Go言語特化のフリーランス独立ガイド!年収や案件例も紹介

「Go言語を扱うスキルだけでもフリーランスに独立できるのかな?」
「Go言語を扱うフリーランスってどんな仕事をしているの?」

フリーランスへの独立を検討しているものの、踏み切れない人は多いですよね。

会社員とフリーランスの働き方の違いや独立に必要なスキル、仕事の獲得方法など、フリーランスの詳細を把握しないまま独立すれば「会社員のままでいればよかった…」と後悔しかねません。

そこで、この記事ではGo言語を扱う会社員エンジニアがフリーランスへ独立するメリット・デメリットを、平均年収や働き方なども交えて紹介します。独立を判断するポイントや仕事の獲得方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Go言語のみでもフリーランスへの独立は可能


結論、Go言語を扱うスキルのみでもフリーランスへの独立は可能です。

その理由として、Go言語を扱う業務委託案件は単価が高く、且つ様々な求人サイトに豊富に掲載されているためです。

ITエンジニア向け業務委託案件を豊富に掲載している「レバテック」によれば、Go言語案件の平均単価は他の言語よりも高いと報告されています。


出典:レバテック

また、業務委託案件が掲載されている各求人サイトにも、次のようにGo言語案件が豊富に公開されています。

求人サイト名 案件数
フリーランスのミカタ 35件
フリーランススタート 8340件
レバテック 1800件
フリーランスhub 6485件

上記の理由からも、Go言語を扱うスキルだけでも独立は可能と言えるでしょう。

未経験からの独立には相応の学習時間が必要

ただし、未経験からGo言語を扱うスキルのみで独立するには相応の学習時間が必要です。

Go言語はPythonやPHPなどのスクリプト言語とは異なり、機械が読み込みやすいように作られるコンパイラ言語です。

スクリプト言語は構文に英語が用いられることもあるため、比較的習得が簡単といわれています。しかし、コンパイラ言語は独自の構文を覚える必要があるため、未経験からの習得は相当な労力と時間が必要となるでしょう。

プログラミングスクールを運営する「SAMURAI ENGINEER」によると、プログラミング初心者に必要な学習時間はおよそ1,000時間と言われています。


出典:SAMURAI ENGINEER

Go言語を習得するには、PythonやPHPなどのWeb開発における何かしらの言語を身につけておくことが推奨されています。未経験であれば、PythonやPHPを身につける時間も必要です。

そのため、Go言語の習得には、少なくとも2〜3年は必要となるでしょう。

独立は副業等で実案件に取り組んだ後がベスト

また、Go言語を扱うスキルでフリーランスへの独立は副業などで実案件に取り組んだ後がベストです。

フリーランスへ独立するためには、自身で仕事を獲得したりクライアントと交渉したりといった、会社員時代には必要のなかったスキルが必須となります。

会社員の延長で独立してしまうと、仕事を獲得できずに収入がゼロになってしまう可能性もあります。

また、フリーランスには、スケジュールどおり仕事を進めたり体調管理をしたりといった自己管理も欠かせません。会社員のような補償もないため、働けなくなると収入はなくなると収入もなくなってしまいます。

そのため、独立する前に副業などでフリーランスの働き方を経験しておくことがおすすめです。副業などで実案件に取り組み自身がフリーランスに向いているか判断しておくといいでしょう。

副業などで実案件位取り組み、営業から納品まで問題なく行えればフリーランスがおすすめです。

なお、フリーランスに向いている人の特徴は次にまとめたので、参考にしてください。

フリーランスに向いている人 ・会社員以上に稼ぎたい人
・営業に苦手意識がない人
・自己管理が得意な人
フリーランスに向いていない人 ・収入の高さよりも安定を求める人
・自己管理が苦手な人
・仕事獲得に不安がある人

おさえておきたいGo言語特化型フリーランスの基礎知識


ここからは、次のトピック別にGo言語を扱うフリーランスエンジニアにまつわる基礎知識を紹介します。

会社員との違いを比較しながら紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

平均年収

Go言語を扱うフリーランスエンジニアの平均年収はおよそ980万円です。

レバテック」に掲載されている単価相場によれば、平均単価は82万円となっています。


出典:レバテック

一方で、会社員のGo言語を扱うエンジニアの平均年収は600万円ほどです。「求人ボックス」に掲載されているGo言語を扱う正社員求人の給与も、400万円〜800万円が多くなっています。




