「ライターに興味があるけど、私って向いているのかな?」
「ライターに向いている人と向いていない人を知りたい」
「ライターに向いていたとして、何をしたらいいのかな?」
この記事を訪れたあなたは、このような疑問を持っているのではないでしょうか?
ライターになってから、自分には向いていなかったとがっかりするのは嫌ですよね。ライターになる前から、自分が向いているのかどうかを理解しておくことがとても大切です。
自分の性格が、ライターに向いている人の特徴と一致すれば自信になりますし、一致しなくても、向いている人の特徴を知ることで目指すべき方向が見えます。
そこで今回は、ライターに向いている人と向いていない人それぞれの7つの特徴を徹底解説。ライターに必要な6つのスキルや口コミ、仕事の流れについても紹介します。
自分が向いているかどうかを把握した上で、ライターの道を検討するのがおすすめです。仮に向いていないとしても、ライターに必要な6つのスキルを身に付ければ、苦手な部分もカバーできますので、ぜひ参考にしてください。
それでは参ります。
ライターに向いてる人の7つの特徴とは
ライターに向いている人の7つの特徴を紹介していきます。
ただし、あくまでもひとつの見解ですので、向いている人の特徴に当てはまっていないからといって、ライターになれないわけではありません。向いていない人がライターになる方法についても後ほど解説します。
まずは向いている人の特徴を知り、自分がどれくらい当てはまっているのかを確認しましょう。向いている人の7つの特徴は以下のとおりです。
- 文章を書くのが好き
- 一人での作業が苦痛でない
- スケジュール管理ができる
- 知的好奇心が強い
- 地道な努力ができる
- 指摘を素直に受け入れられる
- 人の立場に立って考えられる
向いている人の特徴を知ることで、ライターの仕事内容や求められるスキルについても理解が深まるでしょう。
文章を書くのが好き
ライターは一日の大半を文章の執筆に充てることになりますので、文章を書くのが好きでないとかなり苦痛です。
文字単価や記事単価での契約が多く、ライターは書けば書くほど収入になる仕事です。早いスピードで多くの執筆をこなしていく必要があります。
初心者のうちは低単価の案件が多く、文章を書くのが苦痛な人は、収入が割に合わないと感じて挫折してしまうパターンが多いようです。
文章を書くのが好きで、書くこと自体を楽しめればモチベーションを保ちやすいでしょう。
一人での作業が苦痛でない
ライターの仕事は一人での作業が多いため、一人での作業を苦痛に感じるかどうかはとても重要なポイントです。
特に在宅ワークで仕事する場合は、人と話す機会がなく孤独感に悩まされる人も多いようです。孤独感に強く、一人で黙々と集中して作業するのが好きな人に向いているでしょう。
またデスクワークなので、長時間座っていることが苦痛でないという特徴も強みになります。身体を動かすことが好きな人にとっては、ライターの仕事は窮屈に感じるかもしれませんが、あまり動きたくない人にはぴったりな仕事です。
スケジュール管理ができる
ライターの仕事では、納期を守れるかどうかがクライアントの信頼に繋がります。したがって、スケジュール管理能力はマストで必要です。複数の案件を抱えることも多く、案件によって納期が異なるので個別に管理しなくてはなりません。
自分がどれくらいの時間で何文字程度の文章を書けるのかを理解しておく必要もあります。自分の執筆スピードを見誤ると、間に合うと思っていた記事が間に合わなくなるといった事態に陥るリスクもあるでしょう。
また、案件を受注しすぎると、キャパオーバーになって納期を守れなくなるので、受注する案件の量もコントロールする必要があります。
知的好奇心が強い
文章を書くためには執筆するテーマについて調べ、文章の内容となる材料を集める必要があります。
知的好奇心が強いと、テーマについて調べる際に積極的な姿勢で臨めるでしょう。ライター自身が‟知りたい”という思いをもって調べた内容は、読者にとっても欲しい内容であったり、楽しめる内容になるはずです。
また、調べものが好きではないという人にとっては、文章を執筆する前の調査はかなり面倒な作業になります。ライターには調査の作業も必要不可欠なため、調査を楽しめる知的好奇心をもった人がライターに向いていると言えるでしょう。
地道な努力ができる
ライターの仕事は、日本語の使い方や改行の仕方など、細かいところまで気を配らなくてはなりません。細かい修正が入る場合もあるので、根気よく地味で細かい作業をこなせる人に向いているでしょう。
また、ライティングスキルを伸ばすためには、どうすればよりニーズに応えられる文章になるかを分析して改善していく必要があります。Webライターの場合は、どうすればアクセスを集められるかという分析も必要です。
