「未経験でもフリーランスライターになれるの?」
「フリーランスライターになりたいけど、確定申告が不安…」
この記事を訪れたあなたは、このような疑問を持っているのではないでしょうか?
フリーランスになれば、会社の人間関係から解放され、在宅ワークで好きな時間に働くことが可能です。
文章を書くのが好きな人にとって、フリーランスライターは夢のような職業ですよね。
とはいえ、未経験でいきなりフリーランスライターになるのはハードルが高く思えるかもしれません。
仮にフリーランスライターになれたとしても、仕事を継続的に任せてもらえるのか、社会保険はどうなるのか、確定申告は知識がなくてもできるのか、など不安は尽きないでしょう。
不安を抱えたままでは、フリーランスになるための一歩も踏み出しにくいはず。
そこで今回は、未経験からフリーランスライターになる方法を解説した上で、フリーランスライターのメリットとデメリットをご紹介します。
デメリットの解決方法もお伝えしますので、フリーランスライターの実情を知った上で不安を解消できるはずです。
フリーランスライターに関する疑問や不安を解消し、理想の働き方を手に入れましょう。
それでは、参ります。
未経験でもフリーランスライターになれるって本当?
実は未経験でもフリーランスライターになること自体は簡単です。
フリーランスライターに『なるまで』よりも『なってから』の方が大変だと言えるでしょう。
未経験からフリーランスライターになるために必要なクラウドソーシングに関する知識をお伝えします。
加えて、フリーランスライターになってから苦労する理由についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
クラウドソーシングを利用しよう
未経験者がフリーランスライターになるにあたって、まず利用をおすすめしたいのが、クラウドソーシングサイトです。
クラウドソーシングは、インターネット上で発注者と受注者を繋げるサービスで、サイト内で記事を書きたいライターが記事を書いてほしい発注者と契約を結べるようになっています。
クラウドソーシングサイトで募集されているのは、ブログ記事の執筆依頼などの案件が多く、専門的な知識を必要としないため、未経験でも気軽に始めることが可能です。
案件を受注して文章を書くことでお金を稼ぐという意味では、クラウドソーシングを利用すれば未経験でもすぐにフリーランスライターになれます。
大変なのはフリーランスになってから
クラウドソーシングを利用すれば、未経験でも案件を受注できるとお伝えしましたが、問題なのは稼げる金額です。
クラウドソーシングの文字単価は0.1~0.9円程度の低単価であることが多く、未経験でいきなり稼げる金額は月2~3万円ほどだと覚悟した方が良いでしょう。
ライティングスキルをアップしたり、クラウドソーシング以外の場でも案件を探すなど、稼ぎを増やすためにはそれなりの努力が必要です。
ライター業だけで生計を立てることを目標とするのであれば、未経験からフリーランスライターになるのは、「可能だが、努力が必要」という結論になるでしょう。
フリーランスライターのメリットとデメリットを知ろう
フリーランスライターとして生計を立てられるようになるまでが大変なのはもちろんですが、フリーランスという働き方をする場合、社会保険の加入や確定申告など、自分で処理しなければならない事務も多くなります。
一方で、好きな場所で好きな時間に働けるといった、フリーランスならではの苦労を考慮しても余りあるほどのメリットがあるのも事実です。
フリーランスライターのメリットとデメリットを把握し、フリーランスライターへの理解を深めましょう。
フリーランスライターのメリットは?
