Laravelエンジニアのフリーランス独立ガイド!平均年収も紹介

「Laravelを扱うスキルだけでもフリーランスに独立できるのかな?」
「Laravelを扱うフリーランスってどんな仕事をしているの?」

フリーランスへの独立を検討しているものの、踏み切れない人は多いですよね。

会社員とフリーランスの働き方の違いや独立に必要なスキル、仕事の獲得方法など、フリーランスの詳細を把握しないまま独立すれば「会社員のままでいればよかった…」と後悔しかねません。

そこで、この記事ではLaravelを扱う会社員エンジニアがフリーランスへ独立するメリット・デメリットを、平均年収や働き方なども交えて紹介します。

Laravelを扱う会社員エンジニアが独立を判断するポイントや仕事の獲得方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスLaravelエンジニアへの独立は副業で経験を積んだ後がベスト


結論、フリーランスLaravelエンジニアへの独立は、副業でフリーランスを経験した後がおすすめです。

フリーランスとして食っていくためには、様々なスキルを身につける必要があります。

例えば、仕事を自身で獲得するための営業スキルや、仕事をスケジュールどおりに進める自己管理スキルなどです。

また、フリーランスとして稼ぎ続けるためにはスキルアップも必要です。会社員のように仕事が降ってくることはないため、スキルアップをしつつ、より単価の高い案件を獲得し続けなければなりません。

会社員であれば役割分担がされているため、自身の業務のみに集中できます。また、就業時間や場所も管理されるため、自己管理ができなくても仕事を進められます。与えられた業務をこなせば収入も安定するため、高い向上心も必要ないでしょう。

このように、会社員とフリーランスでは働き方や必要なスキルなどが異なります。

そのため、会社員の延長でフリーランスへ独立してしまうと、仕事を獲得できず収入が少なくなったり、仕事をスケジュールどおりに進められず炎上してしまったりする恐れがあります。

フリーランスへ独立して後悔しないためにも、会社員時代に副業でフリーランスとしての働き方を経験し自身が向いているか判断しておくといいでしょう。

フリーランスは、会社員以上に稼げたり自由な時間・場所で働けたりとメリットは多いもののデメリットも多い点を把握しておくことがおすすめです。

なお、フリーランスに向いている人の特徴は次にまとめたので、参考にしてください。

フリーランスに向いている人 ・会社員以上に稼ぎたい人
・営業に苦手意識がない人
・自己管理が得意な人
フリーランスに向いていない人 ・収入の高さよりも安定を求める人
・自己管理が苦手な人
・仕事獲得に不安がある人

フリーランスLaravelエンジニアにまつわる基礎知識


ここからは、フリーランスLaravelエンジニアにまつわる基礎知識を、5つにまとめて紹介します。

平均年収

フリーランスLaravelエンジニアの平均年収は、およそ780万円です。

フリーランススタート」に掲載されているフリーランスLaravelエンジニア案件の平均単価も60〜65万円が最も多くなっています。

出典:フリーランススタート

一方で「求人ボックス」に掲載されている会社員Laravelエンジニアの平均給与はおよそ70万円となっています。そのため、Laravelを扱うエンジニアの年収は、会社員とフリーランスでは大きく変わりません。

それぞれの平均年収を次の表にまとめました。

職種 平均年収
フリーランスLaravelエンジニア 780万円(※1)
会社員Laravelエンジニア 840万円(※2)

※1:フリーランススタート
※2:求人ボックス

ただし、会社員の場合は年次やスキルによって年収が決まるため、高い年収を得るまでに時間がかかる傾向にあります。

一方で、フリーランスは自身で自由に仕事を選べるため、次のような高単価案件を獲得できれば、エンジニア歴が浅くても年収を挙げられます。

案件名 【Laravel/フルリモート】店舗向け業務システムサービスのバックエンドエンジニア
作業内容 ・店舗向け業務システムサービスの開発におけるバックエンドエンジニアの方の募集

