「Go言語って将来性が高いけど、どう学べばいいかわからない」
「Go言語は、どんなことができるの」
Go言語は、将来性の高いプログラミング言語です。しかし、まだまだ導入している会社が多くないのでエンジニア不足でもあります。
年収が高い言語なので、早めに勉強・習得して自身の年収UPにつなげられる言語です。なのでGo言語の将来性に目をつけたあなたは、良い目の付け所ですね。
この記事では、Go言語の将来性を徹底解説します。
将来性が高いと言われている3つの理由や、Go言語でできること、メリット、デメリット、おすすめの学習方法も解説していますので、参考にしてください。
また、Go言語について網羅的に理解したい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→【完全網羅】Go言語とは?特徴や仕事内容、メリット、デメリット、需要、平均年収も解説
Go言語は将来性が高い
Go言語は、2018年プログラミング年収別ランキングで1位になったことから人気を集めています。
人気の理由は年収が高いというだけではなく、初心者でも簡単に習得できるのも人気の理由です。しかし、学習を独学でやろうとするのは時間もかかりコストもかかります。
近くに教えてくれる人がいないとうまくいかなかったときに投げ出して学習をやめてしまいます。なので、私は独学での学習はおすすめしていません。
上記でも書きましたが、転職でもGo言語を使えるエンジニアは貴重です。Go言語を習得するだけで年収UPできる可能性があるのですから、最短で身につけていきましょう。
Go言語の将来性の高い3つの理由
Go言語の将来性が高いと言われても理由がなければ納得しない方も多いでしょう。まずはなぜGo言語の将来性が高いのか?について解説していきます。
- 需要がある
- 単価が高い
- トレンドに表れている
上記の3つについてそれぞれ具体的にわかりやすく解説していきます。
需要がある
Go言語は大手企業も導入しており、日本企業では「メルカリ」や「Gunosy」ブログで有名な「はてな」ほかにも「クックパッド」「ぐるなび」といった今私たちの生活には欠かせないアプリにGo言語が使われています。
アメリカでは、GoogleがYouTubeの改善にこのGo言語を使用。だんだんとGo言語を使う企業が多くなり、これからも続くと言われています。
大手企業がGo言語を使っていることから、今後アプリ開発やWeb開発でGo言語ができるエンジニアは欠かせない存在になる可能性が高いと言えるでしょう。
単価が高い
上記でも書きましたが、Go言語は、2018年年収別プログラミングランキングで1位になっています。
では、2020年はどうでしょう。IT・テクノロジー人材のコミュニティ「テックストリート」の調査では、20代が9位で397万円。30代では2位で562万円となっています。30代になると、一気に年収が上がっています。
また、この調査対象20代〜50代のエンジニア5599人の中でGo言語を習得しているのは、わずか0.5%の28人程度しかいません。
大手企業が、採用しているのにエンジニアが足りないので単価が高くなるわけです。
トレンドに表れている
世界中のトレンドがわかるGoogleトレンドで、Go言語を検索しますと2018年に一気に検索数が跳ね上がってます。
そのあとはグラフが戻っていますが、今でもトレンドのグラフに現れるということは、多くの人がGo言語に関心があるというわけです。
Go言語でできる3つのこと
WEBサーバー構築
WEBサーバーの構築のプログラムは見てみると、意味がわからない英語がズラーッと何十行にもわたって書かれています。しかし、Go言語のWEBサーバー構築のプログラムはたった10行で表示できます。
Go言語にはWEBに表示させる道具箱みたいなものがあり、これを「標準ライブラリ」といいます。「標準ライブラリ」を使うことで、簡単ではありますがWEBサーバーの構築が可能です。
インターネット上でも、Go言語を使った簡単なWEBサーバーの構築の記事を調べると多くありますので、1度自分で作ってみてもいいかもしれません。
アプリケーション開発
モバイル向けのGo Mobileを使うことで、Go言語でもAndroidやiPhoneなどのアプリ開発が可能になります。
Go言語は、シンプルで高効率なプログラミング言語です。多人数でアプリを開発すると、必ずエラーが起こります。エラーが起こると、そのエラーの原因を探さないといけません。
これはエンジニアにとって辛い作業で、エラーがあったコードを1から順に1つずつみていかないといけない面倒な作業です。
Go言語はシンプルなので、そのエラーも発見しやすいと言われています。多くの企業で使われている理由がわかりますね。
また、Go言語でWebアプリを作成する方法についてさわに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→Go言語Webアプリの作成方法!効率を上げる方法やおすすめの学習方法も解説
ドローン開発
Go言語にはさまざまなフレームワークがあり、ロボットやドローンを制御できる「Gobot」があります。
フレームワークとは、ある程度部品が組み上がっているので、あとはコードを埋めるだけで簡単に動かせるものです。メリットは大幅な開発時間の短縮につながります。
また「Gobot」を応用して、IOTに使うこともできます。
Go言語でできることについてさわに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→【アプリ開発可能?!】Go言語のできることから特徴、メリット、デメリット
Go言語を学ぶメリット・デメリット
ここまでの解説で、ある程度Go言語の将来性について理解はできたのではないでしょうか。しかし、学ぶ上でもメリットを明確に理解しておく必要があります。
逆にデメリットも存在するのを理解していますか?
