを知って「何かつらい状況を乗り切る方法ってあるの?」と疑問が湧いてきていませんか?
現実のつらさが分かったからには何か乗り切る方法も知りたいはず。そうすればセキュリティエンジニアを目指すべきか判断ができますよね。
セキュリティエンジニアのつらさを乗り切る方法は以下の3選です。
- 目的・目標を明確にする
- コミュニケーション能力を身に着ける
- Webサイトを利用し学習を進める
順に詳しく解説していきますね。
目的・目標を明確にする
途中で挫折しないために、セキュリティエンジニアになる目的や目標をしっかりと立てましょう。
セキュリティエンジニアは忙しい職業ですし、さまざまな知識やスキルを必要とする職業です。
なので、目指す目的や目標が明確でないと、途中で「やっぱり目指さなきゃよかった…」「もうやりたくない、辞めたい…」という思考になってしまいますよ。
- 『あなたはどんなセキュリティエンジニアになりたいですか?』
- 『セキュリティエンジニアになって何を目指したいですか?』
上記のことをあなた自身に問いかけながら、あなたが考えるセキュリティエンジニア像を考えて下さいね。
ぶれない目的や目標があれば、業務がつらい状況や環境にあっても乗り越えていけるはずです。
コミュニケーション能力を身に着ける
周りの方との話し合いを円滑に進めるために、コミュニケーション能力を身に着けることも大切です。
コミュニケーションにとって大切なことはお互いの信頼関係と相手の話を聞く力です。
たとえば親近感が湧くと信頼関係を築きやすいですよね。また、相手の話を一字一句逃さないくらい集中して聞いていると話に興味を持ちます。
すると、さまざまな質問やあなたの考えを伝えたくなりませんか?
そこで次には、あなたの考えなどを周りの方に正確に知ってもらう必要もあり、そのためには伝え方も重要になります。
いくら優れていても周りに伝える力がなければ、力を発揮できずスムーズに業務が進みませんよ。
日々の生活の中で、伝える相手に合わせて端的にかつ正確に伝えるように意識して話す練習をしていきましょう。
Webサイトを利用し学習を進める
業務をスムーズに行うために、Webサイトを利用して学習を進めていきましょう。
さきほどもお伝えした通り、セキュリティエンジニアはさまざまな分野の知識やスキルが必要です。
なので時間を有効に使ってあなたの知らない知識や新しいスキルを身に着けていくことが重要ですよ。
インターネットの環境が整っていればスキマ時間にも学習ができるのでWebサイトを活用しましょう。
おすすめのWebサイトは以下の3選です。
ゲーム感覚で学習が進められるサイトやe-ラーニング形式で勉強できるものなどさまざまですので、あなたにあったサイトで学習を行ってくださいね。
それでもセキュリティエンジニアがつらいなら転職を検討しよう
ここまで読み進めてくれたあなたは「やっぱりセキュリティエンジニアってつらい…」「目指すべき職業ではないかもしれない…」と心のどこかで感じている方もいるでしょう。
何をやってみても「やっぱりつらい…」と感じるなら無理にセキュリティエンジニアを目指す必要はないのかもしれませんよ。
再度あなたに合う職業を見つけてみましょう。
たとえば、これまで学習した知識が生かせる職業として、ネットワークエンジニアやインフラエンジニア、サーバーエンジニアもおすすめですよ。
それぞれの職業の必要な知識やスキル、向いている人などは異なりますので確認してくださいね。
さらに、あなたの希望するお仕事を効率的に見つけるために転職エージェントに登録することもよいでしょう。
おすすめの転職エージェントは以下の3社です。
IT業界に特化した転職エージェントや掲載企業が多いなど転職エージェントもさまざまですので、あなたの使いやすいサイトを選んで下さいね。
まとめ
「セキュリティエンジニアがなんでつらいと言われているんだろう?」という悩みを解決するべく、セキュリティエンジニアがつらいと言われる理由5選を解説しました。
セキュリティエンジニアはITシステムをサイバー攻撃などから守るためになくてはならない職業です。
セキュリティエンジニアがいなければ、情報が漏洩されてしまうだけでなく企業イメージの低下や多額の賠償責任は免れません。
守るための重要な職業であるからこそ、つらいと感じることも多いですよ。
セキュリティエンジニアがつらいと言われる理由は以下の5選です。
- 責任が重大
- クライアントへの説明が大変
- 素早い対応が必要
- 継続的な学習が必要
- 幅広い知識や専門用語が必要
より現実的に感じてもらうために現役セキュリティエンジニアが語るつらさ3選も紹介していますので、ぜひ参考にして下さいね。