要件定義/外部設計/内部設計/実装/単体テスト
いずれかの工程をスキルに合わせて担当

単価 70〜90万円

参考:フリーランスのミカタ

フリーランスLaravelエンジニアは、会社員よりも早いスピードで高い年収を稼げる可能性があるでしょう。

主な仕事内容

フリーランスLaravelエンジニアの主な仕事内容は、Webアプリの開発です。

フリーランスLaravelエンジニアの主な仕事内容を次の表にまとめました。

案件名 【PHP/VB.net/新宿】飲食店予約管理システムの開発・運用エンジニア 【PHP/Laravel/恵比寿】販売管理システムのバックエンドエンジニア
作業内容 飲食店予約管理システムのの開発・運用
外部とのAPI連携や機能追加、改修
・販売管理システムのバックエンド開発
・リリース業務まで対応予定
単価 50〜70万円 70〜90万円

参考:フリーランスのミカタ

LaravelはWebアプリ開発に用いられるPHPのフレームワークです。PHPはWebアプリのバックエンド開発を行う言語のため、Laravelも同様の業務を行います。

また、Laravelは予約・管理システムやECサイト、SNS開発など幅広いサービスへ汎用できるフレームワークです。そのため、Laravelエンジニアが対応する業務も比較的幅広くなる傾向にあります。

主な仕事場

フリーランスLaravelエンジニアの主な仕事場所は、比較的自由に決められます。

次の表に、Laravel案件の仕事場をまとめました。

案件名 【Laravel/フルリモート】SaaS型業務システムのLaravelエンジニア募集 【PHP/Laravel/フルリモート】自社サービスでのサーバーサイド開発
作業内容 ・WEBサービスを複数展開するクライアントにて、店舗へ導入しているSaaS型業務システムの規模拡大に向けてバックエンドエンジニアを募集
・主に設計〜実装まで
・自社サービスのデジタルコンテンツ(コミック、イラスト、音声、ゲーム)を扱っているサービスでのバックエンド開発
・主にPHP(FWはLaravelなど)で構築されているサイトの改修業務
・問い合わせに対する調査・回答など
仕事場 リモート リモート

参考:フリーランスのミカタ

上記のように、Webアプリやシステム、サービス開発に携わる案件が多く、仕事場も制限されるケースは少ないです。そのため、働く場所に関しては比較的自由に決められます。

ただし、自社サービス開発・運用案件や保守義務の厳しい案件などの場合、働く場所も指定される場合があります。

稼働時間

フリーランスLaravelエンジニアの主な稼働時間は、月140時間以上です。

実際に、求人サイトに掲載されているフリーランスLaravelエンジニアも月140時間以上が多くなっています。

案件名 【PHP(Laravel)/Terraform/リモート】自社サービスの決済機能の開発 【Laravel/フルリモート】SaaS型業務システムのLaravelエンジニア募集
作業内容 ・PCIDSS(クレジットカード決済)のクラウド化をメインに、オンプレからAWSへのリプレイス
・AWSのSA、セキュリティ部と会話しつつ、設計や方針を決めながら進めていく
・WEBサービスを複数展開するクライアントにて、店舗へ導入しているSaaS型業務システムの規模拡大に向けてバックエンドエンジニアの方を募集
・主に設計〜実装を中心に担当
稼働時間 140〜180時間 140〜180時間

参考:フリーランスのミカタ

LaravelはWebアプリやシステム開発で用いられ、インフラやセキュリティ関連の案件は多くありません。そのため、比較的リモートで働ける案件が多く、働ける場所も比較的自由です。

次の表に、リモート案件の割合をまとめました。

求人サイト 全案件 リモート案件
フリーランスhub 9188件 5502件
レバテック 2169件 1430件
フリーランススタート 17161件 8411件
フリーランスのミカタ 46件 24件
合計 28,564件 15,367件

参考:フリーランスhubレバテックフリーランススタートフリーランスのミカタ(2023年10月時点)

およそ5割の案件はリモートワークが可能となっているため、働く場所も自由に決めやすいでしょう。

ただし、次のような単価が高かったりプロジェクトマネージャーのような上流工程を担ったりする案件は常駐の場合が多いです。

案件名 【PHP(Laravel)】新規求人流通プラットフォーム開発
作業内容 機能開発とチーム運営に関する興味のある人向け
【具体的な業務】
・ 技術選定
・開発関連
・問い合わせ対応
・設計
単価 120万円