デメリットも3つ解説していきますので、Go言語を学ぶ上での前提知識を理解しておきましょう。
3つのメリット
- 初心者でも理解できる
- ライブラリが豊富
- 少ないコードでできる
初心者にでも理解できる
Go言語は初心者にも理解できるプログラミング言語です。シンプルな構造なので文法もわかりやすくなっています。
似ている構造はC言語やJavaが似ています。これらを習得している人ならばGo言語のさらに理解が早くなるでしょう。
ライブラリが豊富
上記では、「標準ライブラリ」について説明しました。「標準ライブラリ」とは道具箱のようなもので、インターネット上に表示させる材料は全部そろっている状態です。
ライブラリが豊富ということは例えば、「ここに新しい機能を入れたい」と思ったときに簡単に設置できるということです。1からコードを打ち込まなくていいので、時間短縮にもなりますね。
少ないコードでできる
Go言語は、少ないコードでもしっかりと機能してくれます。少ないコードはありますが、表現豊かなものもできます。
あと、少ないコードなのでエラーも発見しやすいですし、コーディングミスも起こりにくいのが大きいメリットですね。
また、Go言語のメリットについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→【徹底解明】Go言語5つのメリットと4つのデメリット!向いてる開発内容やおすすめの学習方法も
3つのデメリット
- 新しい言語なので情報量が少ない
- 例外処理ができない
- コードの継承がない
新しい言語なので情報量が少ない
Go言語は2009年に誕生した新しいプログラミング言語です。プログラマーがプログラムを書くときは、インターネットで検索したり、本を見ながらやっています。
例えば、あなたがどこかでつまずいたときに解決策をインターネットで検索しますが、情報が少ないので解決までに多く時間を奪われる可能性があります。
日本ではGo言語エンジニアは少ないので、なかなか解決できないと苦痛でしょうね。
例外処理ができない
例外処理とは、想定内のエラーが出てもプログラムを動かし続けることを言います。
Go言語には例外処理できませんが、そもそも例外処理は書かないことが理想です。例外処理を書いてしまうと、実際に例外が起きたときにどんな操作をコンピューターがしてしまうのかわからないからです。
なので、例外処理をGo言語特有のデメリットというのかはあやしいものではあります。
コードの継承がない
コードの継承はできなくてもプログラミングできます。しかし、継承をする理由はコードの重複をなくし、拡張性を下げないように行います。
つまり、プログラミングの効率をあげることを目的としています。Go言語はシンプルな構造ですし、エラーの発見が早い特徴もあります。
なので、コードの継承がないのかもしれませんね。
Go言語の勉強にオススメの方法3選
Go言語は、シンプルな構造なので初心者でも習得可能な言語です。
しかし、プログラミングを覚えたい人は普段働きながらプログラミングの勉強している人がほとんどで、ゆっくり勉強している時間はありません。
自分でゆっくり独学で勉強するのが悪いわけではありませんが、限られた時間の中で効率よく勉強していくのがスキル習得の近道です。
そこで、ここではオススメの勉強方法3選を紹介します。
また、おすすめの学習方法についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→独学で習得するあなたへ!Go言語おすすめ学習方法を紹介【学習サイト・本】
オンラインスクール
まず1番最初に思いつくのは、オンラインスクールだと思います。なかでもUdemy(ユーデミー)は、オンライン講座やチャットの質問にも対応しており、気軽に質問ができます。
月々1200円かかりますが、質問に答えてくれる人もGo言語を習得している人です。コンテンツも豊富で、例えばGo言語でWEBサーバーを作りたいのが目的なら、その目的にピンポイントなコンテンツをあるのが、Udemyの特徴とも言えます。
最短で目的を達成するためのオンラインスクールといえます。
IT勉強会
IT勉強会に参加するのも1つの方法です。わざわざその土地に行くこともなくDiscordやZoomでIT勉強会されている方も今は多いです。
なので、硬くならずに気軽に参加してみましょう。
本
最後は王道の本です。私は最初に独学はおすすめしないと言いました。しかし、それは何も知らない状態から始めるときの話です。
上記にも書いたUdemyを使って、残りのわからないところは自分で本を使って調べて解決していきます。コードを全部覚えるのではなく、基礎をある程度身につけて、あとは仕事をしながら覚えるのがプログラマーと私の知人が言っていました。
わからないときにその解決策を自分で探すのが1番成長が早いですので、地味で面倒なことですが頑張りましょう。
また、Go言語の学習本についてさわに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→Go言語が学べるおすすめ学習本・書籍6選!【基礎、実践別に紹介】
Go言語を使う仕事に転職するために必要なスキル
フレームワークスキル
プログラマーは1からプログラムを書くわけではなく、ある程度の土台が組み上がっている「フレームワーク」を使います。プログラマーは生産性も大事です。
いくつかのフレームワークを使えるようにしておくと、転職先でも困らずに仕事ができます。
また、Go言語のおすすめフレームワークについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→【最新】Go言語フレームワークおすすめ7選!選び方やメリット、デメリットも
リーダーの経験
Go言語は、大手企業のアプリにも使われるプログラミング言語です。そのため、チームを円滑に進めるためにもコミュニケーションスキルも必要ですし、チームの能力UPのための指導も必要になってきます。
リーダーの経験があると、そのスキルが養われるので単価UPを狙うのであれば転職時にアピールしていきましょう。
まとめ
- Go言語は初心者でも理解できる年収の高いプログラミング言語
- できることは多いが、Go言語は新しいので情報量が少ない
- 1から勉強はなし!基礎はオンラインスクールで学び、あとは仕事しながら覚える
Go言語は人気があります。しかし、注意してほしいのは年収が高いからで選んでしまったらいけないということです。
お金ベースで選ぶと、簡単に挫折してしまいます。お金ではなく目的ベースで選ぶと、成功しやすいと言われています。
例えば、Go言語でWEBサーバーを構築したい。Go言語でドローンを飛ばしたい。と自分がやりたいことをベースとしてプログラミング言語を習得しましょう。