フリーランスエンジニアに独立する5つのリスク!対処法も紹介

独立してみようかなと考え始めたら、フリーランスエンジニアになるリスクを最小限に抑えたいと感じますよね。

そこでリスクを減らすために、

「フリーランスエンジニアになるリスクってどういうものがある?」
「フリーランスエンジニアになるリスクへの対策は?」

という疑問を解決したいと考えているのではないでしょうか。

気持ちが先走り、無計画にフリーランスへ独立していてはあなたが独立する目的も達成できず本末転倒になってしまいますよね。

また、リスクを理解した上でそもそも自分がフリーランスエンジニアに向いているのかも知りたいと思うでしょう。

そこで今回はフリーランスエンジニアの5大リスクについて紹介!合わせてフリーランスエンジニアになるリスクへの対策と向いている人の特徴も解説します。

この記事を読めばフリーランスになる前にリスクの備えができるので、独立後も慌てることなくお仕事や生活を送ることができますよ。

ぜひ本記事を参考にして下さいね。

フリーランスエンジニアの5大リスク

フリーランスエンジニアのリスクをしっかり押さえれば独立後も安心してお仕事ができますよね。

「こんなリスクがあったなんて知らなかった…」とならないようにしっかりとお伝えします。

フリーランスエンジニアの5大リスクは以下の通りです。

  • 収入面のリスク
  • 損害賠償のリスク
  • 精神面のリスク
  • 生活面のリスク
  • 健康面のリスク

順に解説していきますね。

収入面のリスク

案件を継続的に獲得できる保証はないため、収入面にリスクがあります。案件を取れなければ報酬も手にできないため収入も得られません。

会社員であれば特に何をすることもなくお仕事が絶えずありますが、フリーランスになると案件が獲得できても継続的なお仕事とは限らず一定期間で業務が終了してしまう可能性があります。

案件が終了してしまったらまた新たな案件を得るための行動を起こさなければなりません。

また案件を獲得できても振込に時間がかかり報酬をすぐに得られないケースもあるんです。なので収入が得られない月もあることを想定して生活する必要があります。

必ずしも会社員のように毎月収入を得られるとは限りませんので、収入がゼロの月もあることを想定しておきましょう。

損害賠償のリスク

クライアントの個人情報や機密情報を漏洩してしまう可能性があるため、損害賠償を請求されるリスクがあります。

フリーランスの場合、会社員と異なり業務で生じたトラブルは自分自身で責任をとらなければなりません。

損害賠償になるケースとして、情報漏洩と納期遅れ、納品物の問題や著作権侵害があげられます。

上記のケースによってクライアントに損害が出た場合、契約の打ち切りだけでなく多額の損害賠償を支払わなければならない可能性もあります。

クライアントに生じた被害によって損害賠償の金額も異なりますが、数百万円から数千万円ほどの損害賠償を請求される場合がありますので、損害賠償の問題から目をそむけてはいけません。