参考:フリーランススタート

より稼ぎを上げたい場合は、常駐案件も視野に入れておくといいでしょう。

需要・将来性

フリーランスLaravelエンジニアの需要・将来性は、今後も高まることが予想されます。

その理由として、Laravelの親言語でもあるPHPの人気の高さが挙げられます。Webに関する様々な調査を行う「W3Techs」によれば、サーバーサイドの言語においてPHPはトップのシェアを閉めています。

出典:W3Techs

そのため、フレームワークであるLaravelもPHPの需要の高さに並行して用いられるケースが多くなります。

また、Laravelは自由度が高く大規模な開発案件にも適しているという特徴があります。高単価の案件を獲得するためにも、開発案件で使用されることの多いLaravelを身につけておくといいでしょう。

フリーランスLaravelエンジニアへ独立する3つのメリット

ここからは、Laravelエンジニアがフリーランスへ独立するメリットを、3つにまとめて紹介します。

稼げる金額に上限がない

稼げる金額に上限がない点は、Laravelエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。

会社員は会社で決められた給与が収入のため、年次やスキル次第で高くなるものの、一定の金額で高止まりします。「求人ボックス」に掲載されている正社員案件を見ても、およそ1,000万円ほどが上限となっています。

出典:求人ボックス

一方で、フリーランスは収入に上限がありません。案件を掛け持ちしたり、高単価の案件を獲得すれば上限なく稼げます。スキル次第では、次のような単価の高い案件を獲得することも可能です。

案件名 【PHP/PM】教育動画サービス向け開発の求人・案件
作業内容 ・toC向け教育動画配信サービスの開発プロジェクトにて、Laravelを用いた開発
・PMとしての役回りも担当
単価 135万円

参考:レバテック

月の単価で135万円は年収換算で1,620万円となり、会社員よりも高い年収となります。また、週3〜の案件を掛け持ちすることでさらに収入を挙げられるでしょう。

スキル次第で上限なく稼げる点は、Laravelエンジニアがフリーランスへ独立するメリットです。

取り組む仕事の内容が選べる

取り組む仕事の内容が選べる点も、Laravelエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。

LaravelはWebアプリだけでなく、システムやSNSなど様々な開発に用いられるため、挑戦できる仕事内容も幅広いです。次の表にLaravel案件の例をまとめました。

案件名 【PHP/VB.net/新宿】飲食店予約管理システムの開発・運用エンジニア募集 【フルスタック/フルリモート】SaaSシステム開発PJのLaravel×Nuxt.JSのエンジニア募集 【Laravel/新宿or大阪】オンラインゲームのサーバー開発エンジニア募集
作業内容 ・飲食店予約管理システムのの開発・運用
・外部とのAPI連携や機能追加、改修
・不動産業界における自社のSaaSシステム企画/開発/運営
・既存サービスの機能追加と保守運用
PC向けオンラインアクションRPGのサーバープログラムの制作・更新・運用
単価 50〜70万円 70〜90万円 70〜90万円

参考:フリーランスのミカタ

会社員は会社の営業部が仕事を獲得するため、エンジニア自身で仕事を選べず、日々の業務も同じの場合が多いです。

一方で、フリーランスは自身で仕事を獲得するため、スキル次第で様々な業種の案件から自由に取り組む仕事を選べる点はメリットといえます。

ただし、仕事を選ぶためには豊富な経験とスキルが必要です。

働く場所に融通がきく

働く場所に融通がきく点も、Laravelエンジニアがフリーランスへ独立するメリットの1つです。

フリーランスは、案件によってはリモートも導入されているため、自由に働く場所を選べます。Laravel案件は次の表のようにリモート案件も豊富なため、比較的自由に働く場所を選びやすいです。

求人サイト 全案件 リモート案件
フリーランスhub 9188件 5502件
レバテック 2169件 1430件
フリーランススタート 17161件 8411件
フリーランスのミカタ 46件 24件
合計 28,564件 15,367件

参考:フリーランスhubレバテックフリーランススタートフリーランスのミカタ(2023年10月時点)

会社員は雇用されている企業で規定されている時間・場所に出社して業務を行うため、働く場所を選べません。

自由に働けるという点も、フリーランスへ独立する大きなメリットでしょう。ただし、リモートワークを導入している企業もあります。

フリーランスLaravelエンジニアへ独立する3つのデメリット


ここからは、Laravelエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットを、3つにまとめて紹介します。

