この記事に訪れたあなたは、
「Go言語のフレームワークの選び方を知りたい!」
「おすすめのフレームワークを教えて!」
「Go言語のフレームワークのメリットを知りたい!」
などの疑問を持っていませんか?
Go言語のフレームワークは、アプリケーション開発やシステム開発で活用すると便利です。フレームワークは開発に必要な骨組みが決まっているため、一からコードを打ち込む必要がありません。
Go言語のフレームワークに関心がある人は、アプリケーション開発やシステム開発を効率的に行いたいと考えているでしょう。
しかし、Go言語のフレームワークは複数あり、どの種類を選べばいいのかわかりませんよね。そこで、この記事ではGo言語のフレームワークにまつわる下記の内容を項目ごとにわかりやすく解説します。
- Go言語フレームワークの選び方
- Go言語フレームワーク比較一覧表
- Webアプリやサーバーの開発向き!Go言語おすすめフレームワーク3選
- Webアプリ(マイクロサービス)の開発向き!Go言語おすすめフレームワーク2選
- その他のGo言語おすすめフレームワーク2選
- Go言語のフレームワークのメリット
- Go言語のフレームワークのデメリット
最後まで本記事を読んだ人はGo言語のフレームワークや選び方、メリットを把握できます。
さらに、将来の作業で状況に合ったフレームワークを上手く使い分けられるようになるでしょう。
そもそもGo言語とは
Go言語は、シンプルな記述かつ信頼性の高い新しいプログラミング言語です。この言語は2009年にGoogleが開発して、プログラミングの初心者から経験者まで幅広い層に対応しています。
Go言語はシンプルな記述と機能を限定していることから、初心者でも使いやすいのです。また、「静的型付け言語」と「動的型付け言語」のメリットを持っています。
この言語の特徴として「処理速度が速い」や「並列処理が可能」などがあり、Webアプリケーション開発やシステム開発に向いてます。Go言語には複数の特徴やメリットがあります。
こちらの記事では、歴史やできることについて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
→【完全網羅】Go言語とは?特徴や仕事内容、メリット、デメリット、需要、平均年収も解説
Go言語フレームワークの選び方
Go言語には「フレームワーク」という機能があります。フレームワークは、アプリケーション開発やシステム開発を行うときに必要となる骨組みのことです。この機能は、作業を効率よくすすめるために使われますよ。
フレームワークは、以下のような基準で選ぶことをおすすめします。
- アップデート頻度
- 学習のしやすさ
- 情報量の多さ
- 事例の多さ
アップデート頻度は、新たな情報が更新される回数のことです。この回数によって、新たな情報や改善などが行われているのか判断できます。
学習のしやすさは、フレームワークを学ぶための難易度のことです。初心者がフレームワークを学ぶ場合は、学習しやすいものをおすすめします。
情報量の多さは、フレームワークの特徴やメリットなどの詳細を知れるのか判断できます。仮にフレームワークの情報量が少ないと、知りたい情報が見つからないこともあります。
事例の多さは、既にフレームワークで作られているアプリやシステムのことです。実際に、作業で使われたフレームワークにどのような効果があったのか、参考になりますよ。
自分にあったフレームワークを上記の基準から見つけ出しましょう。
Go言語フレームワーク比較一覧表
Go言語に使えるフレームワークの中でも、7つのフレームワークを以下の比較一覧表にまとめています。
フレームワーク | アップデート頻度 | 学習のしやすさ | 情報量の多さ | 事例の多さ |
---|---|---|---|---|
Gin(ジン) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
echo(エコー) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Revel(レベル) | 〇 | 〇 | 〇 | ☓ |
Micro(マイクロ | 〇 | △ | ☓ | ☓ |
kit(キット) | 〇 | ☓ | ☓ | ☓ |
Beego(ビーゴ) | 〇 | 〇 | 〇 | ☓ |
Martini(マティーニ) | △ | 〇 | △ | △ |
各フレームワークを4つの選び方に分けて、評価しています。フレームワークの選択に悩んでいる人は、上記の表を参考にしてください。
Webアプリやサーバーの開発向き!Go言語おすすめフレームワーク3選
作業者は、Webアプリやサーバーの開発を行うときに適しているフレームワークを選ぶ必要があります。その理由はフレームワークによって性能が変わってくるからです。