出典:求人ボックス

それぞれの平均年収を次の表にまとめました。

職種 平均年収
Go言語を扱うフリーランスエンジニア 980万円(※1)
Go言語を扱う会社員エンジニア 600万円(※2)

※1:レバテック
※2:求人ボックス

会社員は給与が会社によって決められるため、自身で単価を選べません。しかしフリーランスは自身で仕事を獲得するため、自由に単価を決められます。

また、Go言語は比較的難しい言語でもあるため、業務委託案件の平均単価も高くなりやすいです。

主な仕事内容

Go言語を扱うフリーランスエンジニアの主な仕事は、Webサービスの開発です。

Go言語は汎用性の高いプログラミング言語であり、サーバー構築やアプリの開発など様々な場面で利用されます。動画プラットフォーム「Youtube」やグルメサイト「ぐるなび」などにも用いられています。

次の表に、Go言語案件の例をまとめました。

案件名 【Go/週1出社/豊洲】AIを用いたWebシステムの新規開発エンジニア 【Go言語/フルリモート】マーケティングシステムのサーバーサイド開発 【Go/フルリモート】大規模サービスのDBマイグレーション
作業内容 ・AIを用いたWebシステムの新規開発(フロントエンド開発またはバックエンド開発) ・マーケティングを支援するためのシステム開発 ・大規模サービスのDBマイグレーション、クラウド移行業務
・各サービスが利用する決済プラットフォームの安定稼働とユーザーへの快適なサービス提供を目指し、Lift and Shift を計画中
単価 80〜100万円 50〜80万円 60〜100万円

参考:フリーランスのミカタ

Go言語はシンプルで処理速度が速いことで有名であり、機能を追加していくWebサービスの開発に向いています。また、メモリの安全性も高いため、安定したサーバーの開発にも用いられます。

主な仕事場

Go言語を扱うフリーランスエンジニアの主な仕事場は、比較的自由です。次の表に、Go言語を扱うフリーランスエンジニアの仕事場についてまとめました。

案件名 【サーバーサイドエンジニア/リモート】ブロックチェーンゲームの設計〜運用プロジェクト 【Go/Laravel/リモート/汐留出社】LaravelからGoへリプレイスPJ エンジニア
作業内容 ・開発環境の構築(ゲームツール、サーバ構築、テスト環境など)
・運用の負荷軽減に対する効率化、およびアップデートの作業軽減における効率化
・ゲーム開発技術のスキル習得、ノウハウ共有
・自社で運営しているアプリのWEB版の開発
・主にアプリの実装および機能追加
仕事場 リモート リモート併用(週1~2日は汐留オフィスへ出社)

参考:フリーランスのミカタ

Go言語を扱う案件は開発業務が多く、作業内容もコーディングが主な場合が多くなるため、プロジェクトに参画後は比較的リモートで作業を行う場合が多いです。

ただし、リモートで仕事を進められるだけの開発経験やGo言語を用いた開発の知見など、豊富な経験が必要になります。

また、次のような特殊な領域の案件の場合は、クライアントの指定するオフィスへ出社して業務を行うケースもあります。

案件名 【Go/Elixir/Ruby/AWS/新宿】VR空間プラットフォームのバックエンド全般開発
仕事場 新宿
単価 90〜140万円

参考:フリーランスのミカタ

稼働時間

Go言語を扱うフリーランスエンジニアの主な稼働時間は、月140時間以上です。

実際に、求人サイトに掲載されているReact案件も月140時間以上が多くなっています。

案件名 【Go/週1出社/豊洲】AIを用いたWebシステムの新規開発エンジニア 【Go言語/フルリモート】マーケティングシステムのサーバーサイド開発 【Go/フルリモート】大規模サービスのDBマイグレーション
作業内容 ・AIを用いたWebシステムの新規開発(フロントエンド開発またはバックエンド開発) ・マーケティングを支援するためのシステム開発 ・大規模サービスのDBマイグレーション、クラウド移行業務
・各サービスが利用する決済プラットフォームの安定稼働とユーザーへの快適なサービス提供を目指し、Lift and Shift を計画中
稼働時間 140〜180時間 140〜180時間 140〜180時間

