JavaSciprtエンジニアのフリーランス独立ガイド!年収や案件例も紹介

「習得言語がJavaScriptのみでもフリーランスへ独立できるの?」
「会社員エンジニアとして働く方がいいのかな?」

収入や働く時間・場所を自由に選べるフリーランスエンジニアの働き方に憧れを抱いている人は多いですよね。

ただ、独立するイメージが湧かず、フリーランスになる決断ができない人もいるはず。

そこで、今回はJavaScriptエンジニアがフリーランスに独立するメリット・デメリットを、平均年収や案件例も交えて解説します。

フリーランスへの独立に活かせるスキルや案件獲得におすすめのエージェントサービスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

JavaScriptのみでもフリーランスへの独立は可能

習得言語がJavaScriptのみでも、フリーランスエンジニアへの独立は可能です。JavaScriptの実務経験があれば、下表のようにフリーランスとして獲得できる仕事が数多くあります。

JavaScriptを使用した業務システムのフロントエンド開発 基本設計以降の実務開発
JavaScriptを用いた新規サービス開発 新規サービスの保守や機能追加作業
JavaScriptを使用したWeb管理システムの開発 開発の第2フェーズを担当

求人ボックスに掲載されている案件をもとに記載

JavaScriptのみで案件獲得が可能なのは、JavaScript自体に需要があるからです。JavaScriptの案件はwebサイトやアプリの開発がメインになります。

特に、JavaScriptはアニメーションやポップアップ表示といった動的な機能を付与できることが特徴です。

加えて、JavaScriptにはフレームワークやライブラリが多く、効率よく開発が進められる理由からゲーム開発にも使われます。

上記のように、多くの分野でJavaScriptが利用されるため案件が多く、需要や将来性もあります。

そのため、習得言語がJavaScriptのみでもフリーランスエンジニアへの独立は可能です。

ただし、JavaScriptを扱う案件は、他のプログラミング言語やフレームワークのスキルも合わせて必要なものもあるため、関連スキルを身につけることがベストです。

未経験からの独立には相応の学習時間が必要

未経験からフリーランスへの独立には、相応の学習時間が必要です。

JavaScriptは、構文がシンプルのため、習得難易度は比較的低めです。ただし、仕事でJavaScriptを使うにはスムーズにコードを書く必要があります。

実務で通用するレベルのスキルを身につけるには繰り返しコードを書き慣れることが必須です。

加えて、ゲーム開発の分野ではライブラリを使うことが多いため、難易度が高くなります。ゲームに必要な機能をライブラリから選択し利用するため、ライブラリの知識も欠かせません。

そのため、JavaScriptを未経験で独立すると、相応の学習時間が必要になります。

独立は副業で実案件に取り組んだ後がベスト

JavaScriptエンジニアのフリーランスへの独立は、副業等で実案件に取り組んだ後がベストです。独立前に実案件を経験すると、フリーランスの働き方が自分にあうのか判断できます。

フリーランスは、エンジニアリングの仕事以外に『案件獲得』や『経費の管理』など会社員には行わない用務もこなさなければなりません。

会社員とフリーランスは働き方が異なるため、独立前に副業の案件を獲得し仕事の進め方を経験すると、独立への自信も湧きます。

ただし、副業など経験せず独立すると「イメージと違った…」と感じ、会社員に戻る可能性があります。

そのため、独立前にフリーランスの働き方を副業で疑似体験し、フリーランスの働き方が自分にあうのかを判断することが大切です。

おさえておきたいフリーランスJavaScriptエンジニアの基礎知識

ここからは、次のトピック別でフリーランスJavaScriptエンジニアについて紹介します。

平均年収

フリーランスJavaScriptエンジニアの平均年収は、約852万円です。会社員に比べ、フリーランスJavaScriptエンジニアの平均年収は高い傾向にあります。

平均年収 案件単価または平均月給
フリーランスJavaScriptエンジニア 852万円(※1) 71万円
会社員JavaScriptエンジニア 804万円(※2) 67万円