フレームワークは作業にあったものを選ぶことで効率的に進められますよ。以下が、Webアプリやサーバーの開発に向いているおすすめフレームワーク3選になります。
上記のフレームワークは機能性が優れており、アプリケーションの開発に向いていますよ。
「Gin(ジン)」
フレームワーク | アップデート頻度 | 学習のしやすさ | 情報量の多さ | 事例の多さ |
---|---|---|---|---|
Gin(ジン) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
「Gin(ジン)」は実行速度が速く、機能性に優れています。さらに、豊富なミドルウェアや例外なできごとが起きたときにアプリケーションが動かなくならないサポートがあるのです。
このフレームワークは定期的にアップデートされており、機能が進化し続けています。「Gin」は、フレームワークに詳しくない人でも使いやすいですよ。
「echo(エコー)」
フレームワーク | アップデート頻度 | 学習のしやすさ | 情報量の多さ | 事例の多さ |
---|---|---|---|---|
echo(エコー) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
「echo(エコー)」は、拡張性が高いフレームワークです。また、「RESTAPI」向けで、RESTに従った設計のAPIを持っています。
「echo(エコー)」は、小・中規模のアプリケーション開発に適していますよ。このフレームワークは「Gin」よりも実行速度が速く、パフォーマンスに優れています。
APIはソフトウェアの機能を共有する仕組み。
「Revel(レベル)」
フレームワーク | アップデート頻度 | 学習のしやすさ | 情報量の多さ | 事例の多さ |
---|---|---|---|---|
Revel(レベル) | 〇 | 〇 | 〇 | ☓ |
「Revel(レベル)」はMVCフレームワークで、コードを打ち込むと自動的にコンパイルされます。そのため、アプリケーションの開発を効率的に進められるのです。
「Revel(レベル)」は機能性に優れており、大規模なアプリケーションの開発に向いています。大規模のアプリケーションの開発を行う人は、「Revel(レベル)」を使ってみましょう。
Webアプリ(マイクロサービス)の開発向き!Go言語おすすめフレームワーク2選
以下が、Webアプリ(マイクロサービス)の開発に向いているフレームワークです。
上記のフレームワークは作業状況によって、使い分けましょう。
また、Go言語でWebアプリを制作する方法について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→Go言語Webアプリの作成方法!効率を上げる方法やおすすめの学習方法も解説
「Micro(マイクロ)」
フレームワーク | アップデート頻度 | 学習のしやすさ | 情報量の多さ | 事例の多さ |
---|---|---|---|---|
Micro(マイクロ) | 〇 | △ | ☓ | ☓ |
「micro(マイクロ)」は、「サービス開発のパッケージ」と「高度なサービス運用の開発」の2つの要素を持っています。アップデートは定期的に行われていますが、情報量や事例が多くありません。
「micro(マイクロ)」はGo言語以外にも利用できるため、多くのミドルウェアを持っていますよ。
「kit(キット)」
フレームワーク | アップデート頻度 | 学習のしやすさ | 情報量の多さ | 事例の多さ |
---|---|---|---|---|
kit(キット) | 〇 | ☓ | ☓ | ☓ |
「kit」は「tracing」のパッケージを使うことで、障害やパフォーマンスの際にどのリクエストで出力されたログなのかわかります。このフレームワークはアップデートは定期的に行われていますが、学習しにくいです。
「kit」はフレームワークの経験者が使うことをおすすめします。
その他のGo言語おすすめフレームワーク2選
上記のフレームワーク以外にもおすすめのものがあります。
Beego(ビーゴ)は、初心者でも使いやすいフレームワークです。それでは、どのような特徴があるのか、解説します。
「Beego(ビーゴ)」
フレームワーク | アップデート頻度 | 学習のしやすさ | 情報量の多さ | 事例の多さ |
---|---|---|---|---|
Beego(ビーゴ) | 〇 | 〇 | 〇 | ☓ |
Beego(ビーゴ)は処理速度が速く、メンテナスがしやすいです。また、公式のドキュメントも充実しています。
このフレームワークは、「アプリケーション」・「API」の開発やエンドサービスに向いていますよ。Beego(ビーゴ)は、フレームワークの初心者におすすめします。