参考:フリーランスのミカタ

高単価案件ではプロジェクトへフルコミットするケースが多く、稼働時間も140時間以上となっています。

ただし、次のような開発業務の一旦を担う案件では、週2日から働ける場合もあります。

案件名 【Go】ブロックチェーン/NFT(自社サービス)のバックエンド開発
作業内容 ・ブロックチェーンシステム/NFTシステムのバックエンド開発業務
稼働時間 稼働日数: 週2日〜週5日(副業OK)

参考:フリーランススタート

需要・将来性

Go言語を扱うフリーランスエンジニアの需要・将来性は、今後も高まることが予想されます。

近年、Go言語はWeb開発だけではなく、IoTやドローン技術などの最先端の分野にも利用されています。今後もIoTやドローンを利用した技術が普及していくことが考えられるため、これに伴いGo言語自体の需要も高まっていくでしょう。

また、経済産業省が発表している「IT人材需給に関する調査 調査報告書」によれば、2030年には79万人のIT人材が不足すると言われており、特にブロックチェーンやIoT、クラウドなどの先端IT人材の不足が特に懸念されています。

上記を踏まえると、先端IT分野で利用されることが多いGo言語を扱うフリーランスの需要は、今後も高まっていくと予想されます。

Go言語特化型フリーランスに独立する3つのメリット


ここからは、Reactを扱うエンジニアがフリーランスへ独立するメリットを、3つにまとめて紹介します。

稼げる金額に上限がない

稼げる金額に上限がない点は、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。

会社員の給料は会社で決められた水準で高止まりします。「求人ボックス」によれば、Go言語を扱うエンジニアの最高年収はおよそ1,200万円となっています。


出典:求人ボックス

一方で、フリーランスは自身で自由に仕事を選べるため、請け負う案件の単価も自身で決められます。そのため、フリーランスの収入に上限はありません。

スキルや経験次第では、次のような高単価案件も獲得可能です。

案件名 【Go】【業務委託(準委任)】病院、介護給食業界における開発事業エンジニア
作業内容 ・病院や介護施設で提供される食事献立を自動作成するプロダクトの開発(0→1フェーズで仮説検証を終え、これから商用展開を開始する段階)
・フルスタックエンジニアとして、チームの開発を牽引
単価 180万円

参考:フリーランススタート

月の単価で180万円を獲得できれば、年収換算で2,160万円とかなり高額の収入になります。

また、高単価案件をメインにしつつ、週2日から可能な案件を掛け持ちすれば、さらに収入も挙げられるでしょう。

このように、収入に上限がない点はGo言語を扱うエンジニアがフリーランスへ独立するメリットです。

取り組む仕事の内容が選べる

取り組む仕事の内容が選べる点も、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。

Go言語は汎用性が高く様々な場面で利用されるため、次のようにフリーランス向け案件も幅広い業界で募集されています。

案件名 【Go/週1出社/豊洲】AIを用いたWebシステムの新規開発エンジニア 【Go言語/フルリモート】マーケティングシステムのサーバーサイド開発 【Go/フルリモート】大規模サービスのDBマイグレーション
作業内容 ・AIを用いたWebシステムの新規開発(フロントエンド開発またはバックエンド開発) ・マーケティングを支援するためのシステム開発 ・大規模サービスのDBマイグレーション、クラウド移行業務
・各サービスが利用する決済プラットフォームの安定稼働とユーザーへの快適なサービス提供を目指し、Lift and Shift を計画中
単価 80〜100万円 50〜80万円 60〜100万円

参考:フリーランスのミカタ

上記のように、Go言語案件に多いサーバーサイド開発業務から、Webシステムの開発、クラウド系大規模案件など様々です。

自身の経験から受けられる案件を選んだり、キャリアアップへ繋げるために新しい領域へチャレンジしたりなど、自由に仕事を選べます。

会社員は日々の業務が限られるため、自由に仕事を選べる点はフリーランスへ独立するメリットと言えるでしょう。

働く場所に融通がきく

働く場所に融通がきく点も、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。

Go言語案件は次のように、比較的リモート案件が多く掲載されています。

案件名 【サーバーサイドエンジニア/リモート】ブロックチェーンゲームの設計〜運用プロジェクト 【Go/Laravel/リモート/汐留出社】LaravelからGoへリプレイスPJ エンジニア
作業内容 ・開発環境の構築(ゲームツール、サーバ構築、テスト環境など)
・運用の負荷軽減に対する効率化、およびアップデートの作業軽減における効率化
・ゲーム開発技術のスキル習得、ノウハウ共有
・自社で運営しているアプリのWEB版の開発
・主にアプリの実装および機能追加
仕事場 リモート リモート併用(週1~2日は汐留オフィスへ出社)