※1:『レバテックフリーランス』に掲載されている案件単価をもとに算出しています。
※2:『求人ボックス』のデータをもとに記載

フリーランスの収入は、実務経験年数やスキルレベルに応じて高くなります。加えて、取引先と単価交渉が可能なため、営業力次第で収入アップが可能です。

一方、会社員は基本的に勤続年数や年齢により、収入が決まります。そのため、若手社員のうちは、それほど稼げないのが現状です。

フリーランスJavaScriptエンジニアになれば、実力や経験が重要視されるため、会社員よりも稼げます。

仕事内容

フリーランスJavaScriptエンジニアの主な仕事内容は、次の4つです。

  • Webサイト作成
  • Webアプリケーション開発
  • スマホアプリ開発
  • ゲーム開発

JavaScriptエンジニアの案件より、具体的には次のような仕事内容になります。

Webサイト作成 要件定義から実装とテストまでの全工程
Webアプリケーション開発 既存アプリシステムの機能拡張と新機能の実装
スマホアプリ開発 金融業界のスマホ向けアプリの実装や運用、保守
ゲーム開発 スマホ向けゲームのサーバーサイドを担当
(設計から開発、テストと運用まで)

レバテックフリーランスに掲載されている案件をもとに記載

JavaScriptは用途の多い言語のため、仕事内容を絞れば専門性を高められます。フリーランスへ独立すると、自分で仕事内容の選択が可能なため、専門特化しやすくなるのです。

将来性

フリーランスJavaScriptエンジニアの将来性は高いと言えます。

TIOBE Indexが、Googleといった検索エンジンのデータをもとに公表したJavaScript言語の人気は2010年のリーマンショック以降安定して高いです。

出典:TIOBE

加えて、フリーランスJavaScriptエンジニアの求人数は、次のように平均よりも高めです。

出典:求人ボックス

JavaScriptの安定した人気や求人数の多さから、将来性の高い言語であると言えます。

JavaScriptエンジニアがフリーランスへ独立する3つのメリット

ここからは、JavaScriptエンジニアがフリーランスへ独立するメリットを、3つまとめて紹介します。

収入の上限がなくなる

収入の上限がなくなる点は、JavaScriptエンジニアがフリーランスになるメリットの1つです。

フリーランスJavaScriptエンジニアの単価は、案件ごとで異なるため、次のようにばらつきがあります。

出典:レバテックフリーランス

フリーランスになると、個人で仕事を受けるため、自分で収入を決められます。加えて、
フリーランスの案件単価はスキルレベルに応じて高くなるため、自分の努力次第で収入の上限は無くなるのです。

一方、会社員JavaScriptエンジニアは定期昇給のため、初任給から年々収入が上がります。しかし、いずれ収入は上がらなくなり、定年の数年前から年収が減るのが一般的です。

会社員とフリーランスは収入を得る方法が異なります。独立すれば、スキルを身につけるほど収入を上げ続けられるため、フリーランスの収入には上限がありません。

働く時間・場所に融通が効く

働く時間と場所に融通が効く点は、JavaScriptエンジニアがフリーランスになるメリットの1つです。

フリーランスになると、リモートでも仕事ができます。リモート案件を獲得すれば、働く日時は自由のため、好きな時間と場所で仕事が可能です。

ただし、会社員の場合は就業規則に従い仕事をするため、働く時間や場所が決められています。多くの企業では、日勤またはシフト制で働く時間が決められ、仕事場は会社のオフィスが基本です。

出社をすれば、通勤に時間もかかります。勤務時間に加え、通勤にも時間がかかるため、1日の大半を仕事のために使うことになるのです。

フリーランスJavaScriptエンジニアになれば、会社員とは働き方を変えられるため、働く時間と場所に融通が効きます。

仕事内容を選べる

仕事内容を選べる点は、JavaScriptエンジニアがフリーランスになるメリットの1つです。

先ほども解説したとおり、フリーランスになると個人で案件を受けるため、自分の好きな仕事内容を選べます。

仕事内容を特定のものに絞り、専門性を身につけることも可能です。また、様々な仕事内容にチャレンジし獲得できる案件を増やすことも、フリーランスならできます。

一方、会社員JavaScriptエンジニアは会社の方針に従い、上司が部下の仕事を管理します。上司に指示された仕事をこなすため、会社員は自分で仕事内容を選べません。