フリーランスライターのメリットを以下の5つに整理してご紹介します。
- 時間の使い方が自由自在
- 在宅で稼ぐことが可能
- 自分で仕事を選べる
- 収入アップに上限がない
- 人間関係に悩まない
現役ライターの口コミと合わせて、1つずつ解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
時間の使い方が自由自在
始業時間や定時のある会社員とは異なり、働く時間も休む時間も自分で決められるのがフリーランスライターの大きなメリットです。
好きな時間に起きて、夜に作業することも可能なので、特に朝が弱い人にはぴったりかもしれません。
在宅で稼ぐことが可能
フリーランスライターは、インターネット上のやり取りで受注から納品まで完了できるため、在宅ワークが可能です。
夫の転勤や子どもの体調不良にも柔軟に対応できるため、主婦のライターにとって大きなメリットだと言えるでしょう。
満員電車での通勤から解放されるほか、パソコンさえあれば外出先でも作業できるのが嬉しいですね。
人間関係に悩まない
フリーランスでも発注者と良好な人間関係を築くことは必要ですが、会社などの組織のなかで築く人間関係ではなく、発注者とライターの一対一の関係性が多いのが特徴です。
そのため、集団生活のなかで生じやすい陰口や中傷を受けることがなく、安心して働けます。
インターネット上でのやり取りが基本となるため、顔を合わせたコミュニケーションが苦手な人にとっては、かなりストレスを軽減できるでしょう。
自分で仕事を選べる
フリーランスライターは組織に属していないので、自分の裁量で仕事を選べます。
報酬が安いと感じたり、執筆ルールが細かすぎて合わないと感じたりした場合は契約を解除して、別の発注者を探し、新しい仕事を始めることが可能です。
執筆のテーマについても、興味のある分野を選べば、楽しみながら働けるでしょう。
収入アップに上限がない
会社員の場合は固定給となっていて、大幅な昇給が見込めないことが多いですよね。
フリーランスライターの場合は、高い案件を受注したり、執筆スピードが速くなれば、収入アップに直結します。
自分で勝ち取った収入アップは、モチベーションや仕事をする喜びに繋がるでしょう。
フリーランスライターにはデメリットも多い
メリットの多いフリーランスライターですが、残念ながらデメリットも多くあります。デメリットを以下の5つに整理してご紹介します。
- 仕事をとるのに労力がかかる
- すぐには単価が上がらない
- 体調不良になると収入ゼロ
- 社会保険料は全額負担
- 確定申告の手続きが煩雑
現役ライターの口コミと合わせて、1つずつ解説していきます。フリーランスライターの実情を知った上で慎重に検討しましょう。
仕事をとるのに労力がかかる
フリーランスの場合、仕事は自分で探さなければならず、仕事を探すだけで時間と労力がかかります。
案件を受注するまでの行程には給料が発生しないのがフリーランスのつらいところでしょう。
時給の出るアルバイトが羨ましくなるかもしれません。
時間と労力がかかりますが、高単価など良い条件の案件に乗り換えていかなければ収入もアップしないため、葛藤しながら案件探しをしているライターも多いはずです。
すぐには単価が上がらない
スキルや稼働時間によって収入をアップしていけるのがフリーランスライターの強みですが、一方でそれほど簡単には収入が上がらないというデメリットがあります。
文章を書くこと自体は基本的に誰でもできるので、SEOスキルやコピーライティングスキルなどを身につけたり、専門分野を持ったりして、周りと差をつけることが必要です。
ライター業だけで生計を立てられるレベルになるまでには、それなりの時間がかかることを覚悟しておきましょう。
体調不良になると収入ゼロ
フリーランスには、会社員のような有給休暇や傷病手当金などはありません。
体調を崩して働けなくなった場合は何の保障もなく収入がゼロになってしまいます。
記事をどれだけ納品するかが収入に直結するため、体調不良で思うように執筆が進まなかった場合は、減った記事数の分だけ収入が減るのが現実です。
社会保険料は全額負担
会社員の場合は、勤務先の社会保険に加入することで、社会保険料の半分を会社が負担してくれます。
フリーランスのみで働く場合は、勤務先がありませんので、国民健康保険と国民年金に加入することになり、社会保険料は個人の全額負担です。
特にライター業の収入が安定していない初期には、社会保険料が重くのしかかることになりますので、注意しましょう。
確定申告の手続きが煩雑
会社員なら勤務先の年末調整だけで終わることが多い税金事務ですが、フリーランスの場合は自分で確定申告する必要があります。