参考:フリーランスのミカタ

リモート案件を獲得できれば、自宅やカフェ、シェアオフィスなど自由な場所で業務を行えます。

会社員は指定されたオフィスへ出社して業務を行うため、リフレッシュする機会も少なくなりやすいです。

しかし、フリーランスへ独立すれば、働く場所に融通が効くため、日々の業務にも集中しやすいでしょう。

ただし、リモートワークを導入している企業であれば、会社員でも比較的自由に仕事ができます。

Go言語特化型フリーランスに独立する3つのデメリット


ここからは、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットを、3つにまとめて紹介します。

収入が安定しづらい

収入が安定しづらい点は、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットの1つです。

フリーランスは自身の働きぶりによって収入が決まります。

単価の高い仕事をやり遂げれば収入は高くなりますが、クライアントの求めるけかかを出せなかったり、スケジュール通りに仕事を進められず、契約を切られれば収入は少なくなります。

また、平均単価の高いGo言語案件の中にも、次のように単価が低いケースもあります。

案件名 【大募集!】VRライブプラットフォーム開発に向けたサーバーサイドエンジニア
作業内容 ・サーバサイドの設計、開発、運用
・海外展開に向けての技術調査・検証や設計・開発
単価 16〜21万円

参考:フリーランススタート

上記のような案件しか獲得できなければ、年収は240万円ほどとなり、会社員よりもはるかに低くなってしまいます。

自身の働きぶりによって収入が左右される点は、フリーランスへ独立するデメリットの1つと言えるでしょう。

税金や保険の負担が増える

税金や保険の負担が増える点も、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットの1つです。

フリーランスへ独立すると保険料は全額自身で負担することとなります。会社員は、雇用されている会社と折半のため、負担も少ないです。

さらに、フリーランスは厚生年金を支払ってない分、会社員と同じ年収で比較した際の所得税額が大きくなります。

次の表に、会社員とフリーランスの保険料・税金の違いをまとめました。

年収500万円 会社員 フリーランス
保険料 246,000円(健康保険) 435,900円(国民健康保険)
所得税 137,800円 226,000円
住民税 245,300円 333,500円

参考:個人事業主シミュレーション税金・保険料シミュレーション

上記に加えて、会社員の健康保険には扶養している家族も加入できますが、フリーランスは対象外です。そのため、フリーランスは家族の保険料も全額支払う必要があります。

このように、フリーランスは会社員よりも税金や保険料の負担が大きくなる点がデメリットです。

ただし、フリーランスは経費や控除を活用することで、会社員よりも可処分所得を増やせる可能性があります。

営業・交渉スキルが必要になる

営業や単価交渉が必要になる点も、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットの1つです。

フリーランスへ独立すると自身で仕事を獲得しなければなりません。どれだけスキルや実務経験が豊富でも、仕事を獲得できなければ収入はゼロです。

また、フリーランスは働く条件や単価などの交渉ができなければ、稼働時間に見合わない報酬で業務を発注されてしまう恐れもあります。

会社員は自身で仕事を獲得したり、単価交渉したりといった必要はなく、日々のエンジニア業務に集中すれば安定した収入を得られます。

そのため、フリーランスは営業や交渉スキルは必ず身につけなければいけません。

このような背景もあり、次の「株式会社Miraieが実施したアンケート調査」のように、独立に踏み切れない人も多いです。


出典:株式会社Miraieが実施したアンケート調査

営業や交渉が苦手でも、必ず身につけなければいけないスキルである点は、フリーランスへ独立にあたっての大きなデメリットと言えるでしょう。

Go言語特化型のエンジニアがフリーランス独立を判断するポイント5つ


なかには、独立を判断できない人も多いでしょう。

ここからは、Go言語を扱うフリーランスエンジニアへの独立を判断するポイントを、5つにまとめて紹介します。

なお、独立に向いている・向いていないGo言語を扱うエンジニアの特徴は次の表にまとめています。

フリーランスに向いているGo言語を扱うエンジニアの特徴 ・会社員よりも高い収入を得たい
・営業や交渉に不安がない
・働く場所にこだわらない
・スキルアップを惜しまない
フリーランスに向いていないGo言語を扱うエンジニアの特徴 ・収入の安定がほしい
・エンジニア業務に集中したい
・慣れた環境で働きたい
・できるだけ楽に収入を得たい