収入が安定しづらい

収入が安定しづらい点は、Laravelエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットの1つです。

会社員の収入は月の稼働時間に関係なく、決まった額を毎月安定して得られます。残業代や出張費のような追加で働いた分の手当も支給される場合が多いです。

しかしフリーランスは、自身が稼働した時間分のみの収入しか得られません。そのため、仕事を獲得できなかったり、単価の低い案件しか受けられなかったりすると収入は少なくなります。

事実、Laravel案件には次のように単価の低い案件もあります。

案件名 【PHP/Laravel】映像クリエイターマッチングサイト開発
作業内容 ・PHPを用いた映像クリエイターマッチングサイトの追加開発
・バックエンド改修、追加開発
・実装、テストなど
単価 30万円

参考:レバテック

スキルや経験によっては上記のような単価の低い案件しか獲得できず、年収も低くなってしまうでしょう。

さらに、フリーランスは、クライアントが求める仕事ができなければ突然契約を切られるリスクも抱えています。

このように、会社員と比較して、フリーランスは収入が安定しづらい点がデメリットの1つといえます。

収入を安定させるためには、スキルアップや求められる仕事を確実にこなす意識が、会社員以上に必要です。

税金や保険の負担が増える

税金や保険の負担が増える点も、Laravelエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットの1つです。

会社員の保険料は会社と折半ですが、フリーランスは自身で全額支払わなければいけません。また、フリーランスは厚生年金を支払ってないため、会社員と同じ年収で比較した際に、所得税額が大きくなります。

次の表に、会社員とフリーランスの保険料・税金の違いをまとめました。

年収500万円 会社員 フリーランス
保険料 246,000円(健康保険) 435,900円(国民健康保険)
所得税 137,800円 226,000円
住民税 245,300円 333,500円

参考:個人事業主シミュレーション税金・保険料シミュレーション

さらに、会社員の健康保険には家族も加入できますが、フリーランスはできません。そのため、フリーランスは家族の保険料も全額支払う必要があります。

このように、フリーランスは会社員よりも税金や保険料の負担が大きくなる点がデメリットです。

ただし、フリーランスは経費や控除を活用することで、会社員よりも可処分所得を増やせる可能性があります。

営業・交渉スキルが必要になる

営業や単価交渉が必要になる点も、Laravelエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットの1つです。

会社員は自身で営業する必要がないため、日々のエンジニア業務に集中できます。しかし、フリーランスは仕事を獲得するところから自身の業務が始まります。

そのため、どれだけスキルや実務経験が豊富でも、仕事を獲得できなければ収入はゼロです。働く条件や単価などの交渉ができなければ、稼働時間に見合わない報酬で業務を発注されてしまうリスクもあります。

そのため、独立するにあたって営業や交渉スキルは必ず身につけなければいけません。

このような背景もあり、次の「株式会社Miraieが実施したアンケート調査」のように、独立に踏み切れない人も多いです。


出典:株式会社Miraieが実施したアンケート調査

営業や交渉が苦手でも、必ず身につけなければいけないスキルである点は、フリーランスへ独立にあたっての大きなデメリットと言えるでしょう。

フリーランスLaravelエンジニアへの独立を判断するポイント5つ


なかには、独立を判断できない人も多いでしょう。

ここからは、フリーランスLaravelエンジニアへの独立を判断するポイントを、5つにまとめて紹介します。

なお、独立に向いている・向いていないLaravelエンジニアの特徴は次の表にまとめています。

フリーランスに向いているLaravelエンジニアの特徴 ・会社員よりも高い収入を得たい
・営業や交渉に不安がない
・働く場所にこだわらない
フリーランスに向いていないLaravelエンジニアの特徴 ・収入の安定がほしい
・エンジニア業務に集中したい
・慣れた環境で働きたい

独立する目的・目標は明確か

独立する目的・目標が明確かどうかは、Laravelエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

フリーランスは、なぜ独立するか、どのような働き方をしたいかといった計画性が欠かせません。計画から逆算して必要なスキルや知識を身につけなければ、案件を獲得できなかったり、クライアントの求める仕事ができなかったりしてしまい、収入が減ることに繋がってしまいます。