「Martini(マティーニ)」
フレームワーク | アップデート頻度 | 学習のしやすさ | 情報量の多さ | 事例の多さ |
---|---|---|---|---|
Martini(マティーニ) | △ | 〇 | △ | △ |
Martini(マティーニ)は、Webアプリケーションサービス向けのフレームワークです。また、モジュール式でミドルウェアが充実しています。
ドキュメントに関しては日本語もあるため、使いやすいです。Martini(マティーニ)は学習しやすいですが、他のフレームワークと比べるとアップデート頻度が少なくなっています。
Go言語のフレームワークのメリット
Go言語のフレームワークは作業で使用すると、4つのメリットがあります。以下が4つのメリットです。
- 作業効率が向上する
- コードの統一性を保つ
- セキュリティ対策ができる
- ミスやバグを防げる
フレームワークは、作業を効率的に進めるために欠かせないものです。
作業効率が向上する
フレームワークの1つ目は、作業効率が向上することです。フレームワークは開発に必要な骨組みを作っており、一からコードを打つ必要がありません。
開発でフレームワークを使うと、効率的に作業が進められますよ。また、複数のフレームワークを使い分ければ、作業時間を減らせます。
コードの統一性を保つ
フレームワークの2つ目のメリットは、コードの統一性を保てることです。複数のエンジニアが同じ作業する場合にフレームワークがあれば、コードが統一できます。
例えば、エンジニアによってコードが違うことを防げるのです。コードが統一することで読みやすく、保守性が高くなりますよ。
セキュリティ対策ができる
フレームワークの3つ目のメリットは、セキュリティ対策ができることです。これは必要な骨組みが作られているため、脆弱性が改善されているのです。
フレームワークは日々進化しているため、新たな問題にも対応してくれます。セキュリティ面で不安を感じている人は、フレームワークを使ってみましょう。
ミスやバグを防げる
Gフレームワークの4つ目のメリットは、ミスやバグが防げることです。フレームワークは開発用の骨組みが決まっているため、一からコードを打つ必要がありません。
作業者はアプリケーションの開発する場合、コードにミスやバグが発生する可能性があります。プログラミングの初心者は、フレームワークを使いミスやバグを防ぎましょう。
また、Go言語のメリットについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて見てくださいね。
→【徹底解明】Go言語5つのメリットと4つのデメリット!向いてる開発内容やおすすめの学習方法も
Go言語のフレームワークのデメリット
Go言語のフレームワークは作業を効率的に進められます。しかし、フレームワークを使うことでデメリットになることもありますよ。
以下がフレームワークのデメリットになります。
- フレームワークの知識が求められる
- プログラミング言語への理解度や効率が低下する
フレームワークは作業効率が向上できる一方、プログラミンへの理解度が低くなるリスクもありますよ。
フレームワークの知識が求められる
フレームワークの1つ目のデメリットは、専門の知識が求められることです。フレームワークを使う場合は、専門知識を身につけていないと上手く活用できません。
そのため、フレームワークを学習する時間の確保が必要です。フレームワークは複数あるため、自分が使用するものを最初に学習しましょう。
プログラミング言語への理解度や効率が低下する
フレームワークの2つ目のデメリットは、プログラミング言語への理解度や効率が低下することです。フレームワークは骨組みができているため、アプリケーション開発の作業がしやすくなっています。
また、コードを打ち込む作業が少なく、ミスやバグを防げられるのです。しかし、Go言語への理解度が低くなる可能性があります。
Go言語を理解していない場合、フレームワークが無いと作業できなくなるリスクがあるのです。さらに、慣れていないフレームワークを使うことで作業効率が下がってしまいます。
プログラミングの初心者は、Go言語とフレームワークの両方の理解度を高めることをおすすめしますよ。
まとめ
Go言語のフレームワークの選び方やメリット、おすすめのものを解説しました。フレームワークは、作業効率を向上させる便利なソフトウェアです。
- Go言語のフレームワークは、アプリケーション開発に向いている
- Go言語のフレームワークは、複数人で作業するときに使うとよい
作業を効率的に進めたい人は、フレームワークを使ってみましょう。フレームワークを上手く使えるようになると、時間や労力を抑えられますよ。Go言語の経験が浅くても、複数のアプリケーション開発が可能になります。