独立する目的・目標は明確か

独立する目的・目標が明確かどうかは、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

フリーランスには、日々の働き方を明確にするためにも、仕事獲得方法や稼働時間など計画が欠かせません。目的・目標と働き方の例について次の表にまとめました。

目的 働き方
収入をあげたい 単価の高い案件を獲得に必要なスキルを身につける
好きな場所で自由な時間に働きたい 場所と時間に融通の効く案件を獲得するためのスキルを身につける
会社員時代にはできなかった仕事を請け負いたい 必要なスキルを身につけるために勉強する

例えば、計画を立てずに独立すると、仕事を獲得できず収入がゼロになってしまう恐れがあります。

しかし、独立する目的・目標を明確にしておくと、自身の働き方や必要なスキルが明確になり、独立後も路頭に迷うことは少なくなるでしょう。

さらに、目的・目標によっては副業や転職といった選択も可能です。

例えば、収入アップが目的の場合、現在よりも年収の高い会社へ転職することで達成できます。

自身のエンジニアとしてのキャリアを定めるためにも、独立する目的・目標を独立前に明確化しておくことをおすすめします。

収入の高さと安定性のどちらをとるか

収入の高さと安定性のどちらをとるかも、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

結論、収入の高さを選択するならフリーランス、安定をとるなら会社員がおすすめです。

フリーランスは収入に上限がないものの、自身の働きぶりに左右されるため安定しません。一方で、会社員は毎月安定して収入を得られるものの、上がり幅が限定されていたり、一定の水準で年収は高止まりしたりといったデメリットがあります。

自身が収入の高さと安定のどちらをとるかは、独立を判断する重要なポイントと言えるでしょう。

ただし、自身が稼ぎたい年収によっては選択の幅も広がります。

求人ボックス」によれば、会社員Go言語エンジニアでも平均年収で600万円ほどは達成可能です。

そのため、自身がいくらぐらいの収入を得たいのかを明確に決めておくと、フリーランスへの独立を判断しやすくなるでしょう。

仕事場にこだわりはあるか

仕事場にこだわりはあるかどうかも、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

フリーランスは、在宅やクライアントが指定するオフィスなど、様々な場所で仕事をすることになります。リモート案件であれば好きな場所で働くこともできるでしょう。

一方で、会社員は決められたオフィスで仕事をするため、慣れた環境で業務に就けます。

そのため、自由に働きたい、慣れた環境で働きたいなどのこだわりによって独立するかどうかの判断ができます。

自由な場所で働きたい場合はフリーランス、慣れた環境で働きたい場合は会社員がおすすめです。

ただし、リモートワークを導入している会社で働くという選択肢もあります。

自己管理が得意か不得意か

自己管理が得意か不得意かも、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

フリーランスへ独立するためには、次のような自己管理スキルが必須です。

  • 体調管理
  • スケジュール管理
  • 税金や保険の手続き

自身の働きぶりで収入が決まるため、体調管理やスケジュール管理は収入に直結するスキルです。また、税金や保険の手続きも自身で済ませなければなりません。

そのため、自己管理が不得意な場合は、フリーランスへの独立をおすすめしません。

会社員であれば、体調を崩しても一定の給料が保証され、税金・保険の手続きも必要もないため、ある程度の自己管理ができれば問題ないでしょう。

自身の自己管理能力に問題がないか判断するためにも、会社員のうちに副業でフリーランスの働き方を経験しておくことがおすすめです。

自己管理に問題がなければ、フリーランスへ独立しても問題ありません。

人とのコミュニケーションは得意か不得意か

人とのコミュニケーションが得意か不得意かも、Reactエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