JavaScriptエンジニアが独立すれば、個人で仕事を受けるため、自分の好きな仕事内容を選び続けられます。

JavaScriptエンジニアがフリーランスへ独立する3つのデメリット

メリットに続き、ここからはJavaScriptエンジニアがフリーランスへ独立するデメリットを、3つまとめて紹介します。

毎月の収入にムラが出やすい

毎月の収入にムラが出やすい点は、JavaScripエンジニアがフリーランスになるデメリットの1つです。

フリーランスになると、次の理由から毎月の収入にムラが出やすくなります。

  • 案件ごとでの単価の違い
  • 必ず仕事を得られるとは限らない

JavaScripエンジニアの案件単価は、30~100万円超えのように分布幅があります。

出典:レバテックフリーランス

フリーランスは獲得した案件で稼ぎが決まるため、高単価の仕事があるものの毎月の収入が変わる特徴があるのです。

加えて、案件へ応募するのは自分だけではないため取引先に採用されなければ仕事が途切れ、無収入の月もあります。

一方、会社員JavaScripエンジニアは固定給のため、毎月ほぼ一定の収入を得られます。日本は一般的に月給制を採用する企業が多く、主に基本給と残業代が毎月支給されるため、安定した収入を得られるのです。

会社員JavaScripエンジニアがフリーランスに独立すると、給与形態の違いから、毎月の収入にムラが出ます。

税金や保険料の負担が大きくなる

税金や保険料の負担が大きくなる点は、JavaScripエンジニアがフリーランスになるデメリットの1つです。

フリーランスになると控除額(金額を差し引くこと)が減ることや、会社員と加入する保険の違いから、税金や保険料の負担が大きくなります。

具体的な金額で、JavaScripエンジニアの会社員とフリーランスで税金や保険料の負担額を比較すると、次のようにフリーランスの方が多くなります。

なお、税金や各保険料は、年収500万円で扶養者なし、フリーランスの経費は40万円で青色申告しないと仮定して税金シミュレーションより算出した結果です。

会社員 フリーランス
所得税 13万7800円 26万6900円
住民税 24万5300円 35万7200円
厚生年金 45万180円
健康保険 26万6000円
国民年金 48万8800円
国民健康保険 19万8240円
雇用保険 3万円
合計 112万9280円 131万1140円

税金(所得税と住民税)の計算方法は、収入から控除額を引いた金額に税率をかけます。すなわち、控除額が少ないほど、税金は高くなるのです。

実のところ、控除額が大きいのは給与所得控除(会社員が給与に応じて言って額を差し引くこと)であり、会社員のみに適用されます。

具体的には、年収500万円の会社員は144万円(※1)を給与所得控除として差し引けるのです。

会社員JavaScripエンジニアがフリーランスになると、控除額や加入する保険の違いから、支払いの負担額はフリーランスが多くなります。

※1:500万×20%+44万=144万円(計算式は国税局の給与所得控除を参考)

自身での案件獲得や交渉が必要になる

自身での案件獲得や交渉が必要になる点は、JavaScripエンジニアがフリーランスになるデメリットの1つです。

独立すると、次の理由から、自身での案件獲得と取引先との交渉が必要になります。

  • 収入を得るため
  • 希望に沿った仕事を受けるため

フリーランスは、仕事を獲得しないと収入を得られません。ただし、収入面だけを意識すると、納期や仕事内容が希望に沿わない契約になることもあります。

そのため、理想に近い契約にするには、自分で取引先との交渉が必要です。

一方、会社員は営業部や上司が、案件獲得や取引先との交渉を行います。会社員JavaScripエンジニアは、エンジニアリングの仕事に集中できるのです。

会社員からフリーランスに独立すると、希望に沿った仕事で収入を得るために、自分で案件獲得し取引先との交渉が必要になります。

JavaScriptエンジニアがフリーランスへの独立を判断する4つのポイント

なかには、会社員JavaScripエンジニアからの独立を判断しかねる人もいますよね。

そこで、ここからはJavaScripエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントを、4つにまとめて解説します。