そのため、フリーランスへ独立するためには、次のような目的・目標と自身の働き方や日々の行動を明確にする必要があります。

目的 働き方
好きな場所で自由な時間に働きたい 場所と時間に融通の効く案件を獲得するためのスキルを身につける
会社員時代にはできなかった仕事を請け負いたい 必要なスキルを身につけるために勉強する
収入をあげたい 単価の高い案件を獲得に必要なスキルを身につける

また、上記の目的・目標によっては副業や転職といった選択も可能です。

例えば、収入アップが目的であれば、今よりも給料の高い会社へ転職することで達成できます。フリーランス以外の選択肢を選べば、不安を抱えることなく目的を達成できるでしょう。

このように、自身のキャリアや独立する目的・目標を独立前に明確化しておくことをおすすめします。

収入の高さと安定性のどちらをとるか

収入の高さと安定性のどちらをとるかも、Laravelエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

会社員とフリーランスの収入に関して次の表にまとめました。

働き方 安定性 収入の高さ
会社員 ⚪️ ×
フリーランス × ⚪️

フリーランスは収入に上限がないものの、安定しないというデメリットがあります。一方で、会社員は毎月安定して収入を得られるものの、一定の水準で年収は高止まりします。

そのため、収入の高さをとるならフリーランス、安定をとるなら会社員がそれぞれおすすめです。

ただし、会社員Laravelエンジニアのままでも、年収1,000万円は可能です。

出典:求人ボックス

自身がいくら稼ぎたいかによっては、会社員のままでも目標を達成することも可能です。

そのため、自身がいくらぐらいの収入を得たいのかを明確に決めた上で、フリーランスへの独立を判断するといいでしょう。

仕事場にこだわりはあるか

仕事場にこだわりがあるかどうかも、Laravelエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

フリーランスは、リモート案件を獲得できれば、自身で自由に場所を決められます。また、クライアントの指定があれば様々な場所へ常駐するケースもあります。

一方で、会社員は決められたオフィスで仕事をするため、慣れた環境で働く場合が一般的です。

上記から、会社員は慣れた環境で、フリーランスは日々異なる環境で働くといえるでしょう。

そのため、自由に働きたい、慣れた環境で働きたいなどのこだわりによって独立するかどうかの判断ができます。

働く環境にこだわりがなければ、フリーランスがおすすめです。

自己管理が得意か不得意か

自己管理が得意か不得意かも、Laravelエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

フリーランスは会社員と異なり、次のような自己管理スキルが必須です。

  • 体調管理
  • スケジュール管理
  • 税金や保険の手続き

会社員は体調を崩しても一定の給料が保証されますが、フリーランスは仕事ができなければ収入がゼロになります。そのため、日々の体調管理の徹底が収入に直結します。

また、スケジュールどおりに案件を進める進捗管理スキルや、税金や保険の手続きを問題なく進められる知識・スキルもフリーランスには欠かせません。

自己管理ができないと、クライアントの信頼を失ったり、気づかないうちに脱税になってしまう恐れがあるためです。

そのため、自己管理が得意か不得意かは、フリーランスへの独立を判断する大きなポイントです。

自身は自己管理が得意なのか不得意なのか判断するためには、会社員のうちに副業でフリーランスの働き方を経験しておくことがおすすめです。

人とのコミュニケーションは得意か不得意か

人とのコミュニケーションが得意か不得意かも、Laravelエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

フリーランスになると、クライアントや共に働くメンバーなど、初対面の人とのコミュニケーションを取る機会が多くなります。

そのためコミュニケーションを上手く取れないと、仕事をスムーズに進められず案件をこなせなくなってしまいます。場合によっては悪い印象を与えてしまうこともあるでしょう。

一方で会社員は、慣れたメンバーと仕事をするため高度なコミュニケーションスキルは必要ありません。日々のエンジニア業務に集中できます。

フリーランスへの独立を検討するのであれば、コミュニケーションが得意かどうかは重要なポイントです。

自発的にコミュニケーションを取れるのであれば、フリーランスでも問題ないでしょう。

フリーランスLaravelエンジニアに必要な4つのスキル


ここからは、Laravelエンジニアへの独立に活かせるスキルを、3つにまとめて紹介します。

なお、Laravelエンジニアとしての実務経験や実績などは必須です。ここでは、フリーランスへなる際に活きる、その他のスキルを紹介します。

営業スキル

営業スキルは、フリーランスLaravelエンジニアへの独立に活かせるスキルの1つです。

フリーランスへ独立すると、誰もが仕事獲得でつまづき、仕事を獲得するために様々な方法を試みるでしょう。

この際、会社員時代に営業スキルを身につけておくと、独立直後も仕事にこまらなくなります。営業の際のコミュニケーションが上手くとれれば、クライアントにも好印象を与えられるため、信頼獲得にも繋がるでしょう。