会社員は、慣れたメンバーと仕事をするため高度なコミュニケーションスキルは必要ありません。

しかし、フリーランスはクライアントやともに働くメンバーなど、初対面の人とのコミュニケーションを取る機会が多いです。

そのため、コミュニケーションが上手くとれないと、交渉が難航して仕事を獲得できなかったり、メンバーとの間に齟齬が生まれて仕事を円滑に進められなかったりします。

場合によっては悪い印象を与えてしまうこともあるでしょう。

フリーランスへの独立を検討するのであれば、コミュニケーションが得意かどうかは重要なポイントです。

自発的にコミュニケーションを取れる人であれば、フリーランスでも問題ありません。

Go言語特化型のフリーランス独立に活かせる4つのスキル


ここからは、Go言語を扱うフリーランスエンジニアへの独立に活かせるスキルを、4つにまとめて紹介します。

なお、Go言語エンジニアとしての実務経験や実績などは必須です。ここでは、フリーランスへなる際に活きる、その他のスキルを紹介します。

営業スキル

営業スキルは、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへの独立に活かせるスキルの1つです。

フリーランスが収入を上げるためには仕事を獲得しなければならず、営業スキルが必ず必要です。しかし、独立後は誰もが仕事獲得でつまづき、様々な方法を試みるでしょう。

そのため、独立前に営業スキルの基礎を学んだり、副業を経験して練習したりすることで、独立直後から仕事に困らなくなるでしょう。

営業の際にクライアントとのコミュニケーションがスムーズであれば、印象を良く持ってもらいやすく、信頼獲得にも繋がります。

このように、独立前に営業スキルを身につけておくことは、フリーランスとして大きなアドバンテージです。

フリーランスへの独立を検討している人は、会社員のうちに営業の経験を積んでおくことをおすすめします。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルも、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへの独立に活かせるスキルの1つです。

コミュニケーションは、クライアントとの交渉やともに働くメンバーとの会議など、フリーランスとして働く上で欠かせません。フリーランスにとって大切な信頼関係に直結するスキルとも言えます。

しかし、ビジネスコミュニケーションスキルは、数をこなすことでしか磨くことはできないものの、独立後の営業や交渉の場面で練習することはできません。

そのため、できるだけ会社員のうちに様々な人とのコミュニケーションの機会を経験しておくことで、独立後にフリーランスとしての信頼を得やすくなるでしょう。

特に、初対面の人とのビジネスコミュニケーションの機会を増やしておくことをおすすめします。

マネジメントスキル

マネジメントスキルも、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへの独立に活かせるスキルの1つです。

Go言語は汎用性が高く、様々な領域で活かせる言語でもあります。中には、次のような案件高単価案件も掲載されており、獲得できれば高年収も達成可能です。

案件名 【Go】自社開発サービス/バックエンド開発
単価 120万円
必須スキル ・Go開発経験
・3名以上でのチーム開発経験
必須スキル ・Go開発経験
・3名以上でのチーム開発経験

参考:フリーランススタート

ただし、上記のような案件にはマネジメントスキルが求められる場合が多いです。高単価案件はチーム単位で大きなプロジェクトを進めるケースが多いためです。

こういったことからも、マネジメントスキルはフリーランスとしての収入に直結するスキルと言えます。

マネジメントスキルはチームを持つことでしか経験できず、独立後に練習する機会は少ないです。そのため、高単価案件を獲得したい場合は、会社員時代にマネジメントを経験しておくといいでしょう。

情報収集力

情報収集力も、Go言語を扱うエンジニアがフリーランスへの独立に活かせるスキルの1つです。

Go案件はサーバーやアプリ開発だけでなく、IoTやブロックチェーンなど先端IT技術と言われる分野にも活用されます。

Go言語を扱うフリーランスエンジニアとして需要高く働くためには、先端ITの領域にも精通しておくことで、競合フリーランスとの差別化ができるでしょう。

先端ITの領域にも精通するには情報収集力が欠かせません。最新の情報を仕入れてクライアントへわかりやすく伝えられれば信頼獲得にも繋がりやすいです。

フリーランスとして稼いでいくためにも情報収集力を磨いておくといいでしょう。

Go言語特化型のフリーランスに独立する方法


ここからは、次のトピック別にGo言語を扱うエンジニアがフリーランスへ独立する方法を紹介します。

経験者が独立する方法

Go言語エンジニアとしてすでに働いている場合は、フリーランスに必要な次の手順を踏んでいきます。

  • STEP1:ポートフォリオを作成する
  • STEP2:フリーランスに必要なスキルを身につける
  • STEP3:独立する

ポートフォリオは営業の際に自身の経歴や実績、スキルを伝えるためにも必ず必要です。

Go言語エンジニアの場合は、開発したサーバーやアプリ、システムなどがおすすめです。また、どのような目的で作られたアプリか、制作にあたってどのような部分を意識したのかなどを明確に言語化すると、クライアントにも伝わりやすくなります。