1年間の収支を正確に記録しておく必要があるほか、経費のレシートや領収書、請求書などの書類を保管しなければなりません。
青色申告特別控除を受けるためには複式簿記による記帳が必要で、かなり煩雑な事務となるため、確定申告に頭を抱えているフリーランスライターは多いでしょう。
フリーランスライターのデメリットを解決する方法
フリーランスライターのデメリットを知り、不安になった方もいらっしゃるかもしれませんね。デメリットを解決する方法を以下の5つに整理してご紹介します。
- 仕事探しを日課にしよう
- 長期的な視点でスキルアップ
- 体調不良に備えて貯金を
- アルバイトとの掛け合わせ
- 確定申告はソフトを活用
1つずつ解説しますので、ぜひ参考にしてください。
仕事探しを日課にしよう
仕事探しに時間をかけすぎると、記事を執筆するための時間が削られ、収入が減ってしまいますよね。
仕事探しを日課にして、毎日ほんの少しの時間だけ仕事探しに充てるのがおすすめです。
一日で仕事を探そうと思うと、長時間かけて多くの案件に目を通すことになりますので、毎日確認することで分散しましょう。
お気に入りのサイトを登録しておき、昨日にはなかった新着の案件が出ているかを確認する習慣を身につければ、効率的に仕事探しができます。
長期的な視点でスキルアップ
ライターの単価はすぐには上がりませんので、長期的な視点をもつことが大切です。
単純に作業量を増やせば収入は上がりますが、低い単価のまま身体を酷使し続けることになってしまいますので、長期的にはスキルアップを目指すべきでしょう。
スキルアップには、本やサイト、動画などを活用して独学で学んだり、ライティング講座を受講したりするなど、さまざまな方法があります。
会社勤めの方は、会社で働きながらライティングスキルを磨き、ある程度のスキルが身についてからフリーランスとして独立するのも良いかもしれません。
体調不良に備えて貯金を
フリーランスライターには、体調不良で記事が執筆できなくなると、収入がゼロになってしまうというリスクがあります。
万が一、体調を崩しても安心して休めるよう、フリーランスとして独立する前から貯金しておくことが大切です。
最低限の貯金を確保した上で、健康的な生活を心がけましょう。
アルバイトとの掛け合わせ
フリーランスライターとして国民健康保険と国民年金に加入した場合、社会保険料が全額負担になってしまいますが、アルバイトと掛け合わせるという方法もあります。
労働時間および労働日数が正社員の4分の3以上という条件をはじめ、いくつか条件がありますが、アルバイト先の社会保険に加入することが可能です。
アルバイト先の社会保険に加入すれば、アルバイト先が社会保険料の半分を負担してくれますので、個人負担分が少なくなります。
アルバイト先の社会保険に加入しながら、フリーランスライターとして働くというのも一つの方法です。
ライターのアルバイト募集もありますよ。
また、家族の扶養に入れば、社会保険料はかかりませんので、扶養内で働くことも検討すると良いでしょう。
確定申告はソフトを活用
確定申告の知識が少なく、不安な場合は、有料会計ソフトを活用するのがおすすめです。
専門的な知識がなくても、ソフトの案内に従って入力すれば確定申告の書類が出来上がるため、多くのフラーランスライターが有料会計ソフトを活用しています。
「弥生会計オンライン」や「freee」などの会計ソフトが有名です。
まとめ
今回は、未経験からフリーランスライターになる方法を解説した上で、フリーランスライターのメリットとデメリット、デメリットの解決方法をご紹介しました。ご紹介した内容を以下にまとめます。
- 時間の使い方が自由自在
- 在宅で稼ぐことが可能
- 人間関係に悩まない
- 自分で仕事を選べる
- 収入アップに上限がない
- 仕事をとるのに労力がかかる
- すぐには単価が上がらない
- 体調不良になると収入ゼロ
- 社会保険料は全額負担
- 確定申告の手続きが煩雑
デメリットの解決方法
- 仕事探しを日課にしよう
- 長期的な視点でスキルアップ
- 体調不良に備えて貯金を
- アルバイトとの掛け合わせ
- 確定申告はソフトを活用
フリーランスライターになると、時間の使い方や勤務場所、仕事内容、人間関係などの自由度が増し、自分らしい働き方ができます。
一方で、収入や社会保険、確定申告、体調管理などすべてが自己責任となる働き方です。
自分の力で人生を切り開いていきたい人にとっては、魅力的な職業だと言えるでしょう。この記事があなたの新しい人生への第一歩に繋がれば幸いです。
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