また、営業をできるということ自体がフリーランスにとっても実績にもなります。

独立後に営業スキルを身につける機会は少ないため、会社員時代に培っておくことはフリーランスとして大きなアドバンテージとなります。

フリーランスへの独立を検討している人は、会社員のうちに営業の経験を積んでおくことをおすすめします。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルも、フリーランスLaravelエンジニアへの独立に活かせるスキルの1つです。

コミュニケーションを上手くとり、仕事を円滑に進められると、クライアントや共に働くメンバーの満足度も高くなりやすいです。結果的に信頼を得やすくなり、フリーランスとしての実績にもつながります。

ビジネスコミュニケーションスキルは、数をこなすことでしか磨くことはできません。独立後の営業や交渉の場面で練習することはできないため、なるべく会社員のうちに様々な人とのコミュニケーションを培って、場数を踏んでおくといいでしょう。

特に、初対面の人とのビジネスコミュニケーションの機会を増やしておくことをおすすめします。

マネジメントスキル

マネジメントスキルも、フリーランスLaravelエンジニアへの独立に活かせるスキルの1つです。

Laravelエンジニアの高単価案件は、次のような、PM(プロダクトマネージャー)やテックリーダーといった案件全体のマネジメント業務を任される場合が多いです。

案件名 【PHP/PM】教育動画サービス向け開発の求人・案件
作業内容 ・toC向け教育動画配信サービスの開発プロジェクトにて、Laravelを用いた開発
・PMとしての役回りも担当
単価 135万円