ポートフォリオが作成できれば、フリーランスに必要な次のスキルを身につけたり、手続きを済ませたりします。

  • 営業スキル
  • 自己管理能力
  • 税金や保険の手続き

独立後は仕事を獲得したり、収入を得るために稼働する時間が多くなるため、できるだけ独立前に済ませておくといいでしょう。

税金や保険の手続きが不安な場合は、スポットで税理士などの専門家に相談がおすすめです。また、営業スキルや自己管理能力は、会社員のうちに副業をして経験して把握しておくことをおすすめします。

ここまでの手順を踏み、問題なければ独立します。

未経験から独立する方法

未経験から独立する場合は、Go言語エンジニアに必要な次のスキル・知識を身につける必要があります。

Go言語は、プログラミングスクールである「SAMURAI ENGINEER 」やオンラインITスクールである「DMM WEBCAMP」などで学習して身につけられます。

しかし、Go言語はコンパイラ言語と言われる、比較的習得が難しい言語です。また、PHPのようなサーバー言語を事前に身につけておくことが推奨されています。

そのため、未経験からGo言語を現場で扱えるまで習得するには、相当の時間が必要であることを押さえておきましょう。

Go言語を身につけたら、Go言語エンジニアを募集している企業へ就職し、会社員として現場経験を積みます。

現場経験が少ない場合、未経験でも歓迎の案件に副業で応募するのもお勧めです。

また、会社員のうちに、コーディングのみではなく、要件定義や設計などの上流工程まで経験しておくと独立後に高単価案件を獲得しやすいです。

会社員として仕事に慣れてきたら、副業でフリーランスの働き方を経験した後、独立します。

次の記事では、未経験からフリーランスへ独立するために必要な手順を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスになるには?未経験から独立する5STEP

Go言語特化型のフリーランスが案件獲得する方法5つ


ここからは、Reactを扱うフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法を5つ紹介します。

フリーランス向けエージェントサービスを活用する

Go言語を扱うフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法として、フリーランス向けエージェントサービスの活用も挙げられます。

フリーランス向けエージェントサービスは、営業から契約までを専任のエージェントが代行してくれるという特徴があります。

自身で営業をする必要がないため、仕事獲得に不安がある人にはおすすめのサービスです。

また、エージェントには、税金や保険の手続きや、フリーランスとしてのキャリアについての相談も可能です。経験の浅いフリーランスは登録しておいて損はありません。

特におすすめのフリーランス向けエージェントサービスが、「フリーランスのミカタ」です。

フリーランスのミカタ」は、他のクラウドソーシングやフリーランスエージェントでは非公開となっている求人を含め、約1万5000件の高単価な案件を抱えています。

専任のコンサルタントが一人ひとりに付くため、不安を抱えている独立したてのReactを扱うフリーランスエンジニアでも相談しやすいでしょう。

フリーランスのミカタを活用すれば、営業スキルを磨かずとも中・長期的に獲得できる案件が見つかりますよ。

クラウドソーシングサービスを活用する

Go言語を扱うフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法として、クラウドソーシングサービスの活用が挙げられます。

クラウドソーシングサービスは、フリーランス向けの業務委託案件が掲載されている求人サイトであり、次のようなメリット・デメリットがあります。

メリット ・初心者でも登録できる
・トラブル対応をしてくれる
デメリット ・報酬のマージンがある
・競合が多い

クラウドソーシングは未経験者でも登録可能であり、独立直後の実績のないフリーランスでも利用できます。初心者向けの案件も豊富なため、独立直後のフリーランスでも、自身のスキルレベルや実績にマッチした案件を見つけられるでしょう。

ただし、誰でも登録ができるが故に競合が多く、営業活動の割には契約までつながるケースが少ないと感じるかもしれません。

また、自身の報酬から運営側へのマージンを支払うため、報酬が相場よりも低くなりやすいです。

クラウドソーシングで単価の高い案件を獲得するには、地道に実績を積み上げつつ、ポートフォリオを充実させることが欠かせません。

ただし、Go言語は扱えるエンジニアが比較的少ないため、一度信頼を獲得できれば、次の仕事にも繋がりやすい可能性もあります。

おすすめのクラウドソーシングサービスは「クラウドワークス」です。「クラウドワークス」は日本最大級のクラウドソーシングサービスであり、機械学習エンジニア向けの案件も豊富に掲載されています。

求人サイトを活用する

Go言語を扱うフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法として、求人サイトの活用も挙げられます。

