「プログラマーってどんな仕事をするの?」
「プログラマーは複数の種類があるの…?」
「複数ある中でどのプログラマーを目指すべきかわからない…」
上記のような悩みを抱えているのではないでしょうか。
プログラマーには複数の種類があり、それぞれの仕事内容やスキルが異なります。そのため、目指す上で、どのプログラマーになるべきか事前に決めておく必要がありますよね。
しかし、複数の種類のプログラマーを比較しなければ、それぞれの特徴も分からず決めるにも困惑してしまうでしょう。
そこで今回は、7つのプログラマーの種類について紹介!各プログラマーの特徴を比較できるよう、年収・言語・スキルも解説していきます。
具体的な内容としては、
を項目ごとにわかりやすく解説していきますね。
最後まで本記事を読んだ人はプログラマーについて理解でき、自分の挑戦したい仕事が見つかるでしょう。
プログラマーとは?
プログラマーって「どのような仕事をするのだろうと…」と疑問に感じている方もいるでしょう。
プログラマーはプログラミング言語を使い、ソフトウェアやシステムの開発を行う仕事です。
よくシステムエンジニアと混同されますが、行う業務は異なりシステムエンジニアが用意した仕様書に従い、プログラムを作っていくのがプログラマーなんですよ。
開発を行うものによってプログラミング言語が異なるため、各プログラミング言語によって専門のプログラマーが存在します。
専門分野によってどのような業務内容やプログラミング言語、必要なスキルを扱っていくのか次の段落で見ていきましょう。
また、プログラマーの仕事内容やスキルを詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
→ 【初心者必見】プログラマーとは?仕事内容や年収、スキル、将来性も解説
【職種別】プログラマー年収一覧表
プログラマーの種類を解説する前に、職種別プログラマーの年収一覧表を作成させていただきましたので是非参考にしてくだいさいね。
職種 | 平均年収 |
---|---|
Webプログラマー | 約350万円 |
アプリケーションプログラマー | 約380万円 |
ゲーム系プログラマー | 約400万円 |
組み込み系プログラマー | 約660万円 |
通信系プログラマー | 約500万円 |
汎用系システムプログラマー | 約500万円 |
オープン系プログラマー | 約480万 |
7つのプログラマーの中で「組み込み系プログラマー」の平均年収が最も高くなっています。一方、「Webプログラマー」の平均年収が最も低いですね。
プログラマーは業務内容や年収が大きく変わります。なぜなら、職種によって専門の知識や技術が必要になるからです。
自分の目指すプログラマーについて、事前に把握することをおすすめします。
【職種別】7種類のプログラマーを徹底解説
いよいよここからは、7種類のプログラマーについて解説していきますね。
先述したとおり、開発するものや専門分野によって言語が異なるのがプログラマーです。プログラマーに興味がある人は、「どのような種類があるのかな?」と気になるでしょう。
プログラマーには以下の7種類があります。
各プログラマーによって、仕事内容や年収等が異なります。詳しい内容については、項目ごとに解説していきますね。
Webプログラマー
平均年収 | 約350万円 |
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Webプログラマーは、Webサイトのプログラミングや開発を行います。
主な仕事内容は、Webサイト(SNSやションピングサイトなど)のプログラミングやシステムの開発を行うことです。また、仕事内容は以下の3つの種類に分かれていますよ。
- フロントエンド(ユーザー側の部分)
- バックエンド(サーバー側の部分)
- フルスタック(システム開発全般)
フルスタックの担当者はフロントエンドとバックエンドの両方の業務を行うため、ある程度の知識や技術が求められるでしょう。
今後、Webプログラマーの仕事をしたい人は、業務に必要な知識や技術を日々学んでいくことをおすすめします。
Webプログラマーを目指す人はどのような業務を行いたいのか、決めておきましょう。
使用するプログラミング言語
Webプログラマーには、「Java」「PHP」「Python」のプログラミング言語が必要になります。
使用するプログラミング言語は業務によって異なりますが、3つのプログラミング言語を覚えておきましょう。
プログラミング言語を覚える場合、1つずつ習得していくことをおすすめします。
求められるスキル
Webサイト設計の基本である「HTML」「CSS」「JavaScript」の知識が欠かせません。また、「LAMP」の知識やスキルもプログラマーは求められます。
基本の知識や技術が身についていないと、仕事に支障を出てしまうことがあるでしょう。
Webプログラマーを目指す人は、「Web」や「IT」の知識や技術を身につけることをおすすめしますよ。
アプリケーションプログラマー
平均年収 | 約380万円 |