参考:レバテック

フリーランスLaravelエンジニアとして、稼ぎを上げたいのであればマネジメントスキルは欠かせません。

マネジメントスキルも独立後に練習して身につけるといったことは難しいため、会社員のうちにチームを持つ経験をできるだけしておきましょう。

情報収集力

情報収集力も、フリーランスLaravelエンジニアへの独立に活かせるスキルの1つです。

Laravelエンジニアとして稼ぎを上げていくためには、業界のトレンドやWeb開発に関する知見など、幅広く精通しておくことが必要です。

また、PMやテックリーダーのような上流工程を担うポジションにつく場合、課題解決のための情報収集は確実性とスピード感の両方を求められます。

素早く正確に確実に情報を仕入れるスキルは、フリーランスエンジニアとして食っていくために欠かせないでしょう。

会社員エンジニアとして働いている場合は、同じような情報収集する機会に触れられるため、練習して身につけておくことをおすすめします。

フリーランスLaravelエンジニアに独立する方法


ここからは、次のトピック別にフリーランスReactエンジニアへ独立する方法を紹介します。

経験者が独立する方法

すでにLaravelエンジニアとしての経験がある場合は、フリーランスに必要な次の手順を踏んでいきます。

  • STEP1:ポートフォリオを作成する
  • STEP2:フリーランスに必要なスキルを身につける
  • STEP3:独立する

まずは、自身のスキルや実績が一目でわかるポートフォリオを作成します。

Laravelエンジニアの場合、自身が開発に携わったWebアプリやシステムなどをポートフォリオとするといいでしょう。

どのような目的で作られたか、制作にあたってどのような部分を意識したのかなどを明確に言語化すると、クライアントにも伝わりやすくなります。

制作日数なども同時に伝えると、よりクライアントへ自身のスキルがわかりやすくなるでしょう。

ポートフォリオが作成できれば、フリーランスに必要な次のスキル・手続きを踏んでいきます。

  • 営業スキル
  • 自己管理能力
  • 税金や保険の手続き

独立後は仕事を獲得や、案件を捌くために稼働する時間が多くなります。できるだけ、独立前に必要なスキルを身につけたり、手続きを済ませたりしておくといいでしょう。

税金や保険の手続きが不安な場合は、スポットで税理士などの専門家に相談がおすすめです。

ここまでの手順を踏み、問題なければ独立します。

未経験から独立する方法

未経験から独立する場合は、Laravelエンジニアに必要なスキル・知識を身につける必要があります。

Laravelを身につけるには、プログラミングスクールである「侍エンジニア」やオンラインITスクールである「DMM WEBCAMP」などで学習がおすすめです。

学習している間は収入が発生しないため、会社員として働きつつ学ぶか、金銭的に余裕をもって学習に取り組むといいでしょう。

ただし、Laravelを身につけるためには、元言語であるPHPを身につける必要もあります。そのため、未経験からLaravelを現場で使えるようになるまでは、相当な学習時間が必要です。

侍エンジニアによると、プログラミング初心者に必要な学習時間はおよそ1,000時間と言われています。

出典:侍エンジニアブログ

上記の学習時間を、生活費を確保しながら作る計画を立てられるか検討してみましょう。

Laravelを身につけたら、Laravelエンジニアを募集している企業へ就職し、会社員として現場経験を積みます。

会社員のうちに、コーディングのみではなく、要件定義や設計などの上流工程まで経験しておくと独立後に高単価案件を獲得しやすいです。

会社員として仕事に慣れてきたら、副業でフリーランスの働き方を経験した後、独立します。

次の記事では、未経験からフリーランスへ独立するために必要な手順を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスになるには?未経験から独立する5STEP

フリーランスLaravelエンジニアの案件獲得方法5選


ここからは、フリーランスLaravelエンジニアが仕事を獲得する方法を5つ紹介します。

フリーランス向けエージェントサービスを活用する

フリーランスLaravelエンジニアが仕事を獲得する方法として、フリーランス向けエージェントサービスの活用が挙げられます。

フリーランス向けエージェントサービスは、営業から契約までを専任のエージェントが代行してくれます。そのため、エンジニア自身で営業や交渉をする必要がなく、自身の業務に集中できます。

また、エージェントには、税金や保険の手続きや、フリーランスとしてのキャリアの相談も可能です。経験の浅いフリーランスは登録しておいて損はありません。独立後の仕事獲得に不安がある人にはおすすめのサービスです。

特におすすめのフリーランス向けエージェントサービスが、「フリーランスのミカタ」です。

フリーランスのミカタ」は、他のクラウドソーシングやフリーランスエージェントでは非公開となっている求人を含め、約1万5000件の高単価な案件を抱えています。

専任のコンサルタントが一人ひとりに付くため、不安を抱えている独立したてのReactを扱うフリーランスエンジニアでも相談しやすいでしょう。

フリーランスのミカタを活用すれば、営業スキルを磨かずとも中・長期的に獲得できる案件が見つかりますよ。

クラウドソーシングサービスを活用する

フリーランスLaravelエンジニアが仕事を獲得する方法として、クラウドソーシングサービスの活用も挙げられます。

クラウドソーシングサービスには、業務委託案件が多数掲載されており、次のようなメリット・デメリットがあります。

メリット ・初心者でも登録できる
・トラブル対応をしてくれる
デメリット ・報酬のマージンがある
・競合が多い

クラウドソーシングは誰でも無料で登録でき、さらに初心者向けの案件も豊富なため、実績のない独立直後のフリーランスでも仕事を獲得できます。

また、報酬未払いや低賃金といったトラブルには運営が対応してくれるため、経験の浅いフリーランスでも安心して業務に取り組めるでしょう。

一方で、誰でも登録ができるが故に競合が多く、契約〜納品までつながるケースが少ないと感じるかもしれません。

また、自身の報酬から運営側へのマージンを支払うため、報酬が相場よりも低くなりやすいです。独立直後は、割に合わないと感じてしまうケースもあるでしょう。

クラウドソーシングで単価の高い案件を獲得するには、地道に実績を積み上げつつ、ポートフォリオを充実させる必要があります。

おすすめのクラウドソーシングサービスは「クラウドワークス」です。「クラウドワークス」は日本最大級のクラウドソーシングサービスであり、React案件も豊富に掲載されています。