分析と改善を繰り返す地道な努力ができる人は、スキルを伸ばし続け、ライターとして活躍していけるでしょう。
指摘を素直に受け入れられる
クライアントから修正依頼が入ったときに、指摘を素直に受け入れられないライターは扱いづらく、クライアントから敬遠されます。
クライアントから依頼を受けて文章を執筆する場合は、クライアントの要望に応えることが最終目的です。自分のもっているこだわりに固執せず、指摘を素直に受け入れる姿勢がライターには必要となります。
意見を求められたときには主張できるよう、自分の意見も持ちつつ、相手の指摘を素直に受け入れることで、自身のスキルを伸ばすことも可能です。
人の立場に立って考えられる
文章は読み手の立場に立って考えながら執筆する必要があります。読みやすい文章になっているかどうかを常に意識しましょう。また、記事のテーマを企画する場合にも、人の立場に立って考える力が必要となります。
人々が抱えている悩みや疑問、不安を想像できるかどうかが重要です。悩みや疑問、不安を解消できる記事を企画すれば、多くの人々に必要とされる記事を作れますし、ライターの楽しさに繋がります。
ライターに向いてない人の7つの特徴とは
ライターに向いている人の特徴を知り、当てはまって自信になった方もいれば、当てはまらずにがっかりした方もいるでしょう。当てはまらない部分が多かった場合は、自分には向いていないのではないかという疑念が湧いてきますよね。
そこで、ライターに向いていない人がもつ7つの特徴についても紹介していきます。向いていないとしても、どういった部分が不向きなのか、なぜその特徴がライターに適さないのかを知れば、改善策を考えることが可能です。
ライターに向いていない人の7つの特徴は以下のとおりです。
- 文章を書くのが苦痛
- 孤独を感じやすい
- デスクワークが苦手
- 大雑把で考えるのが苦手
- クライアントに誠実に向き合えない
- 稼ぐことだけを目的にしている
- 向上心がない
自分に当てはまってしまった場合は、ライターになったときに課題に感じる可能性が高いので、克服できそうな内容なのかを検討しておきましょう。
文章を書くのが苦痛
記事の執筆には納期があるため、「〇日間で〇記事」といったノルマを背負って文章を書きます。また、記事のテーマはクライアントから指定される場合が多いため、興味のないテーマについて書かなければならない場合もあります。
文章を書くこと自体が苦痛であるうえ、納期に急かされながら興味のないテーマについて書くとなると、かなり苦しくなるでしょう。ライターを目指すのであれば、まずは文章を書くことを好きになる努力をした方が良いかもしれません。
孤独を感じやすい
ライターは一人作業が多いので、孤独を感じやすい人には不向きだと言えます。
特にフリーランスの場合は、職場の人間関係がないため、困ったときに頼ったり、アドバイスをくれる上司や同僚がいません。一人で悩んで孤独に陥ってしまうケースもあるようです。
一人で挑戦することを楽しめれば良いのですが、孤独を感じやすい場合は、ライター養成講座に通ったり、サークルなどのコミュニティに参加して、ライター仲間をつくることをおすすめします。
デスクワークが苦手
ライターは取材を除けばほとんどがデスクワークです。首の痛みや肩こりに悩まされることも多い職種なので、デスクワークが苦手な人にとっては過酷な仕事となるでしょう。
また、パソコンの作業自体が苦手だという人も苦労するかもしれません。修正や提出のしやすさなどから、パソコンで文章を執筆するのが一般的です。タイピングが苦手だと、執筆スピードにも影響してしまいます。
大雑把で考えるのが苦手
ライターは言葉の細部にまで目を光らせ、常に読みやすさや分かりやすさを意識して文章を執筆する必要があるため、大雑把な人には向いていません。
取材相手がいる場合は取材相手の思いを忠実に再現しなければならず、特に慎重な言葉選びが求められます。誤解を生まない表現を意識することが必要です。
また、より良い文章にするためには分析と改善を繰り返す必要があります。考えるのが苦手な人は文章のクオリティを高めていくことが難しくなるでしょう。
クライアントに誠実に向き合えない
ライターはクライアントからの依頼がなければ、仕事が発生しません。そのため、クライアントに誠実に向き合い、良好な関係を築くことが大切です。
在宅ワークの場合はネット上でのやりとりで完結する場合も多いため、丁寧なコミュニケーションが求められます。また、納期を守れなければ迷惑がかかってしまうため、納期を守るという意識も大切です。
納期が守れなかったり、コミュニケーションに礼儀がなかったりと、クライアントに誠実に向き合えないライターは信用されず、継続して契約をもらうのは難しくなるでしょう。