精神面のリスク

フリーランスエンジニアになると案件を一人でこなすことがほとんどになるため、孤独を感じやすく精神面にもリスクがあります。

会社員のように近くに相談できる上司や同僚はいないので業務中に問題が発生しても自身で解決していかなければなりません。

そのため仕事でうまくいかなくなった場合に焦りや不安を感じたり、すぐに相談できる相手がいなければさらに孤独を感じてしまい精神的に追い詰められる可能性もあります。

会社員の時に、周りの方と上手にコミュニケーションを取り業務を進めてきた方は環境が大きく変わることを覚悟しておいてくださいね。

生活面のリスク

フリーランスになると社会的信用が低下してしまうため、新規クレジットカードの発行やローンの審査、賃貸の契約が通りにくくなるという生活面のリスクを抱えています。

独立すると会社員のように安定して収入を得られなくなるため、クレジットカード会社や各銀行も審査が厳しくなります。

そこであなたの必要なタイミングでクレジットカードの発行やお金の借り入れ、引っ越しができない場合もあります。

特にお金の借り入れや引っ越しは生活に直結するところでもありますので、フリーランスになると生活にも支障をきたす可能性もあることを心に留めておきましょう。

健康面のリスク

独立すると働けなくなった場合に収入を保証するものがないため、ケガや病気によって仕事ができなくなるという健康面のリスクもあります。

会社員であればケガや病気で働けない期間があった場合にも有給休暇や傷病手当を利用して収入を得られます。

しかしフリーランスになると福利厚生はありませんので働けなくなった時の収入は無くなってしまいます。

独立をすると働いた分のみが収入となるため、ケガや病気によって働けない状況を作ってしまわないように健康面に配慮しなければなりません。

健康に問題があると仕事に集中できず業務でもミスを起こしかねませんよ。

フリーランスエンジニアになるリスクへの対策5選

上記で解説してきたリスクには「何か対策できることはないの?」と感じていませんか?
もちろんリスクへの対策はありますよ。

フリーランスエンジニアになるリスクへの対策は以下の5選です。

  • エージェントに登録しよう
  • フリーランス協会に加入しよう
  • フリーランスコミュニティに参加しよう
  • 会社員の間に対応しよう
  • 健康チェックや運動不足を解消しよう

順に解説していきますね。

エージェントに登録しよう

案件を獲得し収入が不安定になるリスクを軽減するために、エージェントに登録するという対策があります。

エージェントに登録すれば、あなたの希望する案件をエージェントの担当者が検索し紹介してくれます。

自身で検索したり営業をする時間と労力は必要ないので時間を有効に使えるようになりますよ。

またお仕事で業務継続とならなかった場合でも新たなお仕事を随時紹介してくれるので安心です。

フリーランス専用のエージェントもありますので、あなたに合うエージェントに登録してみてくださいね。

さらにフリーランスエージェントに関してもっと詳細に知りたい方は以下の記事で詳しく紹介していますので、御覧下さい。
【徹底調査】フリーランスエンジニアエージェント12選はこれ!仕事に困らない厳選リスト

