自由な働き方が注目され、会社員の憧れになっているフリーランス。フリーランスエンジニアとして独立を目指す人のなかには、下記のような不安を抱く方や疑心暗鬼になっている方もいるでしょう。
「フリーランスへ転向しようか迷ってる…」
「フリーランスエンジニアの実態が知りたい!」
「フリーランスとして稼げるのか不安…」
そこで今回は、フリーランスエンジニアの実態を項目別にご紹介。フリーランスエンジニアの平均年収や案件単価などを紹介しつつ、フリーランスエンジニアの口コミも解説します。
この記事を読めば、フリーランスエンジニアへの転向を決める有益な判断材料が手に入れられます。
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【項目別】フリーランスエンジニアの実態

ここからは、項目別にフリーランスエンジニアの実態を紹介します。
年収
フリーランスエンジニアの年収分布は、次のとおりです。

| 年収 | 割合 |
|---|---|
| 200万円未満 | 20.7% |
| 200~400万円未満 | 26.5% |
| 400~600万円未満 | 21.0% |
| 600~800万円未満 | 10.4% |
| 800~1000万円未満 | 7.7% |
| 1000万円以上 | 8.6% |
フリーランスエンジニアで年収400万円を超えるのは、半数程度です。加えて、フリーランスエンジニアの約70%が年収600万円未満とわかります。
一方、国税庁によると会社員の年収分布は次のとおりです。

| 年収 | 割合 |
|---|---|
| 200万円未満 | 20.4% |
| 200~400万円未満 | 30.3% |
| 400~600万円未満 | 26.2% |
| 600~800万円未満 | 12.0% |
| 800~1000万円未満 | 5.5% |
| 1000万円以上 | 5.5% |
フリーランスエンジニアと会社員の平均年収の分布は、それほど大きく変わりません。ただし、フリーランスエンジニアでは年収800万円以上の割合が会社員よりも多いことがわかります。
フリーランスエンジニアの年収が高いと言われるのは、年収800万円以上の人が平均年収を上げている可能性があります。
案件単価
フリーランスエンジニアの案件単価は、職種別に次のようになります。
| フリーランスエンジニアの職種 | 平均単価 |
|---|---|
| システムエンジニア | 60万円 |
| データベースエンジニア | 70万円 |
| ネットワークエンジニア | 65万円 |
| サーバーエンジニア | 60万円 |
| セキュリティエンジニア | 65万円 |
| フロントエンドエンジニア | 55万円 |
| Webエンジニア | 55万円 |
| 組み込みエンジニア | 55万円 |
| アプリケーションエンジニア | 60万円 |
| プロジェクトマネージャー | 70万円 |
| インフラエンジニア | 65万円 |
| クラウドエンジニア | 75万円 |
| AIエンジニア | 75万円 |
フリーランスエンジニアの案件単価は、職種により異なります。AIエンジニアやクラウドエンジニアといった最新技術を扱う職種ほど、案件単価が高い傾向があるのです。
フリーランスエンジニアが案件単価を上げるには、最新技術を扱う職種で働けるスキルを身に付けるといいでしょう。
年代
フリーランスで活動する年代別の分布は、次のとおりです。

| 年代 | 割合 |
|---|---|
| 20歳未満 | 0.3% |
| 20代 | 4.1% |
| 30代 | 20.4% |
| 40代 | 38.5% |
| 50代 | 27.1% |
| 60代 | 9.7% |
フリーランスで活動する人は、30代と40代で半数を超えます。社会人経験を経て未経験で独立した場合と会社員エンジニアで働き、スキルや知識を身につけて転身した方が多いのでしょう。
フリーランス歴
フリーランス歴の分布は、次のようになります。

| フリーランス歴 | 割合 |
|---|---|
| 6か月未満 | 6.4% |
| 6か月~2年未満 | 16.0% |
| 2~5年未満 | 25.0% |
| 5~10年未満 | 26.4% |
| 10年以上 | 26.2% |
2年以上フリーランスで活動を続ける方は、80%以上います。フリーランスの働き方が自分にあうと感じる方は長く活動を続けている印象です。
フリーランスの働き方が自分にあうのか不安な方は、会社員を続けながら副業を行う方法もあります。副業でも案件の獲得や単価交渉、作業などフリーランス同様の体験ができます。
そのため、いきなりフリーランスになるのではなく副業から経験してみるのもいいでしょう。
稼働時間
フリーランスの稼働時間分布は、次のとおりです。