求人サイトを活用する

フリーランスLaravelエンジニアが仕事を獲得する方法として、求人サイトの活用も挙げられます。

求人サイトにも、様々な業務委託案件が公開されており、Laravel案件も豊富に掲載されています。

求人サイトには長期案件が多く、業務委託で1つのプロジェクトに長期間に携わったり、企業と契約したりといった案件が豊富です。

そのため、案件が途切れにくく、フリーランスとして大きな実績にもなりやすいでしょう。

おすすめの求人サイトは「フリーランススタート」です。案件の単価や働き方、勤務地など様々な条件で求人を検索できるといった特徴があります。

知人・友人から仕事を紹介してもらう

フリーランスLaravelエンジニアが仕事を獲得する方法として、知人・友人からの紹介も挙げられます。

知人や友人から、PHPやaravelエンジニアを募集している企業を紹介してもらい、仕事を獲得する方法です。

フリーランス白書2023」によると、調査したフリーランスのうちおよそ7割が、仕事獲得に繋がった経路として人脈を上げています。

出典:フリーランス白書2023

また、同アンケートでは人脈による仕事獲得が最も収入が高いという結果になっています。人脈を活かせる場合は積極的に利用していくといいでしょう。

ただし、フリーランス経験が浅い場合、契約内容が曖昧になったり、相場よりも安い価格で仕事を発注されたりするケースもあります。

自身で契約や交渉、トラブル対応ができる経験を積んだ人向けと言えます。

企業への直接営業

フリーランスLaravelエンジニアが仕事を獲得する方法として、企業への直接営業も挙げられます。

求人サイトやエージェントなどを介さずに、直接企業へ営業をかけて仕事を獲得する方法です。

直接営業はマージンが発生しないため、相場以上の価格で仕事を獲得しやすいというメリットがあります。また、直接営業でクライアントの信頼を構築できれば、新しいクライアントを紹介してもらいやすくなる点も大きなメリットです。

直接営業は難易度が高いため、直接営業で仕事を獲得したこと自体が実績にもなるでしょう。

ただし、直接営業は実績が充実していなければ案件を獲得できません。門前払いをくらうケースも少なくないでしょう。

また、トラブルには自身で対応する必要があるため、経験を積んだフリーランス向きと言えます。

フリーランスLaravelエンジニアについてよくあるFAQ


最後に、フリーランスLaravelエンジニアにまつわる質問を2つ紹介します。

フリーランスへの独立は「やめとけ」って噂は本当?

フリーランスは「やめとけ」という噂は本当です。このように噂される理由を、次にまとめました。

  • 収入が不安定だから
  • 営業や交渉、コミュニケーションスキルが必須だから
  • 独立後もスキルアップが欠かせないから

事実、フリーランスの収入は安定しづらいです。思っていたよりも稼げず、再就職するケースも少なくありません。継続して高い収入を得るためには、スキルアップや実績を残し続けることが必須です。

そのため、収入の高さよりも安定を選びたい人は会社員がおすすめです。

なお、次の記事では「フリーランスはやめとけ」といわれる理由を、経験者の口コミも交えて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスはやめとけと言われる7つの理由!経験者が語る向き不向きとは

独立前に準備しておくべきことはある?

独立前に準備しておくべきこととして、次の3つです。

  • 口座を開設しておく
  • クレジットカードを作成しておく
  • 住宅ローンや借入をしておく

フリーランスは収入が安定しない点や雇用されていない点など、会社員よりも社会的信用が低くなります。

各種ローン審査にとおりづらくなるため、クレジットカードの作成や住宅ローンを組む予定がある人は、独立前に済ませておくといいでしょう。

次の記事では、会社員がフリーランスへ独立する前に準備しておくべきこと12選を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスエンジニア独立前の準備・やること12選!なる手順も紹介

まとめ

Laravelは人気のPHPのフレームワークであり、案件も豊富です。フリーランスLaravelエンジニアの需要は今後も高まっていくことが考えられます。

そのため、Laravelエンジニアがフリーランスとして独立しても生計を立てていけるでしょう。

しかし、安定して高い収入を得るには、スキルアップや営業力を磨き続けることが必須です。仕事を獲得できなかったり、クライアントの期待どおりの仕事ができなければ、会社員時代よりも収入が減ってしまう恐れもあります。

そのため、フリーランスは自走できる人におすすめです。