フリーランス協会に加入しよう

損害賠償を請求されると膨大な金額になる可能性があるため、フリーランス協会の賠償責任保険に加入しリスクに備える方法がありますよ。

さきほども紹介しましたが、業務でクライアントに損害を与えてしまった場合に多額の損害賠償を請求される可能性があります。

請求金額は簡単に支払える額でないことが多いため、損害責任補償はいざという時に大変助かりますよ。

またフリーランス協会には働けなくなった時も補償してくれる保険もあります。任意加入の保険となりますので自身で加入手続きをして下さいね。

フリーランスエンジニアになると福利厚生はなくなりますが、フリーランス協会に加入しておくことでさまざまな保証をつけることができるため心強くなるでしょう。

フリーランスコミュニティに参加しよう

相談できる同業者を作るためにフリーランスコミュニティに参加し孤独を感じにくくするリスク対策があります。

フリーランスになると一人で業務を行うようになるためすぐに相談できる相手が近くにいなかったり、横のつながりができにくい現状があります。

そこでフリーランスコミュニティに参加すれば、フリーランスエンジニア同士で情報を交換したり、お仕事の相談をできる相手を見つけられますよ。

さらにフリーランスエンジニア同士で良いお付き合いができれば精神面が安定するだけでなく、案件を共有してもらえる可能性もありメリットは大きいです。

フリーランスコミュニティにもさまざまなサイトがありますので、あなたに合うコミュニティに参加してみて下さいね。

会社員の間に対応しよう

クレジットカードやローンの審査、賃貸の契約をしにくいという生活面のリスクへの対応として会社員の間に行動する方法があります。

フリーランスエンジニアになった特に初期は収入も安定しにくいため社会的信用が低くなりがちです。

なので社会的信用が高い会社員の間に新規でクレジットカードを契約したり、お金の借り入れを行っておきましょう。

また心機一転で引っ越しを検討している方も会社員の間に賃貸の契約を済ませておくとスムーズに進むのでおすすめです。

フリーランスエンジニアになったすぐは社会的な信用は低いことを想定して、何事も会社員の間に行動できることは終わらしておくと良いでしょう。

健康チェックや運動不足を解消しよう

ケガや病気などの理由で働けなくなる健康面のリスクに備えて、健康チェックや運動不足を解消する対策があります。

フリーランスエンジニアになるとケガや病気で働けない期間ができてしまうと無収入となってしまいます。

独立すると体が資本となりますので、あなたの健康状態をしっかりと把握する必要がありますよ。そこで年に1度は健康診断を行うことをおすすめします。

何か問題があった場合には早期に治療を開始することで大きな病気につながらなくて済むケースもあるからです。

また運動不足も健康に影響するため、運動を取り入れることも必要です。時間を有効に使い、軽めの運動をする時間を作りましょう。

軽めの運動は運動不足を解消できるだけでなく気分転換にもなりますよ。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴3選

ここまで読み進めてくれたあなたは、フリーランスエンジニアになるリスクとリスクへの備えは理解したけど「どういう人がフリーランスエンジニアに向いているの?」と疑問に思っていませんか?

そこで最後にフリーランスエンジニアに向いている人の特徴を解説していきますね。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴は以下の3選です。

  • 自己管理ができる
  • 責任感を持って仕事ができる
  • コミュニケーション能力に長けている

順に紹介していきますよ。

自己管理ができる

フリーランスエンジニアになると全ての管理を自身で行わなくてはならないため、自己管理ができる人が向いていると言えます。

たとえば、業務をスムーズに進めるためのスケジュール管理や常に高いパフォーマンスで仕事ができるような体調管理をあなた自身で行える人ですよ。

スケジュール管理がしっかりできなければ、納期に遅れてクライアントの信頼を失いかねません。

結果として案件の継続をしてもらえる可能性が低いばかりか契約打ち切りにもつながりますよ。

また睡眠不足や疲労感がいっぱいでは思考力が低下し業務でミスをしてしまうことでクライアントに迷惑をかけてしまう場合もあります。

しっかりと段取りを立ててお仕事を終わらせたり、睡眠や栄養、休息のバランスの取れた生活を送れる方は独立しても問題なくお仕事ができますよ。

責任感を持って仕事ができる

クライアントから信頼を得るために責任感を持って仕事ができる人はフリーランスエンジニアに向いていますよ。

たとえば、納期を確実に守ったり、こまめな連絡をしっかりとできる人はクライアントに信頼されやすい人ですよ。

クライアントから信頼されこれからも一緒にお仕事をして行きたいと思ってもらえることが大切です。すると案件を継続してもらえたり、新たな案件をもらえる可能性もあります。

人からの信頼を得るのは簡単なことではありませんが、約束事を守り、報告・連絡・相談が確実にできる人が信頼されやすい特徴と言えますよ。

コミュニケーション能力に長けている

独立するとうまくコミュニケーションを取らなければならないため、コミュニケーション能力が長けている人はフリーランスエンジニアに向いている人の特徴です。

たとえば、フリーランスになると案件の就業条件や報酬の交渉をすることもあります。

またクライアントが変われば初対面の人ともコミュニケーションをとっていくこともありますよ。

なので、スムーズな交渉ができ初対面の人とも問題なくコミュニケーションが取れる人はクライアントに信頼されやすいですよ。

コミュニケーションがしっかりと取れなければお仕事もうまく進んでいきませんので、コミュニケーション能力が長けていることは大切なんです。

まとめ

今回はフリーランスエンジニアのリスクに関して解説していきました。

フリーランスエンジニアになるリスクは5つあります。5つのリスクを知っていれば独立後のお仕事や生活の仕方が変わってきますよ。

フリーランスエンジニアの5大リスクは以下の通りです。

  • 収入面のリスク
  • 損害賠償のリスク
  • 精神面のリスク
  • 生活面のリスク
  • 健康面のリスク

フリーランスエンジニアになると上記のようなリスクがありますが、リスクに対する対策を行うこともできるんですよ。

リスクへの対策を取れば安心できますよね。ぜひフリーランスエンジニアへの一歩を踏み出してみましょう。