| 月間の稼働時間 | 割合 |
|---|---|
| 20時間未満 | 4.0% |
| 20~60時間未満 | 13.8% |
| 60~100時間未満 | 16.0% |
| 100~140時間未満 | 19.2% |
| 140~200時間未満 | 33.7% |
| 200~250時間未満 | 9.2% |
| 250時間以上 | 4.2% |
会社員のフルタイムは週40時間が標準であり、月単位では140〜160時間です。フリーランスで活動する方も140〜200時間未満が最も多い結果が得られています。
ただし、フリーランスの場合は20〜140時間未満で働く方も多く、稼働時間は個人によりばらつきがあります。
案件獲得経路
フリーランスの案件獲得経路は、次のような結果が得られています。
| 案件獲得経路 | 割合 |
|---|---|
| 人脈(知人の紹介を含む) | 72.8% |
| 過去の取引先 | 61.0% |
| SNSやWebでの営業活動 | 33.4% |
| エージェントサービスの利用 | 25.3% |
| クラウドソーシング | 23.3% |
| 求人広告 | 17.8% |
フリーランスで活動する70%以上の方が、知人などから案件を得ています。そのため、フリーランスコミュニティなどに参加して人脈を形成するのが賢明です。
また、案件獲得経路のなかで最も収入が得られるのは、人脈・過去の取引先・エージェントサービスの利用が上位の結果でした。
利用する営業ツール
フリーランスで活動する方は、次のような営業ツールを使っています。
| 営業ツール | 割合 |
|---|---|
| ビジネス用メールアドレス | 62.8% |
| 名刺 | 62.6% |
| SNSアカウント | 49.3% |
| ホームページ | 38.8% |
| ポートフォリオ | 23.8% |
| ビジネス用電話番号 | 22.1% |
| PDFの自己紹介資料 | 21.5% |
ビジネス用メールアドレスや名刺は、60%以上のフリーランスが利用しています。準備するか迷う場合には作るのが賢明です。
ビジネス用のメールアドレスがあれば、過去の取引先などに営業活動ができます。また、名刺があると記録や記憶に残りやすく、印象的です。
他のフリーランスとの差別化をはかるためにも、デザインにこだわるのもいいでしょう。
満足度
フリーランスで働く人のなかには、次のような項目で高い満足度を得ています。
| 満足度の高い項目 | 満足度の低い項目 |
|---|---|
| 全般 就業環境 仕事上の人間関係 達成感・充実感 スキル・知識・経験の向上 プライベートとの両立 | 人脈形成 収入 社会的地位 |
フリーランスになると人脈形成が欠かせないものの、思うように人脈が作れないと感じる方もいます。また、フリーランスになり期待する収入が得られない方もいる点を覚えておきましょう。
働き方
フリーランスで働く人の客先常駐とリモートの割合は次のとおりです。

| 働き方 | 割合 |
|---|---|
| 客先常駐 | 18.7% |
| 客先常駐がメインで一部リモート | 30.7% |
| リモートメインで一部客先出社 | 21.0% |
| リモート | 29.5% |
フリーランスエンジニアは、客先常駐かリモートなのかで比較すると、リモートの割合が多いです。ただし、客先常駐・客先常駐メインとリモート・リモートメインで比べると、ほぼ同じ割合です。
フリーランスエンジニアになるとリモート案件をするイメージが強いものの、約30%に留まることを覚えておきましょう。
案件数
フリーランスエンジニアが受ける案件数は、次のとおりです。

| 案件数 | 割合 |
|---|---|
| 1件 | 21.1% |
| 2件 | 29.3% |
| 3件 | 19.2% |
| 4件 | 5.0% |
| 5件以上 | 12.5% |
| 案件獲得中 | 12.7% |
フリーランスエンジニアの案件数は、2件受けている人が最も多い結果です。フリーランスになると案件を自分で獲得するため、案件獲得先を確保して収入を安定させたいと考える人もいます。
または、スキルを取得して新しい案件を獲得し、実績を積む方もいるのです。無理のない範囲で、自分に適した案件数で仕事をするのが賢明です。
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【口コミあり】現役フリーランスエンジニアの体験談

フリーランスエンジニアの実態を把握したところで、現役の体験談も確認すれば納得感が得られ、独立への判断材料になります。そこで、ここからは現役フリーランスエンジニアの体験談を、口コミを交えて紹介します。
好きな時間に働けないこともある
現役フリーランスエンジニアのなかには、好きな時間に働けないと感じる方もいます。
フリーランスエンジニアになり、リモート案件を獲得しても稼働時間を気にして働かなければならない月もあります。案件により毎日の稼働時間を記録して、月の稼働時間を管理する場合もあるのです。
フリーランスエンジニアが常に好きな時間に働けるとは限らないことを覚えておきましょう。
収入が増えた
現役フリーランスエンジニアのなかには、収入が増えた方もいます。
会社員エンジニアから独立して、収入が大幅にあがる人もいます。口コミのように、会社員として働きつつ、副業でスキルや経験を積むとフリーランスの働き方が自分にあうのかを体験できます。
加えて、副業で稼げる金額をもとに独立すべきかを検討するのも賢明です。
クライアントが成果物に満足するのかが重要である
クライアントが成果物に満足するのかが重要と感じる現役フリーランスエンジニアもいます。
フリーランスエンジニアの場合は、取引先が納品物に満足できるのかが重要です。取引先は納品物を作り上げる過程は、それほど重要視していません。
納品物がミスなく仕上げられているのか、納期に間に合うのかに注目します。そのため、納期までのスケジュールを立て、丁寧な作業を心がけるのが賢明です。
フリーランスエンジニアになることで感じる不安・悩み