独立する目的は明確か

『独立する目的は明確か』は、JavaScripエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

独立する目的が明確でなければ、フリーランスに転身しても、すぐに会社員に戻る可能性があります。

独立すると、エンジニアリング以外の仕事に『案件獲得』や『経費と帳簿の管理』または『スキルアップのための学習』などすべきことが山積みなのです。

用務が多いなかでフリーランスとして働くには『目的や目標』が必要です。「収入を上げたい」や「生活ペースに合わせて自由に働きたい」といった目的や目標があれば、用務をややり抜けます。

加えて『やるべきことを要領よくこなせる人』は、よりフリーランス向きです。

もし、独立目的が明確でなく要領もよくなければ、独立せずとも転職で職場を変えたり、副業でいまよりも収入を増やせる選択肢もあります。

収入の高さか安定性か

『収入の高さか安定性か』は、JavaScriptエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

収入の高さと安定性とは、それぞれ次のことを指します。

  • 収入の高さ=高収入である一方、毎月一定収入を得られる保証がない
  • 安定性=毎月ほぼ一定の収入は得られるが、高収入は難しい

収入の高さを求めるなら、フリーランス向きです。先ほど解説したとおり、フリーランスは収入の上限がなくなるため、高収入を得やすくなります。

ただ、応募した案件に必ず採用されるとは限らず、収入が安定しないのも事実です。

一方、会社員は固定給のため、退職時まで安定した収入が得られます。ただし、定期昇給や昇進での収入アップのため、フリーランスほどの高収入は期待できません。

もし、収入の安定性を重視するなら、フリーランスは向きません。安定した収入が得られなくても、高収入を目指すなら独立することが賢明です。

自己管理は得意か不得意か

『自己管理は得意か不得意か』は、JavaScriptエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

ここでいう、自己管理とは、次のことを指します。

  • 体調管理
  • スケジュール管理
  • 税金や保険などの手続き

自己管理が得意ならフリーランス向きです。

先ほども解説したとおり、フリーランスはエンジニアリングの仕事以外にも、次のような用務がたくさんあります。

  • 案件獲得
  • 経費と帳簿の管理
  • スキルアップ など

上記のように用務量が多いため、スケジュール管理以外にも体調管理も必要です。いくら計画を立てても、体調を崩しては実行できませんからね。

加えて、確定申告も自身で行うため、税金や保険の手続きから経費と帳簿の管理も自ら行う必要があります。

一方、会社員JavaScriptエンジニアならエンジニアリングの仕事とスキルアップのみに注力できます。たとえ、体調不良で作業遅れが起きても、上司や先輩が仕事を進めるサポート体制が整っているのです。

また、すぐ近くに不明点を聞ける上司や先輩がいるため、スキルアップも効率的に進められます。

もし、自己管理が苦手ならば、フリーランス向きません。自己管理は、フリーランスの活動を続けるうえで、不可欠です。

人とのコミュニケーションは得意か不得意か

『人とのコミュニケーションは得意か不得意か』は、JavaScriptエンジニアがフリーランスへの独立を判断するポイントの1つです。

ここでいう、人とのコミュニケーションとは『自発的な報告や相談』を指します。

自発的な報告や相談ができる人なら、フリーランス向きです。

仕事で問題点や不明点が出た場合、自発的に発言しなければ取引先は事態に気が付いてくれません。独立すると、仕事のスケジュールを自分のみで管理しなければなりませんからね。

もし「これで大丈夫だろう…」と自己判断し仕事を進めると、修正作業が増え納期遅れを起こす可能性があります。納期に遅れると、取引先との信頼関係は崩れかねません。

一方、会社員JavaScriptエンジニアであれば、上司や先輩と仕事を共有することが多いです。そのため、自らコミュニケーションを取らずとも、困っていることを察知した上司や先輩が声をかけてくれます。

加えて、会社員の場合は上司や先輩の業務に部下の指導も含まれるため、自発的なコミュニケーションができなくても仕事は可能です。

もし、自発的なコミュニケーションが取れなければ、フリーランスには向きません。自ら報告や相談ができないと、案件を得ることが難しくなります。

フリーランスJavaScriptエンジニアへの独立に活かせる4つのスキル

ここからは、JavaScriptエンジニアがフリーランスへの独立に活かせるスキルを、4つにまとめて紹介します。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは、JavaScriptエンジニアの独立に活かせるスキルの1つです。