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アプリケーションプログラマーは、アプリケーションのプログラミングや開発を行います。
主な仕事内容は、パソコンやスマートフォンで使うアプリケーションのプログラミングを行い、以下の4種類に分けられていますよ。
- Webアプリ(ブラウザ上で使うアプリ)
- ネイティブアプリ(パソコンやスマートフォンで使うアプリ)
- 業務系アプリ(企業で使用するアプリ)
- ハイブリッドアプリ(ネイティブアプリとWebアプリのメリットを取り入れたアプリ)
アプリケーションプログラマーはアプリの用途によって、担当が変わってきます。そのため、担当するアプリで業務の内容が異なるのです。
自分が取り組みたいアプリがある人は、積極的に挑戦してみましょう。
使用するプログラミング言語
アプリケーションプログラマーは「Java」・「Ruby」・「C」などのさまざまなプログラミング言語が使われますよ。プログラミング言語は1つずつ習得していくと良いでしょう。
デバイスによって、使用されるプログラミング言語が決まります。自分が学んだことがないプログラミング言語は、積極的に学んで習得しましょう。
求められるスキル
アプリケーションプログラマーは、複数のプログラミング言語の習得が求められますよ。1つでも多くのプログラミング言語を覚えていると、多くの仕事を任される可能性が高くなるでしょう。
他にも「ソフトウェア」・「ネットワーク」「データベース」などの幅広い知識が必要になりますよ。業務に必要なスキルは実践しながら、確実に覚えていきましょう。
ゲーム系プログラマー
平均年収 | 約400万円 |
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ゲームプログラマーは、専門的な知識が求められるゲーム制作を行う仕事です。ゲームが好きな人は行いたい仕事ですよね。
開発の種類には、以下のようなものがあります。
- スマートフォンのゲームアプリ、
- コンシューマーゲームスマートフォンのゲームアプリ
- パソコンのオンラインゲーム
ゲーム系プログラマーはデザイナーやクリエイターと協力し、開発を進めていきます。開発を行う時はキャラクターや効果音などのさまざまなことを決めなければ、完成しません。
スタッフ同士が連携を取りながら、業務を進めていく必要があります。そのため、コミュニケーション能力が求められる場面が多いでしょう。
使用するプログラミング言語
ゲーム系プログラマーは「Unity」・「C++」・「JavaScript」などの複数のプログラミング言語を使用します。プログラミング言語は開発を行うものによって、変わってくるのです。
ゲームを開発する場合はどのようなものにするのか、明確にしましょう。自分が開発を行うゲームアプリのプログラミング言語は、早めに覚えることをおすすめしますよ。
求められるスキル
仕事を行う時は、デザイナーやクリエイターと相談していきます。そのため、コミュニケーション能力が必要となるのです。
さらに、複数のプログラミング言語を習得していると開発できるものが増えますよ。業務を円滑に行うため、コミュニケーション能力と複数のプログラミング言語を覚えていきましょう。
組み込み系プログラマー
平均年収 | 約660万円 |
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組み込み系プログラマーは、電子機器や電化製品などを制御するプログラムを開発します。人間が日常生活を行う上で、欠かせない存在ですよね。
プログラマーの中でもニーズが高まっています。理由はIoTの普及が進んでいるからです。組み込み系プログラマーは、今後も需要が高まるプログラマーと言えるでしょう。
使用するプログラミング言語
組み込み系プログラマーは、「C」・「C++」・「Java」などの複数のプログラミング言語を使用します。
仕事では、難度の高いプログラミング言語を使う機会が多いです。そのため、業務を行う前にプログラミング言語を習得することをおすすめします。
求められるスキル
複数のプログラミング言語を習得する必要があります。また、難易度が高いプログラミング言語を使用するため、知識や技術を身につけて理解を深めましょう。
難易度の高いプログラミング言語は、習得に時間がかかります。習得したい人は早めに学習を行いましょう。
通信系プログラマー
平均年収 | 約500万円 |
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通信系プログラマーは、通信に関連するプログラムの開発を行う仕事です。プログラム開発では、ネットワーク機器(ルーターやモデムなど)や通話システム(テレビ会議やIP電話など)を行います。
通信系プログラマーは、通信に特化している専門的な仕事と言えるでしょう。
そのため、通信に関する専門的な知識が必要となります。通信に興味がある人は、学びやすいジャンルでしょう。
使用するプログラミング言語