フリーランスエンジニアになると、次のような不安や悩みを抱えやすくなります。
- 自己責任のリスクを防げるのか
- 案件を獲得し続けられるのか
- 案件単価を上げられるのか
フリーランスへ独立すれば、トラブルは自己責任になります。万が一、取引先の情報を漏洩させると損害賠償を請求されることもあるのです。
賠償金は数千万〜億単位で請求される可能性もあるため、備えておくと安心できます。
また、フリーランスエンジニアは自分で案件を獲得しなければなりません。かつ、実績やスキルを積めば、高単価案件を獲得したいと感じるでしょう。
フリーランスエンジニアになることで感じる不安や悩みは対処できます。そこで、次の項目でフリーランスエンジニアになる不安や悩みの対処法を紹介します。
フリーランスエンジニアになる不安・悩みの対処法

フリーランスエンジニアの実態や体験談を確認しても、不安や悩みはつきものです。そこで、ここではフリーランスエンジニアになる不安や悩みの対処法を、3つにまとめて紹介します。
保障を充実させるならフリーランス協会へ加入する
フリーランスの保障を充実させるなら、フリーランス協会への加入をおすすめします。フリーランス協会とはフリーランスの方などに福利厚生や保険、所得補償制度を提供する団体です。
具体的には、次のようなサービスを提供しています。
| 提供するサービス | 詳細 |
|---|---|
| 賠償責任保険 | 情報漏洩や著作権侵害などによる賠償のリスクに備えられる |
| 弁護士費用保険 | 報酬未払いといった法的トラブルが生じた場合の弁護士費用を補償する |
| 福利厚生 | レジャーや旅行関連などの優待を受けられる |
| 収入・ケガ・介護の保険(任意加入) | ケガや病気で働けなくなった際の所得を帆保険金として受けとれる |
フリーランス協会は、年会費1万円でサービスが受けられます。万が一に備えると、安心してフリーランスエンジニアで活動しやすくなるのです。
働き続けるならスキルアップをし続ける
フリーランスエンジニアで働き続けるなら、スキルアップが欠かせません。スキルアップをし続けると案件獲得の幅が広がり、フリーランスエンジニアで活躍しやすくなります。
フリーランスエンジニアの場合は、需要のある技術を常にキャッチアップして、関連スキルを習得するのがおすすめです。
近年では、家電や車といった製品にAIを搭載したり、ネットワークに繋ぎ遠隔操作する技術が主流になりつつあります。そのため、機械学習やデータ分析といったAIの関連スキルやネットワークの知識に需要があるのです。
最新技術の動向はフリーランスのセミナーや勉強会などで情報を得られるため、可能な限り参加するといいでしょう。
高単価の案件を獲得したいならフリーランスエージェントを活用する
フリーランスエンジニアが高単価案件を獲得するなら、フリーランスエージェントを活用しましょう。フリーランスエージェントとは、案件の紹介から契約、参画後のサポートまでを一貫して行うサービスです。
個人では参画しづらい仕事も企業と長年取引のあるエージェントからなら、案件に参画できて貴重な経験を積みやすくなります。
加えて、経験豊富なエージェントの担当者が単価交渉を行うため、高単価で案件の契約を行いやすいのです。サービス内容や取り扱う案件などを比較して、自分にあうエージェントを見つけましょう。
フリーランスエンジニアになるならフリーランスのミカタの利用がおすすめ

フリーランスエンジニアになるなら、フリーランスのミカタの利用がおすすめです。フリーランスのミカタには、公開案件と非公開案件があります。とくに、非公開案件の取り扱いが多いエージェントです。
非公開案件にするのは応募の殺到を防止したり、競合他社へ新事業や機密情報の漏洩を避けるために設けられています。
フリーランスのミカタでは、専任のコンサルタントが条件にマッチする案件を数件紹介します。気になる案件がなければ参画時期をずらしたり、稼働時間を変更するといった提案も行うのです。
フリーランスエンジニアに期待する案件を紹介できる環境が整えられているため、ぜひフリーランスのミカタを活用してください。
まとめ
今回は、フリーランスエンジニアの実態を項目別に紹介しました。自由度の高い働き方ができる一方で、自己管理や学ぶ習慣が必要となるフリーランスの働き方。
転向を決める際には一概に会社員と比べてどちらが良いかではなく、どちらの方が自分の理想を実現しやすいか、できるのかという基準で決めると良いでしょう。
この記事があなたのの現状に活路を開く一助となれば幸いです。