ここでいう、コミュニケーションスキルとは『聴き取る力と伝える力』のことを指します。

フリーランスJavaScriptエンジニアにコミュニケーションスキルがあれば、仕事がスムーズに進みます。取引先の要望を正確に聴き取れ、求められた開発を行えるからです。

コミュニケーションはニュアンスの違いや聴き手の受け取り方次第で、思うように話が通じないことがあります。誤解を生じたまま作業を進めることがないよう、取引先の話に不明点があれば、積極的に内容確認をとるようにしましょう。

内容確認をする際は、取引先の要望と自分が聴き取った内容を一致させるため、開発内容を詳細に表現し伝える力が重要になります。

もし、フリーランスJavaScriptエンジニアに聴き取る力や伝える力がなければ、仕事が円滑に進まないため、コミュニケーションスキルは大切です。

情報収集力

情報収集力は、JavaScriptエンジニアの独立に活かせるスキルの1つです。

ここでいう、情報収集力とは『JavaScript言語に関する最新情報のキャッチアップ』を指します。

常にJavaScript言語の情報を収集すれば、需要のあるスキルがわかり、希望に沿う案件を獲得しやすくなります。

実のところ、JavaScript単体のスキルのみでは活躍の場を増やせません。他の複数言語や関連スキルと併用することが重要です。

案件検索をすると、次のような言語や関連スキルが仕事を得るには必要とわかります。

Webサイト作成 HTML/CSSやjQuery、PHP
Webアプリケーション開発 Angular、Vue.js、Node.js、 jQuery、React.js
スマホアプリ開発 React Native
ゲーム開発 Git

レバテックフリーランスに掲載されている案件をもとに記載

フレームワークやライブラリ、関連スキルは次々と新しいものが出ます。

そのため、フリーランスJavaScriptエンジニアがJavaScriptの情報を常に集めなければ、希望に沿う案件を獲得しづらくなるため、情報収集力は欠かせません。

営業力

営業力は、JavaScripエンジニアの独立に活かせるスキルの1つです。

ここでいう、営業力とは『取引先へのアプローチスキルやプレゼンテーションスキル』を指します。営業力があれば、仕事が途切れづらくなります。

フリーランスになると個人で仕事を獲得しなければなりません。ただ、案件への応募者は自分だけではないため、取引先に採用されなければ仕事は得られないのです。

そのため、取引先に技量やコミュニケーションスキルといった自分の強みをアピールしながら自分を売り込むためのプレゼンを行い、案件応募者と差別化を図る必要があります。

もし、フリーランスJavaScripエンジニアが自分を売り込めなければ、取引先から採用されづらいため、営業力は大切になります。

交渉力

交渉力は、JavaScripエンジニアの独立に活かせるスキルの1つです。

ここでいう、交渉力とは『説得力や戦略的思考力』を指します。交渉力があれば、希望条件に沿った案件を獲得しやすくなります。

案件を自分の希望に近い契約条件にするためには、単価や納期の交渉を行う前に、取引先への説得方法を考えます。

自分の強みを明確に伝えることはもちろん、取引先への具体的なアプローチ方法や妥協点を決めておくことも重要です。

そのうえで、取引先が納得して契約締結できるよう交渉を進めることが必要になります。

もし、フリーランスJavaScripエンジニアが戦略的に交渉できなければ、希望に沿った案件を獲得しづらいため、交渉力は大切です。

フリーランスJavaScriptエンジニアが案件を獲得する4つの方法

なかには、フリーランスとしてどう仕事を獲得すればいいのか、イメージが湧かない人もいますよね。

そこで、ここからはフリーランスJavaScriptエンジニアが案件を獲得する方法を、4つにまとめて紹介します。

クラウドソーシングサイトを活用する

クラウドソーシングサイトの活用は、フリーランスJavaScriptエンジニアが案件を獲得する方法の1つです。

クラウドソーシングとは、依頼主と受注者がオンライン上でつながり、仕事をする業務形態を指します。実務経験が浅い人でも応募可能な案件や単発の仕事が多く、案件数も豊富です。

加えて、クラウドソーシングサイトでは案件への応募時に書類選考や面接を行うケースがほとんどありません。受注者は、依頼主が掲載する案件にオンライン上で応募するのみになります。