求人サイトもクラウドソーシング同様に、様々なフリーランス向けの業務委託案件が公開されています。

求人サイトの特徴は、長期案件が多いという点です。業務委託で1つのプロジェクトに長期間に携わったり、企業と契約したりといった案件が豊富です。

Go言語案件は大規模プロジェクトが多く、求人サイトに多く掲載されやすいです。Go言語エンジニアには特におすすめの仕事獲得方法とも言えるでしょう。

おすすめの求人サイトは「フリーランススタート」です。案件の単価や働き方、勤務地など様々な条件で求人を検索できるといった特徴があります。

知人・友人から仕事を紹介してもらう

Go言語を扱うフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法として、知人・友人からの紹介も挙げられます。

知人や友人から、Go言語エンジニアを募集している企業を紹介してもらい、仕事を獲得する方法です。

フリーランス白書2023」によると、調査したフリーランスのうちおよそ7割が、仕事獲得に繋がった経路として人脈を上げています。


出典:フリーランス白書2023

また、同アンケートでは人脈による仕事獲得が最も収入が高いという結果も報告されています。人脈を活かせる場合は積極的に利用していくといいでしょう。

ただし、フリーランス経験が浅い場合、契約内容が曖昧になったり、相場よりも安い価格で仕事を発注されたりするケースもあります。

自身で契約や交渉、トラブル対応ができる経験を積んだ人向けと言えます。

企業への直接営業

Go言語を扱うフリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法として、企業への直接営業も挙げられます。

クラウドソーシングやエージェントなどを挟まず、直接企業へ営業をかけて仕事を獲得する方法です。

直接営業はマージンが発生せず、相場以上の価格で仕事を獲得しやすいというメリットがあります。また、直接営業でクライアントの信頼を構築できれば、新しいクライアントを紹介してもらいやすくなる点も大きなメリットです。

しかし、直接営業は実績が充実していなければ案件を獲得できない点が大きなデメリットです。

Go言語を扱えるエンジニアは重宝されやすいため、受け入れてくれるケースもあります。とはいえ、やはり現場での経験が豊富であることに越したことはありません。

実務経験を豊富に積んだ上で直接営業にチャレンジするといいでしょう。

なお、トラブルには自身で対応する必要があるため、経験を積んだフリーランス向きと言えます。

Go言語特化型のフリーランスにまつわるFAQ


最後に、Go言語を扱うフリーランスエンジニアにまつわる質問を2つ紹介します。

フリーランスへの独立は「やめとけ」って噂は本当?

フリーランスは「やめとけ」という噂は本当です。このように噂される理由を、次にまとめました。

  • 収入が不安定だから
  • 営業や交渉、コミュニケーションスキルが必須だから
  • 独立後もスキルアップが欠かせないから

フリーランスは自身の働きぶりによって収入が左右されやすいため、収入が安定しづらいです。継続してスキルアップや実績を残さなければ、会社員よりも低い収入になる恐れもあります。

そのため、収入の高さよりも安定を選びたい人は会社員がおすすめです。

なお、次の記事では「フリーランスはやめとけ」といわれる理由を、経験者の口コミも交えて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスはやめとけと言われる7つの理由!経験者が語る向き不向きとは

独立前に準備しておくべきことはある?

独立前に準備しておくべきこととして、次の3つです。

  • 口座を開設しておく
  • クレジットカードを作成しておく
  • 住宅ローンや借入をしておく

フリーランスは雇用されていなかったり、収入が安定しなかったりといった面で、会社員よりも社会的信用が低い傾向にあります。クレジットカードやローンの審査にとおりづらくなるため、検討している人は独立前に済ませておくといいでしょう。

次の記事では、会社員がフリーランスへ独立する前に準備しておくべきこと12選を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスエンジニア独立前の準備・やること12選!なる手順も紹介

まとめ

Go言語は汎用性が高く、サーバーやアプリ開発から先端IT技術の分野まで、幅広く用いられます。その一方で、現場で使いこなせるエンジニアが少なく、Go言語エンジニアの需要は高いです。

そのため、Go言語エンジニアがフリーランスとして独立しても安定して生計を立てていけるでしょう。

しかし、安定して高い収入を得るには、スキルアップや営業力を磨き続ける必要があります。仕事を獲得できなかったり、クライアントの期待通りの仕事ができなければ、会社員時代よりも収入が減ってしまう恐れもあります。

そのため、フリーランスは自走できる人におすすめです。