稼ぐことだけを目的にしている
ライターは、コピーライターとして多くの商品を売り上げたり、ブロガーとして大成功すれば、大きな収入を得られます。
しかし、すぐに稼げるライターになれるわけではなく、コツコツと実績を積みながらスキルを上げていく地道な努力が必要です。稼げるライターになるには、かなりの時間を要しますので、稼ぐことだけが目的だと挫折する可能性が高いでしょう。
文章を書くこと自体が好きであったり、自分の文章で何か伝えたいことがあるなど、書くこと自体にモチベーションがないと苦しいかもしれません。
向上心がない
ライター業だけで生活したいのであれば、多くの仕事を任せてもらえるようになる必要があります。そのためには、ライターとしての実績とスキルを伸ばしていかなければなりません。
向上心がなく、自分の執筆した文章を振り返って改善したり、ライティングに関する知識を得たりしようとしない人は、スキルアップが難しいでしょう。スキルが必要な仕事だからこそ、スキルを伸ばしていくための向上心が必要です。
ライターに必要なスキル6つ
ライターに向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ7つお伝えしましたが、向いていない人の特徴に当てはまったからといって、ライターへの道を諦める必要はありません。
これから紹介するライターに必要なスキル6つを身につけて、ライターに向いている人材になりましょう。
ライターに必要なスキル6つは以下のとおりです。
- 文章力
- コンピュータ・リテラシー
- スケジュール管理能力
- 分析力
- リサーチ力
- コミュニケーション能力
それぞれのスキルの内容や、必要とされる理由について理解しておきましょう。
文章力
文章力の向上は全てのライターにとって永遠の課題だと言えるでしょう。文章力を身につけるためには、知識の獲得・実践する・分析と改善を繰り返す、という3つの方法があります。
知識の獲得は、ライティングに関する書籍やウェブサイトを参考にするほか、「文章読解・作成能力検定」などの資格を目指したり、ライティング講座を受講したりして身につけることが可能です。実践については、案件を受注しながら、たくさんの文章を書いていきましょう。
数をこなせば執筆スピードも上がっていきます。文章を書いたら、読み返して改善点を探りましょう。書きっぱなしではなく、自分で分析するほか、クライアントからの修正依頼をアドバイスとして受け止めることが大切です。
コンピュータ・リテラシー
ライターはパソコンを使って文章を執筆するのが一般的であるほか、契約から納品まで全てパソコンで完結する場合が多くあります。そのため、コンピュータ・リテラシーが必要です。
記事の内容を充実させるため、記事のテーマについて調べるのも仕事内容に含まれるため、インターネットによる検索能力も大きな強みになるでしょう。
また、ライターに向いていない人の特徴である「デスクワークが苦手」に該当してしまった場合は、パソコンへの苦手意識が原因になっていることがあります。コンピューター・リテラシーを身につけるれば克服できるかもしれません。
スケジュール管理能力
スケジュール管理能力は納期を守るために必須のスキルです。スケジュール管理が苦手な場合も、手帳やスケジュール管理のアプリなどを利用して、スケジュール管理を習慣化しましょう。
納期を記入するだけでなく、いつまでに記事の構成を考えるか等、納期に間に合わせるための行動計画を立てれば、スケジュールを守れるようになるはずです。
分析力
ライターには、より良い記事にするために自分の書いた文章を分析するのはもちろん、どのような記事が世間に求められているかを分析する力も必要となります。
SEOのスキルを駆使して文章を執筆するSEOライターの場合は、特に分析力が必要なので、原因や理由を考えたり、改善方法を考えるクセをつけましょう。
リサーチ力
文章を執筆する前に、書くテーマについてリサーチする必要があります。リサーチがしっかりとできるかどうかによって、文章の内容の充実度が左右されると言えるでしょう。
インターネットでの検索能力や、文献調査、インタビューなどのスキルをすべて含めてリサーチ力と表現します。普段から知りたいと思ったことや疑問に思ったことについて調べるようにしておくと良いかもしれません。
調べることによって新しい知識を得る楽しさを感じ、リサーチ自体を好きになれば、ライターの仕事の楽しさも増すはずです。
コミュニケーション能力
文章を執筆するときは一人作業が多いですが、クライアントと良好な関係が築けなければ、そもそも仕事を受けられません。