そのため『すぐに仕事がほしい』や『単発の仕事をしたい』場合には、クラウドソーシングサイトの利用が有効です。

なお、活用するクラウドソーシングはフリーランスJavaScriptエンジニア向けの案件数が多い次のサイトがおすすめです。

ちなみに、クラウドワークスには次のような案件があります。



出典:クラウドワークス

クラウドソーシングサイトは、報酬が払われない心配はありません。依頼主が事前に仮払いをしてから仕事を始めるしくみのため、安心して利用できるサービスです。

フリーランス向けエージェントサービスを活用する

フリーランス向けエージェントサービスの活用は、フリーランスJavaScriptエンジニアが案件を獲得する方法の1つです。

フリーランス向けエージェントとは、案件獲得の営業から契約の全工程を代行するサービスです。

『効率よく仕事を得たい』や『より希望に合う案件を獲得したい』場合に、フリーランス向けエージェントサービスの利用が有効です。

フリーランス向けエージェントサービスは、案件紹介前にエージェントの担当者と仕事内容や希望単価など条件を擦り合わせを行うため、希望に沿った仕事を獲得しやすいのです。

加えて、フリーランス向けエージェントサービスが抱える案件は中・長期的に参画できる仕事が多く、安定的に仕事を獲得しやすい特徴もあります。

特に案件数が多いのは、次のフリーランス向けエージェントサービスです。

フリーランス向けエージェントサービスのなかでも、高単価案件を安定して獲得したい人には、『フリーランスのミカタ』をおすすめします。

フリーランスのミカタは、は通常のサイトには掲載されていない15,000以上の非公開案件と高単価な案件を豊富に取り揃えるエージェントサービスです。

出典:フリーランスのミカタ

具体的には下記のような案件が多く掲載されているため、自ら営業せずとも仕事を中・長期的に獲得できます。

出典:フリーランスのミカタ

また希望年収や稼働時間だけでなく、扱うプログラミング言語などを細かく指定して案件を探せるため、自分にあう仕事を見つけやすいサイト仕様になっています。

ただし、上記のような案件は条件として2〜3年の実務経験が求められるケースが多いです。そのため、応募する際はどれくらいの経験が必要なのかを前もってチェックしておきましょう。

フリーランスのミカタを活用すれば、営業スキルを磨かずとも中・長期的に獲得できる案件が見つかりますよ。

どんな案件が掲載されているか気になる人は、下のボタンから自分にあう案件を探してみてください。

なお、フリーランスのミカタがどんなサービスなのか詳しく知りたい方は、次の記事もあわせて参考にしてください。

→ フリーランスのミカタとは?サービス内容や特徴、メリット・デメリット、口コミも紹介

知人・友人から紹介してもらう

知人や友人からの仕事紹介は、フリーランスJavaScriptエンジニアが案件を獲得する方法の1つです。

互いに知った間柄の知人や友人なら、スキルレベルや人間性を熟知しているため、案件のミスマッチを防げます。また、信頼関係が成立していることもあり、案件の依頼をしやすいうえ継続的に仕事を任せてもらえる可能性が高いです。

そのため『案件の獲得先を増やしたい』や『仕事を得るのと同時に営業力も身につけたい』場合に、知人や友人からの案件紹介が有効です。

ただし、知人や友人からの案件紹介は、単価交渉がしにくいといったデメリットもあります。

知人や友人からの案件紹介はトラブルこそ少ないものの、万が一仕事で大きなミスをした場合には人間関係にも影響することを念頭におきましょう。

知人や友人から案件を紹介してもらうには、「自分に任せてもらえる仕事はないか」と直接声をかけます。前職での知人や独立した友人などより多くの人に、声をかければ営業力も身につきます。

依頼先へ問い合わせる

依頼先への問い合わせは、フリーランスJavaScriptエンジニアが案件を獲得する方法の1つです。

ビジネスに注力している印象を取引先に与えれば、安定的に案件をもらえる可能性があります。そこで、依頼先へ電話やメールで問い合わせを行い、『熱心さ』や『人間性』を伝えましょう。