通信系プログラマーは「Java」・「C」・「C++」などのプログラミング言語が求められます。ネットワークのシステム開発に使用するプログラミング言語を習得しましょう。
通信系プログラマーは、複数のプログラミング言語を習得しなければいけません。効率的に学習できるように、計画的に行いましょう。
求められるスキル
通信系プログラマーは複数のプログラミング言語を身につけるようにしましょう。また、専門の知識や技術を身につけ、物事に柔軟に対応できるようになることが大事です。
通信系プログラミング言語は、新しい変化に対応する力が求められます。業務を行う人は、臨機応変に対応していきましょう。
汎用系システムプログラマー
平均年収 | 約500万円 |
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汎用系システムプログラマーは大型コンピューター(メインフレーム)で、さまざまな情報の処理作業を行うシステムを開発する仕事です。
汎用系システムは膨大な情報を適切に処理を行います。そのため、公的機関や大企業などが導入しているのです。
また、保険会社や金融機関のシステムで導入される機会が多く、汎用系システムは、顧客データベースのシステムに導入されています。
膨大な情報を処理する場合に適していますよ。
使用するプログラミング言語
汎用系システムプログラマーは「COBOL」・「Java」・「FORTAN」などのプログラミング言語が使用されます。プログラミング言語の中で「COBOL」は、事務処理のシステム開発に長けていますよ。
事務処理に長けているプログラミング言語「COBOL」を早めに覚えることをおすすめします。
求められるスキル
汎用系システムプログラマーを目指す人は、複数のプログラミング言語を習得することをおすすめします。
習得するプログラミング言語の中でも「COBOL」を、正確に覚えておきましょう。また、他のプログラミング言語も業務で必要になるため、習得しましょうね。
オープン系プログラマー
平均年収 | 約480万円 |
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オープン系プログラマーは、ネットワーク内の複数のコンピューターが接続できるシステムを構築する仕事です。
業務内容は顧客の情報を管理するデータベースや病院・クリニックのデータベースなどの開発を行います。
また、病院やクリニックで使われるデータベースの開発も可能です。患者の情報を素早く確認できるようなデータベースを開発します。
オープン系プログラマーは、病院やクリニックのデータベースの開発に向いています。
使用するプログラミング言語
オープン系プログラマーは、「Java」・「C#」・「PHP」などのプログラミング言語を使用します。
他にも「C+」・「Ruby」・「Python」のプログラミング言語を使用して、システムの構築が行われますよ。
オープン系プログラマーは複数のプログラミング言語を習得する必要があるため、計画的に習得しましょう。
求められるスキル
オープン系プログラマーは、多くのプログラミング言語を習得する必要があります。さまざまなプログラミング言語を使用するため、一つでも多くの言語を覚えておくことをおすすめしますよ。
プログラミング言語を習得する場合、プログラミングスクールを活用してみましょう。
プログラマーに将来性はある?
プログラマーには「将来性があるのか?」と疑問に感じますよね。
結論から言うと、IT系の仕事は今後も需要が高く、将来性があります。また、プログラマーの仕事も増える見込みがあるでしょう。
なぜなら、ITの発展と慢性的な人材不足が影響しているからです。現代社会でITは発展し続けていて、今後も新たなものが開発されるでしょう。
そのため、能力を高めることでキャリアアップも可能でシステムエンジニアやプロジェクトのリーダーといった管理する立場を目指せますよ。
IT化が加速する現代社会では、プログラマーの需要が高まっていくでしょう。
迷った時にプログラマーを選ぶ基準は?
プログラマーを目指している人は、「どの種類を選べば良いのか…」と疑問に感じますよね。
迷っている人は、自分が携わりたい開発からプログラマーの種類を選びましょう。自分に興味があるジャンル場合は積極的に業務に携わり、知識や技術を身につけようとします。
例えば、ゲームに興味がある人はゲーム系プログラマーを選ぶことで、高い意識をもちながら業務を行えるでしょう。
自分が興味を持っているジャンルや新たに学びたいジャンルがある人は、積極的に挑戦することをおすすめしますよ。
まとめ
今回は、プログラマーの種類やそれぞれの年収・言語・スキルについて解説しました。各プログラマーの仕事内容・言語・スキルを比較した結果、以下の3つの点がわかったことです。
- 組み込み系プログラマーが平均年収が最も高い
- 各プログラマーで仕事内容・言語が異なる
- プログラマーは将来性がある
上記3つの点を把握した上で、自分が目指すプログラマーを決めましょう。この記事であなた合ったプログラマーが見つかるきっかけになれば幸いです。