また、クライアントのほかにも、インタビューライターであれば取材相手がいますし、コピーライターであれば企業の社員と一丸となってコピーを考えます。
一人作業に魅力を感じてライターを目指す方も多いと思いますが、コミュニケーション能力が不可欠だと理解しておきましょう。
現役ライターの口コミ
現役ライターは、仕事のどの部分にやりがいを感じたり、大変だと感じているのでしょうか。SNSで見つけた口コミをご紹介します。
口コミを見て、自分に乗り越えられそうな大変さかどうか、魅力的に感じるやりがいがあるかどうかを考え、ライターに向いているかを検討するための参考にしてください。
やりがい
口コミ①「文章を書くのがここまで楽しいと感じたことは今までなかった気がする」
文章を書くこと自体が好きだと、文章を書く楽しさがそのままやりがいになるのかもしれませんね。やはり、文章を書くのが好きであることはライターに向いている人の特徴だと言えそうです。
口コミ②「自分でスケジュールを埋めていくのがすごく楽しい」
スケジュール管理自体を楽しめるライターさんもいるようですね。計画をたてて、仕事をこなしていくという楽しさもあるのかもしれません。
口コミ③「信頼して任せてもらえることが何より嬉しい」
継続依頼があると、クライアントからの信頼が感じられ、嬉しくなるようです。自分の文章が求められるとやりがいが感じられそうですね。
大変なこと
口コミ①「難しいテーマで経験もなくて、1週間くらいかかった。」
文章の執筆を依頼されたテーマが馴染みのないものだと大変そうですね。馴染みにないテーマであるほど、リサーチに苦労しますが、知的好奇心が強いとリサーチも楽しめるかもしれません。
口コミ②「一人作業が時折堪える。」
自分のペースで進められるなど、一人作業はメリットも多いですが、寂しがりやさんにとっては堪えてしまうこともあるようです。
口コミ③「記事単価が安いのが本当にキツイ…。」
楽しさややりがいを感じており、稼ぐことだけを目的にしていないとしても、やはり十分な報酬が得られないのは苦しいですよね。ライターは単価を上げるのにも時間がかかるのが大変な点です。
まずはやってみよう
ライターに向いている人と向いていない人の特徴をお伝えしてきましたが、自分がライターに向いているかどうかを考えるには、ライターの仕事をやってみるのが一番です。
仕事の流れと、一件の記事執筆から挑戦する方法をご紹介します。学生のお小遣い稼ぎや、副業として試してみることも可能です。
仕事の流れ
まずは案件を受注します。クライアントからテーマや文字数を指定されて、指定にあった記事を執筆していくのが一般的です。テーマについてインターネットで検索するなどして知識を深め、構成を練った上で執筆を開始しましょう。
執筆が完了したら、クライアントに提出して確認を依頼します。確認時に、クライアントから修正依頼が入った場合は修正して再提出することが必要です。最終的にクライアントから許可が得られたら、記事を納品して仕事が完了となります。
フリーランスならすぐに始められる
企業に就職せず、フリーランスとして働く場合はクラウドソーシングサービスを利用して案件を受注できます。クラウドソーシングサービスとは、インターネット上で「記事を書いて欲しいクライアント」と「記事を書きたいライター」を繋げるサービスです。
クラウドソーシングサービスを利用すれば、未経験でも1記事から案件を受注できます。学生や主婦をはじめ、副業としてライターを始めたいサラリーマンでも利用可能です。
企業に就職して、正社員のライターになるのは大きな決断ですが、フリーランスで1件だけ記事を書いてみるのは比較的に挑戦しやすいはずです。まずは1件からライターの仕事に挑戦してみることをおすすめします。
まとめ
今回は、ライターに向いている人と向いていない人の特徴や必要なスキル、現役ライターの口コミ、仕事の流れと始め方について紹介しました。
向いている人の特徴に当てはまった方は、ライターになれば強みとして活かせるでしょう。向いていない人の特徴に当てはまってしまった方も、必要なスキルを身につけて苦手をカバーすれば、活躍できるライターになれる可能性は十分にあります。
ライターに必要な6つのスキルを改めて振り返ると、以下のとおりです。
- 文章力
- コンピュータ・リテラシー
- スケジュール管理能力
- 分析力
- リサーチ力
- コミュニケーション能力
ライターを目指すのであれば、自分が向いているかどうかを考えるだけでなく、向いている人になれるよう行動することが大切です。今回紹介した向いている人と向いていない人の特徴を踏まえつつ、ライターに必要なスキルを身につけていきましょう。
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