取引先は仕事を依頼したい一方で、これまで取引のない人に案件を任せることへの不安を抱えることもあります。

取引先の求めるレベルで作業を終わらせてくれるとも限りませんからね。

そのため、一緒に仕事をした間柄であれば、取引先は作業の正確さといった仕事ぶりがわかります。

ただし、依頼先が忙しい場合や不在時は対応できないこともあります。加えて、仕事の依頼先への連絡頻度が高すぎると、執拗な印象を与え逆効果の場合もあるのです。

取引先にとってベストな問い合わせ方は、1~2ヶ月ごとにメールで連絡をします。ただし、メールの場合は見てもらえない可能性があるため、3ヶ月に1度の頻度で電話するのがおすすめです。

依頼先へ問い合わせると、継続的に案件を任せてくれる可能性もあるため、有効な案件獲得方法になります。

フリーランスJavaScriptエンジニアにおすすめのエージェントサービス4選

前述したとおり、フリーランスJavaScriptエンジニアへの独立後、効率よくかつ希望に沿う案件を獲得するにはエージェントサービスの利用がおすすめです。

そこで、ここからはフリーランスJavaScriptエンジニアにおすすめのエージェントサービスを、4つ紹介します。

フリーランスのミカタ

フリーランスのミカタは、高単価のフルリモート案件を数多く抱えるエージェントです。

現状のスキルレベルと理想の年収を加味しつつ、あなたに適した案件を中・長期的に紹介してくれます。また、今後のキャリアに関する悩みや不安を専任のコンサルタントにいつでも相談できます。

そのため、高単価でフルリモートの案件を安定して獲得したい人には、フリーランスのミカタがおすすめです。

具体的には、次のようなJavaScripの案件があります。


出典:フリーランスのミカタ

フリーランスのミカタを活用すれば、フルリモート案件が獲得しやすくなるため、自由な働き方ができます。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、取引先企業が多く、案件が豊富なエージェントです。

公式サイトで紹介可能な案件を詳細に確認できるため、レバテックフリーランスを利用すれば自ら仕事を探せるだけでなく、単価相場も把握できます。

そのため、現状のスキルレベルで獲得できる案件や単価を確認したい人には、レバテックフリーランスの利用をおすすめします。

具体的に、レバテックフリーランスには次のようなJavaScripの案件が掲載されています。

出典:レバテックフリーランス

レバテックフリーランスを活用すると、締め日から報酬支払いまでの期間が15日と短いため、すぐに収入を手にできるメリットもあります。

PE-BANK

PE-BANKは、案件紹介の手数料を詳細に公開しているエージェントです。

報酬を受け取った回数で手数料が変わるため、PE-BANKを利用するほど手数料が安くなります。かつ取引先が1000社以上と多く、案件数も多いため、利用者のリピート率も高めです。

そのため、案件紹介の手数料を明確にしたい人には、PE-BANKの利用をおすすめします。

具体的に、PE-BANKには次のようなJavaScripの案件が掲載されています。

出典:PE-BANK

PE-BANKは、資格の受講料や書籍の購入代金を一部負担してくれるため、スキルアップをしやすい環境も整っています。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、リモート案件や週2~3日稼働といった柔軟な働き方が可能なエージェントです。

他案件との掛け持ちや起業準備など、自分の都合に合わせた働き方ができます。もちろん、週5稼働の案件も多数掲載されています。

そのため、自分のペースで仕事をしたい人には、ITプロパートナーズがおすすめです。

具体的に、ITプロパートナーズには次のようなJavaScriptの案件が掲載されています。



出典:ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、支持率No.1を獲得した実績から、多くのフリーランスエンジニアから高い評価を得ています。

まとめ

今回は、JavaScriptエンジニアがフリーランスに独立するメリット・デメリットを、平均年収や案件例を交えて解説しました。

JavaScript単体でも案件を獲得することは可能です。さらに、他の複数言語や関連スキルを身につけると活躍の場を増やせます。

加えて、JavaScriptは様々な分野で利用されているため、獲得する案件を特定の分野に絞ると専門性を身につけられます。

専門性が高まれば、高単価案件もしやすくなるのです。

ただし、独立後にフリーランスの働き方が自分に合わなければ、すぐに会社員に戻る可能性があります。そのため、フリーランスJavaScriptエンジニアへ独立する前に、基礎知識や案件獲得方法などの情報を確認しましょう。

フリーランスの活動を続けるには、事前準備が必要です。